佐賀県は、旅行代金が最大7,000円分お得になる全国旅行支援「GO!!佐賀旅キャンペーン」を11月30日まで延長した。
「GO!!佐賀旅キャンペーン」では、1人1泊あたり5,000円を上限に旅行代金の20％を割引するほか、最大2,000円分の地域クーポンを配布する。
今回、佐賀県のコロナ禍からの観光客・宿泊客の回復や「GO!!佐賀旅キャンペーン」の延長について、佐賀県に話を聞いた。
―――インバウンドも解禁されて、旅行需要も回復傾向と言われていますが、コロナ前、コロナ禍と比べて観光客数・旅行客数はいかがでしょうか？
具体的な数字として、観光庁が発表している宿泊旅行統計調査があります。この数字からも確実に回復していることが読み取れます。
しかしながら、コロナ前の2019年と比較すると、約８割程度（77.4%）までの回復となり、まだ完全に回復しているとは言えません。
【参考】宿泊旅行統計調査（観光庁 令和5年6月30日発表）
延べ宿泊者数（令和５年４月・第２次速報）
| 所在地 | 延べ宿泊者数 | 2019年同月比 | 前年同月比 |
佐賀県 | 199,160 | -22.6% | ＋8.4% |
※2019年4月延べ宿泊者数：257,160
※2022年4月延べ宿泊者数：183,130
―――佐賀旅キャンペーンが11月末まで延長と、他県の全国旅行支援と比べて非常に長い期間延長されています。どのような狙いがあるのでしょうか？
需要が見込める夏休み期間を除外するなどの工夫をし、できるだけ長く効果を継続したいと考えています。
キャンペーンの期間を11 月末までに設定していますが、予算が無くなり次第終了します。
―――長期間の延長で気になるのが予算ですが、観光庁からの助成でまかなうのでしょうか？それとも県で予算を追加するのでしょうか？
観光庁予算のみで実施します。
―――キャンペーンに期待していることを教えてください
コロナ分類の5類移行で観光需要が徐々に回復しつつあるものの、未だインバウンドなどコロナ前のレベルに回復しきれていないことから、県内の観光関連事業者の支援となるよう期間を設定し、国と調整を図ったうえで延長しました。
コロナ禍で団体旅行から少人数（個人・家族）旅行へのシフトが加速するなど、観光スタイルも大きく変化し、ニーズが多様化したことから、宿泊施設や観光施設の受入環境の整備や観光資源の磨き上げなどを着実に実施してきました。
旅行需要が回復しつつある今、キャンペーンを通して多くの旅行者に佐賀ならではの宿泊施設や観光コンテンツを満喫して頂きたいと考えています。
佐賀牛
写真提供：佐賀県観光連盟
呼子のイカ
写真提供：佐賀県観光連盟
―――最後に読者へのメッセージをお願いします
11月は佐賀インターナショナルバルーンフェスタと唐津くんちの2大イベントが開催され、賑やかになる時期です。
会場から少し足を伸ばせば、嬉野温泉・武雄温泉や古湯温泉など泉質の異なる温泉地に囲まれています。お宿でゆっくり寛ぎ、県内の名産を味わい、日頃の疲れを癒す旅もオススメです。
佐賀県内の魅力的な観光地は佐賀県観光連盟HP「あそぼーさが」で沢山紹介しています。
大変お得なこの機会に、佐賀旅を満喫して頂ければと思います。
佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 
吉野ヶ里遺跡
■「GO!!佐賀旅キャンペーン」概要
【予約期間】
2022年12月28日（水）～2023年11月30日（木）
【利用期間】
2023年1月10日（火）～11月30日（木）（12月1日チェックアウト分）
※7月22日（土）～8月31日（木）（9月1日チェックアウト分）は対象外
【旅行商品・宿泊代金割引】
宿泊・旅行代金総額の20％（割引上限は1人1泊あたり最大3,000円～5,000円）
※各市町村の割引がある際は、先に各市町村の割引を適用
【佐賀旅PAY（地域限定クーポン）】
平日：2,000円（旅行・宿泊代金が2,500円以上で配布）
休日：1,000円（旅行・宿泊代金が2,000円以上で配布）
※地域限定クーポンは電子クーポン（佐賀旅PAY）
※オンライン・店舗型旅行会社は、平日3,000円、休日2,000円以上が対象