眠っていたデータから新たな付加価値を
石川県
エリア・施設分析
レベニューマネジメント
石川県のシティホテルとビジネスホテルで、2026年上期の推定成約ADRの動きが正反対に振れた。確定月同士(2026年1〜7月 vs 2025年同月)で比べると、シティホテルは期間加重平均で約1万2,000円(前年約1万1,600円、+3.6%)と前年を上回った一方、ビジネスホテルは約7,500円(前年約7,600円、−1.3%)と前年をわずかに下回った。しかも両者の差は3月以降おおむね拡大し、7月...
和歌山県
季節・イベント
和歌山県のお盆4日間(8月13日〜16日)の在庫進捗を、宿泊日の45日前から直近までの観測で点検すると、世間が想定する「8月14日・15日ピーク」とは異なる形が出ている。リゾートホテル(N=34施設・2,223室)の推定OCCは、8月13日(木)が45日前73.1%→30日前79.0%→直近94.9%と最も強く、完売施設率は64.7%に達する。一方で土曜にあたる8月15日は45日前62.8%→30...
島根県
11月の平均価格が8月を上回る都道府県は、山陰・山陽ではほぼ島根県だけである。旧暦10月に全国の神々が出雲へ集うとされる「神在月(かみありづき)」は、日本で唯一、晩秋に全国規模の宗教的集客を生む観光資源だ。2026年の神在月は11月9日(月)から12月8日(火)まで。うち出雲大社の神事が集中するのは11月18日(水)から11月25日(水)の8日間である。 本稿では、メトロエンジンリサーチの価格デー...
熊本県
インバウンド
災害が起きた宿泊市場では、日本人需要と訪日需要のどちらが先に戻るのか。この問いに、令和6年能登半島地震から2年半が経った石川県のデータと、10年前に同じ問いを経験した熊本県のデータが、正反対の答えを出している。石川県では訪日需要が発災2か月で先行回復し、日本人需要は3年目に入ってなお全国平均に届いていない。ところが2016年の熊本県では、日本人需要が発災1か月で戻り、訪日需要は12か月かかった。本...
福岡県
鹿児島県
大分県
佐賀県
長崎県
2026年のお盆ピーク(8月13日チェックイン)まで残り1週間となった8月上旬時点で、九州6県のOTA公開在庫はどこまで消化されているのか。福岡・熊本・大分・長崎・佐賀・鹿児島の1,544施設について、施設ごとの残室数を室ベースで積み上げて集計したところ、OTAに出された枠に対する消化率は福岡県73.0%に対し鹿児島県41.3%と、31.7ポイントの開きが確認できた。7月28日の令和8年熊本地震か...
大分県の2026年9月12日(土)宿泊分は、宿泊日の45日前時点で推定OCC(OTA掲載在庫ベース)が旅館61.6%、リゾートホテル78.5%。同じ県内・同じ宿泊日でありながら、業態間には16.9ptの水準差がある。ただしこの差をそのまま「最終稼働の差」と読むと判断を誤る。すでに宿泊日を通過した2026年7月の土曜4日を追うと、旅館は45日前から3日前までに推定OCCを中央値+19.1pt積み上げ...
調査
チェックイン時に手渡される一杯。原価はコーヒー1杯なら数十円、生ビールでも百円台という、館内サービスのなかでも最も小さな投資単位のひとつだ。にもかかわらず、宿泊者の口コミにはこの「到着時の一杯」が驚くほど頻繁に登場する。ホテルバンク編集部は、宿泊者口コミをNLP解析して付与した細分タグのうち、ウェルカムドリンク・ウェルカム菓子など到着時のサービスに言及した口コミを、47都道府県すべてについて1県ず...
大阪府
東京都
投資・開発
2026年7月30〜31日の金融政策決定会合で、日本銀行は政策金利(無担保コール翌日物レートの誘導目標)を1.00%程度に据え置いた。1.00%という水準そのものは6月15〜16日の会合で0.75%から引き上げられたもので、賛成7・反対1の採決だった。金利のある世界が定着した今、ホテルの開発・取得は「いくらのADRが取れれば成立するのか」という問いに、あらためて数字で答える段階に入っている。本稿で...
業界トレンド
2027年の国内ホテル市場は、どこへ向かうのか。「インバウンドが好調」「人手不足が深刻」といった一般論は語り尽くされてきましたが、本記事では業界メディアとしての一般論に頼らず、メトロエンジンリサーチが継続して集計している宿泊価格データ、日本政府観光局(JNTO)の訪日外客統計、観光庁の宿泊旅行統計調査、そして建築計画ベースの供給パイプラインという4つの実データから、2027年に向けた論点を数字で検...
富山県
富山県の全業態200施設(約12,900室)を対象に宿泊45日前からの在庫消化を追ったところ、越中八尾おわら風の盆の開催3日間である2026年9月1日(火)・2日(水)・3日(木)の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は、2026年8月2日時点の観測で84.7%・86.6%・83.6%(3日平均85.0%)に達していた。同じ時期の平常土曜3日(8/29・9/5・9/12)の平均69.4%を15.6p...