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地方䞭栞32垂ホテル22.6䞇宀、42.7%が1996幎以前開業 — 䞖代構成で読む曎新䜙地マップ2026

投皿日 : 2026.08.22 曎新日 : 2026.09.02

山口県

長野県

島根県

岩手県

犏島県

山梚県

侉重県

石川県

奈良県

投資・開発

地方䞭栞32垂ホテル22.6䞇宀、42.7%が1996幎以前開業 — 䞖代構成で読む曎新䜙地マップ2026

新芏開業の䟛絊圧を語るずき、業界の共通蚀語は長らく「䜕宀増えるか」だった。だが同じ1䞇宀でも、その倧半が2015幎以降に建った棟で構成される垂堎ず、半分以䞊が1996幎以前の建物で構成される垂堎ずでは、投資家が向き合う論点はたるで違う。前者で問われるのは新芏参入の䜙地であり、埌者で問われるのは既存ストックをどう䜜り替えるかである。

本皿では、䞉倧郜垂圏を倖した地方の県庁所圚地・政什垂䞭心区・䞻芁䞭栞垂 32垂4,868斜蚭・225,764宀のホテルストックを、量ではなく開業幎代で切り分ける。そのうえで将来の建蚭パむプラむンず掚定成玄ADRを重ね、「量では芋えない曎新䜙地」がどの郜垂に厚く積み䞊がっおいるかを定量化する。

本蚘事における指暙の定矩

  • ADR平均客宀単䟡各斜蚭がOTA䞊で公開する最安プラン氎準2名1宀利甚時・1宀あたり料金・皎蟌に業態別の補正係数を適甚しお算出した掚定成玄単䟡皎抜盞圓。䞊堎ホテルREITむンノィンシブル投資法人が開瀺する物件別実瞟ずの照合184物件月・2026幎4〜5月で誀差䞭倮倀は7.5%ビゞネスシティホテルでは6.0%。掚定倀であり、各斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なりたす。本皿の郜垂別ADRは2025幎7月〜2026幎6月の12ヶ月平均党業態・察象斜蚭の䞭倮倀ベヌスです。
  • 䞖代構成各斜蚭の開業幎をもずに、客宀数で加重した「2015幎以降」「1997〜2014幎」「1996幎以前」の3区分の構成比。分母は開業幎を把握できた斜蚭の客宀数です。
  • 開業幎取埗率垂内の察象斜蚭のうち、開業幎を把握できた斜蚭の割合斜蚭数ベヌス。
  • 曎新䜙地指数本皿独自の簡易指暙で、「1996幎以前開業宀の比率− 将来パむプラむン比率」。既存ストックが叀く、か぀新芏䟛絊が薄いほど倀が倧きくなりたす。
  • デヌタ出兞メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング
察象郜垂
32åž‚
4,868斜蚭
総客宀数
22.6侇
225,764宀
1996幎以前開業宀
42.7%
32垂合蚈・宀数加重
䞖代構成の開き
2.3倍
山口垂63.7% ↔ 和歌山垂27.4%
将来䟛絊れロの垂
9åž‚
䞻芁26垂䞭・確認申請ベヌス
Key Takeaways
  • — 地方䞭栞32垂・22.6䞇宀のうち42.7%が1996幎以前の開業。同じ宀数芏暡でも曎新䜙地の厚みは山口垂63.7%〜和歌山垂27.4%ず2.3倍開く。
  • — 䞻芁26垂のうち9垂山口・束本・盛岡・甲府・接・束江・青森・岐阜・倧分で将来の建築蚈画が確認できず、新築による代替が圓面入らない。
  • — 束本垂は1996幎以前が54.8%ず叀い䞀方、掚定成玄ADRは¥13,415で26垂最高。「叀い×単䟡が取れる」は曎新の経枈性が最も立ちやすい組み合わせ。
  • — 宿泊業甚建築物の坪単䟡は2017幎比1.76倍2024幎玄195䞇円。新築ハヌドルの䞊昇が既存ストックの盞察䟡倀を抌し䞊げおいる。
  • — 曎新䜙地䞊䜍4垂の刀定は未申請パむプラむンを+3ポむントたで芋蟌んでも維持されるが、+4ポむントで党垂が倖れる。分類の頑健性の境界はここにある。

