眠っていたデータから新たな付加価値を
調査
2025年から2026年にかけて、ビジネスホテルから中級リゾートまで、朝食料金の改定(値上げ)を発表するホテルが急増している。1食あたり2,000〜3,000円帯から3,000〜4,000円帯への移行が主流で、食材費・人件費・光熱費の高騰が背景にある。本記事では、価格改定を実施した代表14施設について、改定前後の口コミ満足度(朝食カテゴリ)を時系列で検証し、「価格転嫁に成功したホテル」と「満足度が...
投資・開発
ホテル業界のESG取組みは、宿泊客の評価軸では「環境配慮による満足度の向上」「ブランドイメージ」として論じられることが多い。しかし投資家の視点では、その経済価値の本丸は別の場所にある。調達金利、Cap Rate、賃料、そして物件の市場流動性。本記事ではジャパン・ホテル・リート投資法人(8985、以下JHR)を起点に、他REITおよび独立系ホテルとの定量比較を通じてESG経済価値を投資家目線で検証す...
広島県
熊本県
北海道
2026年6月時点、日本の半導体国家プロジェクトは3つの主要拠点で同時並行している。熊本のTSMC第2工場(建設一時停止中)、北海道千歳のラピダスIIM-1パイロットライン(稼働済)、東広島のマイクロン新棟HBM増設(2026年5月着工)である。本記事では、メトロエンジンリサーチが追跡するうち稼働が確認できる約27,000施設のうち、3拠点周辺10km圏のホテルADR推移・新規供給状況・推定稼働率...
東京都
季節・イベント
2025年3月18日・19日、東京ドームで開催された「MLB東京シリーズ2025(ドジャース vs カブス)」は、大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希を擁するドジャースの来日とあって、訪日アメリカ人客の集中需要を生み出した。本記事では、メトロエンジンリサーチの東京ドーム半径2km圏ホテル(後楽園・水道橋・春日エリア、計16施設)のOTA公開価格データから、MLB特需の規模を定量化し、2026年同日(イベ...
京都府
宿泊市場動向
原材料費・人件費の高騰を背景に、ホテル朝食の値上げが2025年から2026年にかけて加速している。本稿はその「値上げ後」を実勢検証する。WebSearchで集約した8軒の値上げ事例について、施行月の前後6ヶ月における朝食カテゴリの口コミスコア推移を追跡。一般外食CPIとの比較、ペアード朝食プレミアム分析、価格転嫁に成功している高評価ホテルtop30の特徴を、メトロエンジンリサーチが集計した宿泊者口...
業界トレンド
SNS動画コンテンツが旅行者の意思決定に与える影響は、もはや「補助的な情報源」の域を超えている。Z世代の60%が旅行プラン決定にSNSを利用し、多くの旅行者がSNS投稿に影響を受けて旅行計画を立てる時代において、ホテル業界はインフルエンサーマーケティングを「広告費」ではなく「予約獲得チャネル」として再定義する必要がある。本記事では、フォロワー規模別のROI実態、マイクロインフルエンサーが費用対効果...
東京都中央区築地五・六丁目の約19万㎡の都有地で2024年4月、三井不動産を代表企業とする11社連合が東京都の事業予定者に選定された。総事業費約9,000億円、総延床面積約126万㎡、最高210mの超高層棟を含む9棟構成という戦後最大級の都心ウォーターフロント再開発である。2025年8月22日に基本計画が策定され、ホテルは「VIP級ホテル(浜離宮恩賜庭園ビュー)」と「MICE併設ホテル」の2棟体制...
大阪府
観光庁は2026年3月、2025年通年の宿泊旅行統計(速報値)を公表し、全国の客室稼働率は61.8%、延べ宿泊者数は6億5,348万人泊(前年比-0.8%)となった。この速報値は2026年6月30日に「確定値」として再公表される見込みである。本稿では、過去5年間(2020〜2024年)の速報→確定の修正幅履歴を体系的に整理し、2025年確定値の予測レンジを提示する。あわせて、2026年1〜5月の主...
環境省が2024年に明らかにした「全34国立公園で民間活用による魅力向上事業を実施し、国立公園制度100周年を迎える2031年度までに世界水準のナショナルパーク化を達成する」という方針は、ホテル投資・開発業界に対して新たな立地カテゴリを提示している。本記事では、ガイドライン1.0(令和6年10月版)と宿舎事業認可制度の運用変化を時系列で整理した上で、全34公園における既存供給ギャップ・想定ADRレ...
2026年初春、ドル円相場は再び160円台を視野に入れた。出国日本人数は伸びているものの、コロナ前2019年比ではいまだ7割台にとどまる。一方、国内主要6都市の宿泊価格(ADR)は2026年7-8月で前年同月比+10%〜+28%という大幅な上昇を示している。本稿では、海外旅行コストが実質2倍化した円安環境下で、出国に向かわなかった日本人需要が「どこに」「どれだけ」流入しているか、ADRの弾性から定...