眠っていたデータから新たな付加価値を
大分県
岐阜県
静岡県
群馬県
北海道
投資・開発
温泉旅館を取得するとき、買い手が最終的に手にしているのは建物でも土地でもない。湯である。だが「湯を持っている」という一言のなかには、法的にまったく異なる三つの状態が同居している。自ら掘削許可を取り湧出口を支配する自家源泉、他者の源泉から分湯を受ける引湯権、そして組合や自治体が源泉を束ねて配る集中管理である。この三つは、賃借対照表への載り方も、毎年の現金流出も、そして買収後に「その湯を使い続けられる...
鳥取県
エリア・施設分析
鳥取県の宿泊市場を「県平均」で語ると、実像の半分も見えない。メトロエンジンリサーチのデータを県・市町村・温泉地の3階層に分解すると、同じ米子市の中に推定成約ADR(平均客室単価)が2.16倍も違う2つの市場が同居していることが分かる。本稿では、県内エリアの階層構造と、松葉がに漁期が形づくる季節単価カーブを実測値で定量化し、投資家・運営者・地域DMOが押さえるべき「解像度」の問題を検証する。
指定なし
業界トレンド
まず結論(消費者・宿泊者向けの直答):ビールの価格改定は2026年10月1日から。酒税はビールが下がり、チューハイ・新ジャンルが上がる。缶ビール350mlは酒税が1本▲9.10円(消費税込ベースで▲10.01円)、宴会場や居酒屋の生ビール中ジョッキは1杯▲11.31円、業務用19L樽は1本▲494円軽くなる。逆に発泡酒・新ジャンルは350ml缶で+7.26円、缶チューハイ・サワーは+7.00円の増...
調査
宿泊施設の口コミは「評点」で語られることが多い。しかし実務で効いてくるのは、評点よりもむしろ件数という蓄積量(ストック)のほうかもしれない。件数は一晩では動かず、客室数と滞在実績の積み重ねでしか増えない変数だからだ。本稿では、全国16,576施設の口コミ件数分布と、6都道府県1,643施設の推定成約ADR・在庫消化データを突き合わせ、レビュー件数というストックが単価や在庫消化とどう併存しているかを...
季節・イベント
2026年のお盆は、8月13日(木)から16日(日)。その直前にあたる8月12日時点で、全国47都道府県の宿泊在庫がどの日に向かって消化されているかを一斉に定点観測した。結論から言えば、今年の需要の山は「お盆本番」ではなく、その手前の8月8日(土)と8月13日(木)の二山に立っている。そして土曜日である8月15日は、43都道府県で8月13日を下回っていた。 本稿は答え合わせではない。8月13日以降...
お盆のピークが過ぎ、夏休みは残り2週末となった。2026年8月22日(土)と8月29日(土)——この2日は「もう埋まっているから諦める」日程なのか、それとも「直前でもまだ取れる」日程なのか。メトロエンジンリサーチの在庫データを47都道府県すべてで集計し、県ごとの残室の厚み、業態別の消化スピード、そして直前2週間で何が動くのかを室数ベースで確認した。
開業から10年が経った宿は、いま資産としてどう見えるのか。運営の立ち上がりを論じる記事は多いが、保有側(オーナー・投資家)が本当に知りたいのは「10年後にどうなっているか」であり、そこから逆算した手の入れどきである。本稿では、開業年(コホート)を軸に、推定成約ADR・宿泊者の評価・口コミ中の「古さ」および「改装」への言及という3つの指標を並べ、経年が資産価値のどこに現れるのかを記述的なベンチマーク...
東京都
神奈川県
大阪府
京都府
沖縄県
福岡県
宿泊市場動向
客室数200室を超える大型ホテルは、埋まるのが遅い——業界でしばしば語られてきた経験則である。小さな宿は数室売れば満室になり、大箱は最後まで在庫が残る。直感的には正しく聞こえる。しかし、これを同一チェックイン日・同一リードタイム断面で実測すると、結論は逆転する。 本稿では、2026年のお盆(8月13日〜16日)を主対象に、全国7都道府県・4,573施設の客室在庫の推移を客室規模別6階層に分けて集計...
ダイナミックプライシング
ホテルの収益管理は「いくらで売るか」だけでなく、「いつ、何回、価格に手を入れるか」という運用の密度で決まる。ところがこの運用密度そのものを外から測った統計は、これまでほとんど公開されてこなかった。本稿では、チェックイン90日前から当日までの在庫・価格の観測記録をもとに、個別施設が実際に何回価格を動かしたかを1,057施設について集計し、エリア・業態・客室規模でどう違うのか、そして値動きの少ない層に...
青森県
秋田県
宮城県
山梨県
青森県で49年ぶりの国民スポーツ大会が開かれる。2026年10月10日から20日までの11日間を本大会とする「青の煌(きら)めきあおもり国スポ・障スポ」は、県内22市町村と県外2会場を舞台にする大規模イベントであり、青森県の宿泊市場にとっては年間で最も強い需要インパクトを持つ11日間になる。しかし10月の青森は、奥入瀬渓流・八甲田・十和田湖の紅葉期でもある。10月の価格上昇をそのまま大会効果と読む...