眠っていたデータから新たな付加価値を
東京都
京都府
大阪府
調査
宿泊者が客室について語るとき、最も多く口にするのは「清潔感」である。ホテルバンク編集部が全国12,733施設・1,537,404件の宿泊者口コミをNLP(自然言語処理)で解析したところ、清潔感は立地に次いで言及頻度の高い評価軸であり、日本語より外国語の口コミで約1.5倍の頻度で語られていた。一方で、清潔感の「言及が多い施設」と「評価が高い施設」は必ずしも一致しない。本稿では口コミタグの解析結果から...
指定なし
投資・開発
国土交通省 道路局は、スマートインターチェンジ(ETC専用IC)について、2026年7月5日時点で開通済み166箇所、事業中50箇所、準備段階調査中2箇所を公表している。本稿では、このうちまだ開いていない52箇所(事業中50+準備段階調査2)を対象に、その半径5km/10km圏にいま何室の客室が存在するのかを集計した。交通結節を鉄道駅でも空港でもなく「高速道路のインターチェンジ」で切り、需要主体が...
宿泊市場動向
客室稼働率(OCC)はホテル経営でもっとも頻繁に使われる指標でありながら、「どの数字と比べればよいのか」で最も誤解が生まれる指標でもある。観光庁が公表する全国平均、投資法人が開示する運営実績、そして宿泊予約サイト上の在庫消化から推定される数値は、いずれも「稼働率」と呼ばれるが、母集団も分母も別物である。本稿では計算式の定義から出発し、2026年6月時点の公式基準値、定員稼働率との違い、業態・規模・...
ライフスタイル
「ホテル暮らし」を検討するとき、単身と2人以上とでは計算式がまるで変わる。ホテルの料金は「1人あたり」ではなく「1室あたり」で決まる場面が多く、2人で同じ部屋に泊まると1人あたりの負担が一気に下がるからだ。本稿では全国8,599施設の掲載価格を突き合わせ、夫婦・カップルが同室に泊まる場合と別々に1室ずつ取る場合の30泊コストを実測し、子連れ家族まで人数を広げたときに何が起きるかを数字で追う。
取材
新規ホテル情報
東京スカイツリーを間近に望む押上に、1フロア1室のブティックホテル「illi Sen Oshiage」が2026年8月に開業した。手がけたのは、グループ滞在に特化した宿泊ブランド「illi Stays」を展開する株式会社BARE NOTE STUDIO。 最大6名で利用できる客室には、押上と隅田川の舟運の歴史に着想を得た木のアーチ天井を取り入れ、土地の記憶を現代的な空間へと落とし込んだ。 浅草や両...
ホテルで洗濯を済ませる方法は、①館内コインランドリー → ②部屋干し(手洗い・浴室乾燥)→ ③外部コインランドリー・宅配クリーニングの順に考えると迷いません。館内ランドリーは主要ビジネスホテルチェーンの多くが備えており、洗濯1回あたり無料〜600円、乾燥機は無料〜100円/20〜30分の範囲で公式サイトに明記されています(2026年8月時点、各チェーン公式ページで編集部が確認)。この記事では、館内...
出張のホテル代が「足りない」のは、気のせいでも探し方が下手なわけでもない。全国のビジネスホテルの実勢価格は、OTA掲載価格の集計で1泊15,959円(2026年8月・N=7,792軒・1室2名利用・1室あたり税込)まで上がっており、1泊1万円前後を前提にした古い出張規定では届かない都市が増えている。この記事でいう掲載価格とは、宿泊予約サイト上に実際に出ていた料金を集計した値のことで、割引や法人料金...
滋賀県
レベニューマネジメント
季節・イベント
2026年9月19日(土)から23日(水・秋分の日)までの5連休は、滋賀県の宿泊在庫のなかで「ひとつの塊」としては動いていない。滋賀県のビジネスホテル73施設では、9月20日(日)の推定OCCが直近観測(残り27日)で98.8%、掲載在庫が確認できない施設の割合は86.1%に達している。一方で連休最終日の9月23日(水)は67.5%(残り30日)にとどまり、同じ残り45日の断面で比べると、連休明け...
RevPAR(レブパー/Revenue per Available Room)は、客室売上を「販売可能な客室1室あたり」に割り戻した指標である。ADR(平均客室単価)だけを見ても、客室稼働率(OCC)だけを見ても客室部門の実力は測れない。その両方を1つの数字に畳み込むのがRevPARであり、日本の上場ホテルREITが毎月の運営実績で最初に開示するのも、海外のホテルチェーンが決算で最初に語るのも、こ...
「新規供給が増えるエリアは、客室単価が下がる」——ホテル投資の現場で最も広く共有されている前提のひとつである。しかし、この前提が全国のどこでも同じ強さで成立するのかを、47都道府県すべてを同じ2軸に載せて確かめた分析は、これまでほとんど公表されていない。本稿では2025年に開業した1,731施設・41,225室を都道府県ごとの既存客室ストックで割った「供給圧」と、2026年1〜6月の推定成約ADR...