眠っていたデータから新たな付加価値を
北海道
レベニューマネジメント
季節・イベント
2026年10月の三連休(10月10日土曜・11日日曜・12日月曜=スポーツの日)について、北海道のシティホテル・ビジネスホテルの予約進捗を宿泊日45日前から追跡した。直近観測(2026年9月14日時点)の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は、シティが10月10日88.3%に対し祝日当日の10月12日は69.6%、ビジネスは10月10日84.5%に対し10月12日は61.2%。同じ連休の中で18....
東京都
大阪府
京都府
投資・開発
長期滞在型の宿泊需要が、単発のプラン提供から専用ブランドの開発へと移りつつある。2026年だけで、三菱地所「WAYPOINT」の築地1号、オリックス・ホテルマネジメントの新ブランド「CROSS Suites」浅草、アスコットジャパンの「オークウッド大井町トラックス東京」が相次いで開業した。本稿では、国内で稼働している長期滞在型ブランドを4つの系統に整理し、各社が公表している展開計画と、メトロエンジ...
指定なし
業界トレンド
賃上げの議論は、これまで「単価をいくら上げれば人件費を吸収できるか」という分子の話に集中してきた。だが労働生産性の式には分母がある。従業者1人が何室を受け持てるか、という運営設計の側だ。本稿では財務省「法人企業統計調査」と総務省・経済産業省「経済センサス」、そしてメトロエンジンリサーチが把握する全国の客室ストックを突き合わせ、宿泊業の生産性を分母側から数値化する。
長期滞在型ホテルは、いまや単一の業態ではない。住戸型のアパートメントホテル、外資系のサービスアパートメント、キッチンと洗濯機を客室に備える滞在特化型ホテル、そして月単位課金を前提とするマンスリー/ウィークリー型――同じ「長期滞在」の看板の下に、客室の作り方も価格帯も供給エリアもまったく異なる4つの型が並存している。本稿では、メトロエンジンリサーチが把握する範囲でブランド名から長期滞在型と識別できた...
石川県
路地の奥にある京町家を買う。取得価格は表通りの同規模物件より明らかに安い。だがその差額は「割安」なのか、それとも建替えという出口が閉じている分の値引きなのか。判定の軸は建築基準法第43条、すなわち接道義務である。 京都市が2025年に公表した令和6年度京町家状況調査によれば、市内に残存する京町家34,580軒のうち、幅員4m未満の道に接するものが14,708軒(42.5%)、道路ではない避難通路・...
愛知県
エリア・施設分析
愛知県のビジネスホテルの推定稼働率(OTA掲載在庫ベース)を、宿泊日当日の観測値で曜日別に平均すると、2026年6〜8月の3ヶ月で木曜86.7%に対し日曜72.2%、その差は14.5ptだった。さらに日曜13日を1日ずつ分解すると、翌日が平日の「通常の日曜」は平均69.1%まで下がる一方、翌月曜が祝日だった7月19日は93.3%と週内最高値を記録している。日曜が弱いのではなく、日曜に泊まる理由が用...
ホテル・旅館の買収で、意向表明から実際に自分の名義で客を迎えるまでに何日かかるか。この問いの答えは、価格でもデューデリジェンスの厚さでもなく、どのスキームで買うかでほぼ決まる。買い方は大きく3つある。運営会社の株式を買う、事業を丸ごと譲り受ける、不動産だけを買って自分か別のオペレーターが営業する。この3つで旅館業の営業許可の扱いが変わり、クロージング日と営業停止日数、そして初年度のNOIが変わる。...
長野県
新潟県
群馬県
福島県
山間・離島・温泉地の用地を検討していると、事業性の議論に入る前に潰れる案件がある。上水道が来ていないケースだ。給水区域の外にある土地では、いくら地価が安く景観が良くても、まず「水をどこから引くか」を決めないと客室数も工期も決まらない。そして水源の選択は、水道法という別の規制の入口でもある。本稿は、上水道が来ていない用地で何を建てるのかという水源の選択を、制度・地理・コストの三層で整理する。
岡山県
栃木県
神奈川県
ホテル用地の事業計画では、用途地域・容積率・高さといった「量」の規制は早い段階で織り込まれる。一方で、外壁の色・屋根の形・看板の照明といった「意匠」の規制は、基本設計が固まったあとの意匠審査で顕在化しやすく、外装費の見積りに乗ってくるのが遅い。景観法に基づく景観計画区域と景観地区は、この意匠側を正面から規律する制度である。本稿では、両者の拘束力の違いを制度として整理したうえで、京都市東山区・金沢市...
ホテルの保有ランニングコストを積み上げるとき、固定資産税は「土地」と「家屋」の2本で捉えられがちだ。しかし地方税法上の固定資産は3つある。土地・家屋・償却資産である(地方税法第341条第1号)。客室家具、ベッド、寝具、業務用厨房機器、ランドリー機器、屋外の受変電設備、看板、外構舗装——ホテルはこの第3の課税客体の塊であり、家屋の固定資産税とは別に毎年コストが乗る。しかも償却資産だけは、所有者が毎年...