ホテルルートイン輪島(石川県輪島市マリンタウン・222室)は、2024年1月1日の能登半島地震で建物に傾きが生じ休止していた本館を、2026年9月18日に再開した。運営会社の公式ページは8月18日に予約受付を再開し「9月18日(金)より営業再開予定」と案内しており、発災直後から営業を続けてきた東館・和蔵と合わせて全222室がそろった形になる。本稿では、この222室を奥能登2市2町(輪島市・珠洲市・能登町・穴水町)の客室ストックの中に置き直し、主要予約サイトでいま実際に売られている宿がどこまで戻ったのか、復旧工事の業務需要から観光需要へ移る局面で何が求められるのかを整理する。
• ADR(平均客室単価)=各施設がOTA上で公開する最安プラン水準(2名1室利用時・1室あたり料金・税込)に業態別の補正係数を適用して算出した推定成約単価(税抜相当)。上場ホテルREITが開示する物件別実績との照合(91施設・直近3ヶ月間)で誤差中央値は約7%。推定値であり、各施設の実際の成約価格・会計数値とは異なります。
• エリア(都道府県・市区町村)単位のADRは、対象施設の推定成約単価の中央値(エリアの標準的な施設の水準)です。
• 掲載価格に言及する箇所は、2名1室利用時の1室あたり料金(税込)です。
• OCC(稼働率)=エリア内の総客室数に対する販売済み客室数の割合(OTA販売在庫に基づく推定値)。
• 出典:メトロエンジンリサーチ(国内約168,000施設のOTA公開価格を継続追跡、うち稼働確認済み約27,000施設)
本記事の客室ストックは、輪島朝市から半径2,000m圏内にある客室数1室以上の宿泊施設(レジャーホテルを除く)を対象とし、「稼働中」は直近3か月(2026年8月〜2026年10月)に主要予約サイトで販売価格が確認できた施設を指す(2026年10月28日時点、メトロエンジンリサーチ集計)。市町単位の集計も同じ基準で、主要予約サイトに掲載実績のある施設を名寄せし、キャンプ場を除いて数えている。輪島市・珠洲市・能登町・穴水町は推定成約ADRの算出対象施設が1〜3施設にとどまるため、本稿では各市町の推定成約ADRを代表値として示さず、掲載価格(2名1室・税込)を施設数とともに示すにとどめる。
- — 222室 ホテルルートイン輪島が2026年9月18日に本館を再開し、東館・和蔵と合わせて全222室が営業。輪島朝市2km圏で稼働中の226室のうち98.2%を同ホテルが占める。
- — 15軒・338室 奥能登2市2町で主要予約サイトに掲載実績のある156軒・1,709室のうち、2026年8〜10月に販売が確認できたのは15軒・338室(室数ベース19.8%)。
- — 41.4% 石川県資料に基づく能登6市町の宿泊施設営業稼働率(2025年10月末時点)との差は、一般販売に出ていない客室、つまり観光需要に転じる際の供給余力を示す。
- — 小規模・新規が先行 供給回復は古民家改装やゲストハウスなど小規模・新規型から進み、団体を受け入れる中規模旅館の再開は後継者や地盤調査に左右され時間を要する。
- — 価格は施設単位で読む 輪島市・珠洲市の推定成約ADRは算出対象が1施設で市の代表値にならない。比較対象の七尾市は2026年9月に10,900円(19施設、前年同月比+13.4%)。
輪島朝市2km圏の客室の3割、稼働中客室の98%がルートイン輪島
まずは輪島市中心部から見ていく。輪島朝市を中心とする半径2km圏には、主要予約サイトに掲載実績のある宿泊施設が34軒・734室ある。内訳はビジネスホテル3軒299室、旅館10軒259室、民宿16軒127室、ペンション3軒23室などで、震災前の輪島は中規模旅館と家族経営の民宿が市街地に密集する構造だった。ところが、このうち直近3か月に主要予約サイトで販売価格が確認できた「稼働中」の施設は2軒・226室にとどまり、その226室のうち222室、すなわち98.2%をホテルルートイン輪島が占める。半径を5km圏に広げても掲載実績37軒・776室に対して稼働中は同じ2軒・226室で、答えは変わらない。
