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新規開業ホテル2026 都市別一覧|東京・名古屋・大阪ほか全1,433軒36,986室

投稿日 : 2026.09.14

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新規開業・供給

新規開業ホテル2026 都市別一覧|東京・名古屋・大阪ほか全1,433軒36,986室

「2026年に自分の商圏でホテルが何軒開いたのか」を、施設名のレベルで知りたい——。そんな問いに答えるため、メトロエンジンリサーチが把握する範囲で2026年に開業が確認できた宿泊施設1,433軒・36,986室を、都道府県別と主要6都市(東京23区・名古屋市・大阪市・京都市・福岡市・札幌市)の施設一覧として整理した。既存記事が全国マクロの構造分析だったのに対し、本稿は「どの都市に、どの施設が、何室で開いたか」を表として先に示す。

本記事における指標の定義

  • 新規開業:当社データベース上の開業日(設立日)が2026年1月1日〜12月31日に該当し、OTA上で掲載が確認できた宿泊施設。OTA掲載確認ベースであり、行政の許認可件数や全数調査とは一致しない。
  • 客室数:施設マスターに登録された客室数。公表値が未登録の施設は集計から外れる。
  • 新規供給比率:当該都市の2026年新規開業客室数 ÷ 2025年末までに開業していた既存施設の客室数合計。
  • データ出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング。主要施設の開業日・客室数は運営会社の公式発表で照合した(照合したものは本文および参考資料一覧に明記)。
Key Takeaways
  • 全国1,433軒・36,986室が2026年の新規開業(掲載確認ベース)。うち100室以上は124軒・24,315室で、軒数の1割弱が客室数の約3分の2を占める。
  • — 都市別の新規客室数は大阪市2,986室が最大。既存ストック比では福岡市2.53%・大阪市2.14%・札幌市2.13%が上位、東京23区0.88%・名古屋市0.79%は緩やか。
  • — 9月6日以降に開業日が設定されている100室以上は18軒・3,075室。11月にコートヤード・バイ・マリオット京都駅(270室)、12月にソラリア西鉄ホテル大阪本町(202室)。
  • — 9〜12月の構成比は2024年35.9%・2025年29.5%に対し2026年は現時点で4.5%。差は供給の細りではなく掲載の観測リードタイムであり、今後積み上がる。

2026年の新規開業は全国1,433軒・36,986室 — 都道府県別の内訳

まず全国の輪郭から確認する。メトロエンジンリサーチが把握する範囲で、2026年に開業が確認できた宿泊施設は1,433軒・36,986室だった。ただしこの1,433軒には貸別荘・コテージ・ゲストハウスなど小規模な施設が多数含まれており、1軒あたりの平均客室数は26室にとどまる。ホテル事業者が競合として意識する規模、すなわち100室以上の施設に限ると124軒・24,315室となり、軒数では全体の1割弱でありながら客室数では約3分の2を占める。この軒数と客室数の乖離が業態別にどう分布しているかは、2026年の新規開業を「件数」ではなく「客室数」で分解した記事で詳しく整理している。

都道府県別に客室数で並べると、首位は大阪府(42軒・3,020室)、次いで沖縄県(87軒・2,902室)、北海道(137軒・2,731室)と続く。ここで軒数と客室数の順位が入れ替わる点に注意したい。北海道は軒数で全国最多の137軒だが、その多くはニセコ・富良野圏の貸別荘やコテージであり、客室数では大阪府に及ばない。逆に埼玉県は10軒しかないが1,233室と客室数では上位に入る。都市型の中〜大規模ホテルが集中的に開いたためである。

都道府県別 2026年 新規開業軒数・客室数(客室数上位20都道府県/N=1,433施設・36,986室)
都道府県開業軒数客室数うち100室以上100室以上の客室数
大阪府423,020102,017
沖縄県872,902102,316
北海道1372,731101,884
東京都852,38151,113
千葉県461,61441,386
神奈川県391,46771,304
熊本県491,4485957
福岡県591,4465798
埼玉県101,23351,145
静岡県831,1182523
広島県301,0404635
栃木県319964729
岡山県159642757
岩手県99044774
京都府738881270
長野県638804579
兵庫県497773535
愛媛県177593684
香川県227473507
山口県127403489
全国(47都道府県)1,43336,98612424,315

