眠っていたデータから新たな付加価値を
指定なし
投資・開発
日本のホテル資産は、この10年で明らかに値上がりした。上場ホテルREIT7社が保有する298物件・52,009室の取得価格を単純合計すると1兆7,952億円、1室あたり3,452万円になる。ところが同じ数字をドルで置き直すと、絵はまったく違って見える。本稿は、地域でもREIT個社でもなく「通貨」を主語にして、日本のホテル投資を再計算する試みである。 既刊との線引きを先に述べておく。当メディアではこ...
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エリア・施設分析
国土交通省が2026年2月20日に公表した「訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2025年速報値)」によると、2025年に日本の港湾へ寄港したクルーズ船は3,117回に達した。これはコロナ前のピークだった2018年の2,930回を上回る、過去最多の水準である。港湾別の第1位は博多港と横浜港がともに209回、第3位は那覇港205回、第4位は長崎港198回、第5位は神戸港142回。では、これら...
香川県
レベニューマネジメント
季節・イベント
スポーツの日(10月12日・月曜)を含む2026年10月10〜12日の3連休について、香川県の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)を業態別に追うと、同じ連休でも「いつ埋まるか」が業態でまったく違う。旅館(N=29施設・1,308室)は連休初日10月10日(土)の推定OCCが宿泊日45日前の時点で89.5%に達し、直近(18日前)でも89.8%と上積みはわずか+0.3pt。一方ビジネスホテル(N=43...
業界トレンド
2026年度の地域別最低賃金は、47都道府県すべてで引き上げられ、答申ベースの全国加重平均は1,177円(前年比+56円)となった。発効は10月1日から12月2日にかけて順次進む。客室清掃は宿泊事業のなかで最も人時(マンアワー)を積み上げる工程であり、この改定は1室あたりのコスト構造に直接効いてくる。本稿では、地域別最低賃金と1室あたり清掃所要時間を組み合わせ、47都道府県それぞれの「1室あたり清...
東京都
大阪府
京都府
客層・セグメント分析
「長期滞在型ホテル」という呼び方は、実際には課金構造も客室仕様も想定需要もまったく異なる三つの業態をひとまとめにしている。プロジェクト要員の長期派遣先を探す法人手配担当、中長期滞在の受け皿を検討する運営者、そしてアパートメントホテルの開発可否を判断する投資家にとって、この区別があいまいなままでは比較の土俵が成立しない。本稿では国内で展開する長期滞在型ホテルのブランドを①サービスアパートメント型 ②...
休眠している旅館を再生しようとすると、最初に行き当たるのは価格交渉ではなく「この宿の土地と建物は、いま誰の名義で、何筆あるのか」という確認作業である。2026年2月2日、法務局で所有不動産記録証明制度の運用が始まった。特定の人(または法人)が所有権の登記名義人になっている不動産を、登記官が全国分まとめて一覧にし、証明書として交付する制度で、手数料は書面請求で検索条件1件あたり1,600円である。本...
山梨県
取材
山梨県で16年間にわたり営業してきた宿「Hotorinite(ホトリニテ)」が、宿としての名称に一区切りをつけ、森の薬草園「波波迦(ははか)」へと形を変える。植物や森の恵みに触れる体験を軸に、「人と森をつなげる場所」としての展開を目指す。 長年続けてきた宿から、なぜ森の薬草園へと移行するのか。16年間の宿運営で得た経験を今後どのように生かしていくのか。店主の高村直喜氏に、その背景と今後の構想を聞い...
ライフスタイル
山梨県笛吹市芦川町の古民家宿「るうふ 坂之家」は、1日1組限定の一棟貸しの宿だ。宿泊料は公式サイトの公表で4名1泊素泊まり利用時、1人あたり12,760円〜(税込)。定員は2名から6名までで、囲炉裏を囲む夕食や昭和歌謡のレコード鑑賞など、「昭和ノスタルジー」を軸にした滞在ができる。本記事では、料金の目安・定員・アクセス・予約方法を、公式サイトで確認できる公表情報だけで整理する(2026年9月時点)...
旅館に長く泊まりたい——そう考えたとき、答えは大きく3つある。連泊プランを持つ旅館を選ぶ、湯治プランのある温泉宿を選ぶ、そして素泊まりに切り替えて食事を外で調達する、この3通りだ。ホテルの長期滞在と違って「マンスリープラン」のような定型商品は少ないが、旅館にはもともと湯治という長期滞在の文化があり、探し方さえ分かれば1週間、1ヶ月の滞在は十分に組める。 費用の目安として、ホテルバンク編集部が集計し...
「亀の井ホテル」は、旧「かんぽの宿」を引き継いだ温泉ホテルブランドである。2026年9月時点で公式サイトに掲載されている施設は24都府県39軒、合計2,952室。本稿では、ブランド転換の経緯を公式発表・報道で年表化したうえで、39施設を都道府県別・客室規模別・立地類型別に集計し、自社データベースの掲載価格・推定成約単価・宿泊者口コミからブランドの価格帯ポジションを描き出す。