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豊岡市の旅館、勤労感謝3連休は初日95.7%・最終夜85.5% — 前夜と最終夜をT-14(11/7)で仕込む逆算カレンダー

投稿日 : 2026.10.29

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豊岡市の旅館、勤労感謝3連休は初日95.7%・最終夜85.5% — 前夜と最終夜をT-14(11/7)で仕込む逆算カレンダー

城崎温泉を抱える兵庫県豊岡市の旅館について、勤労感謝の日を含む3連休(2026年11月21日土〜23日月・祝)の予約進捗を宿泊日の45日前から追うと、初日11/21(土)は45日前の時点で推定OCC(OTA掲載在庫ベース)93.7%に達し、26日前の10月26日時点では95.7%まで積み上がっていた。一方で前夜11/20(金)は同じ時点で88.8%、最終夜11/23(月・祝)は85.5%にとどまり、4泊分の掲載在庫の残りのうち7割超がこの2夜に集中している。初日はほぼ決着し、動かせるのは前夜と最終夜という構図は、10月13日時点の観測と変わらなかった。本稿では、この4泊のブッキングカーブと直近2回の連休の実績形状、豊岡市の旅館の推定成約ADRの季節レンジを重ね、既に過ぎたT-30(10/22)で何が確認できていたか、これから来るT-14(11/7・松葉ガニ解禁翌日)で何を決めるかを日付入りで整理する。

対象: 兵庫県豊岡市の旅館カテゴリ N=56〜58施設・956〜982室(主要予約サイト掲載ベースの固定コホート、宿泊日により変動)。推定成約ADRは豊岡市×旅館 N=77〜88施設。本記事の価格指標は推定成約ADR(OTA等の販売データから推定される成約価格水準・税抜相当)、稼働率はOTA掲載在庫ベースの推定値。いずれも定義は記事末尾。データ時点: 2026年10月27日。

本記事のデータについて
• ADR(平均客室単価)=各施設がOTA上で公開する最安プラン水準(2名1室利用時・1室あたり料金・税込)に業態別の補正係数を適用して算出した推定成約単価(税抜相当)。上場ホテルREITが開示する物件別実績との照合(91施設・直近3ヶ月間)で誤差中央値は約7%。推定値であり、各施設の実際の成約価格・会計数値とは異なります。
• エリア(都道府県・市区町村)単位のADRは、対象施設の推定成約単価の中央値(エリアの標準的な施設の水準)です。
• 掲載価格に言及する箇所は、2名1室利用時の1室あたり料金(税込)です。
• OCC(稼働率)=エリア内の総客室数に対する販売済み客室数の割合(OTA販売在庫に基づく推定値)。
• 出典:メトロエンジンリサーチ(国内約168,000施設のOTA公開価格を継続追跡、うち稼働確認済み約27,000施設)
Key Takeaways
  • — 初日11/21は95.7%(26日前・10/26時点)で、45日前の93.7%からほぼ決着。4泊の掲載在庫の残り約345室相当のうち7割超(約249室相当)は前夜11/20と最終夜11/23に集中している。
  • — 最終夜は中の夜より7.5〜12.7pt低く着地するのが直近2回の連休(9月5連休・10月3連休)の型。今回も中日94.3%に対し最終夜85.5%と、既に8.8ptの差が開いている。
  • — 11月の推定成約ADRは¥31,800(現時点推定・N=77)とカニ期の水準。T-14(11/7・松葉ガニ解禁翌日)では、前夜・最終夜を値下げではなく連泊条件や単泊開放などの条件で動かす。

3連休4泊のブッキングカーブ — 初日は45日前で決着、残りは前夜と最終夜

まずは3連休の4泊(前夜11/20〜最終夜11/23)に前週土曜11/14を参照として加えた5本のブッキングカーブを、宿泊日の45日前から直近の観測まで並べる。対象は豊岡市の旅館56〜58施設・956〜982室で、各宿泊日とも同じ施設集合を追った固定コホートである。