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース、N=1,433施設)/表は客室数上位20都道府県

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

主要6都市の新規開業一覧 — 施設名・客室数・業態・開業月

ここからが本稿の中心である。東京23区・名古屋市・大阪市・京都市・福岡市・札幌市について、2026年に開業が確認できた施設を一覧にした。表の掲載基準は客室数20室以上、かつホテル・旅館・ホステル業態とし、貸別荘や1〜数室の小規模施設は除外している。掲載件数と客室数は各表の見出しに示した。

東京23区 — 27軒 / 1,966室

東京23区は台東区(上野・浅草)への集中が目立つ。最大規模は8月開業のアパホテル〈京成上野駅前南〉(342室)で、上野エリアの受け入れ客室数を大きく押し上げた。次いでJR大井町駅直結のホテルメトロポリタン大井町トラックス(285室、3月28日開業/日本ホテル公式発表)が続き、山手線車両基地を望む客室が特徴となっている。

東京23区 2026年 新規開業一覧(20室以上・ホテル/旅館/ホステル業態/N=27施設・1,966室)
施設名客室数業態区・市開業月
Lumi Hotel Tokyo Shinkoiwa32ビジネス葛飾区1月
KOKO HOTEL 浅草駒形69ビジネス台東区1月
ホテルヴィラフォンテーヌ東京日比谷33ビジネス港区2月
HOSTEL EstLiLas KANDA48ホステル千代田区2月
Section L Akihabara22ホステル千代田区2月
KOKO HOTEL 池袋152ビジネス豊島区2月
東急ステイ渋谷恵比寿77ビジネス渋谷区3月
LIVCITY錦糸町参番館20ホステル墨田区3月
Premium Apart MONday浜松町ステーション27ホステル港区3月
ホテルメトロポリタン大井町トラックス285シティ品川区3月
ホテルオリエンタルエクスプレス銀座ウエスト220ビジネス港区4月
WAYPOINT TSUKIJI TOKYO52ホステル中央区4月
リブマックスホステルズ東京上野40ビジネス台東区4月
TABI上野35ビジネス台東区4月
虎ノ門ホリックホテル49ビジネス港区4月
GRAND MONday 上野御徒町57ビジネス台東区5月
Rakuten STAY東京蒲田22ホステル大田区5月
Minn奥浅草40ホステル台東区5月
EN The HOUSE Asakusa Nitenmon31シティ台東区6月
阿佐ヶ谷いりぐち30ドミトリー杉並区7月
クロススイーツ東京浅草78ホステル台東区7月
KOKO HOTEL Residence 東京押上25ホステル墨田区7月
雅叙園東京60シティ目黒区7月
Premium MONday 浅草 I26ホステル台東区8月
アパホテル〈京成上野駅前南〉342ビジネス台東区8月
HUBEX AKIHABARA20ホステル台東区9月
ホテル木下赤坂74ビジネス港区12月

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

名古屋市 — 4軒 / 349室

名古屋市は20室以上に限ると4軒・349室と、6都市のなかでは最も件数が少ない。ただし内容は濃い。栄の複合タワー「ザ・ランドマーク名古屋栄」上層階に入るコンラッド名古屋(170室)は、ヒルトンの最上級ブランドとして中部圏初進出となる。公式発表による開業日は2026年7月31日で、当社データベース上のOTA掲載確認日(6月9日)とは前後する。名古屋駅前ではSONO Moon Nagoya(130室)が6月に開業し、駅前と栄で1軒ずつという構図になった。

名古屋市 2026年 新規開業一覧(20室以上・ホテル/旅館/ホステル業態/N=4施設・349室)
施設名客室数業態区・市開業月
SONO Moon Nagoya130ビジネス中村区6月
コンラッド名古屋170シティ中区6月
セトレ キャナル 名古屋24リゾート中川区6月
マンガアートホテル名古屋丸の内25ホステル中区7月

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

大阪市 — 27軒 / 2,877室

大阪市は27軒・2,877室と、6都市で最も件数・客室数ともに多い。区別ではミナミ(中央区・浪速区・西成区)に集中しており、300室のセンタラライフなんばホテル大阪、302室のトラベロッジ大阪心斎橋、256室のスガタ ホテル 大阪心斎橋 シリーズ byマリオットなど、200室超が並ぶ。5月にはアジア太平洋地域(中華圏を除く)で初出店となるシティエクスプレス by マリオットが難波南(143室)・新今宮(100室)の2軒同時に立ち上がった(計243室、2026年5月7日開業/マリオット・インターナショナル公式発表)。