つまり、本館再開の意味は「222室のホテルが1軒戻った」ではなく、「輪島市街地で予約サイトから予約できる客室が、実質的にこのホテルに集約されている」という市場構造そのものにある。掲載実績ベースの734室に対して222室は30.2%で、本館が止まっていた間はこの比率がさらに下がっていた。2026年1月の北陸財務局の調査でも、輪島市観光協会は「観光客を受け入れ可能な市内の宿泊施設は、当協会が把握している中では十数軒のみ」「稼働中の宿泊施設においても、多くは復旧支援者の方が宿泊している」と述べており、予約サイト上の観測と現地の認識は一致している。
輪島朝市2km圏の宿泊施設(円の大きさ=客室数、青=稼働中、灰=掲載実績のみ)
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(2026年10月時点)
奥能登2市2町 — 掲載実績156軒・1,709室に対し、稼働中は15軒・338室
視野を2市2町に広げると、構図はより鮮明になる。主要予約サイトに掲載実績のある施設は輪島市63軒・971室、珠洲市41軒・344室、能登町38軒・293室、穴水町14軒・101室の計156軒・1,709室である。一方で、2026年8〜10月に販売価格が確認できた稼働中の施設は輪島市6軒・250室、珠洲市5軒・35室、能登町3軒・52室、穴水町1軒・1室の計15軒・338室にとどまる。室数ベースの稼働比率は19.8%、軒数ベースでは9.6%で、ルートイン輪島の222室は2市2町で稼働中の客室の65.7%にあたる。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
| 市町 | 掲載実績(軒) | 掲載実績(室) | 稼働中(軒) | 稼働中(室) | 室数ベース稼働比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 輪島市 | 63 | 971 | 6 | 250 | 25.7% |
| 珠洲市 | 41 | 344 | 5 | 35 | 10.2% |
| 能登町 | 38 | 293 | 3 | 52 | 17.7% |
| 穴水町 | 14 | 101 | 1 | 1 | 1.0% |
| 2市2町 計 | 156 | 1,709 | 15 | 338 | 19.8% |
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(掲載実績=主要予約サイトに掲載実績のある施設を名寄せ・キャンプ場を除く、稼働中=2026年8〜10月に販売価格を確認、2026年10月28日時点)
ただし、この「掲載実績」は震災前からの累積であり、予約サイトに載らない形で営業を続けている民宿や、復旧工事関係者の長期受け入れに専念している施設は稼働中に数えられない。石川県資料をもとにした北陸財務局の整理では、能登6市町の宿泊施設営業稼働率は2024年11月末の16.1%から2025年10月末には41.4%へ回復しており、事業者全体の営業再開率も80%から88%へ上がっている。予約サイト上の19.8%と県集計の41.4%の差は、まさに「営業はしているが一般客向けには売っていない」客室の存在を示す。業務需要が主体の局面では、この差分こそが観光需要に転じる際の供給余力になる。
稼働中15軒の顔ぶれ — 新規開業と小規模宿が市場を支える
稼働中15軒の内訳を見ると、ルートイン輪島以外は20室台以下の小規模施設と、震災後に開業した新しい宿で構成されている。輪島市では、のと里山空港に近い三井町の古民家を改装した「Trip inn 能登空港」が2026年7月21日に開業し、18室を加えた。運営する株式会社能登のあかりは能登復興応援事業として位置づけ、「復興に尽力される方々が心身を休める安らぎの場」を掲げている。門前町のゲストハウス黒島(4室)は2025年を通じて販売を続けており、珠洲市では禄光旅館(12室)が同じく継続販売、2026年10月から木ノ浦ビレッジ(8室)とHotel notonowa(8室)の掲載が始まった。能登町は九十九湾の百楽荘(27室)、ラブロ恋路(14室)、真脇ポーレポーレ(11室)の3軒が安定して売られている。
| 市町 | 施設 | 客室数 | 区分 | 直近の販売観測 |
|---|---|---|---|---|
| 輪島市 | ホテルルートイン輪島 | 222 | ビジネスホテル | 2026年8〜10月に継続(本館9/18再開) |
| 輪島市 | Trip inn 能登空港 | 18 | ゲストハウス | 2026年7月から(7/21開業) |