豊岡市・旅館 N=56〜58施設。宿泊日の45日前から直近までの観測に基づく。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

初日11/21(土)は45日前の10月7日時点で93.7%と、既にほぼ満室圏に入っていた。その後の19日間で積み上がった幅は+2.0ptにすぎず、26日前の10月26日時点で95.7%である。これに対し最終夜11/23(月・祝)は45日前79.2%から出発し、同じ期間に+6.3pt伸びて28日前で85.5%、前夜11/20(金)も82.8%から+6.0pt伸びて25日前で88.8%と、伸び幅は初日の3倍あるものの水準では初日に7〜10pt届いていない。中日11/22(日)は89.9%から94.3%へ+4.4ptと、初日と前夜の中間に位置する。

この5本を定点で切ると、下表のようになる。「掲載在庫の残り(概算)」は各宿泊日の総客室数に推定OCCの残り分を掛けた目安で、前夜と最終夜を合わせると約249室相当、4泊合計(約345室相当)の7割超を占める。言い換えれば、3連休の中2泊はもう在庫配分の問題であり、収益の伸びしろは前後の2夜にある。

3連休4泊と参照2日の推定OCC推移(豊岡市・旅館)
宿泊日対象45日前30日前(10/22)直近観測45日前→直近掲載在庫の残り(概算)
11/20(金)前夜56施設・956室82.8%87.6%88.8%(25日前)+6.0pt約107室
11/21(土)初日56施設・961室93.7%95.3%95.7%(26日前)+2.0pt約41室
11/22(日)中日57施設・968室89.9%93.9%94.3%(27日前)+4.4pt約55室
11/23(月・祝)最終夜58施設・982室79.2%83.9%85.5%(28日前)+6.3pt約142室
11/14(土)前週土曜・参照56施設・963室89.1%93.0%94.9%(19日前)+5.8pt約49室
11/7(土)解禁翌日・参照56施設・963室81.0%85.9%90.9%(12日前)+9.9pt約88室

推定OCC(OTA掲載在庫ベース)。掲載在庫の残りは総客室数×(100−推定OCC)の概算。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

ここで参照に置いた2本の土曜が示唆的である。前週土曜11/14は45日前89.1%から19日前94.9%へ+5.8pt積み上がり、3連休の中日11/22(94.3%)とほぼ同じ水準に並んだ。つまり11月の豊岡市の旅館にとって、土曜は連休でなくとも90%台半ばまで埋まる夜であり、3連休初日の93.7%という45日前の値は「連休だから」というより「カニ期の土曜だから」と読むほうが近い。もう1本の11/7(土)は松葉ガニ解禁の翌日にあたり、45日前81.0%から12日前90.9%へ+9.9ptと、今回並べた中で最も大きく伸びた。解禁直後の土曜は45日前の時点では平凡に見えても、直前の1か月で一気に積み上がる夜だと分かる。

直近2回の連休に見る「最終夜が緩む」型 — 10月3連休は土日98%台・最終夜90.5%

次に、最終夜が本当に緩むのかを、経過した連休の日別実績で確かめたい。10月の3連休(10/10土〜10/12月・祝)について豊岡市の旅館55〜56施設・965〜971室の推定OCC(OTA掲載在庫ベース・宿泊日直前の観測)を見ると、前夜10/9(金)88.6%、初日10/10(土)98.9%、中日10/11(日)98.0%、最終夜10/12(月・祝)90.5%、翌10/13(火)93.9%だった。初日と中日が98%台でほぼ張り付く一方、最終夜は中日から7.5pt下がり、連休明けの火曜より低い。この10月3連休を兵庫県の4業態で比べた兵庫の10月週末、三連休の上乗せは旅館・リゾートの5.4ptだけでも、連休の上乗せが旅館とリゾートに偏る構図が確認できる。