大阪市 2026年 新規開業一覧(20室以上・ホテル/旅館/ホステル業態/N=27施設・2,877室)
施設名客室数業態区・市開業月
2ZDOYANEN HOTELS52ホステル西成区1月
変なホテルエクスプレス大阪 なんば日本橋アネックス80ビジネス中央区2月
日和ホテルFlex大阪道頓堀53ビジネス中央区3月
Rita Hotel Namba159シティ西成区3月
スガタ ホテル 大阪心斎橋 シリーズ byマリオット256リゾート中央区4月
センタラライフなんばホテル大阪300ビジネス浪速区4月
R HOTEL RE:OSAKA NAGAI PARK81ビジネス住吉区4月
アンカード・バイ・リーガ 大阪なんば200シティ浪速区4月
アメ村ガーデンホテル75シティ中央区4月
SABLIER by R HOTEL24シティ浪速区5月
シティエクスプレス by マリオット大阪難波南143ビジネス西成区5月
シティエクスプレス by マリオット大阪新今宮100ビジネス西成区5月
MAIDO DOYANEN HOTELS65ビジネス西成区5月
ホテルリブマックスなんばWEST63ビジネス浪速区6月
CHECK inn 大阪新世界63ビジネス西成区6月
Y&Y NAMBA HOTEL大阪32ビジネス浪速区6月
ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC223シティ中央区6月
REホテル梅田II40ビジネス北区7月
ホテルネオワールド西中島24ビジネス淀川区7月
安嵐 ANRAN HOTELS & RESORTS32シティ西成区7月
Minn 難波 South34ホステル浪速区7月
ホテル ジオメティック大阪梅田132シティ北区7月
Premium MONday 大阪心斎橋29ビジネス中央区7月
トラベロッジ大阪心斎橋302ビジネス中央区8月
&AND HOSTEL NAMBA SOUTH45ビジネス浪速区8月
MIMARU大阪 難波STATION ANNEX68ホステル浪速区10月
ソラリア西鉄ホテル大阪本町202ビジネス中央区12月

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

京都市 — 8軒 / 597室

京都市は市全体では68軒が開業しているが、その大半は町家・ゲストハウスなど数室規模であり、20室以上に絞ると8軒・597室となる。象徴的なのは3月の2件で、祇園の弥栄会館を保存活用した帝国ホテル 京都(55室)は帝国ホテルとして1996年の大阪以来30年ぶりの新規開業、カペラ京都(89室)も同月に加わった。年末に向けては11月16日開業予定のコートヤード・バイ・マリオット京都駅(270室)が市内最大規模となる(開業日・客室数はJR東海の公式発表で照合)。

京都市 2026年 新規開業一覧(20室以上・ホテル/旅館/ホステル業態/N=8施設・597室)
施設名客室数業態区・市開業月
アゴーラプレイス 京都二条30ビジネス中京区2月
帝国ホテル 京都55デラックス東山区3月
カペラ京都89デラックス東山区3月
御室花伝抄67旅館右京区6月
京都ファンゲートホテル31ビジネス下京区7月
コートヤード・バイ・マリオット京都駅270シティ下京区11月
キオリコレクション御幸町21シティ下京区12月
キオリホテル寺町34シティ下京区12月

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

福岡市 — 11軒 / 1,072室

福岡市は11軒・1,072室。天神(中央区)と博多駅周辺(博多区)に二分され、THE KNOT FUKUOKA Tenjin(206室)、BASE LAYER HOTEL 福岡(126室)が天神側、KOKO HOTEL Premier 博多(120室)、バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多(117室)が博多側に立地する。百道浜では福岡プリンスホテル ももち浜(229室)が3月に加わった。

福岡市 2026年 新規開業一覧(20室以上・ホテル/旅館/ホステル業態/N=11施設・1,072室)
施設名客室数業態区・市開業月
KOKO HOTEL Premier 博多120ビジネス博多区2月
ERUZA HAKATA47ホステル博多区3月
Residence Hotel 博多駅南29ホステル博多区3月
福岡プリンスホテル ももち浜229シティ早良区3月
Living like Hotel 博多駅前24ホステル博多区3月
BASE LAYER HOTEL 福岡126ビジネス中央区4月
THE KNOT FUKUOKA Tenjin206シティ中央区4月
スマートプレイスイン博多祇園47ビジネス博多区5月
Hotel NOVIA FUKUOKA57ホステル中央区8月
バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多117シティ博多区9月
アパホテル〈福岡天神〉70ビジネス中央区9月

