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  • 岩手のビジネスは日曜81.3%、旅館は火曜75.2% — 曜日の谷が業態で反転する

    岩手県の2026年7月(経過月・確定)の日別推定稼働率を曜日別に集計すると、ビジネスホテルは水曜92.8%・木曜92.7%と平日中盤が山になり、谷は日曜の81.3%だった。同じ月・同じ県の旅館は土曜90.4%が突出し、谷は火曜の75.2%。同一エリアでありながら、週のどこが埋まりどこが空くかが業態で反転している。とくに日曜は、旅館83.0%がビジネスホテル81.3%を1.7pt上回る月内で唯一の逆...

  • 茨城のホテル単価は大洗18,911円が県都水戸の2.4倍 — 逆転階層と受け皿余地

    茨城県

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.04

    茨城県で最も宿泊単価が高い自治体は、県都・水戸市ではない。メトロエンジンリサーチ&コンサルティングが県内24市町の推定成約ADRを直近12ヶ月(2025年8月〜2026年7月)で集計したところ、首位は大洗町の18,911円で、水戸市の7,734円に対して2.45倍。北茨城市が17,781円で続き、県内の価格階層は「海沿いが最上位、工業・業務集積地が下位」という、多くの県とは逆向きの構造になっている...

  • 中国客半減でも宿泊費総額は+12.1% — 沖縄+22.6%・福岡+14.2%、大阪は-4.3%

    観光庁が2026年4月15日に公表した「インバウンド消費動向調査」2026年1-3月期(1次速報)で、国・地域別の旅行消費額の首位が中国から台湾に入れ替わった。台湾3,884億円(前年同期比+22.5%)に対し、中国は2,715億円(同-50.4%)とほぼ半減している。しかし宿泊事業者にとっての論点は「首位が誰か」ではない。中国客が落とした宿泊需要を、台湾・韓国の増加分がどこで、どの単価水準で埋め...

  • 建築基準法の適用除外条例は31自治体 — 歴史的建築物を宿に変える3条3号ルート

    歴史的建築物を宿泊施設に転用しようとすると、多くの場合、最初に立ちはだかるのは旅館業法ではなく建築基準法である。増築・大規模の修繕・用途変更を行う時点で現行基準への適合が求められ、意匠や架構を残したまま基準を満たすことが難しい。この局面を制度として解く経路が、建築基準法第3条第1項第3号——自治体が条例で「現状変更の規制及び保存のための措置」を講じ、特定行政庁が建築審査会の同意を得て指定すれば、建...

  • Park-PFI 203公園にホテルは建つか — 20年許可の必要ADRは¥11,300、RC造は半分残る

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.04

    都市公園は、民有地でも公有地の払い下げでもない「第3の用地」である。公有の自然資産を民間宿泊事業に開く動きは環境省の国立公園ナショナルパーク化2031でも進んでいるが、都市公園は制度の建て付けが大きく異なる。2017年の都市公園法改正で創設された公募設置管理制度(Park-PFI、法第5条の2)は、国土交通省の集計で令和8年3月31日時点に203公園まで広がり、うち131公園ですでに公募対象施設が...

  • 北海道新幹線2038年度末へ — 8年遅れで効くのは用地保有より建設費、沿線4駅の客室実測

    北海道

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.04

    整備新幹線の開業時期が動くと、沿線の宿泊投資では「立地の良し悪し」より先に「時間軸」が変わる。鉄道・運輸機構(JRTT)が公表する北海道新幹線 新函館北斗・札幌間の完成・開業見通しは、令和12年度末(2030年度末)を目指していた段階から、国土交通省の有識者会議による検討を経て「概ね2038年度末頃の見込み」へと変わった。差はおよそ8年である。本稿は、この8年という時間軸の変化が沿線ホテル投資の何...

  • 宮城の推定成約ADR、7月に業態が逆方向へ|シティ−11.5%・ビジネス+8.5%が示すレート戦略の見直し順序

    宮城県のシティホテルとビジネスホテルは、2026年上期のほとんどの月で足並みをそろえて推定成約ADRを押し上げてきた。ところが確定値が出そろった直近の2026年7月、両業態は初めて逆方向を向いた。シティホテルは¥9,303(N=21施設)で前年同月¥10,517(N=20施設)に対し−11.5%、対してビジネスホテルは¥7,952(N=140施設)で前年同月¥7,331(N=140施設)に対し+8...

  • 草津温泉の宿泊単価、2026年夏は前年並み — 新規開業191室と需給を検証

    群馬県

    エリア・施設分析

    投稿 : 2026.09.04

    群馬・草津温泉で、2026年6月から7月にかけて客室数90室超の宿泊施設が2件、合計191室分オープンした。人口6,000人規模の温泉町としては異例の規模である。供給が一気に増えれば単価は崩れる——というのが素朴な予想だが、メトロエンジンリサーチのデータを追うと、草津町の推定成約ADRは群馬県内の主要温泉地のなかで最も下落幅が小さかった。本稿では、湯畑を中心とする半径5km圏の221施設・3,84...

  • 全国ホテルADRは3年で+8.7%、食料CPIは+13.8% — 業態別に見る価格転嫁の到達点

    指定なし

    投稿 : 2026.09.04

    宿泊料金は上がった、と言われる。しかし「何に対して」上がったのかを揃えて見た資料は少ない。メトロエンジンリサーチが集計する全国の推定成約ADRは、直近12ヶ月平均で¥12,500。3年前(2023暦年平均)を100とすると108.7で、同じ期間に消費者物価の食料指数は113.8まで上がっている。つまり全国平均で見ると、宿泊単価の上昇は食材コストの上昇にまだ追いついていない。 本稿では、全国月次AD...

  • 【取材】歴史ある松乃井を次世代へ 大江戸温泉物語が描く宿再生

    群馬県みなかみ町の水上温泉に2026年8月7日、「大江戸温泉物語Premium 松乃井」がグランドオープンした。 同施設は、GENSEN HOLDINGS株式会社が2026年4月に「水上温泉 源泉湯の宿 松乃井」の運営事業を譲り受け、Premiumシリーズとして再出発させたものだ。約230室の客室や広大な庭園、自家源泉といった従来の資産を生かしながら、キッズパークやプレミアムラウンジ、バイキングな...