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宿泊市場動向

  • 沖縄の宿泊税2%、実勢単価にいくら乗るか — 市町村別に1人1泊の税額を試算

    沖縄県

    投稿 : 2026.07.30

    2027年2月1日、沖縄県で宿泊税の徴収が始まる。定率2%・1人1泊あたり上限2,000円という設計は、都道府県単位では初めての定率制だ。本部町・恩納村・北谷町・宮古島市・石垣市・名護市の6市町村は独自の市町村税を併課し、県税0.8%+市町村税1.2%という内訳になる。では、この2%は沖縄の実勢単価に対して実際いくら乗るのか。メトロエンジンリサーチの推定成約ADRを1人1泊ベースに換算し、市町村別...

  • 令和8年熊本地震|2016年の回復曲線を物差しに — 九州7県の発災時ベースライン

    熊本県

    投稿 : 2026.07.30

    2026年7月28日16時27分、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1(暫定値)の地震が発生し、熊本県宇城市と氷川町で震度7を観測した。被災された方々に心よりお見舞い申し上げる。本稿を執筆している7月29日時点で救助活動と被害把握が進行中であり、被害の全容は判明していない。 本稿は、この災害を「予測」する記事ではない。九州に物件を持つ運営者・投資家が今後数か月にわたって需要動向を追いかけ...

  • 外国人宿泊-13.4%でも旅館・リゾート稼働は上昇 内需が支える構造転換

    投稿 : 2026.07.29

    観光庁が2026年7月に公表した宿泊旅行統計調査(2026年5月・第1次速報)は、一見すると弱含みの数字が並ぶ。外国人延べ宿泊者数は1,382万人泊と前年同月比13.4%減、全体の客室稼働率も60.6%(前年同月比-1.1ポイント)にとどまった。しかし業態別に分解すると、まったく異なる景色が浮かび上がる。旅館とリゾートホテルの稼働が前年を明確に上回り、代わりに都市型のビジネス・シティホテルが前年を...

  • 宿泊料はどこまで上がったか — CPIで見る2026年の価格転嫁力

    ホテルの一泊はここ数年で確かに高くなった――多くの旅行者がそう実感している。では「どこまで」上がったのか。総務省統計局の消費者物価指数(CPI、2020年=100)で宿泊料の推移をたどると、2026年5月時点で172.3、すなわち2020年比+72.3%に達している。総合CPI(+13.5%)の5倍を超える上昇幅であり、外食(+17.4%)や交通(+8.8%)と比べても突出している。本稿では宿泊料...

  • 秋の予約リードタイム逆転|連休はリゾート先行・平日は都市型が先に埋まる

    投稿 : 2026.07.27

    「予約が何日前に埋まるか(リードタイム)」は施設のタイプで決まる——そう考えられがちだが、実際の予約データを室ベースで追うと、リードタイムは「曜日 × 業態」の掛け算で逆転することがわかる。連休や週末はリゾート・旅館などのレジャー施設が先行して埋まり、平日はビジネスホテル・シティホテルなどの都市型施設が先に確定する。本稿では、9〜11月の秋シーズンを見据え、主要6エリア(東京・大阪・京都・北海道・...

  • 日本人の国内宿泊はどこへ動いたか|2025確定値で読む地方分散と夏需要

    投稿 : 2026.07.25

    円安によって海外旅行の割高感が続くなか、日本人の旅行需要は国内へと向かいやすい環境にある。しかし「国内志向の追い風は地方に均等に効いているのか」という問いに、統計はもう少し複雑な答えを返す。本稿では観光庁「宿泊旅行統計調査」の確定値(2025年)と直近の速報値(2026年5月まで)をもとに、日本人の延べ宿泊者数を三大都市圏と地方に分解し、追い風がどの地域に選択的に効いているかを都道府県別に読み解く...

  • 簡易宿所29.6%が映す低価格帯の成長余地|2025年確定値と供給構造

    投稿 : 2026.07.24

    観光庁が2026年7月に公表した「宿泊旅行統計調査」2025年年間確定値では、全国の客室稼働率が61.6%となり、業態別に明確な序列が浮かび上がった。ビジネスホテル75.3%、シティホテル74.1%が牽引する一方、簡易宿所は29.6%と最も低い水準にとどまる。本稿では、この簡易宿所・ゲストハウス層の29.6%という数字を「弱さ」ではなく「成長余地」として捉え直し、供給構造と反転の芽を定量的に読み解...

  • 福島県の宿泊市場2026 — 会津・裏磐梯・いわき・郡山、4層構造で読む秋のADR階層と伸びしろ

    福島県

    投稿 : 2026.07.22

    福島県の宿泊市場は、単一の「福島県平均」で語ると本質を見誤る。会津の温泉旅館、裏磐梯のリゾート、いわき・郡山のビジネス需要、そして県都・福島市——それぞれが異なる価格帯と季節性を持つ、明確な階層構造をなしているからだ。本稿では県内を4つのエリア層に分解し、メトロエンジンリサーチの月次ADRデータをもとに、紅葉シーズン(9〜11月)を軸とした秋のADR階層と各層の伸びしろを定量的に読み解く。

  • 2026年の稼働率『前年割れ』は本物か──統計の層化基準変更が生む断層の読み方

    投稿 : 2026.07.18

    2026年に入り、観光庁「宿泊旅行統計調査」の客室稼働率は1月から5月まで、すべての月で前年同月を下回った。インバウンドが力強く伸びるなかでの「全月マイナス」は、一見すると需要の後退を思わせる。しかし2026年1月分から、標本設計の層化基準が「従業者数ベース」から「客室数ベース」へと変更されており、前年同月比は厳密には連続しない。本稿では、この統計上の断層がどこで生じるのかを平易に整理し、額面どお...

  • 東京・8月上旬週末の需要集中を8業態別に読む|予約消化曲線とOCC

    東京都

    投稿 : 2026.07.15

    お盆入りを控えた8月上旬の東京は、平日と週末で需要の集まり方が大きく変わる。とりわけ8月8日(土)を含む週末は、レジャー・帰省・イベントが重なり、都心の宿泊在庫が一気に動く期間だ。本稿では、東京都内で稼働が確認できる約1,300施設の予約消化データをもとに、8業態それぞれの稼働率(OCC)と予約消化曲線を並べ、「どの業態が、どの速度で埋まっているのか」を構造的に読み解く。調査時点は2026年7月1...