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  • ホテル価格帯別ホワイトスペース2026 — 最速完売はADR8千〜1万円、新規供給は2万円超へ

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.09

    全国のホテルを「県で割る」のではなく「価格帯で割る」と、需要の入り方はまったく別の姿で見えてくる。本稿は推定成約ADRで全国のビジネスホテル・シティホテルを7つの価格帯(ADRバンド)に分け、確定済みのピーク日における客室在庫の消化スピードをバンド単位で比較したものである。分析単位は都道府県でも市区町村でもなく、価格帯そのものだ。

  • オフィス転用の分岐点ADRは5,500〜10,700円 — 横浜・名古屋・仙台・大阪を坪収益で判定

    オフィスビルをホテルに変える判断は、長らく「空室が余っているかどうか」で語られてきた。だが2026年7月時点の主要都市のオフィス空室率は、東京都心5区1.95%、大阪3.24%、名古屋3.59%、横浜5.17%、仙台5.57%(三鬼商事)。余っているとは言い難い水準である。つまり転用の可否は、空室の量ではなく同じ床が1坪あたり月いくら稼ぐかという一点でしか判定できない。本稿では横浜・名古屋・仙台・...

  • ホテルのスプリンクラー設置義務は延べ6,000㎡=103〜240室|約1.4億円の段差

    消防法施行令別表第一(五)項イに掲げる「旅館、ホテル、宿泊所その他これらに類するもの」は、同令上の特定防火対象物にあたる。特定防火対象物であることの実務的な意味は、消防用設備等の技術上の基準が既存の建物にもさかのぼって適用される点にある。原則として既存不適格を認める建築基準法とは、ここが決定的に違う。つまり消防設備は「建てたときに適法だったから終わり」ではなく、保有期間を通じて基準改正のたびに追加...

  • ホテル計画70件、発注者の73%は非ホテル事業者 — 複合案件6,883室は運営者が後決め

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.09

    ホテルの供給パイプラインは、ふつう「どこに何室建つか」で語られる。だが客室の運営を受託したいオペレーター、パイプラインの実現確度を読みたい投資家、再開発の権利床にホテルを入れたい地権者・組合にとって、より実務的な問いは別のところにある。その客室を、そもそも誰が発注しているのかという問いだ。 国土交通省「建築物動態統計調査」をもとにした当社の建設計画データから、客室50室以上のホテル計画70件を抽出...

  • 北九州・小倉のホテル単価は博多の61% — 地価は16%、投資の空白価格帯

    福岡県

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.08

    福岡県には政令指定都市が2つある。人口約166万人の福岡市と、約92万人の北九州市だ。宿泊市場としてこの2都市は同じ県内にありながら、まったく別の価格構造で動いている。メトロエンジンリサーチの集計では、北九州市の中心である小倉北区の推定成約ADRは2026年7月時点で¥8,100、同月の博多区¥13,100に対して61.5%の水準にとどまる。一方で、小倉駅前の商業地の公示地価は博多駅周辺の16.3...

  • 事業承継税制の期限は2027年12月|旅館ADR+32%と自社株評価、売却圧力の構造

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.08

    2026年度(令和8年度)税制改正で、法人版事業承継税制の特例承継計画の提出期限が2027年9月30日まで延長された。しかし延びたのは「計画を出す」期限だけである。贈与・相続そのものの適用期限は2027年12月31日のまま据え置かれた。計画提出から実行までの猶予は、わずか3か月しか残されていない。 本稿の主語は、物件でも立地でもない。株式である。誰がその宿の株を持ち続けられるかが、その宿が数年後に...

  • 九州ふっこう割の効果、終了後の2017年は+8.7% — 2026年制度と2027年1〜3月の3シナリオ

    2026年10月1日に始まる「九州ふっこう応援割」をめぐっては、割引率と上限額の解説が出そろった。一方で、事業者側が本当に知りたいのはその先——制度が終わった翌月から、需要はどう戻るのかという点にある。2016年の「九州ふっこう割」は、この問いに答えるほぼ唯一の実測データを残している。本稿では観光庁「宿泊旅行統計調査」の県別・月別データを2014年まで遡って再集計し、制度終了直後の2017年1〜6...

  • ホテルラポール千寿閣 跡地の地価は5年で+20.8% — 容積率400%・2,700坪の必要ADR逆算

    神奈川県

    東京都

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.08

    神奈川県相模原市南区上鶴間本町、JR町田駅南口から徒歩5分ほどの敷地に建っていた「ホテルラポール千寿閣」が営業を終えてから5年が経つ。跡地は現在、305台収容の時間貸駐車場である。本稿が扱うのは閉館の経緯ではなく、その土地の側の経済である。閉館の翌年から公示地価は上がり続け、2026年には2021年比で+20.8%に達した。商業地域・容積率400%・敷地約2,700坪という条件がそろった駅至近の一...

  • スキー場のリフト更新は1本30億円、宿の負担は1室泊348円 — 索道投資の二重構造

    スキー場の宿泊単価を動かしているのは、宿の外にある。リフトとゴンドラ——制度上は「索道」と呼ばれる輸送設備が、そのスノーリゾートの集客力と価格決定力の土台になっている。ところがこの資産は、宿泊施設とはまったく別の事業者が保有し、まったく別の会計で更新費用を負担している。本稿ではこの資産の二重構造を、公開された索道の設備投資額と、当社が集計する周辺エリアの宿泊単価データの両方から定量化する。 既刊と...

  • REITの1室あたり取得額はデラックスホテルが最高6,350万円、旅館4,960万円 — 業態別298物件の再集計

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.08

    上場ホテルREIT7社が保有する物件を、REIT個社ではなく「資産の種類(アセットタイプ)」でプールし直すと、いくらで買われているかの景色が変わる。ビジネスホテル・シティホテル・リゾートホテル・旅館という業態ごとに、1室あたりの取得価格はどこまで違うのか。保有関係マスター(2026年10月3日時点)に収録された300物件から、海外所在の2物件を除く国内298物件を再集計した。