豊岡市・旅館 N=54〜56施設、2026年10月8日〜13日の推定OCC(OTA掲載在庫ベース・宿泊日直前の観測)。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

9月の5連休(9/19土〜9/23水・祝)も同じ形をしている。対象51〜52施設・925〜937室で、前夜9/18(金)79.6%、9/19(土)99.0%、9/20(日)99.8%、9/21(月・祝)99.9%、9/22(火・休)99.8%と4夜続けてほぼ満室圏だったのに対し、最終夜9/23(水・祝)は87.1%で、中の夜から12pt以上落ちた。連休の長さに関わらず「最終夜は翌日が平日になるため泊まらない」という需要側の行動が、豊岡市の旅館では一貫して観測されている。

直近2回の連休と今回の連休の推定OCC(豊岡市・旅館)
連休対象前夜(金)初日中の夜最終夜中の夜→最終夜
9/19(土)〜9/23(水・祝)5連休51〜52施設・925〜937室79.6%99.0%99.8〜99.9%87.1%−12.7pt
10/10(土)〜10/12(月・祝)3連休55〜56施設・965〜971室88.6%98.9%98.0%90.5%−7.5pt
11/21(土)〜11/23(月・祝)3連休 ※進捗中56〜58施設・956〜982室88.8%(25日前)95.7%(26日前)94.3%(27日前)85.5%(28日前)−8.8pt

推定OCC(OTA掲載在庫ベース)。9月・10月は宿泊日直前の観測、11月は2026年10月27日時点の進捗。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

ただし、過去2回の連休と今回では前提がひとつ違う。9月・10月の連休は宿泊日直前に初日が98〜99%まで到達した実績であり、11/21は26日前で95.7%の進捗にすぎない。それでも中日との差が既に8.8pt開いている以上、最終夜11/23が直前に中の夜へ追いつく展開は、過去2回の形からは想定しにくい。最終夜は「埋まるのを待つ夜」ではなく「埋め方を設計する夜」として扱うのが、豊岡市の旅館の連休の型に沿った読み方だろう。同じ勤労感謝の3連休を京都府の三業態で逆算した京都の勤労感謝3連休、初日11/21は30日前でビジネス98.3%・完売施設率75.1%でも、初日と最終日の段差は同じ向きに出ている。

なお10月1〜27日の曜日別平均(対象53〜58施設・939〜990室)を補足すると、土曜96.1%・水曜96.8%が最も高く、月曜90.5%・金曜91.4%・木曜91.8%が低い側に並ぶ。カニ期を前にした10月の豊岡市では、週末と並んで週半ばの水曜が高く出ており、曜日の山がひとつでない点は、連休後の平日在庫を考える上での背景として押さえておきたい。

豊岡市の旅館の推定成約ADR — 12〜3月は夏の約1.6倍、11月は現時点推定¥31,800

価格の軸も確認しておく。豊岡市の旅館(カテゴリ「旅館」、N=77〜88施設)の推定成約ADR(税抜相当・月次)を2025年と2026年で重ねると、カニ期の形がはっきり出る。確定値で見ると2025年12月¥35,900(N=82)、2026年1月¥34,700(N=83)、2月¥32,900(N=86)、3月¥32,600(N=87)と4か月にわたり¥32,000〜36,000台を維持する一方、2026年6月は¥19,500(N=77)、7月¥19,300(N=79)、8月¥22,400(N=78)、9月¥21,400(N=79)と¥20,000前後にとどまる。カニ期4か月の平均は夏4か月の約1.6倍に相当し、豊岡市の旅館は年間収益の多くをこの時期に集めている。

豊岡市・旅館 N=67〜88施設。実線は確定値、破線は現時点の販売状況に基づく推定値(変動し得る)。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