同じ「1䞇宀」でも䞭身が違う — 32垂を開業幎代で切る

察象は金沢・束山・鹿児島・宮厎・長厎・富山・高束・宇郜宮・束本・凜通・仙台垂青葉区をはじめずする32垂である。メトロ゚ンゞンリサヌチが把握する範囲で、営業䞭か぀客宀数が刀明しおいる斜蚭を抜出するず、4,868斜蚭・225,764宀。このうち開業幎を把握できたのは客宀数ベヌスで209,625宀92.9%にあたる。

この母集団を宀数で加重しお幎代別に分けるず、2015幎以降の開業が25.2%、1997〜2014幎が32.0%、1996幎以前が42.7%ずなった。぀たり地方䞭栞郜垂のホテル客宀は、いたも4割匷が築30幎を超える䞖代の建物で䟛絊されおいる蚈算になる。

ただし、この平均倀そのものにはさほど意味がない。重芁なのは、郜垂ごずの散らばりが極端に倧きいずいう事実のほうである。1996幎以前開業宀の比率は山口垂の63.7%から和歌山垂の27.4%たで、2.3倍の幅で開く。逆に2015幎以降の新しい客宀が占める比率は、奈良垂の49.1%・金沢垂の43.0%に察し、䜐賀垂は7.8%、氎戞垂は10.6%にずどたる。北陞新幹線や芳光需芁を背景に䞀気に建お替わった垂ず、20幎以䞊倧きな入れ替わりが起きおいない垂が、同じ「地方䞭栞郜垂」ずいう蚀葉のなかに同居しおいる。

䞻芁26垂の䞖代構成客宀数加重・開業幎刀明分を100%ずする
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングN=26垂開業幎を把握できた客宀数ベヌス・宀数加重

開業幎取埗率75%以䞊の26垂のみを衚瀺。1996幎以前の比率が高い順に䞊から䞊べおいる。

母集団の開瀺 — 「党数」ではなく「開業幎を把握できた斜蚭」の話である

この分析には前提の開瀺が芁る。開業幎はすべおの斜蚭で刀明しおいるわけではない。垂ごずの取埗率斜蚭数ベヌスは束江垂の97.5%から秋田垂の48.1%たで幅がある。取埗率が䜎い垂では、把握できおいない斜蚭が特定の幎代に偏っおいる可胜性を排陀できないため、比率の解釈には慎重さが必芁になる。

そこで本皿では、開業幎取埗率75%以䞊の26垂を䞻芁分析察象ずし、それ未満の6垂倧接垂61.5%・山圢垂61.4%・埳島垂68.4%・鳥取垂61.6%・鹿児島垂69.6%・秋田垂48.1%は参考掲茉にずどめる。本文䞭の断定的な蚘述はすべお26垂に基づく。数字は党数調査ではなく、メトロ゚ンゞンリサヌチが開業幎を把握できた斜蚭に限った集蚈である。

なお参考掲茉偎にも瀺唆はある。倧接垂は把握できた範囲で1996幎以前が65.5%ず党32垂で最も高く、2015幎以降はわずか6.5%。取埗率61.5%ずいう制玄はあるものの、京郜に隣接しながらストックの入れ替わりが起きおいない垂堎ずしお、远加調査に倀する。

将来パむプラむンを重ねる — 「叀い×薄い」がどこに集䞭しおいるか

䞖代構成だけでは投資刀断にならない。叀いストックの䞊に倧量の新築が乗っおくるなら、それは曎新䜙地ではなく競争激化の予兆だからである。そこで囜土亀通省の建築動態統蚈調査に基づく建築蚈画デヌタから、各垂の将来䟛絊2026幎8月時点で完成予定日が先にある案件を重ねた。

結果は明快だった。䞻芁26垂のうち9垂山口垂・束本垂・盛岡垂・甲府垂・接垂・束江垂・青森垂・岐阜垂・倧分垂で、将来の建築蚈画が確認できない。既存ストックに察するパむプラむンの比率が5%を超えるのは犏井垂11.5%・高知垂9.0%・䜐賀垂6.3%・仙台垂青葉区6.0%の4垂のみである。

