バラエティケータリングサービス「Rico(リコ)」を提供する(株)松田商事(栃木県小山市萩島197、設立2006年8月、資本金300万円、代表 松田 繁氏)は、4月3日に事業を停止、破産申請を弁護士に一任した。新型コロナ関連倒産。
コロナで飲食の接待や通夜振る舞いなどの自粛が直撃
出典:Rico
同社は、2006年8月設立のケータリングサービス業者。
バラエティケータリングサービスRico(リコ)の名称で、イベント、パーティー向けに創作料理、寿司などのケータリングサービスを提供。このほか記念式典、祝賀会の会場設営にも携わっていた。
営業エリアは栃木県小山市・栃木市・佐野市から茨城県古河市・結城市・境方面。
しかし、近年は記念式典やイベント、パーティーの減少などから経営は悪化していた。葬儀向けケータリングの需要確保で持ちこたえてきたが、2019年8月期は売上高1億9,000万円に対し最終赤字3,000万円に陥っていた。
今期は新たな顧客獲得による状況打開を模索していたが、新型コロナウイルス感染拡大により、飲食の接待や葬儀後の会食を自粛するケースが増加。売上が大幅に減少し、事業存続は不可能と判断、今回の事態となった。
負債は約1億8,500万円。
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