眠っていたデータから新たな付加価値を
北海道
宿泊市場動向
年末年始の宿泊価格は、実は数か月前からOTA上の販売価格として「見えて」いる。予約のピークが到来する前の段階でも、各施設がどの水準で12月の在庫を出しているかを集計すれば、今シーズンの価格の方向性はおおむね読み取れる。本稿では、メトロエンジンリサーチが集計する推定成約ADRを用い、主要都市とリゾートエリアの2026年12月フォワードADRを、前年(2025年12月)の実績と比較して検証する。
大分県
神奈川県
季節・イベント
紅葉シーズンは温泉旅館にとって年間で最も需要が集まる時期のひとつである。夏の避暑需要が一段落した後、9月から11月にかけて緩やかに価格が立ち上がり、11月にピークを迎えるのが例年のパターンだ。本稿では、東西の代表的な温泉地である箱根(神奈川県箱根町)・草津(群馬県草津町)・由布院(大分県由布市)の3エリアを取り上げ、旅館カテゴリの推定成約ADRを前年同月比で読み解き、2026年秋の実勢を定量化する...
東京都
2026年の秋商戦を前に、東京23区のホテル価格はどこまで序列を組み替えたのか。メトロエンジンリサーチが継続収集するOTA等の公開価格データから、9〜11月の推定成約ADR(settled-ADR推定値)を区単位で集計し、前年同月比で読み解いた。都心中央部の一強構造は続くのか、それとも城東・城北の伸びが序列を揺らすのか——フォワード(将来日程)の価格からその輪郭を描く。
業界トレンド
日本気象協会(JWA)は2026年の台風について、8月を中心に日本列島への接近数が平年並みか多く、さらにエルニーニョ現象への移行を背景に秋は発達した台風の接近に注意が必要との見通しを示した。夏の書き入れ時と重なるこの時期、屋外アクティビティに依存する宿ほど天候リスクの影響を受けやすい。一方で、大浴場・サウナ・屋内プールといった館内で完結する体験を厚く備えた宿は、悪天候下でも滞在価値を維持しやすい。...
滋賀県
2026年8月6日(木)、第40回記念大会「2026びわ湖大花火大会」が滋賀県営大津港沖の水面一帯で開催される。約1万2,000発の花火に加え、40回の節目としてドローンショーやレーザー演出、戦国武将ストーリーをテーマにした2部構成のプログラムが予告され、主催者は例年並みの約34万人の来場を見込む。ホテルバンクでは、花火当日を含む前後3日間(8/5〜8/7)の大津市ホテルOTA公開データと、周辺の...
山梨県
富士山吉田ルートは2026年9月10日に閉山する(山梨県公式)。登山特需が消えた直後の1週間(9/11〜9/17)は、麓の宿泊需要にとって"反動谷"となるのか — この検証仮説を、河口湖・富士吉田・山中湖の宿泊在庫データ(N=223施設)で読み解く。結論から言えば、閉山直後の反動は驚くほど小さく、真の需要ドライバーは翌週のシルバーウィーク本番にある。SW本番の掲載価格水準は閉山直後比+21.4%、...
大阪府
「ホテル市況は好調」という見出しが並ぶ一方で、現場の実感はエリアや業態によって大きく食い違う。上場ホテルREITの月次実績を見れば市場全体のADR(客室単価)は前年同月比でなお上昇基調にあるが、その平均の裏側では、業態(ホテルカテゴリ)と地域の組み合わせによって価格の方向が真っ二つに分かれている。本稿では、都道府県×ホテルカテゴリ別の推定成約ADRの前年同月比(2026年6月・対2025年6月)を...
上場ホテルREITが月次開示する物件別ADRは、実際の宿泊料収入を客室販売数で割った「成約」ベースの数値であり、市場全体の実勢を映す数少ない公開データである。一方、メトロエンジンリサーチはOTA上の公開価格から業態別の補正係数を用いて推定成約ADRを算出している。両者はいずれも税抜相当の成約水準を指すため、水準そのものを直接比較できる。本稿では、2026年上期(1〜6月)を対象に、REIT開示のp...
エリア・施設分析
調査
同じ大阪の、同じシティホテルというカテゴリ。立地も価格帯も近い宿どうしでも、売れ行きには差がつく。その差の大半は、部屋そのものの魅力や価格、立地といった「商品の力」で説明できる。では、宿がコントロールできる最後の一区間——予約サイトに並ぶプラン名の付け方——には、売れている宿と伸び悩む宿で違いがあるのだろうか。本稿は、大阪府のシティホテル93軒の公開プラン名を集計し、売れ行き指数の上位1/4と下位...
広島県
福岡県
宮城県
「地方出張は都心より安く済む」という前提は、いまも成り立っているのか。インバウンドの地方分散と国内出張需要の回復が重なり、地方主要都市のビジネスホテル単価はこの2年で明確に水準を切り上げてきた。本稿では、札幌・仙台・広島・福岡という4大出張都市について、ビジネスホテル(宿泊特化型)の推定成約ADRを2024年6月からの25ヶ月にわたって追い、前年同月比(YoY)を重ねることで、出張コストの実勢と季...