眠っていたデータから新たな付加価値を
兵庫県
投資・開発
大阪市内から車で約1時間、明石海峡大橋を渡った先にある淡路島で、宿泊施設の数が急速に増えている。メトロエンジンリサーチの集計では、淡路市・洲本市・南あわじ市の3市でOTA等に掲載されている宿泊施設は2025年7月の295施設から2026年7月には407施設へ、1年で38.0%増えた。1.38倍である。通常、供給がこれだけ増えれば単価は下がる。ところが同じ期間、3市の推定成約ADRはいずれも上昇して...
石川県
エリア・施設分析
能登半島地震から2年8か月。和倉温泉旅館協同組合に加盟する19軒のうち、営業を再開したのは11軒となった(2026年7月16日時点、北國新聞)。そして2026年8月25日、和倉最大の宿泊施設だった加賀屋が新館の建設計画の詳細を発表し、地鎮祭を行った。新館は7階建て33室、投資額は約77億円、開業目標は2028年度末である。本稿では「客室ストックがどれだけ戻ったか」という供給側の一点に絞り、メトロエ...
愛知県
レベニューマネジメント
愛知県のビジネスホテルの推定稼働率(OTA掲載在庫ベース)を2026年5〜7月の経過月実績92日で曜日平均すると、土曜90.5%に対して日曜は80.4%。その差は10.1ptに達した。シティホテルでも土曜89.6%・日曜80.0%で9.6ptの開きがある。さらに祝日が絡んだ9日を除いて集計し直すと、ビジネスホテルの日曜は77.5%まで落ち、土曜との差は12.2ptに広がる。愛知の週次サイクルは「土...
指定なし
ホテル投資の収支を組み立てるとき、取得価格と運営NOIは誰もが見る。だが取得と売却のあいだ、10年20年にわたって毎年出ていく「建物への再投資」——資本的支出(Capex)と大規模修繕——の相場を数字で押さえている投資家は多くない。上場ホテルREITは、この金額を決算短信と資産運用報告のなかで毎期きちんと開示している。本稿では5つのホテルREITのIR一次資料から直近12ヶ月の実額を拾い、1室あた...
熊本県
鹿児島県
大分県
福岡県
長崎県
佐賀県
宮崎県
沖縄県
山口県
広島県
宿泊市場動向
九州ふっこう応援割は2026年10月1日宿泊分から始まり、対象は九州7県。補助率は熊本県・鹿児島県が60%、他5県が50%で、終了日と予約開始日は各県が設定するため、2026年8月28日の発表時点では未公表のままだ。現場のレベニューマネジャーにとっての実務的な問いは「10月に需要が寄る分、11月・12月の先付けが緩むのか」である。本稿では九州7県と対照3県(沖縄・山口・広島)について、同一リードタ...
東京都
客層・セグメント分析
来日直後の外国人スタッフの住まいをどう確保するか。賃貸契約が整うまでの数週間から数か月を、ホテルの長期滞在でつなぐ選択肢が現実的かどうかは、結局のところ「30泊でいくらかかるか」という一点に集約される。本稿では東京23区のビジネスホテル849施設の掲載価格を30泊分積み上げ、賃貸の初期費用と並べて比較する。あわせて、区ごとの水準差、入居時期による変動、連泊プランの選び方、住民票の扱いで確認すべき点...
東京都のホテル投資分析は、ほぼ例外なく23区の話で終わる。だが多摩地区の中核3駅——立川・八王子・町田——の半径1km圏には、事業所10,869・従業者151,678人という業務集積がある。これは千葉駅圏(66,439人)や船橋駅圏(38,350人)を大きく上回り、大宮駅圏(95,408人)をも超える規模だ。本稿は既刊の『東京23区ホテル供給圧2026』『2040年に居住人口と就業がともに伸びる東...
石川県のビジネスホテルについて、2026年10月最初の週末(10/2金・10/3土・10/4日)の予約進捗をLT(宿泊日までの残り日数)45日以内の観測で追ったところ、土曜と日曜で進捗の「形」がはっきり分かれた。宿泊45日前の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は10/3(土)が80.8%、10/4(日)が65.0%で、その差は15.8pt。直近断面(10/3=T-37、10/4=T-38)では84...
大阪府
業界トレンド
東京都の宿泊税が、2027年(令和9年)4月1日の宿泊分から「宿泊料金の3%」という定率方式に切り替わる。同時に課税免除の基準は1人1泊1万円未満から1万3千円未満へ引き上げられ、課税対象には簡易宿所と民泊(新法民泊・特区民泊)が加わる。東京都主税局が公表している改正内容を一次情報で確認したうえで、この1万3千円という線が実際の宿泊単価の分布のどこに引かれるのかを、東京23区452施設・大阪府59...
北海道
長期出張や単身赴任、入社直後の仮住まいで「そのままホテルに住んだ方が早いのではないか」と考える人は多い。ところが実際にいくらかかるのかを示した数字は驚くほど少なく、検索して出てくるのは「1泊5,000円台から」といった単発の最安値か、業者の料金ページに載る幅の広い目安のどちらかになりがちだ。本稿では、主要5都市のビジネスホテル1,047施設について2026年6月1日から8月24日までの85日分の掲...