前年同月比(確定月同士)では、2026年1月が+1.2%(¥34,689 vs ¥34,264)、2月−0.8%(¥32,936 vs ¥33,190)、3月−0.6%(¥32,648 vs ¥32,845)と、前シーズンのカニ期は前年とほぼ同水準で推移した。夏場は8月が−4.2%(¥22,449 vs ¥23,435)、9月が+4.3%(¥21,403 vs ¥20,518)と月ごとに振れている。参考までに兵庫県全体の旅館(N=278)の2026年9月確定値は¥19,100で、豊岡市はこれを¥2,000強上回る。

豊岡市・旅館の推定成約ADR(月次・前年同月比)
月2025年(確定)2026年(確定)前年同月比N(2026年)
1月¥34,264¥34,689+1.2%83
2月¥33,190¥32,936−0.8%86
3月¥32,845¥32,648−0.6%87
8月¥23,435¥22,449−4.2%78
9月¥20,518¥21,403+4.3%79
11月—¥31,839 ※現時点推定—77
12月¥35,914¥35,206 ※現時点推定—79

推定成約ADR(税抜相当)。前年同月比は確定月同士のみ。11月・12月の2026年値は現時点の販売状況に基づく推定で、確定値との単純比較は月末の確定を待つ。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

3連休が属する2026年11月の推定成約ADRは、現時点の販売状況に基づく推定で¥31,800(N=77)である。確定値ではなく今後変動し得る値だが、9月確定の¥21,400から1万円以上高いレンジに入っており、12月の現時点推定¥35,200へ向けて段階的に上がる形になっている。これは11月の価格設定が既に「カニ期の水準」で組まれていることを意味し、3連休初日が45日前で93.7%まで埋まったのも、この価格帯の中で起きた現象である。したがって前夜と最終夜に残る在庫を扱う際の論点は「安くして埋めるか」ではなく、「初日・中日と同じカニ期の価格帯の中で、どの条件を付けて売るか」になる。

松葉ガニ解禁11/6を軸にした逆算カレンダー — T-30は過ぎ、T-14(11/7)が実務の節目

兵庫県但馬沖を含む日本海のズワイガニ(松葉ガニ)漁は、兵庫県の記者発表(2025年10月31日・令和7年漁期)で11月6日解禁と示されており、鳥取県が公開する漁期表でも雄は11月6日〜翌3月20日、雌(セコガニ)は11月6日〜12月31日とされている。2026年11月6日は金曜で、解禁翌日の11/7(土)が12日前で90.9%まで進んだのは前述のとおりである。令和8年漁期の公式発表は本稿執筆時点で確認していないため、本稿は例年どおり11月6日解禁を前提に置く。解禁翌日の11/7(土)を兵庫・鳥取・福井・石川の4県で並べ、10月土曜との単価差と埋めしろを読んだカニ解禁2026、初週末の旅館は10月土曜より最大44%高いも、同じ週末を値決めの側から扱っている。

この解禁日と3連休の間隔は15日である。今回のカレンダーで重要なのは、通常の「T-30で価格を決める」節目が10月22日(木)に既に過ぎている点と、T-14にあたる11月7日(土)がちょうど解禁翌日に重なる点にある。T-30時点の値(初日95.3%・中日93.9%・前夜87.6%・最終夜83.9%)は、45日前からの15日間で初日がほとんど動かず(+1.6pt)、最終夜と前夜が+4.7〜4.8pt伸びたことを示していた。ここで確認すべきだったのは、自館の初日の残り枠がどの部屋タイプに偏っているか、そして前夜・最終夜の販売条件(2連泊条件や単泊の可否)が初日の残りをどう動かしているかである。もし未確認であれば、その作業をT-14の前に片付けておく意味は大きい。

