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  • 新規開業ホテルの単価はいつ立ち上がるか — 2025年開業91施設のランプアップ分析

    新規開業・供給

    投稿 : 2026.08.07

    新しいホテルが開業したとき、その客室単価はいつ「本来の水準」に到達するのか。開業初月から強気の価格を通せる施設もあれば、数ヶ月かけて段階的に引き上げていく施設もある。この立ち上がり方(ランプアップ)の違いは、開業前予算の置き方や運営初年度の収益設計を大きく左右する。本稿では、2025年に開業した客室100室以上のホテル136施設を対象に、月次の推定成約ADRを開業月起点でそろえ、同一県・同一カテゴ...

  • 香川16市町の単価階層マップ2026 — 県内9.4倍差、秋の立ち上がりは層で5倍違う

    香川県

    エリア・施設分析

    投稿 : 2026.08.07

    香川県のホテル単価は、県平均という一本の数字では到底とらえきれない。メトロエンジンリサーチのデータを市町単位まで分解すると、2026年6月実測の推定成約ADRは最上位の直島町が約¥46,200、最下位の坂出市が約¥4,900と、同一県内で約9.4倍の開きがある。しかもこの階層は秋に向けて一様に持ち上がるのではなく、層ごとにまったく異なる角度で立ち上がる。本稿では香川県16市町の単価階層を4層に整理...

  • 双十節×スポーツの日、重なる10/9〜10/12 — 76日前断面で読む台湾需要の受け皿

    台湾の國慶日(双十節)は2026年、10月10日の土曜日にあたる。行政院人事行政總處が公表する「中華民國115年(西元2026年)政府行政機關辦公日曆表」によれば、10月10日が土曜であるため10月9日(金)が補假(振替休日)となり、台湾は10月9日(金)〜10月11日(日)の3連休となる。一方の日本は、スポーツの日が10月第2月曜日=10月12日にあたるため、10月10日(土)〜10月12日(月...

  • アメニティは「選ぶ」時代か — バイキング方式が口コミに残る宿 全国39軒

    指定なし

    調査

    投稿 : 2026.08.07

    客室に置かれた歯ブラシ、カミソリ、綿棒。使わずに持ち帰らず、そのまま廃棄される分が一定量あることは、宿泊業に携わる方であれば実感としてお持ちだろう。その解として広がったのが、フロントやエレベーターホールに什器を置き、宿泊者が必要な分だけ自分で選ぶ「アメニティバイキング」方式である。廃棄削減とゲスト満足を同時に取りに行く、客室外オペレーションの一つだ。 本記事では、宿泊者の口コミテキストを意味解析し...

  • ブッキングカーブは3点で足りる — 岡山県の実測でみる45日前・30日前・直前の運用フレーム

    ブッキングカーブは、毎日眺めるものではなく「決まった残り日数で切って比べるもの」だ。岡山県のビジネスホテル(N=88施設・10,457室)の実測でみると、2026年8月8日(土)の推定OCCは45日前76.2%から30日前77.8%へわずか+1.6ptしか動かず、そこから直近観測(残り8日)の89.6%まで+11.8ptを一気に積み上げた。同じビジネスホテルでも2026年8月22日(土)は45日前...

  • 石川県のADR、シティ+3.6%・ビジネス−1.3% — 2026年上期に開いた価格階層の差をどう読むか

    石川県のシティホテルとビジネスホテルで、2026年上期の推定成約ADRの動きが正反対に振れた。確定月同士(2026年1〜7月 vs 2025年同月)で比べると、シティホテルは期間加重平均で約1万2,000円(前年約1万1,600円、+3.6%)と前年を上回った一方、ビジネスホテルは約7,500円(前年約7,600円、−1.3%)と前年をわずかに下回った。しかも両者の差は3月以降おおむね拡大し、7月...

  • 和歌山のお盆は「8月13日が山・8月15日が谷」— 旅館とリゾートホテルで分かれた在庫進捗

    和歌山県のお盆4日間(8月13日〜16日)の在庫進捗を、宿泊日の45日前から直近までの観測で点検すると、世間が想定する「8月14日・15日ピーク」とは異なる形が出ている。リゾートホテル(N=34施設・2,223室)の推定OCCは、8月13日(木)が45日前73.1%→30日前79.0%→直近94.9%と最も強く、完売施設率は64.7%に達する。一方で土曜にあたる8月15日は45日前62.8%→30...

  • 神在月が動かす島根県ホテル市場 — 出雲・松江・石見・隠岐の4層ADR構造

    島根県

    エリア・施設分析

    投稿 : 2026.08.07

    11月の平均価格が8月を上回る都道府県は、山陰・山陽ではほぼ島根県だけである。旧暦10月に全国の神々が出雲へ集うとされる「神在月(かみありづき)」は、日本で唯一、晩秋に全国規模の宗教的集客を生む観光資源だ。2026年の神在月は11月9日(月)から12月8日(火)まで。うち出雲大社の神事が集中するのは11月18日(水)から11月25日(水)の8日間である。 本稿では、メトロエンジンリサーチの価格デー...

  • 災害後に先に戻るのは日本人か訪日か — 石川と熊本で逆転した回復順序

    石川県

    熊本県

    インバウンド

    投稿 : 2026.08.06

    災害が起きた宿泊市場では、日本人需要と訪日需要のどちらが先に戻るのか。この問いに、令和6年能登半島地震から2年半が経った石川県のデータと、10年前に同じ問いを経験した熊本県のデータが、正反対の答えを出している。石川県では訪日需要が発災2か月で先行回復し、日本人需要は3年目に入ってなお全国平均に届いていない。ところが2016年の熊本県では、日本人需要が発災1か月で戻り、訪日需要は12か月かかった。本...

  • お盆T-7の在庫消化、九州6県で31.7pt差 — 福岡73.0%・鹿児島41.3%

    2026年のお盆ピーク(8月13日チェックイン)まで残り1週間となった8月上旬時点で、九州6県のOTA公開在庫はどこまで消化されているのか。福岡・熊本・大分・長崎・佐賀・鹿児島の1,544施設について、施設ごとの残室数を室ベースで積み上げて集計したところ、OTAに出された枠に対する消化率は福岡県73.0%に対し鹿児島県41.3%と、31.7ポイントの開きが確認できた。7月28日の令和8年熊本地震か...