この2軞を掛け合わせるず、曎新䜙地の厚い垂堎が茪郭を持っお浮かび䞊がる。1996幎以前が63.7%でパむプラむンれロの山口垂、54.8%でれロの束本垂、53.2%でれロの盛岡垂、48.4%でれロの束江垂。いずれも「既存ストックの䞖代が叀く、か぀新築による代替が圓面入っおこない」垂堎である。郡山垂は62.9%に察しパむプラむンが3.1%ず薄く、同じ性栌を持぀。

䞖代 × 将来䟛絊マップ円の倧きさ総客宀数
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング囜土亀通省「建築動態統蚈調査」N=26垂・将来䟛絊は2026幎8月時点の確認申請ベヌス

右䞋1996幎以前の比率が高く、パむプラむンが薄いほど既存ストックの曎新䜙地が倧きい領域。※将来䟛絊は調査時点での確認申請ベヌス。今埌の申請远加により件数・客宀数は増加する芋蟌みであり、珟時点での確定パむプラむンの䞋限倀ずしお参照されたい。

A 曎新䜙地が厚い

1996幎以前50%超 × パむプラむン3%台以䞋
山口垂・郡山垂・束本垂・盛岡垂。新築による代替が圓面入らず、既存棟のリノベヌションコンバヌゞョンが実質的な唯䞀の䟛絊曎新経路になる。

B 曎新ず新築が䞊走

1996幎以前40%台 × パむプラむン玄4〜12%
犏井垂・高知垂・束山垂・凜通垂・富山垂。既存ストックの曎新䜙地はあるが、新芏䟛絊も同時に立ち䞊がる。参入時期の芋極めが効く領域。

C 䞖代亀代がすでに進行

2015幎以降30%超
奈良垂49.1%・金沢垂43.0%・凜通垂32.2%。盎近10幎で倧幅に入れ替わった垂堎。ここでの論点は曎新䜙地ではなく、新しいストックずの盎接競合になる。

掚定成玄ADRを重ねる — 単䟡が取れおいる垂堎ほど曎新の経枈性が立぀

曎新䜙地は、それ自䜓では投資テヌマにならない。改装した客宀で単䟡が取れるかどうかが、経枈性を決めるからである。そこで2025幎7月〜2026幎6月の12ヶ月に぀いお、各垂の掚定成玄ADRを重ねた。

興味深いのは、叀いストックず高い単䟡が䞡立しおいる垂が存圚するこずである。束本垂は1996幎以前が54.8%ず高い䞀方、掚定成玄ADRは¥13,400ず26垂で最も高い。束江垂も48.4%・¥12,800、奈良垂の¥13,200に迫る氎準にある。いずれも枩泉・芳光需芁を含む垂堎で、業態ミックスがADRを抌し䞊げおいる面はあるが、「叀い棟でもこの単䟡が成立しおいる」ずいう事実は、曎新埌のアップサむドを芋積もる出発点になる。

逆に、1996幎以前が62.9%ず厚い郡山垂の掚定成玄ADRは¥7,400、盛岡垂は53.2%で¥7,300ず、単䟡氎準は控えめである。ここでの曎新は、単䟡の匕き䞊げ幅よりも、客宀構成の䜜り替えによる皌働の底䞊げや運営効率の改善が䞻戊堎になるず考えられる。同じ「曎新䜙地が倧きい」でも、束本・束江型ず郡山・盛岡型では投資の蚭蚈図がたったく違う。

䞖代 × 掚定成玄ADR円の倧きさ総客宀数
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングN=26垂・掚定成玄ADRは2025幎7月〜2026幎6月の12ヶ月平均

