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シティーヒル、衣服小売「マジェスティックレゴン」新型コロナ関連倒産

投稿日 : 2020.03.16

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(株)シティーヒル(大阪市中央区博労町4-5-9、設立1988年6月1日、資本金5000万円)は本日3月16日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請。負債総額50億円。「マジェスティックレゴン」など全国及び中国などに100店舗以上を運営したが、暖冬や新型コロナウイルスの影響で来店客が減少した。

出典:マジェスティックレゴン


同社は、1986年(昭和61年)4月創業、88年(昭和63年)6月に法人改組。創業当初はニット製品の卸売業を手掛けていたが、95年2月に婦人服小売店を開設して以降はレディース用ヤングカジュアル衣料品の企画・製造・小売を手掛け、一部バッグや靴、コスメ、アクセサリーなど小物も扱っていた。

ブランドは一定の知名度を有する「MAJESTIC LEGON(マジェスティックレゴン)」(ターゲット層:18歳~25歳)を主体に、「le. coeur blanc(ル・クール・ブラン)」などのブランドを展開し、直営107店舗・FC30店舗、ECサイト35店舗(2019年2月時点)を展開していた。

出典:シティーヒル

従業員数は763名。

関西、関東を主体に北海道から沖縄まで日本全国に展開。主要都市や一部地方都市の商業施設やショッピングモールに出店していた。

また、近年は現地法人を設立し中国を中心に台湾や香港・マカオに合わせて40店舗ほど、MAJESTIC LEGONのブランドで海外展開もしていた。

2018年11月より低身長の男性向けブランド「WADMYC!(ワドミック)」の展開もスタートさせるなど顧客層を拡大させるとともに販売チャネルも店頭小売に加え、ECサイトの活用などで業容を拡大し、ピークの2016年2月期の売上高は143億9736万円をあげていた。

2019年2月期は、テレビドラマ「帰ってきた家売るオンナ」で女優の北川景子さんが「マジェスティックレゴン」を着用し、知名度が向上した。

しかし、その後は同業他社との競争激化や入居している商業施設の集客力低下により不採算店舗が増加、地震や台風などの天災で一部店舗が運営できない事態も生じたことで、2019年2月期の年売上高は約137億2800万円にまでダウン。この間、店舗や不採算ブランドのスクラップアンドビルドを進めたことで3期連続当期純損失を計上していた。

さらに20億円を超える金融債務を抱え、在庫負担も重かったことで財務面も不安定な状態が続いていた。このため、2019年7月には金融機関にリスケを要請していたが、財務デューデリジェンスで9億円を超える債務超過に転落した。

その後も不採算店舗の閉鎖を続けたことで減収となっていたが、暖冬に加えて新型コロナウイルスの影響で、外国人、日本人ともに来店客が2月以降減少。手形の決済資金を確保できず、今回の措置となった。

負債は申請時点で債権者約250名に対して約50億円。帝国データバンク東京商工リサーチが相次ぎ報じた。

出典:シティーヒル

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