眠っていたデータから新たな付加価値を
和歌山県
エリア・施設分析
和歌山県の宿泊単価は、いま県内で重心が動いている。メトロエンジンリサーチの集計によると、2026年10月時点の推定成約ADRは田辺市が約15,900円、那智勝浦町が約14,800円で、これまで県内リゾートの基準値だった白浜町(約14,700円)と並ぶ、あるいは上回る水準に達している。一方で白浜町は掲載施設数が1年で127軒から151軒へ約2割増え、直近12ヶ月の平均単価も前年同期間比+8.5%と上...
長崎県
長崎県の宿泊単価を県平均ひとつで語ると、市場の形はほとんど見えない。メトロエンジンリサーチの集計で県内20市町を並べると、掲載価格はもっとも高い市町ともっとも低い市町で3倍近く開き、その差は「観光地かどうか」だけでは説明がつかないためだ。本稿では長崎県を都市業務帯・温泉沿岸リゾート帯・離島帯の3つの価格レイヤーに分けて、推定成約ADR・在庫の埋まり方・宿の構成・口コミ評価の4つの軸で比較する。結論...
沖縄県
レベニューマネジメント
沖縄県の宿泊需要を「宿泊日の45日前(T-45)」から観測すると、10月の土曜のリゾートホテルはすでに推定OCC84.6%(2026年10月3日・T-45時点・観測232施設)に達している。ビジネスホテルは同じ日で74.9%、シティホテルは89.6%(N=14施設)。つまりT-45の時点で、業態によって「残っている枠」が10%台から20%台まで15ポイント近くひらいている。同じ島の同じ日付でありな...
指定なし
OTA等の公開レビューを全国集計すると、レビュー投稿者に占めるインバウンド比率は2024年の44.5%(n=4,915,858件)をピークに、2025年は38.2%(n=4,278,974件)へ低下している。ところが同じ期間、全国47都道府県を集計した推定成約ADR(税抜相当・確定値)は、ビジネスホテルが2024年通年¥8,200から2025年通年¥8,802へ+7.3%、シティホテルが¥12,5...
東京都
大阪府
神奈川県
愛知県
「日本一高いホテル」を調べると、料金の話と建物の高さの話が混ざったまま出てくることが多い。本稿は後者、つまり物理的な高さに絞って整理する。結論から言えば、現在国内で最も高いビルに入るホテルは大阪・あべのハルカス(高さ300m)の大阪マリオット都ホテルで、客室は38〜55階にある。そのうえで、「高い場所にある宿は本当に単価も高いのか」を自社の宿泊価格データで検証した。答えは、想像とはかなり違うところ...
福岡県
福岡県のシティホテルの推定成約ADRは、2026年1月に前年同月比+28.8%(¥19,571 / N=38施設 vs ¥15,198 / N=36施設)と急伸したのち、6月+1.2%、7月+3.1%まで伸び率が縮小した。ビジネスホテルも4月の+18.9%をピークに、7月は+3.6%(¥10,382 / N=340施設 vs ¥10,023 / N=329施設)となっている。単価の水準そのものは前...
宿泊者の口コミを自然言語解析で分類すると、「駐車場」が評価の対象として語られる度合いは地域によって大きく異なる。全国18,344施設・489万件の口コミを集計したところ、駐車場に触れた口コミの割合は高知県11.2%に対して東京都1.99%で、5.6倍の開きがあった。本稿では、この差がどこから生まれるのかを鉄道の結節規模・自家用車保有・都市類型の三方向から検証し、駐車場という設備が価格に乗っているの...
北海道
北海道のシティホテルの推定成約ADRが、2026年4月から7月まで4か月連続で前年同月を下回った。2026年7月は¥17,819(N=75施設)で、前年同月の¥18,891(N=74施設)に対し-5.7%。2025年は4月を除く11か月が前年比プラス、月平均+17.2%という急上昇局面にあったカテゴリが、1年で符号を反転させた形になる。一方、同じ北海道のビジネスホテルは2026年7月が¥11,15...
千葉県
千葉県のホテルについて、同一ホテル内で食事条件だけが異なるプランを突き合わせた「ペア比較」で食事プレミアムの差率を集計した。2026年9月分では、朝食付きが食事なしを上回る比率はシティホテルで+11.9%(N=35施設)、ビジネスホテルで+11.0%(N=53施設)と、業態が違っても11%台に収れんする。一方で1泊2食付きが朝食付きを上回る比率はシティ+32.0%(N=21施設)、ビジネス+23....
香川県
香川県東かがわ市三本松の「三本松ロイヤルホテル」は、2020年6月末に閉業した。その建物は東京のダイブが全面改装し、2024年3月1日に「クラフトホテル瀬戸内」として全35室で再開している。客室数は35室のまま据え置かれ、中庭にあったチャペルはフィンランドサウナに転用された。宴会場を抱えた地域ホテルから、サウナとアウトドアを軸にした滞在型ホテルへ、建物の用途が組み替えられた事例である。 本稿では、...