| 輪島市 | ゲストハウス黒島 | 4 | ゲストハウス | 2025年1月から継続 |
| 輪島市 | GUEST HOUSE UMENOYA | 4 | ゲストハウス | 2026年8月まで |
| 輪島市 | 1棟貸し2施設 | 2 | 貸別荘 | 2026年8〜10月に継続 |
| 珠洲市 | 禄光旅館 | 12 | 旅館 | 2025年1月から継続 |
| 珠洲市 | 木ノ浦ビレッジ | 8 | コテージ | 2026年10月から |
| 珠洲市 | Hotel notonowa | 8 | ホテル | 2026年10月から |
| 珠洲市 | 珠洲温泉宝湯別館 | 4 | ゲストハウス | 2026年2月から継続 |
| 珠洲市 | 九右衛門ゲストハウス | 3 | ゲストハウス | 2026年2月から継続 |
| 能登町 | 能登九十九湾 百楽荘 | 27 | 旅館 | 2025年1月から継続 |
| 能登町 | ラブロ恋路 | 14 | 旅館 | 2025年1月から継続 |
| 能登町 | 真脇ポーレポーレ | 11 | 旅館 | 2025年1月から継続 |
| 穴水町 | WAT RESORTシーフロント奥能登 | 1 | 1棟貸し | 2025年1月から継続 |
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(客室数は主要予約サイト掲載ベース、販売観測は2名1室の掲載価格が確認できた期間、2026年10月28日時点)
ここから読めるのは、奥能登の供給回復が「既存の中規模旅館の復帰」よりも先に「小規模・新規・改装型」で進んでいるという順序である。古民家改装やゲストハウスは投資規模が小さく、地盤調査や大規模な耐震復旧を待たずに開業できる。一方で、観光客を一度に受け入れる中規模旅館は、北陸財務局の聞き取りにあるように後継者や地盤調査の進捗が再開時期を左右しており、時間軸が長い。輪島市の人口が震災前比で15.7%減(2023年12月の2.20万人から2025年12月の1.85万人)、珠洲市が18.0%減と大きく減った中で、従業員の確保も再開の前提条件になる。
掲載価格は施設数と併せて読む — 輪島市は5施設、珠洲市は3施設
価格面では、市町単位の数字を代表値として扱える段階にはない。2026年9月の掲載価格(全プラン平均・2名1室・税込)は輪島市が5施設で39,300円、珠洲市が3施設で17,900円、能登町が3施設で25,300円、穴水町が1施設で68,700円だが、輪島市と穴水町には1棟貸しの貸別荘やリゾートが含まれ、平均は少数の高額掲載に左右される。推定成約ADRの算出対象施設は輪島市・珠洲市で1施設、能登町で3施設しかなく、これを市の水準として示すことはできない。比較のために挙げると、七尾市は推定成約ADRが2026年9月に10,900円(算出対象19施設、前年同月比+13.4%)で、和倉温泉の旅館再開が進む七尾では市単位の価格指標が機能し始めている。石川県全体でシティホテルとビジネスホテルの推定成約ADRがどう割れているかは、石川県のシティホテルとビジネスホテルで割れた推定成約ADR — 2026年夏の確定値YoYで整理している。
| 市町 | 掲載価格 2026年9月 | 掲載施設数 | 掲載価格 2026年10月(断面) | 掲載施設数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 輪島市 | ¥39,323 | 5 | ¥33,977 | 5 | 1棟貸しを含む |
| 珠洲市 | ¥17,881 | 3 | ¥21,497 | 5 | 10月に2施設の掲載開始 |
| 能登町 | ¥25,302 | 3 | ¥23,461 | 3 | 会席中心の旅館を含む |
| 穴水町 | ¥68,694 | 1 | ¥61,640 | 1 | 1棟貸しリゾート |
| (参考)七尾市 推定成約ADR | ¥10,943 | 19 | ¥14,601 | 18 | 和倉温泉を含む |
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(掲載価格=全プラン平均・2名1室・税込、10月は調査時点の掲載断面。七尾市のみ推定成約ADR・算出対象施設数)
