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ホテル客室数ランキング2026|日本一は品川プリンス3,560室・全国TOP30と沖縄編

投稿日 : 2026.09.14

東京都

千葉県

大阪府

沖縄県

北海道

エリア・施設分析

ホテル客室数ランキング2026|日本一は品川プリンス3,679室・全国TOP30と沖縄編

日本一大きいホテルは、東京都港区の品川プリンスホテル(3,679室)である。4棟のタワーで構成され、単独の建物としては神奈川県横浜市のアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉(2,311室)が国内最大となる。本稿では、メトロエンジンリサーチが国内で追跡する宿泊施設のうち直近90日間にOTA等で販売実績を確認できた38,010施設・1,597,005室を集計し、個別施設の客室数ランキング全国TOP30を提示する。あわせて、500室以上の大型施設139軒がどの地域に集まっているのか、そして「沖縄 ホテル 客室数ランキング」に代表されるリゾート県の大型施設を別表で整理した。

本記事における指標の定義

  • 客室数:各施設が公表する総客室数(棟・館を含む施設単位)。ランキング掲載施設については、公式サイト・運営会社の公表資料と照合し、リブランド等で名称が変わっている施設は現行名称に揃えた。
  • 集計母集団:メトロエンジンリサーチが国内で追跡する宿泊施設のうち、直近90日間にOTA等で販売実績を確認できた38,010施設・1,597,005室。OTAに掲載のない旅館・民宿・簡易宿所は含まれない。
  • 本稿の対象外:客室数を公表していない施設、および営業を終了した施設。
  • データ出典:メトロエンジンリサーチ(各施設の公表値との照合を含む)
Key Takeaways
  • 日本一は品川プリンスホテル 3,679室(4棟合計)。1棟単位ではアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉2,311室が最大で、「日本一」は数え方で入れ替わる。
  • 1,000室以上はわずか22軒(全施設の0.06%)。この22軒で31,705室、集計客室数の約2.0%を占める。
  • 500室以上は139軒(0.37%)・106,732室で6.7%。150室以上まで広げると3,144軒(8.3%)が客室の48.7%を抱える。
  • 大箱の立地は東京40軒・大阪26軒・千葉21軒に62.6%が集中。500室以上が存在するのは20都道府県のみで、27県はゼロ。
  • 沖縄は500室以上3軒でも300室以上24軒・9,392室、北海道は500室以上10軒・5,903室。都市型ではなくリゾート型で大箱が成立している。

日本一大きいホテルは品川プリンスホテル — 全国客室数ランキングTOP30

客室数の全国TOP30は以下のとおりである。首位の品川プリンスホテルは、イーストタワー1,015室・Nタワー257室・メインタワー1,735室・アネックスタワー672室の4棟で構成され、合計3,679室。水族館やボウリング場、映画館を敷地内に併設する複合型で、日本の宿泊施設としては突出した規模を持つ。

2位のアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉は2019年9月開業、地上35階・2,311室。運営会社は開業時に「1棟の建物としては日本最大規模」と発表しており、「1施設」で数えれば品川プリンス、「1棟」で数えれば横浜ベイタワーという整理になる。ランキングを見るときに最初に押さえておきたい区別だ。

3位以下も2,000室級が続く。大阪なんば駅前タワー(2,055室・2024年12月開業)、東京ベイ幕張(2,007室)、大阪梅田駅タワー(1,704室・2023年2月開業)と、2019年以降に開業したタワー型の大型施設が上位を押し上げている。空港隣接型ではヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港(1,557室)が6位に入り、愛知県常滑市の東横INN中部国際空港2(1,286室)が10位。都市部だけでなく、空港・スキーリゾート(苗場プリンスホテル1,216室)まで、大型施設の立地は意外に多様である。

全国客室数ランキングTOP30(施設単位・公表総客室数)
順位施設名都道府県客室数
1品川プリンスホテル東京都3,679
2アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉神奈川県2,311
3アパホテル&リゾート〈大阪なんば駅前タワー〉大阪府2,055
4アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉千葉県2,007
5アパホテル&リゾート〈大阪梅田駅タワー〉大阪府1,704
6ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港東京都1,557
7ホテルニューオータニ(東京)東京都1,479
8京王プラザホテル東京都1,438
9アワーズイン阪急東京都1,388
10東横INN中部国際空港2愛知県1,286
11新宿ワシントンホテル 本館東京都1,280
12苗場プリンスホテル新潟県1,216
13アパホテル&リゾート〈両国駅前タワー〉東京都1,111
14サンシャインシティプリンスホテル東京都1,085
15ヒルトン福岡シーホーク福岡県1,053
16ホテル阪急レスパイア大阪大阪府1,030
17シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル千葉県1,016
18東京ドームホテル東京都1,006
19リーガロイヤルホテル大阪ヴィニェット コレクション大阪府1,001
19東横INN中部国際空港1愛知県1,001
19アパホテル〈六本木SIX〉東京都1,001
19アパホテル&リゾート〈新潟駅前大通〉新潟県1,001
23都ホテル 京都八条京都府988
24ホテルグレイスリー新宿東京都970
25アパホテル&リゾート〈御堂筋本町駅タワー〉大阪府913
26相鉄グランドフレッサ 東京ベイ有明東京都912
27グランドプリンスホテル新高輪東京都908
28アパホテル&リゾート〈札幌〉北海道903
29グランドニッコー東京 台場東京都882
30新横浜プリンスホテル神奈川県875