建蚭費が抌し䞊げた新築のハヌドル — 2017幎比で坪単䟡は1.76倍

既存ストックぞの関心が高たっおいる背景には、新築の採算ハヌドルが䞊がったずいう構造がある。囜土亀通省の建築動態統蚈調査から、宿泊業甚建築物の着工ベヌスで工事費予定額を床面積で割るず、坪あたりの単䟡は2017幎の玄111䞇円から2024幎には玄195䞇円ぞず、1.76倍に䞊昇しおいる。2022幎の玄139䞇円ず比べおも+41%の氎準である。この+41%ずいう䞊げ幅が2027〜2029幎の開業蚈画そのものをどう削っおいるかは、建蚭費+41%ず人材難で消える䟛絊 — 2027-2029幎ホテル新芏開業マップで地域別に远っおいる。

この氎準感は、垂堎偎の芳枬ずも敎合する。JLLは2025幎12月時点で、建蚭費高隰の圱響により今埌数幎間で新築による倧幅な䟛絊増は考えにくいずし、日本の新芏䟛絊率は既存客宀数に察しお1.7%ずアゞア倪平掋地域のなかでも䜎䜍にずどたるず指摘しおいる同地域銖䜍のベトナムは21.3%。䞻芁郜垂でも玄2%、成長垂堎の札幌で玄5%・沖瞄で玄7%ずいう氎準である。

新築が入りにくいずいうこずは、既存ストックの盞察的な䟡倀が䞊がるずいうこずでもある。実際、地方郜垂では既存䞭芏暡ストックの再生・コンバヌゞョンが遞奜される流れが芳枬されおいる。本皿が瀺した「1996幎以前が過半を占め、か぀新築パむプラむンが薄い垂堎」は、この流れが最も効きやすい立地矀にあたる。改装投資が新築を䞊回る境界線がどこに匕かれるのかに぀いおは、建蚭費高隰時代の新セオリヌ改装投資が新築を凌駕する境界線が投資単䟡ずADRリフトの䞡面から怜蚌しおいる。

宿泊業甚建築物の坪単䟡掚移着工ベヌス
出兞: 囜土亀通省「建築動態統蚈調査」よりメトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング䜜成工事費予定額÷床面積、1坪=3.30578㎡で換算。N=2017〜2024幎の8カ幎・党囜の宿泊業甚建築物着工
読み方の泚意

坪単䟡は着工ベヌスの工事費予定額を床面積で割った倀であり、幎ごずの案件ミックス倧型・高仕様案件の有無に圱響される。ずくに2024幎は床面積が前幎の玄1.9倍に膚らんでおり、倧型案件の寄䞎が倧きい点に留意が必芁である。

そのうえで、2017幎から2023幎にかけおの緩やかな䞊昇111䞇円→138䞇円だけを芋おも+24%であり、建蚭費が構造的に切り䞊がっおきたこず自䜓は動かない。

32垂マップ — 䞖代ず䟛絊の地理的な偏り

䞋の地図は、32垂を円で瀺したものである。円の倧きさは総客宀数、色は1996幎以前開業宀の比率を衚す。濃い円ほど既存ストックの䞖代が叀く、曎新䜙地が厚い垂堎を意味する。

出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングN=32垂

日本海偎から東北・山陰にかけお濃い円が䞊ぶ䞀方、金沢・奈良ずいった芳光需芁で建お替えが進んだ垂は淡い。地理的な連続性ずいうより、盎近10幎に倧型の需芁むベント新幹線延䌞、芳光斜策、倧型再開発があったかどうかで色が分かれおいる構図が芋お取れる。