松葉ガニ解禁11/6を軸にした逆算カレンダー(豊岡市・旅館)
節目日付市場の観測値(豊岡市・旅館)確認・決定すること
T-45(経過)10/7(水)初日93.7%・中日89.9%・前夜82.8%・最終夜79.2%初日の早期決着を確認。初日と最終夜の14.5pt差が出発点
T-30(経過)10/22(木)初日95.3%・中日93.9%・前夜87.6%・最終夜83.9%初日の残り枠の部屋タイプ、前夜・最終夜の販売条件の棚卸し。未了なら11/6までに
解禁日11/6(金)解禁翌日11/7(土)は12日前で90.9%初競り・水揚げの報道で需要の空気が変わる日。問い合わせ・直前予約の動きを記録
T-1411/7(土)直近の市場値: 前夜88.8%・最終夜85.5%(10/26時点)最終夜11/23の販売条件(連泊条件の緩和・単泊開放)と前夜11/20の扱いを決める。初日の残り枠を最終配分
T-711/14(土)前週土曜そのものが19日前で94.9%自館の前夜・最終夜が市場の88.8%・85.5%の線より下なら条件を再調整。初日・中日はキャンセル戻りの受け皿を用意
直前11/19(木)〜11/20(金)過去2回の連休では最終夜が中の夜より7.5〜12.7pt低く着地最終夜の残り枠を直前需要向けに整理。初日・中日の満室圏は維持し、値下げで埋めに行かない

推定OCC(OTA掲載在庫ベース)、豊岡市・旅館 N=56〜58施設。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

豊岡市・城崎温泉の旅館を運営するレベニューマネージャーへ — 示唆とアクションプラン

運営目線のインサイト

1. 初日と中日は「埋めるか」ではなく「何を残すか」の局面にある。 市場全体で初日95.7%・中日94.3%まで進んでいる以上、自館の同じ2夜がこの線に届いているなら、残り枠は値下げの対象ではなく、キャンセル戻りと直前の高単価需要の受け皿として扱う余地がある。逆に自館だけ市場より明確に低いなら、価格ではなく露出や部屋タイプの出し方に原因を探すほうが筋がよい。

2. 最終夜は市場でも85.5%で、自館だけの問題ではない。 10月3連休の最終夜90.5%、9月5連休の最終夜87.1%という着地実績が示すとおり、連休最終夜の緩さは豊岡市の旅館に共通する型である。最終夜を初日並みに埋めようとして価格を崩すより、前夜11/20からの連泊や最終夜単泊といった「条件」で在庫を動かすほうが、カニ期の価格帯(11月現時点推定¥31,800)を守りやすい。

3. 前夜11/20(金)は伸びしろが最も大きい夜である。 45日前から+6.0pt伸びてなお88.8%と、初日に7pt届いていない。前週土曜11/14が19日前で94.9%まで埋まる市場で、金曜の前夜泊は「土曜に入れなかった需要」の受け皿として最後まで動く可能性があり、初日の残り枠と前夜をセットで見せる設計が検討に値する。

4. 解禁日11/6が需要の空気を変える。 解禁翌日の11/7(土)が45日前81.0%から12日前90.9%へ+9.9ptと最も大きく伸びたことは、解禁の報道が直前予約を押す力を示している。T-14がちょうど解禁翌日に重なる今回は、解禁後の数日の問い合わせと予約の動きを見てから最終夜の条件を確定する、という順番が組める。

アクションプラン(時間軸つき)