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(N=38,010施設、うち500室以上139軒。客室数は各施設の公表値と照合)

規模のピラミッド — 1,000室超は0.06%、それでも客室の2%を握る

ランキングの上位が「例外」であることは、規模階層の分布を見ると一目でわかる。1,000室以上の施設は全国でわずか22軒(全施設の0.06%)だが、この22軒だけで31,705室、集計対象客室数の約2.0%を占める。500室以上まで広げても139軒(0.37%)にすぎないが、客室数では106,732室・6.7%に達する。

一方、49室以下の小規模施設は29,485軒あり、施設数では全体の77.6%を占める。しかし客室数のシェアは20.9%にとどまる。日本の宿泊供給は「施設数では圧倒的に小規模中心、客室数では中〜大型が支える」という二層構造になっている。実際、150室以上の3,144軒(8.3%)が客室の48.7%を抱えており、団体・大会・MICEの受け皿はこの1割弱の施設群に集中している。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(N=38,010施設・1,597,005室)

規模階層別の施設数・客室数と構成比(N=38,010施設・1,597,005室)
規模階層施設数客室数施設数シェア客室数シェア
1,000室以上2231,7050.06%1.99%
500〜999室11775,0270.31%4.7%
300〜499室411149,1351.08%9.34%
150〜299室2,594521,3036.82%32.64%
50〜149室5,381485,77314.16%30.42%
49室以下29,485334,06277.57%20.92%

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

大箱はどこにあるか — 500室以上139軒の地理的偏在

500室以上の139軒を都道府県別に並べると、東京都40軒・大阪府26軒・千葉県21軒の3都府県だけで87軒(62.6%)を占める。次いで北海道10軒、愛知県7軒、福岡県7軒、神奈川県5軒と続き、500室以上の施設が1軒でも存在するのは20都道府県のみ。残る27県にはゼロである。

とりわけ千葉県の内訳が特徴的だ。21軒のうち浦安市が14軒、成田市が6軒、幕張(美浜区)が1軒と、テーマパーク・国際空港・コンベンション施設という3つの拠点にきれいに張り付いている。大阪府26軒も、中央区7軒・北区6軒の都心部に加え、此花区4軒(大型テーマパーク隣接)、泉佐野市3軒(空港隣接)という構図で、大箱が「都心の商業集積」と「大量送客装置の隣」の 二極に配置されていることがわかる。東京都40軒は港区9軒・新宿区9軒・江東区6軒・千代田区4軒・豊島区4軒と、ターミナルと湾岸に分散している。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(500室以上139軒)

地図上にプロットすると、この偏在はさらに明確になる。円の大きさは客室数に対応している。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

大箱ストックが持つ意味 — 団体・大会配宿・MICEとの接続

客室数ランキングは単なる「大きさ比べ」ではない。150室を超える施設は、修学旅行・スポーツ大会・学会といった団体需要をまとめて受けられる稀少な在庫だからである。100名規模の団体は1施設で完結するが、500名規模になると150室級を数軒押さえるか、500室級を1軒押さえるかで、配宿オペレーションの手間が大きく変わる。会場周辺にどれだけの客室が張り付いているかという視点では、展示会場周辺のホテル供給を6会場で比較した記事が、会期中の需要の伸びまで含めて整理している。

この観点で見ると、上位施設の多くが宴会・コンベンション機能を併設しているのは偶然ではない。たとえば沖縄県糸満市の琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ(443室・2022年7月開業)は、県内最大級となる1,130平方メートルの大宴会場を備え、最大約1,000名を収容できる。宿泊と会議・宴会を同一敷地で完結させられることが、大型施設の付加価値になっている。

裏を返せば、500室以上の施設がゼロの27県では、大規模大会やコンベンションの受け皿を複数施設の組み合わせで作る必要がある。地域として大型イベントを誘致するうえで、この客室ストックの分布は前提条件として押さえておく価値がある。今後の大型開発を検討するエリアにとっても、150室超の在庫がどれだけあるかは、需要の上限を規定する要素になる。

沖縄のホテル客室数ランキング — 大型リゾートTOP12

「沖縄 ホテル 客室数ランキング」で探されることの多い沖縄県は、500室以上が3軒(1,875室)。県内最大は恩納村のリザンシーパークホテル谷茶ベイ(826室)で、全国ランキングでも上位に食い込む規模を持つ。2位はロワジールホテル 那覇(533室)、3位が沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ(516室)である。