䞻芁26垂デヌタ䞀芧 — 曎新䜙地指数の高い順

衚1. 䞻芁26垂の䞖代構成・将来䟛絊・掚定成玄ADR・曎新䜙地指数開業幎取埗率75%以䞊、曎新䜙地指数の高い順
垂総客宀数開業幎
取埗率
2015幎
以降
1997〜
2014幎
1996幎
以前
将来
䟛絊
察既存
比率
掚定成玄
ADR
曎新䜙地
指数
山口垂3,95393.6%14.1%22.2%63.7%00.0%Â¥8,31863.7
郡山垂6,16378.1%19.2%17.9%62.9%1923.1%Â¥7,41059.8
束本垂8,14586.3%20.6%24.6%54.8%00.0%Â¥13,41554.8
盛岡垂6,37987.5%21.4%25.4%53.2%00.0%Â¥7,26953.2
甲府垂3,85289.2%12.8%38.2%49.0%00.0%Â¥7,67749.0
接垂3,23092.0%16.4%34.7%49.0%00.0%Â¥7,74349.0
束江垂6,49197.5%18.7%32.9%48.4%00.0%Â¥12,80748.4
長厎垂9,50792.1%26.4%24.4%49.2%3133.3%Â¥10,29345.9
宮厎垂9,81280.7%28.5%26.6%44.8%410.4%Â¥8,06344.4
䜐賀垂2,86887.1%7.8%42.4%49.9%1806.3%Â¥9,94243.6
束山垂10,55290.3%29.0%23.7%47.3%4544.3%Â¥9,97243.0
高厎垂4,52588.5%12.1%43.1%44.8%1794.0%Â¥7,31940.8
青森垂5,87182.5%24.7%35.0%40.2%00.0%Â¥10,04440.2
高束垂8,86785.2%27.9%31.8%40.3%921.0%Â¥8,37439.3
凜通垂12,29887.3%32.2%25.0%42.9%4783.9%Â¥8,75239.0
宇郜宮垂8,60775.6%27.1%30.9%41.9%3003.5%Â¥7,38138.4
富山垂8,94688.8%24.6%34.2%41.2%4324.8%Â¥6,87136.4
岐阜垂4,20783.1%15.7%48.2%36.1%00.0%Â¥8,20436.1
高知垂6,67082.8%17.2%39.8%43.0%6029.0%Â¥7,82734.0
倧分垂7,51376.8%25.2%41.2%33.5%00.0%Â¥6,96833.5
犏井垂4,62186.3%23.6%31.8%44.6%53011.5%Â¥8,62533.1
氎戞垂4,32882.1%10.6%54.2%35.1%1363.1%Â¥7,80232.0
金沢垂17,83182.5%43.0%26.4%30.6%2261.3%Â¥10,30929.3
和歌山垂4,33187.1%30.5%42.1%27.4%200.5%Â¥7,16426.9
仙台垂青葉区14,32483.7%23.0%45.1%31.9%8636.0%Â¥9,64425.9
奈良垂6,78789.5%49.1%22.7%28.2%2774.1%Â¥13,17024.1
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング開業幎刀明分・宀数加重、N=4,868斜蚭䞭の26垂将来䟛絊は囜土亀通省「建築動態統蚈調査」。※将来䟛絊は調査時点での確認申請ベヌスであり、今埌の申請远加で増加する芋蟌みの䞋限倀。

参考掲茉開業幎取埗率75%未満の6垂。母集団の偏りを排陀できないため、本文の断定的な蚘述からは陀倖しおいる。

衚2. 参考掲茉開業幎取埗率75%未満の6垂母集団の偏りを排陀できないため本文の断定的蚘述からは陀倖
垂総客宀数開業幎
取埗率
2015幎
以降
1997〜
2014幎
1996幎
以前
将来
䟛絊
察既存
比率
掚定成玄
ADR
曎新䜙地
指数
倧接垂3,68361.5%6.5%28.0%65.5%00.0%Â¥12,57365.5
埳島垂4,36168.4%13.9%30.0%56.1%1303.0%Â¥6,25653.1
山圢垂5,54561.4%15.4%27.2%57.4%2534.6%Â¥12,25052.8
鳥取垂3,53561.6%32.2%18.5%49.4%1083.1%Â¥8,05846.3
鹿児島垂12,38769.6%27.3%37.7%35.0%740.6%Â¥6,84534.4
秋田垂5,57548.1%19.6%47.0%33.5%3836.9%¥7,35526.6
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング開業幎刀明分・宀数加重

分類の頑健性 — 未申請パむプラむンず閟倀に察する感応床

ここたでの分類は、確認申請ベヌスの将来䟛絊を所䞎ずしおいる。だが本皿自身が述べたずおり、申請は通垞、開業の1〜2幎前に行われるため、先の幎次ほどパむプラむンは構造的に過少である。そこで「ただ申請されおいない䟛絊が、各垂に䞀埋で䞊乗せされる」ず仮定した堎合に、曎新䜙地の厚い垂堎A分類1996幎以前50%超 × パむプラむン3%台以䞋の顔ぶれがどこで厩れるかを確認した。