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

札幌市 — 7軒 / 921室

札幌市は7軒・921室で、掲載した全施設が中央区(札幌駅前〜すすきの)に立地する。ホリデイ・イン エクスプレス札幌すすきの(223室)、KOKO HOTEL 札幌すすきの 2nd(212室)、リージョニアbyクインテッサ 札幌駅前(175室)が主軸で、都心部の受け入れ枠が厚みを増した。なお日本ハイアットの発表によれば、札幌ではハイアット セントリック 札幌(216室)が2026年の開業予定として公表されている(出典:日本ハイアット 株式会社「報道資料 2026年4月」)。当社データベースはOTA掲載を確認できた時点で登録されるため、掲載前の施設は上表に含まれない。

札幌市 2026年 新規開業一覧(20室以上・ホテル/旅館/ホステル業態/N=7施設・921室)
施設名客室数業態区・市開業月
ランドーホテル札幌プレステージ118ホステル中央区3月
リージョニアbyクインテッサ 札幌駅前175ビジネス中央区6月
Minn札幌大通西1422ホステル中央区6月
Rakuten STAY 札幌中島公園46ホステル中央区6月
ランドーホテル札幌ヘリテージ125ホステル中央区7月
KOKO HOTEL 札幌すすきの 2nd212ビジネス中央区7月
ホリデイ・イン エクスプレス札幌すすきの223ビジネス中央区7月

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

既存ストックに対する新規供給比率 — 福岡市2.53%、名古屋市0.79%

軒数や客室数の絶対値だけでは、その都市にとって供給がどれだけ効いてくるのかは測れない。同じ1,000室でも、既存25万室の東京23区と既存4.5万室の名古屋市では意味が違う。そこで2026年の新規開業客室数を、2025年末までに開業していた既存施設の客室数で割った「新規供給比率」を算出した。分子は貸別荘等を含む2026年開業の全客室数、分母は同じ集計基準による既存ストックである。

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

主要6都市 2026年 新規供給比率(2026年新規客室数 ÷ 2025年末までの既存ストック客室数/N=6都市)
都市2026年 新規軒数新規客室数既存ストック客室数新規供給比率
福岡市391,26850,1792.53%
大阪市402,986139,6202.14%
札幌市1897045,5892.13%
京都市6878276,6861.02%
東京23区762,189249,8710.88%
名古屋市1436245,9220.79%

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)/既存ストックは2025年末までに開業の施設・客室数登録があるもの

最も比率が高いのは福岡市の2.53%だった。既存50,179室に対して1,268室が加わった計算になる。次いで大阪市2.14%(既存139,620室に2,986室)、札幌市2.13%(既存45,589室に970室)が続く。この3市はいずれも都心部の限られたエリアに新規が集中しており、天神・ミナミ・すすきのといった特定商圏では体感される供給圧は市全体の比率よりも大きくなる。

一方、東京23区は0.88%、名古屋市は0.79%と1%を下回った。東京23区は新規2,189室と絶対値では上位だが、既存249,871室という母数が桁違いに大きいため、比率としては緩やかになる。ただし23区内でも区ごとの偏りは大きく、区単位の既存ストック比でどこに供給が寄っているかは東京23区ホテル供給圧2026が区別に分解している。名古屋市も同様で、2026年に関しては新規開業のペースが既存ストックの規模に対して抑制的だった。ただし名古屋についてはコンラッド名古屋という高価格帯の新規参入があり、室数の比率だけでは捉えきれない構造変化が上位価格帯で起きている点は補足しておきたい。京都市は1.02%で中間に位置するが、内訳が数室規模の宿泊施設に大きく偏っており、100室以上の施設は年間を通じて1軒(コートヤード・バイ・マリオット京都駅)にとどまる。

2026年9月以降に開業予定の100室以上18施設 — 3,075室が残っている

2026年はまだ4か月弱を残している。9月6日以降に開業日が設定されている100室以上の施設は18軒・3,075室で、年間の100室以上開業客室数24,315室の約13%が下半期の後半に残っている計算になる。

