（出典：メトロエンジン株式会社）
メトロエンジン株式会社は国内宿泊施設向けにダイナミックプライシングサービスを提供しており、全国のホテル価格について独自のデータを保有している。今回、全国的な宿泊価格の急騰を受け、GWを除いた2023年5月度のビジネスホテル・シティホテルの平均宿泊料金を全国10都市ごとに算出したところ、最も高い金額となったのは観光客人気の高い京都、次いで東京という結果となった。
新型コロナウイルスの流行以降、宿泊業界は深刻な打撃を受けたものの、近い数ヶ月間で宿泊需要の回復傾向にある。経済産業省の発表によると宿泊業は2019年12月に比べ、足下で13％高い水準にまで回復した。これは、新型コロナウイルス感染症のステージが5類に移行し、ビジネス出張の機会が増えると同時に、インバウンド旅行客の増加により、以前と同様のホテル滞在費用ではホテルの予約が困難になり、料金の引き上げが図られているためと考えられる。しかしながら、曜日や予約のタイミングによる料金の変動が大きく、料金改定についての参考データが不足しているというのが現状だ。
そこでメトロエンジンでは、本平均宿泊料金の公開に伴い、ビジネス目的で利用されることの多いホテル（ビジネスホテルおよびシティホテル）の平均価格から、首都圏と地方で出張規定の参考価格を算出した。以下の通り、首都圏・近畿主要エリアで「10,000〜15,000円」、福岡・広島では、「9,000〜12,000円」、札幌・仙台・名古屋であれば、「8,000〜10,000円」、それ以外の地方エリアでは、「7,000〜9,000円」が出張における宿泊費の基準と言える。
（出典：メトロエンジン株式会社）
また、旅行需要の回復を受けて全国的に宿泊料金が上昇傾向にある。特に、都市部ではビジネス・シティホテルにおいて客室単価が大幅に上昇しており、東京では前年比で66％増、他主要都市部でも平均宿泊価格が前年比で33％増となっている。具体的には、横浜では平均9,717円と、10,000円に近い水準まで価格が上昇している。他の都市でも、大幅に価格が上昇してはいないが、コロナ前の水準に戻りつつある。
（出典：メトロエンジン株式会社）
このような市場状況を受け、メトロエンジンでは宿泊業界の調査・分析作業の効率化に貢献すべく、レベニューマネジメントツールのために収集した様々なビッグデータを市場調査ツール『メトロエンジン リサーチプラン』として提供している。これにより、予約サイトを巡回し、各種資料から手入力をする、蓄積されたデータをエクセルに落とし込むといった膨大な手作業が不要となり、市場調査における物理的な限界を解消することが可能となる。
（出典：メトロエンジン リサーチプラン）
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Email: sales@metroengines.jp
TEL: 03−6822−3919
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