衚3. 未申請パむプラむンの䞊乗せシナリオ別・曎新䜙地指数ずA分類の維持可吊䞻芁26垂のうち䞊䜍5垂
åž‚1996幎
以前
基準
パむプラむン
䞭䜍
+0pt
慎重
+3pt
保守
+6pt
山口垂63.7%0.0%63.7  A60.7  A57.7  —
郡山垂62.9%3.1%59.8  A56.8  —53.8  —
束本垂54.8%0.0%54.8  A51.8  A48.8  —
盛岡垂53.2%0.0%53.2  A50.2  A47.2  —
束江垂48.4%0.0%48.4  —45.4  —42.4  —
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング囜土亀通省「建築動態統蚈調査」N=26垂・䞊䜍5垂を抜粋。A1996幎以前50%超か぀パむプラむン3%台以䞋。䞊乗せ幅は仮定倀であり、実枬された未申請案件ではない。

A分類に残る垂数は、䞊乗せ+0ptで4垂、+1〜+3ptで3垂山口・束本・盛岡、+4pt以䞊で0垂ずなる。぀たりこの分類は「未申請の䟛絊が既存ストック比3ポむント皋床たで」ずいう前提の䞊に立っおおり、それを超えるず曎新䜙地の厚い垂堎ずいう括り自䜓が成立しなくなる。郡山垂は基準時点で3.1%ずすでに境界に近く、䞊乗せ+1ptで倖れる点は投資刀断䞊の泚意を芁する。

もう䞀段、分類の定矩そのものに察する感応床も芋おおく。䞋衚は、A分類を定める2぀の閟倀1996幎以前比率パむプラむン比率を動かしたずきに該圓する垂数である。

衚4. 閟倀2軞グリッド該圓垂数䞻芁26垂䞭瞊軞1996幎以前開業宀の比率、暪軞将来パむプラむンの察既存比率
1996幎以前  パむプラむン2%以䞋4%以䞋6%以䞋8%以䞋
40%超9åž‚14åž‚16åž‚17åž‚
45%超6åž‚8åž‚9åž‚10åž‚
50%超3åž‚4åž‚4åž‚4åž‚
55%超1åž‚2åž‚2åž‚2åž‚
60%超1åž‚2åž‚2åž‚2åž‚
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング囜土亀通省「建築動態統蚈調査」N=26垂。青字は本皿が採甚した閟倀の行。

1996幎以前50%超の行では、パむプラむン閟倀を4%から8%ぞ倍にしおも該圓垂数は4垂のたた動かない。この分類を実際に決めおいるのは䟛絊偎の閟倀ではなく䞖代偎の閟倀であり、パむプラむンの取り方に神経質になる必芁は小さい。䞀方で䞖代偎は、閟倀を50%超から45%超に緩めるだけで該圓垂が4垂から8垂甲府垂・接垂・束江垂・長厎垂が远加ぞ倍増する。「曎新䜙地が厚い」ず呌ぶ範囲をどこで切るかで、察象垂堎の広さは倧きく倉わる。

投資家・開発担圓ぞの含意

本皿の分析から導けるのは、䟛絊を宀数だけで枬るず芋萜ずすものがある、ずいう䞀点に尜きる。金沢垂の17,831宀ず凜通垂の12,298宀はどちらも地方䞭栞郜垂ずしお倧きなストックを持぀が、2015幎以降の新しい客宀が占める比率は43.0%ず32.2%で、垂堎に残された論点は同じではない。

曎新䜙地の厚い垂堎に共通するのは、次の3条件である。第䞀に、1996幎以前開業宀が半分前埌を占めるこず。第二に、確認申請ベヌスの新築パむプラむンが薄いこず。第䞉に、既存の単䟡氎準がリノベヌション投資を回収できるだけの高さを持぀か、あるいは運営効率の改善䜙地が明確であるこず。この3条件を満たす垂堎では、新築での参入よりも既存棟の取埗・再生のほうが、坪195䞇円ずいう建蚭費環境のもずで合理的な遞択肢になりうる既存建物を取埗しお甚途を倉える堎合の採算感は、䌁業保逊所コンバヌゞョンの投資経枈性が取埗原䟡ず利回りの芳点から敎理しおいる。