2026年9月6日時点で開業日が同日以降に設定されている100室以上の施設(N=18施設・3,075室)
開業日施設名所在客室数業態
9月13日ホテルルートイン神戸三田-新三田駅前-兵庫県三田市231ビジネス
9月15日ホテルルートイン愛知東郷愛知県東郷町196ビジネス
9月30日相鉄フレッサイン 北上駅前岩手県北上市167ビジネス
9月30日ABホテル茅野長野県茅野市121ビジネス
10月1日ホテルアマネク熊本熊本県中央区176ビジネス
10月1日たびのホテル青森六ケ所村青森県六ヶ所村210ビジネス
10月1日リッチモンドホテル八戸スクエア青森県八戸市126ビジネス
10月15日HOTEL AZ 岡山備前店岡山県瀬戸内市157ビジネス
10月16日スマイルホテル八王子南口駅前東京都八王子市114ビジネス
10月30日東横イン大船駅西口神奈川県鎌倉市122ビジネス
10月31日スマイルホテルプレミアム鳥取鳥取県鳥取市119ビジネス
11月1日亀の湯by HATAGO INN熊本県東区134リゾート
11月15日たびのホテルlit豊川愛知県豊川市112シティ
11月16日コートヤード・バイ・マリオット京都駅京都府下京区270シティ
12月1日THE ALPS HOTEL HAKUBA長野県小谷村159リゾート
12月15日HOTEL THE MITSUI HAKONE神奈川県箱根町126リゾート
12月17日ソラリア西鉄ホテル大阪本町大阪府中央区202ビジネス
12月31日ザ グランドキャッスル 那覇 首里城 by ヒューイットリゾート沖縄県那覇市333リゾート
合計3,07518軒

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース、2026年9月6日時点で開業日が同日以降に設定されている100室以上の施設)

顔ぶれを見ると、地方中核都市・郊外のビジネスホテルが厚い。青森県六ヶ所村のたびのホテル青森六ケ所村(210室)、岩手県北上市の相鉄フレッサイン 北上駅前(167室)、鳥取市のスマイルホテルプレミアム鳥取(119室)など、大都市圏以外での100室超の立ち上がりが並ぶ。主要6都市に該当するのは11月16日のコートヤード・バイ・マリオット京都駅(270室)と12月17日のソラリア西鉄ホテル大阪本町(202室)の2軒である。

月別の開業推移も併せて確認しておきたい。下のチャートは2026年の月別開業軒数(棒)と客室数(線)を示している。

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース)

1月241軒・4月209軒・3月198軒と年前半に軒数が集中し、9月以降は月10〜20軒台(9月21軒・10月22軒・11月9軒・12月13軒)に落ちる形になっている。ただしこの減少カーブをそのまま「秋以降は供給が止まる」と読んではならない。理由は次章で述べる。

データの読み方 — 「掲載確認ベース」で押さえるべき3点

第一に、本稿の集計はメトロエンジンリサーチが把握する範囲であり、全数調査ではない。当社データベースはOTA上で掲載が確認できた施設を登録する仕組みであり、OTAに掲載されていない旅館・民宿・簡易宿所、および会員制・直販専業の施設は含まれない。「2026年に開業した施設の完全なリスト」ではなく、「OTA上で掲載を確認できた範囲での一覧」として読んでいただきたい。

第二に、直近月および将来月は構造的に少なく出る。OTAへの掲載は開業の数か月前から始まるため、開業日が先の施設ほど、まだ掲載自体が出ていない。当社データでも、開業前からOTAに掲載されている施設は一部にとどまり、開業から数か月を経てはじめて掲載が確認される施設も少なくない。したがって上のチャートで9〜12月の軒数が落ちているのは、供給が細るのではなく観測のリードタイムによるものであり、時間の経過とともに増える。前章で挙げたハイアット セントリック 札幌のように、公式に2026年開業と発表されていても当社の集計にまだ現れていない施設は複数存在する。

第三に、開業日はOTA掲載を確認した時点に基づくため、公式発表の開業日と前後する場合がある。本稿でも、コンラッド名古屋は公式発表が7月31日、当社の掲載確認は6月9日と1か月半のずれがあった。またリブランドや運営体制の変更に伴って新たに掲載が確認された施設も、同じ仕組みで2026年開業として登録される。施設単位で開業日を厳密に扱う場合は、必ず運営会社の公式発表を確認していただきたい。本稿では主要施設について公式発表と照合し、参考資料一覧にURLを掲載している。

このリードタイムの大きさは、過去年との構成比較で確かめられる。年間の開業軒数のうち9〜12月が占める割合は、集計が出そろった2024年で35.9%、2025年で29.5%だった。同じ区間が2026年は現時点で4.5%にとどまる。

