(有)長浜将軍(福岡市早良区東入部2-10-6、設立1980年3月、資本金300万円、門田政廣社長)と、関連の(有)モンキチフーズ(同、設立2001年4月、資本金300万円、同社長)は3月31日までに事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。
ラーメン「長浜将軍」福岡県内で4店舗を運営
出典:長浜将軍
長浜将軍は、1975年3月にとんこつラーメン店と定食屋の運営を目的に創業、1980年3月に法人改組。
1988年8月には、(有)越後屋から現商号へ変更。「長浜将軍」の屋号で、福岡市、那珂川市内をはじめ4店舗のとんこつラーメン店を運営するほか、インターネット販売で「長浜将軍生ラーメン」や「博多一口餃子」などを販売し、2002年8月期は年売上高約3億6,000万円を計上した。
しかし、同業他社との競合などで集客が落ち込み2019年8月期の年売上高は約2億1,900万円にダウン。近時は新型コロナウイルスの影響で売り上げが急激に落ち込み、事業継続の目処も立たないことから今回の事態となった。
モンキチフーズは、独自開発した麺(健康志向の生ラーメン)をはじめ、出汁、たれなどの製造を担当。長浜将軍の各店舗へ提供するほか、県外のラーメン店をはじめ、高速道路のサービスエリア運営業者などにも販売していた。しかし、長浜将軍に連鎖し、今回の措置となった。
負債は現在精査中。
なお、福岡市内では新型コロナウイルス関連倒産は初めて。福岡県内ではうきは市の温泉旅館「原鶴温泉咸生閣」が3月31日自己破産の申請をしたばかり。
【合わせて読みたい】
世界恐慌の懸念も、新型コロナウイルス関連倒産の多業種まとめ(3月30日更新)
大阪国際交流センターホテルを再委託で運営の関西スターリゾートが破産
シティーヒル、衣服小売「マジェスティックレゴン」新型コロナ関連倒産
影響長期化、新型コロナウイルス関連倒産の多業種まとめ(3月16日更新)
雑貨店「aideco」経営の愛織が倒産、暖冬・新型コロナウイルスの影響