アクションプラン(時間軸つき)
時間軸打ち手判断トリガー(記事の数値に紐づく)狙い
今日〜11/6(解禁前)初日・中日の自館の進捗を市場の95.7%・94.3%と照合し、残り枠の部屋タイプを棚卸しする自館の初日が市場の95.7%を下回ったままなら、価格より露出・部屋タイプの出し方を先に見直すT-30で済んでいるべき確認を解禁前に終える
今日〜11/6(解禁前)前夜11/20と最終夜11/23の販売条件(連泊条件・単泊可否・食事内容)を一覧化する前夜が市場の88.8%、最終夜が85.5%より低ければ、条件側に埋まりにくい要因が無いかを確認するT-14で動かす「条件」の選択肢を先に揃える
T-14(11/7)〜11/9最終夜11/23の連泊条件を緩和するか、単泊を開放するかを決める解禁後の数日で最終夜の自館進捗が市場の85.5%の線を越えてこなければ、条件緩和を優先する最終夜をカニ期の価格帯のまま動かす
T-14(11/7)〜11/9前夜11/20を初日の残り枠とセットで見せる(前夜から2連泊の導線)初日の自館残り枠が市場並み(概ね4%台)まで絞られているなら、前夜起点の連泊で初日の最後の枠を売る伸びしろの大きい前夜を初日の需要で埋める
T-7(11/14)前後初日・中日のキャンセル戻り在庫を、値下げせずに戻す運用を決めておく前週土曜11/14が19日前で94.9%まで埋まる市場なら、戻り在庫は市場価格帯で再販できる前提で扱う満室圏の2夜の単価を守る
直前(11/19〜20)最終夜の残り枠を直前需要向けに整理し、翌週以降(11/28土は33日前で90.2%)への振替提案も用意する過去2回の連休で最終夜が中の夜より7.5〜12.7pt低く着地した型を前提に、最終夜の未達を単価で取り返そうとしない最終夜の着地を型どおりに受け止め、次の週末へつなぐ

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

まとめ — 連休を4泊で見る3つの物差し

豊岡市の旅館にとって勤労感謝の3連休は、初日が45日前で93.7%、26日前で95.7%とほぼ決着しており、残る論点は前夜11/20(88.8%)と最終夜11/23(85.5%)の扱いにある。再利用できる物差しとして次の3点を挙げておく。第一に、連休は「初日・中日」と「前夜・最終夜」の2群に分けて進捗を読むこと。豊岡市では45日前の時点で初日と最終夜に14pt以上の差があり、その差は直前まで埋まらない。第二に、最終夜は過去2回の連休で中の夜より7.5〜12.7pt低く着地しており、これを異常ではなく型として織り込むこと。第三に、11月の推定成約ADRが現時点推定で¥31,800とカニ期の水準にある以上、前後の2夜は価格ではなく条件で動かし、満室圏の2夜の単価を守ること。T-30は過ぎたが、松葉ガニ解禁翌日のT-14(11/7)はまだ先にある。

データについて

  • 推定OCC(OTA掲載在庫ベース): OTA掲載在庫ベース稼働率 = 100 − 100 × OTA掲載残室数 ÷ 総客室数。対象は総客室の30%以上をOTAに掲載する施設で構成した固定コホート(各宿泊日で同じ施設集合。施設数がその集合の数)。OTA上で販売される在庫の消化状況に基づく推定値であり、実客室稼働率とは定義が異なる(掲載外の客室を消化済み側に数えるため高めに出る)。対象月: 2026年9月・10月(宿泊日直前の観測)、2026年11月(2026年10月27日時点の進捗)。
  • ブッキングカーブ: 宿泊日の45日前から直近までの観測に基づく。
  • 推定成約ADR: OTA等の販売データ(最安プラン水準×業態別係数・複数チャネルのアンサンブル)から推定した成約価格水準(税抜相当)。過去月は確定値、現在・未来月は現時点の販売状況に基づく推定値。公表運営実績との照合で誤差中央値6.6%。
  • 対象: 推定OCC・ブッキングカーブは兵庫県豊岡市の旅館カテゴリ N=56〜58施設・956〜982室(11月の各宿泊日)、9月の引用日(9/18〜9/24)は51〜52施設・925〜937室、10月は53〜58施設・939〜990室(いずれも主要予約サイト掲載ベース)。推定成約ADRは豊岡市×旅館カテゴリ N=77〜88施設(月により変動、2027年1〜3月の推定は67〜76施設)、兵庫県全体の旅館は N=278施設(2026年9月)。
  • 曜日は2026年の暦に基づく。11月23日(月)は勤労感謝の日。
  • データ時点: 2026年10月27日。販売状況・在庫は日々変動するため、本記事の数値は取得時点のスナップショットである。

参考資料・出典一覧

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