年別 1〜8月/9〜12月の開業軒数と9〜12月の構成比(N=2024年1,984軒・2025年1,744軒・2026年1,433軒)
1〜8月9〜12月9〜12月の構成比
2024年1,271軒713軒35.9%
2025年1,229軒515軒29.5%
2026年(9月6日時点)1,368軒65軒4.5%

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース、各年の月別開業軒数の合計を分母とした)

2024年・2025年の構成比をそのまま当てはめると、2026年の9〜12月はおよそ570〜770軒まで積み上がる計算になる。ただしこれは過去2年の季節構成をあてはめただけの機械的な換算であり、供給予測ではない。実務上は、9〜12月の数値を「現時点で観測できている下限値」として読み、四半期ごとに取り直すのが安全である。

2027年以降の供給を見通す場合は、OTA掲載確認ベースのデータではなく建築確認申請ベースの計画データを併用する必要がある。確認申請は通常、開業の1〜2年前に行われるため、こちらもまた未来年ほど件数が少なく出る性質を持つ。いずれの系列も「現時点で観測できている下限値」として扱うのが実務的である。市区町村まで降りた既存ストック比の供給圧については、新規開業ホテルの供給圧ランキング2026-2027も参考になる。

まとめ

2026年の新規開業は、メトロエンジンリサーチが把握する範囲で全国1,433軒・36,986室、100室以上に限れば124軒・24,315室だった。都市単位で見ると、大阪市が27軒・2,877室(20室以上・ホテル業態)で最も厚く、福岡市・札幌市が既存ストック比で2%台の供給を受け入れた。東京23区と名古屋市は比率としては1%を下回り、供給ペースは相対的に緩やかだった。

ただし、都市単位の比率は商圏単位の実感を平準化してしまう。福岡市の2.53%は天神と博多駅周辺の2エリアにほぼ集中しており、大阪市の2,877室もミナミに偏っている。自館の競合環境を測るなら、市の平均ではなく徒歩圏の施設一覧まで降りて確認するのが実務的だろう。本稿の一覧表は、その最初の材料として使っていただければと考えている。

そして2026年はまだ終わっていない。9月6日時点で18軒・3,075室(100室以上)が開業を控えており、OTA掲載のリードタイムを踏まえれば、この数字は年末までにさらに積み上がる。

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参考資料・出典一覧

■ データソース

メトロエンジンリサーチ&コンサルティングが保有する宿泊施設マスターおよびOTA掲載履歴。開業日(設立日)が2026年1月1日〜12月31日に設定され、OTA上で掲載が確認できた施設を集計対象とした(N=1,433施設・36,986室)。既存ストックは2025年末までに開業し客室数が登録されている施設。年別比較に用いた2024年(1,984軒)・2025年(1,744軒)は同一の集計基準による。主要施設の開業日・客室数は運営会社の公式発表と照合している。

■ 試算前提

都道府県別の集計は全業態・全規模を対象とした。主要6都市の施設一覧は客室数20室以上かつホテル・旅館・ホステル業態に限定し、貸別荘・コテージ・1〜数室規模の施設を除外している。新規供給比率は「2026年開業の全客室数 ÷ 2025年末までに開業していた既存施設の客室数合計」で、分子・分母とも貸別荘等を含む同一基準。9〜12月の機械換算レンジは、2024年・2025年の9〜12月構成比(35.9%・29.5%)を2026年1〜8月の実績1,368軒に当てはめて逆算したもので、供給予測ではない。

■ 限界・留意点

本集計はOTA掲載確認ベースであり全数調査ではない。OTAに掲載されていない旅館・民宿・簡易宿所、会員制・直販専業の施設は含まれない。開業日はOTA掲載を確認した時点に基づくため、公式発表の開業日と前後する場合がある(本稿ではコンラッド名古屋で約1か月半のずれを確認)。直近月および将来月は掲載リードタイムにより構造的に少なく出るため、9〜12月の数値は現時点で観測できている下限値として扱う必要がある。リブランドや運営体制の変更に伴って新たに掲載が確認された施設も、2026年開業として登録される。客室数が未登録の施設は客室数の集計から外れるため、軒数と客室数で母集団が完全には一致しない。

■ 市場データ

  • メトロエンジンリサーチ&コンサルティング — 2026年の新規開業施設(OTA掲載確認ベース、N=1,433施設・36,986室)、都市別既存ストック客室数

■ 事業者公式発表・報道

■ 公的統計

出典: 日本ハイアット 株式会社「報道資料 2026年4月」

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