そこで、市の平均ではなくルートイン輪島そのものの掲載価格を追う方が実態に近い。同ホテルの全プラン平均は2026年6〜8月が24,700円で横ばい、本館再開後の9月が25,300円、10月が26,000円と小幅に上がる一方、最安プランは8月までの24,400円から9月に20,100円、10月には13,700円まで下がっている。本館分の客室が加わり、プランの幅が下にも広がったと読める。6〜8月は電話予約中心で掲載プランが限られていたため、価格の変動幅が小さく見える点には留意が必要である。11月・12月は調査時点の掲載断面であり、今後のプラン追加や価格調整で変わる。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
石川県の延べ宿泊者数は2026年7月で75.2万人泊、前年同月比-0.8%
需要側のマクロは観光庁「宿泊旅行統計調査」で確認できる。石川県の延べ宿泊者数は2023年の872.6万人泊に対し、2024年は1,149.2万人泊と大きく膨らみ、2025年は951.6万人泊に落ち着いた。2024年の増加は観光というより、発災後の避難や復旧関係者の宿泊が県内のホテル需要を押し上げたものとみられる。2026年に入ってからは月次で55.4万〜87.6万人泊の範囲で推移し、5月が87.6万人泊(前年同月比+2.4%)、6月が68.7万人泊(+3.9%)、7月が75.2万人泊(-0.8%)だった。外国人延べ宿泊者数は2025年に214.3万人泊で、2026年7月は13.1万人泊(-0.7%)と横ばいである。
ただし、県全体の数字は金沢・加賀が大半を占め、奥能登の動きを直接は表さない。北陸財務局がまとめた輪島温泉郷の宿泊者数は、2025年11月に震災前の2023年同月と比べて77.0%減であり、県全体の回復と奥能登の局所的な供給の薄さとは切り離して読む必要がある。なお観光庁は2026年1月分調査から層化基準を従業者数から客室数へ変更しており、前年比には見直しの影響が含まれる可能性があると注記している。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」(2026年1〜7月は第2次速報値)よりホテルバンク編集部作成
観光資源の現在地 — 朝市通りはテント出店、千枚田は稲刈りまで戻った
観光需要の回復は、宿だけでなく目的地の再開と連動する。輪島朝市の通りでは2026年9月13日、かつての出店者約30店舗がテントを並べる「復活のはじまり市」が開かれ、地震後に通り周辺で出店が行われたのは初めてだった。通り一帯では区画整理事業が進行中で、常設の朝市としての再開時期はまだ示されていない。白米千枚田では2026年9月12日に田んぼのオーナーらが稲刈りを行い、営農の循環は戻りつつある。一方、秋冬の夜間イルミネーション「あぜのきらめき」は開催未定のままで、宿泊を伴う夜型の観光コンテンツは回復途上にある。石川県によれば、奥能登の営農再開面積は2025年に発災前の約7割(2,000ha)まで回復した。
2027年1月1日には発災から3年を迎え、冬のカニ・ブリの季節と重なる。観光客の目的地が点として戻り、宿が面として受け止められるかどうかが、この冬から来年にかけての論点になる。
業務需要の平日型から観光の週末型へ — 必要になる客室タイプ
ここまでを整理すると、奥能登の宿泊市場はいまも復旧工事の業務需要が主体で、ルートイン輪島の222室がその受け皿の中心にある。シングル主体のビジネスホテル、無料朝食、天然温泉大浴場という構成は、長期滞在する工事関係者にとって合理的であり、本館の復帰で平日の受け入れ能力は大きく広がった。しかし、この需要は復旧の進捗とともに逓減する性質のものである。北陸財務局によれば公費解体は2025年12月末に完了し、仮設住宅も全戸完成済みで、建設需要の重心は住宅再建へ移りつつある。
観光の週末型需要に移る過程で必要になる客室タイプは、現在の供給構成とは異なる。第一に、2名以上で泊まれるツイン・和洋室である。輪島朝市2km圏の旅館10軒259室はいずれも稼働中に数えられておらず、カニ・ブリの季節に夫婦や家族が泊まる会席付きの客室は、能登町の百楽荘やラブロ恋路など2市2町で50室程度しかない。第二に、朝市や千枚田を訪れる個人旅行者向けの小規模・体験型の宿で、これは古民家改装やゲストハウスとして先行して戻ってきている。第三に、団体・ツアー客を受け入れられる中規模旅館で、これが最も時間を要する。
