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  • バス・トイレ別の単価効果は1㎡+1,049円 — 宿泊特化型4,515施設の浴室仕様と回収6.1年

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.20

    宿泊特化型ホテルの新築計画で、客室の標準仕様を決める段になると必ず出てくる論点がある。浴室を3点ユニット(浴槽・洗面・便器を一体化したユニットバス)にするか、バス・トイレ別にするか。前者なら1室の面積を抑えられ、同じ延床でより多くの客室が取れる。後者は単価を上げられる可能性があるが、1室あたり数㎡と設備差額を先に払う必要がある。 本稿はこの一点に絞り、需要側(宿泊者の口コミにどれだけ現れるか、単価...

  • 千葉県の食事プレミアム分析2026 — 朝食+10.3%・2食付+29.1%、同一ホテル内ペア比較で見る「段差」の作り方

    千葉県のホテルで、同一ホテル内の素泊まりプランと朝食付プランの差額を突き合わせると、2026年9月宿泊分の朝食プレミアムは県全体で+10.3%(差額 約¥2,400・N=122施設)だった。セグメント別ではシティホテル+11.9%(N=35施設)、ビジネスホテル+11.0%(N=53施設)、リゾートホテル+8.8%(N=17施設)。さらに朝食付から2食付(朝夕)への段差はシティホテル+32.0%(...

  • 由布院の新規開業は最大45室 — 独自条例の町で「増えない客室」とADR1.51倍

    リゾート地の物件取得で「この町にはもう大きな宿は建たない」と言われることがある。建築基準法や都市計画法の上に、自治体が独自の要綱や条例で開発の手続きと基準を上乗せしている町の話だ。本稿では、長野県軽井沢町の「自然保護対策要綱」と大分県由布市の「潤いのある町づくり条例」を取り上げ、2つの数字を並べる。ひとつは供給の止まり方(開業件数・客室純増・新規1施設あたりの規模)、もうひとつはその市場にある既存...

  • 横浜・川崎・相模原28区のホテル単価2.67倍差 — 客室の74.5%は上位4区に集中

    神奈川県

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.20

    神奈川県のホテル市場は、県単位で見るとほとんど何も見えない。推定成約ADRは直近12ヶ月平均で¥14,100(前年同期比+6.0%)という穏当な数字に落ち着くが、この平均値の内側では、隣り合う区どうしで2.67倍の単価差が開いている。本稿が分析単位に置くのは「神奈川県」でも「横浜市」でもなく、政令指定都市3市の行政区――横浜市18区・川崎市7区・相模原市3区の計28区である。首都圏で出店エリアを選...

  • 熊本のホテル、キャンセル19万人泊の後|黒川温泉・阿蘇の回復を日次46日で測る

    令和8年熊本地震の発生から、本稿の集計時点(2026年9月12日)で46日が経過した。熊本県が公表した宿泊キャンセルは約19万人泊・約27億円(暫定値)にのぼる。重要なのは「いくら減ったか」ではなく、そこから何日で、どこが戻ったのかである。本稿では宿泊在庫の日次データを使い、九州の対照4県との差で季節要因を差し引いたうえで、熊本県内の地域ごとの回復カーブを測定する。

  • ホテル新築の省エネ基準適合コストは1室10万〜71万円 — BEI0.80義務化2026

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.20

    2025年4月1日以降に工事へ着手するすべての新築建築物で、省エネ基準への適合が義務になった。省エネ基準適合は建築基準関係規定であるため、適合が確認できなければ確認済証が交付されず、着工できない。さらに2026年4月1日からは、延べ面積300㎡以上2,000㎡未満の中規模非住宅について基準値そのものが引き上げられ、ホテル等の用途では設計一次エネルギー消費量を基準値から20%削減する水準(BEI≦0...

  • ホテルの自家消費型太陽光、回収14〜18年 — 3モデルのCapexとPPA・補助金の効き方

    ホテルの屋上に太陽光パネルを載せる話は、これまで「電気代が上がったから」という文脈で語られてきた。しかし投資判断に必要なのは値上がり幅ではなく、設備そのものにいくらかかり、何年で戻るのかという一点である。本稿では自家消費型太陽光のCapexと回収年数だけに主題を絞り、100室ビジネスホテル・200室シティホテル・80室リゾート旅館の3モデルで、屋根面積から積み上げた搭載容量、地域別の発電量、自己投...

  • 福岡のADRはシティ+6.2%・ビジネス+2.2%へ分岐 — 推定成約ADRのYoYで読む2026年1〜8月確定値

    福岡県の2026年8月の推定成約ADR(確定値)は、シティホテルが18,479円(N=41施設)で前年同月比+6.2%、ビジネスホテルが10,837円(N=341施設)で+2.2%。直前の7月はシティ+3.1%・ビジネス+3.6%とほぼ並んでいたため、8月確定で単価の伸びの主役が入れ替わった格好になる。1〜8月の平均で見ればシティ+9.2%・ビジネス+8.9%とほぼ同じ伸び幅だが、その中身は「年前...

  • 旅館の和洋室改装、単価差は町の価格帯で+10.8%〜−33.9% — 69市町村と30室の回収試算

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.09.20

    温泉旅館の客室を和室から和洋室(畳の上にベッドを置いた客室)に変える改装は、どこまで単価に効くのか。本稿では、宿泊者口コミの意味解析で「和洋室」「和室」が語られている旅館・リゾートを市町村ごとに抽出し、同じ市町村の中で和洋室の言及が多い宿と和室の言及が中心の宿の推定成約ADR(12ヶ月)を比べた。対象は68市町村・和洋室型114軒と和室中心299軒である。結論を先に置くと、単価差は町の価格帯で向き...

  • 高層階・クラブフロアの価格差は中央値+25.0%|眺望を値付けに変える3層構造

    同じホテルの、同じ広さ、同じベッドタイプの部屋が、階が違うだけで4割ほど高く売れている。眺望は「景色」ではなく「価格差を作るための在庫の分け方」であり、実際の販売データを開くと、その分け方は3つの層に整理できる。本稿では、超高層ホテル9施設の客室タイプ別掲載価格を突き合わせ、上層階指定の客室が実際にいくらの上乗せを取れているのかを実測した。