沖縄の特徴は、300室台の中〜大型リゾートが厚く積み上がっている点にある。300室以上まで広げると県内で24軒(9,392室)に達し、恩納村・読谷村の西海岸リゾートライン、糸満市の南部エリア、石垣島の3方向に分散している。全国的には大型施設が都市と空港に集中するなか、沖縄はビーチリゾート型で大箱を成立させている数少ない県といえる。県内でいま積み上がっている新規供給の中身については、沖縄の新規供給2,842室を業態別に割り戻した分析で詳しく扱っている。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

沖縄県の客室数上位12施設
順位施設名所在地客室数
1リザンシーパークホテル谷茶ベイ恩納村826
2ロワジールホテル 那覇那覇市533
3沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ恩納村516
4グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート読谷村465
5ANAインターコンチネンタル石垣リゾート石垣市458
6サザンビーチホテル&リゾート沖縄糸満市448
7琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ糸満市443
8ザ・ブセナテラス名護市410
9ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート恩納村400
10フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ石垣市398
11ホテル日航アリビラ読谷村396
12パシフィックホテル沖縄那覇市389

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(沖縄県内・客室数上位12施設)

北海道の大型施設TOP10 — 札幌集中とリゾート地の二極

北海道は500室以上が10軒(5,903室)で、東京・大阪・千葉に次ぐ規模を持つ。ただし内訳は札幌市内が中心で、道内最大はアパホテル&リゾート〈札幌〉の903室。これに定山渓ビューホテル(646室)、2024年開業の札幌ホテル by グランベル(605室)が続く。

札幌以外では、占冠村・留寿都村・ニセコ町といったスノーリゾートに500室級が立地している点が特徴だ。冬季のスキー需要とオフシーズンのMICE・合宿需要を組み合わせて大箱を成立させる構造で、新潟県の苗場プリンスホテル(1,216室)や長野県の志賀高原プリンスホテル(666室)と同じ系譜にある(スキー場周辺にどれだけ客室が集まっているかは主要30スキー場の3km圏客室ストック分析を参照)。

北海道の客室数上位10施設
順位施設名所在地客室数
1アパホテル&リゾート〈札幌〉札幌市903
2定山渓ビューホテル札幌市南区646
3札幌ホテル by グランベル札幌市605
4札幌プリンスホテル札幌市587
5札幌東急REIホテル札幌市575
6星野リゾート トマム ザ・タワー占冠村535
7ルスツリゾートホテル&コンベンション留寿都村530
8ホテルエミシア札幌札幌市512
9ヒルトンニセコビレッジニセコ町506
10札幌グランドホテル札幌市504

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(北海道内・客室数上位10施設)

まとめ — ランキングを読むときの3つの視点

第一に、「日本一」は数え方で変わる。施設単位なら品川プリンスホテル(3,679室)、1棟単位ならアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉(2,311室)である。複数棟を持つ施設をどう扱うかで順位は入れ替わるため、比較の単位を明示することが欠かせない。

第二に、大型施設は例外的な存在である。1,000室以上は22軒・0.06%、500室以上でも139軒・0.37%にすぎない。それでも客室数では6.7%を占め、150室以上まで広げれば客室の48.7%を担う。施設数の分布と客室数の分布はまったく別の形をしている。

第三に、大箱の立地は極端に偏っている。500室以上が存在するのは20都道府県のみで、東京・大阪・千葉の3都府県に62.6%が集中する。千葉県はテーマパーク・空港・幕張の3拠点、大阪府は都心とテーマパーク・空港というように、大量送客装置の隣に大箱が張り付く構図が共通して見られる。沖縄・北海道はこの都市型パターンとは異なり、ビーチリゾートとスノーリゾートで大型施設を成立させている点で、地域の需要構造の違いをそのまま映している。

なお、客室数の公表値は増築・改装・棟の統廃合によって変動する。本稿の数値は2026年9月時点の集計であり、リブランドで名称が変わった施設(宮崎県のフェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー=734室など)は現行名称で掲載している。

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参考資料・出典一覧

■ データソース

メトロエンジンリサーチが国内で追跡する宿泊施設のうち、直近90日間にOTA等で販売実績を確認できた38,010施設・1,597,005室を母集団とする。ランキング掲載施設の客室数は、各施設の公式サイトおよび運営会社の公表資料と個別に照合した。

■ 試算前提

客室数は棟・館を含む施設単位の公表総客室数で数える(複数棟を持つ施設は合算)。規模階層別の構成比は同一母集団に対する施設数ベースと客室数ベースを併記し、都道府県別の集計は施設所在地に基づく。営業を終了した施設は集計から除外し、リブランドで名称が変わった施設は現行名称に揃えた。

■ 限界・留意点

OTAに掲載のない旅館・民宿・簡易宿所、および客室数を公表していない施設は母集団に含まれない。客室数の公表値は増築・改装・棟の統廃合により変動するため、本稿の数値は2026年9月時点の集計である。稼働・単価などの需要側指標は本稿の対象外で、客室ストックの分布のみを扱う。

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