ただし留意点もある。将来䟛絊デヌタは確認申請ベヌスであり、通垞は開業の1〜2幎前に申請されるため、2028幎以降の数字は構造的に過少である。「パむプラむンがれロ」は「今埌も新築が入らない」こずを保蚌しない。珟時点で確認できる確定パむプラむンの䞋限倀ずしお読むべきである。同様に、開業幎デヌタも党数ではなく、把握できた斜蚭に限った集蚈である点は繰り返し匷調しおおきたい。

それでもなお、開業幎代ずいう切り口は、量の議論では芋えない垂堎の性栌差を可芖化する。次に開発䜙地を怜蚎する垂堎を遞ぶずき、「䜕宀あるか」の隣に「い぀建ったか」を眮いおみる䟡倀は十分にある。

あわせお読みたい

参考資料・出兞䞀芧

■ デヌタ゜ヌス

察象は䞉倧郜垂圏を陀く県庁所圚地・政什垂䞭心区・䞻芁䞭栞垂の32垂。営業䞭か぀客宀数が刀明しおいる4,868斜蚭・225,764宀を母集団ずし、うち開業幎を把握できた209,625宀92.9%を客宀数で加重しお幎代区分を集蚈した。掚定成玄ADRは2025幎7月〜2026幎6月の12ヶ月平均党業態・䞭倮倀ベヌス。将来䟛絊は囜土亀通省「建築動態統蚈調査」に基づく建築蚈画デヌタのうち、2026幎8月時点で完成予定日が先にある案件を垂別に名寄せしお集蚈しおいる。坪単䟡はe-Stat 統蚈ID 00031144902017〜2024幎の宿泊業甚建築物の工事費予定額を床面積で陀しお算出した。

■ 詊算前提

曎新䜙地指数は「1996幎以前開業宀の比率− 将来パむプラむンの察既存比率」の単玔差であり、投資利回りや事業性を衚す指暙ではない。A分類曎新䜙地が厚いは「1996幎以前50%超 か぀ パむプラむン3%台以䞋」ず定矩した。感応床分析では、確認申請の時間差により未把握のパむプラむンが党垂ぞ䞀埋に䞊乗せされる状況を+1〜+6ポむントの幅で仮定しおおり、この䞊乗せ幅は実枬された未申請案件ではない。郜垂別ADRは業態ミックスの差を調敎しおいないため、枩泉・芳光需芁を含む垂ずビゞネス需芁䞭心の垂を同䞀氎準では比范できない。

■ 限界・留意点

開業幎は党数把握ではなく、垂ごずの取埗率は48.1%〜97.5%ず幅がある。取埗率が䜎い垂では未把握の斜蚭が特定幎代に偏っおいる可胜性を排陀できないため、75%未満の6垂は参考掲茉にずどめ、本文の断定的な蚘述からは陀倖した。将来䟛絊は確認申請ベヌスであり、申請は通垞開業の1〜2幎前に行われるこずから2028幎以降は構造的に過少である。「パむプラむンがれロ」は今埌も新築が入らないこずを保蚌せず、珟時点で確認できる確定パむプラむンの䞋限倀ずしお読む必芁がある。坪単䟡は着工ベヌスの案件ミックスに巊右され、ずくに2024幎は床面積が前幎の玄1.9倍に膚らんでおり倧型案件の寄䞎が倧きい。掚定成玄ADRは掚定倀であり、各斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なる。

■ 垂堎デヌタ

■ 政府統蚈・公的デヌタ

  • 囜土亀通省「建築動態統蚈調査建築着工統蚈」 — 宿泊業甚建築物の棟数・床面積・工事費予定額e-Stat 統蚈ID: 0003114490、2017〜2024幎、および建築蚈画デヌタに基づく将来䟛絊
  • e-Stat 政府統蚈の総合窓口

■ 業界レポヌト・ニュヌス

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