運営者と投資家にとっての機会は、この順序の中にある。業務需要が続く間は平日のベースロードが確保されるため、既存施設にとっては週末向けの食事付きプランや2名利用の客室を段階的に増やし、観光需要が立ち上がる局面に備える時間がある。新規参入にとっては、中規模旅館の復帰が遅れている期間こそ、10〜30室規模の食事付き宿や1棟貸しが市街地と海岸部で空いている価格帯を取りにいける時期といえる(県内の市別の価格帯の空白は石川県ホテル投資マップ2026|七尾+34%・小松+42%、金沢は上位帯に空白を参照)。和倉温泉では観光協会加盟20軒のうち9軒が一般営業を再開し客室数は震災前の約3割(370室)まで戻っているが、奥能登は稼働中338室のうち65.7%が1軒に集中している点で、回復のステージが一段手前にある。和倉温泉側の施設単位の再開状況と加賀屋新館の計画は、和倉温泉の復興状況2026|19軒中11軒が再開、加賀屋新館は33室・28年度末で追っている。
まとめ
ルートイン輪島の本館再開で、輪島市街地の予約サイト経由の客室は実質的に222室が全館で動く体制になった。しかし奥能登2市2町で見ると、掲載実績156軒・1,709室に対して稼働中は15軒・338室、室数で19.8%にとどまり、その65.7%を1軒が担う。県集計の営業稼働率41.4%(能登6市町・2025年10月末時点)との差分は、一般販売に出ていない客室の存在を示しており、業務需要から観光需要へ移る局面での供給余力でもある。市町単位の価格指標はまだ施設数が足りず、当面は個別施設の掲載価格と客室ストックの回復を追うことが、北陸の運営者・投資家・自治体にとって実務的な観測方法になる。
⚠ 将来日程の掲載価格に関する注意:本記事の2026年10月以降の掲載価格は調査時点(2026年10月28日)で主要予約サイトに公開されている販売価格の断面であり、チェックイン日に近づくにつれてプランの追加や価格調整で変動します。市町単位の掲載価格は対象施設が1〜5施設と少なく、1施設の掲載変更で大きく動く点にご留意ください。
よくある質問
Q. ホテルルートイン輪島の本館はいつ再開しましたか。
A. 運営会社の公式ページでは、2026年8月18日に予約受付を再開し、本館は2026年9月18日(金)以降に営業再開すると案内されています。東館・和蔵は発災直後から営業を続けており、総客室数は222室です。
Q. 奥能登で予約サイトから泊まれる宿はどれくらいありますか。
A. 2026年8〜10月に主要予約サイトで販売価格が確認できた施設は、輪島市・珠洲市・能登町・穴水町の合計で15軒・338室です。予約サイトに載らない形で営業している宿や、復旧関係者の受け入れに専念している宿は含まれていません。
Q. 輪島市のADRはいくらですか。
A. 推定成約ADRの算出対象施設が1施設しかないため、本記事では市の代表値として示していません。2026年9月の掲載価格(全プラン平均・2名1室・税込)は5施設で39,300円ですが、1棟貸しを含むため少数の掲載に左右されます。
あわせて読みたい
参考資料・出典一覧
- ルートインジャパン「ホテルルートイン輪島」公式ページ(本館営業再開・予約受付再開の案内)
- トライシー「ホテルルートイン輪島、本館の営業を再開」(2026年10月12日)
- 株式会社能登のあかり「Trip inn 能登空港 NOTO AIR PORT グランドオープン」(PR TIMES、2026年7月10日)
- 北陸財務局「能登半島地震からの復旧・復興状況について(追加調査)」(2026年1月29日)
- 観光庁「宿泊旅行統計調査」(2026年7月分第2次速報・推移表)
- 共同通信「輪島朝市通り、テントで出店復活 にぎわい再興へ、能登地震後初」(2026年9月13日)
- 共同通信「被災の輪島棚田で稲刈り 参加者手作業、収穫し笑顔」(2026年9月12日)
- 石川県「令和8年の奥能登地域(2市2町)の営農再開状況」(知事記者会見資料、2026年4月23日)
- 石川県「支援者向け宿泊施設の空室状況の公開について」(2024年7月5日)
- メトロエンジンリサーチ — 主要予約サイト掲載ベースの客室ストック(輪島朝市2km圏・5km圏、2市2町)、掲載価格、推定成約ADR(2026年10月28日時点)
