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エリア・施設分析

  • ホテルラポール千寿閣 跡地は305台の駐車場に — 閉館5年後の町田駅前ホテル市場

    神奈川県相模原市南区上鶴間本町、JR町田駅南口から徒歩5分ほどの場所にあった「ホテルラポール千寿閣」が営業を終えたのは2021年8月31日のことだった。あれから5年。跡地には収容305台の時間貸駐車場が広がり、48室あった客室は町田駅圏の宿泊在庫から静かに消えた。本稿では、閉館の経緯を改めて振り返るのではなく、その後の5年で町田駅周辺の宿泊市場に何が起きたのかを、公開価格データと公的統計で追う。閉...

  • 立山黒部の紅葉期2026、宿の受け皿は富山市街8,519室 — 立山駅10km圏は542室

    立山黒部アルペンルートの紅葉は、標高2,450mの室堂平から順に色づき、3週間ほどかけて山を下りてくる。ルートの2026年度営業期間は4月15日から11月30日までで、そのうち紅葉の需要が最も厚くなるのは9月下旬から10月中旬の約4週間だ。ところがこの区間、山の玄関口である立山駅の近傍に泊まれる部屋はきわめて限られる。メトロエンジンリサーチが把握する範囲で立山駅から半径30km圏の宿泊施設を集計す...

  • 栃木県のADRは一枚岩ではない — ビジネス+1.6%・シティ−4.1%・旅館+6.8%(2026年1〜7月確定)

    栃木県の宿泊マーケットは、いま「一枚岩ではない」状態にある。2026年1〜7月の確定月で推定成約ADRの前年同月比を積み上げると、ビジネスホテルは7ヶ月平均6,443円(2025年同期6,344円、+1.6%、N=137〜140施設)と小幅ながらプラス、対してシティホテルは7,203円(同7,513円、−4.1%、N=15施設)とマイナスで着地している。さらに日光・鬼怒川など観光地の在庫を多く含む...

  • 大阪の口コミ評価と推定成約ADRを突き合わせる — シティ×ビジネスの1.49倍を説明するのは「食事」だけだった

    大阪府のシティホテルとビジネスホテルの間には、2026年7月時点で 推定成約ADRにして約1.49倍(シティ¥12,582・N=97施設/ビジネス¥8,429・N=497施設)の開きがある。ところが宿泊者の口コミ評価を10カテゴリに分解して両業態を突き合わせると、差がはっきりつくのは「食事」(+0.279)と「朝食」(+0.170)の2カテゴリだけで、立地(+0.088)・客室(+0.085)・従...

  • 山形県のADRは業態で逆走する — ビジネスは春先−4.8%、シティは2月+12.5%(2026年1〜7月確定値)

    山形県の宿泊市場で、同じ県内・同じ期間なのに、ビジネスホテルとシティホテルの価格が逆方向に動いている。2026年1〜7月の確定値で推定成約ADRを前年同月比で見ると、ビジネスホテルは3月−2.7%、4月−4.8%、5月−1.4%と春先が3か月連続でマイナス圏に沈んだ一方、シティホテルは2月+12.5%、3月+8.5%、4月+8.6%と同じ時期にプラス圏を走った。1〜7月の平均で見ると、ビジネスホテ...

  • レビュー客層は単身44.7%・家族44.4%で並んだ — 客室ミックスと2名以上の単価設計

    全国のOTA公開レビューを集計した客層データで、2025年の同行者構成は単身44.7%・家族44.4%(n=407,873)となり、両者の差は0.3ptまで縮んだ。2021年は単身46.5%・家族38.6%で差は7.9pt、単身が明確な主役だった。一方で、全国のビジネスホテルが保有する客室のベッド構成はシングルが54.3%(N=5,773施設・668,177室)と過半を占めたままで、2名以上に対応...

  • 展示会場周辺のホテル供給を6会場で比較 — 5km圏87倍差、会期の稼働リフトは最大+5.8pt

    展示会は、ホテルにとって数少ない「平日に発生する法人需要」の源泉である。しかし業界メディアが扱うのは個々の展示会単位の話が中心で、展示場という箱そのものを横断単位に置いて「その会場の足元にどれだけ客室があるのか」「会期が来ると実際に需要はどれだけ動くのか」を並べて棚卸しした資料は、ほとんど存在しない。 本稿では、国内主要6会場(東京ビッグサイト/幕張メッセ/パシフィコ横浜/ポートメッセなごや/イン...

  • 長崎県9月前半のブッキングカーブ点検 — 9/12(土)は推定OCC82.7%、旅館とシティに24.2pt差

    長崎県の2026年9月前半(9/1〜9/15)を、宿泊日ごとのブッキングカーブで点検した。最も需要が厚いのは9月12日(土)で、全施設の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は直近観測で82.7%、完売施設率は28.5%(N=400施設・18,905室)。カテゴリ別に割るとシティ89.3%(N=24)・ビジネス87.4%(N=115)・リゾート78.8%(N=35)に対し、旅館は65.1%(N=62)...

  • ビジネスホテルの朝食プレミアム、京都22.0%・静岡5.0%の4.4倍差 — 主要10道府県を同一ホテル内比較

    同じホテルが、同じ日に、同じ部屋を「朝食付き」と「食事なし」の2本立てで売っている。その2本の差額こそが、そのホテルが朝食に付けている値段である。この差額を主要10道府県のビジネスホテルで横断集計すると、京都府22.0%(同一ホテル内の差額+約3,800円・N=68施設)に対し、静岡県は5.0%(+約800円・N=132施設)と、実に4.4倍の開きが出た。10道府県の中央値は10.6%。朝食プレミ...

  • アニメ聖地88の非大都市92自治体、客室数ランキング2026 — 下位25市町村は計4,363室

    一般社団法人アニメツーリズム協会が2026年2月13日に発表した『訪れてみたい日本のアニメ聖地88』2026年版は、協会設立10周年にあわせて対象を100作品へ拡大し、作品146件・施設29件の計175件が認定された。認定地は北海道函館市から沖縄県南城市まで広がるが、その多くは人口数千〜数万人規模の町村である。本稿では175件を市区町村単位まで分解し、非大都市圏に位置する92自治体について、宿泊施...