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宿泊市場動向

  • OTA掲載在庫率の中央値は33%、シティホテルは19% — 5,451施設で測る「完売」の意味

    OTAの残室がゼロでも、その宿が満室とは限らない。残室の推移から「完売」を読む記事が増えるほど、前提として確かめておきたいのが、その施設がそもそもOTAに客室の何割を出しているかである。メトロエンジンリサーチでは施設ごとに「観測期間中にOTAで確認できた最大の販売可能室数 ÷ 総客室数」を掲載在庫率として算出している。本稿では東京・大阪・京都・北海道・沖縄・福岡・長野の7都道府県、ビジネス/シティ...

  • 2026年の国内旅行者は日本人・外国人とも減少|1〜8月の延べ宿泊者数−5.0%と通年見通し

    指定なし

    投稿 : 2026.10.17

    観光庁が2026年9月30日に公表した宿泊旅行統計調査(2026年7月・第2次速報、8月・第1次速報)を積み上げると、2026年1〜8月の国内延べ宿泊者数は4億1,340万人泊となり、前年同期比で−5.0%だった。日本人が3億420万人泊(−3.6%)、外国人が1億920万人泊(−8.7%)と、日本人の国内宿泊と訪日外国人の宿泊という二つの柱がそろって前年を下回っている。2025年は外国人延べ宿泊...

  • 九州ふっこう応援割 鹿児島は開始日に在庫7.0倍減、福岡は1.5倍 — 7県のいつまで・受付状況と11月の残室

    九州ふっこう応援割は、7県のうち最後に残っていた鹿児島県が2026年10月14日(水)に始まり、福岡県も大手予約サイトでの受付が10月1日(木)から10月8日(木)にかけて順次そろった。遅れて始まった2県の在庫はどう動いたのか。メトロエンジンリサーチの観測データで数えると、鹿児島県では開始日の1日で10月17日〜11月15日宿泊分の掲載在庫が12,252室泊減り、直前5日の1日平均の7.0倍に達し...

  • Average Cost of a Double Room in Japan Business Hotels 2026|全国16,067円・東京21,058円、47都道府県と主要6都市の区別ベンチマーク

    英語圏の検索で増えている「average cost of a double room in Japan business hotels 2026」という問いに、国内のデータで直答する。ホテルバンク編集部が集計した2026年10月宿泊分の掲載価格では、ビジネスホテルの2名1室料金は全国16,067円(対象7,666施設)、東京都21,058円(959施設)だった。ただし都道府県の値は県内の市区町村を...

  • 宿泊旅行統計調査とは|観光庁の宿泊統計の読み方 — 稼働率61.6%・簡易宿所29.6%、速報と確定の差【2025年】

    指定なし

    投稿 : 2026.10.13

    観光庁が毎月公表する「宿泊旅行統計調査」は、延べ宿泊者数と客室稼働率を全国・都道府県別・業態別に示す唯一の公的統計であり、宿泊施設には調査票が届き、投資家やアナリストには市場の基準値として使われている。2025年の年間値(確定値)は2026年7月6日に公表され、延べ宿泊者数は6億6,111万人泊(前年比+0.3%)、客室稼働率は全体61.6%、ビジネスホテル75.3%・旅館38.2%・簡易宿所29...

  • 過去のホテル料金はどこで調べる?5つのデータ源の遡れる期間・粒度・費用を比較【2026年9月確認】

    指定なし

    投稿 : 2026.10.06

    過去のホテル料金を調べるなら、当たるべきデータ源は5つある。①総務省「消費者物価指数(CPI)」の品目「宿泊料」、②日本銀行「企業向けサービス価格指数(SPPI)」の品目「宿泊サービス」、③観光庁「宿泊旅行統計調査」、④OTA等・メタサーチの価格推移表示、⑤メトロエンジンリサーチの掲載価格・推定成約ADRの実測記事群である。ただし、この5つは「遡れる期間」「粒度(月次か日次か、全国か都市か)」「料...

  • 過去のホテル料金を調べる手順 — e-Statの引き方と月次ADRの読み方、金沢市24か月の実例

    石川県

    投稿 : 2026.10.04

    「このエリアの去年の料金はいくらだったか」「検討中の物件の商圏は、2年前と比べて単価が上がっているのか」。過去のホテル料金を調べたいとき、最初に押さえておくべき結論は2つある。1つ目は、料金そのものを長期に遡れる公的統計は存在しないこと。観光庁の宿泊旅行統計調査は2007年分から遡れる最も長い宿泊統計だが、公表されるのは客室稼働率・定員稼働率・宿泊者数で、単価は含まれない。2つ目は、料金の月次推移...

  • 過去のホテル料金の検証手順|東京ビジネスホテル2025年9月は前年比+9.4%、4つの公表値で突き合わせ

    東京都

    投稿 : 2026.10.02

    過去のホテル料金を遡って調べる必要が出るのは、アンダーライティングで前提ADRの妥当性を確かめるとき、コンプスを組むとき、そして自社の料金推移を市場と突き合わせるときだ。ところが「2025年9月の東京のビジネスホテルはいくらで売れていたか」という問いに、単独で答えられる公表資料は存在しない。本稿では、観光庁統計・総務省CPI・上場ホテルREITの月次開示・OTA掲載価格の月次集計という4つの公表値...

  • REIT公表8月、大阪は稼働93.5%でADR−29.8%・沖縄は−9.9% — エリア差を推定成約ADRで読む

    ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)が9月下旬に公表した2026年8月の月次運営実績を地域別に見ると、大阪のホテル群は客室稼働率93.5%(前年差−0.5pt)を保ちながら、ADRが前年比−29.8%の¥19,186まで下がっていた。沖縄もADR¥47,112で前年比−9.9%、RevPARは−14.0%と、単価の落ち込みが目立つ。当社の推定成約ADR(確定値)で大阪府を見ると向きは同じで...

  • 過去のホテル料金を調べる方法|CPI宿泊料は1998年、都道府県別は2019年7月から遡れる — 観光庁宿泊統計の読み方

    指定なし

    投稿 : 2026.09.30

    過去のホテル料金を調べる方法は、目的によって使う資料が分かれる。全国の宿泊料金が「どれだけ上がったか」を長期で知りたいなら総務省の消費者物価指数(CPI)「宿泊料」が1970年1月から月次でたどれる。一方、都道府県別に「何円だったか」を知りたい場合、公的統計には該当する系列がない。観光庁の宿泊旅行統計調査は稼働率と宿泊者数の統計であり、料金は調査項目に含まれていないためだ。本稿では、公的統計2本と...