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志学アカデミー自己破産、新型コロナウイルスで予定模試中止

投稿日 : 2020.03.04

富山県

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新型コロナウイルスの影響による倒産が様々な業界で広がり始めた。富山県内の地場大手学習塾の一つ(株)志学アカデミー(資本金1000万円、富山市一番町3-20、従業員25名)は、2月29日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。

出典:志学アカデミー

 

同社は、1975年(昭和50年)12月創業、76年(昭和51年)4月に法人改組した学習塾運営会社。小・中学生および高校生を対象とする総合学習塾「志学アカデミー」を富山・石川両県内で展開。

小学校高学年から中学生向けの集団授業を行うほか、講師1人が生徒2人を指導する個別指導塾、映像配信システムを用いた授業を行うフランチャイズ形式の大学受験予備校も展開。安定した合格実績を背景に富山県内では地場大手学習塾の一つとして認知され、2003年3月期は年収入高約3億8000万円を計上した。

しかし、その後は少子化の影響に加え、全国展開する大手学習塾の進出もあって生徒数が伸び悩み、教室を順次閉鎖。近年は、富山本校1教室のほか、個別指導塾7教室、大学受験予備校2教室での事業展開となっていた。

また、アルバイト講師の確保にも苦戦し労務費が嵩むなど収益も低調に推移。過年度の本校不動産取得や教室展開に伴う金融債務が重荷となり、金融機関に担保提供していた代表者所有不動産を売却するなどで立て直しを図っていた。

出典:志学アカデミー

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2020年3月以降に予定していたテスト・模試の中止を余儀なくされるなど資金状況は改善せず、事業継続は困難と判断。今回の事態となった。

負債は現在精査中だが、推定で3億円という。

政府のスポーツ文化イベント等の自粛要請を受けて、各種催事や学習塾・音楽教室などの中止・休講が相次いでおり、今後さらに同分野での倒産が拡大する恐れがある。また、フリーランスで講師などとして働く人の所得にも重大な影響が出る見込みで政府による支援の必要も指摘されている。

受験関係のホテル利用の需要は1−3月期にかけて大きいことから、こうした利用にも影響を与える見込み。

帝国データバンクが報じた。

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