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旧耐震ホテル23.6䞇宀・党客宀の19.1% — 改修か建替えか、588棟の分岐点

投皿日 : 2026.08.24 曎新日 : 2026.09.02

指定なし

投資・開発

旧耐震ホテル23.6䞇宀・党客宀の19.1% — 改修か建替えか、588棟の分岐点

日本のホテル・旅通ストックを「䜕幎に開業したか」で切る蚘事は、これたでも本メディアで扱っおきた。ただし1996幎、2015幎、開業10幎——そこで䜿われる区切りは、いずれも分析者が遞んだ任意の幎である開業10幎ずいう区切りで改装の効きどきを枬った分析は開業10幎の宿はいたにたずめおいる。本皿はそこを離れ、区切りを1981幎6月1日ひず぀に固定する。建築基準法斜行什の改正により新耐震基準が適甚された日であり、日本の䞍動産においお唯䞀、法制床が匕いた建物の境界線だからだ。

この線を匕く実務䞊の意味は明快である。1981幎5月31日以前に着工した建築物のうち、階数3以䞊か぀延べ面積5,000平方メヌトル以䞊のホテル・旅通は、2013幎改正の耐震改修促進法によっお「芁緊急安党確認倧芏暡建築物」に䜍眮づけられ、耐震蚺断の実斜ず所管行政庁ぞの結果報告が矩務づけられた。報告期限は2015幎12月末で、結果は自治䜓が公衚する。぀たりこの局は、䞖代構成衚の䞀区分ではなく、法的に名前ず手続きが䞎えられたストックである。本皿は、その局が党囜にどれだけあり、どこに集たり、どんな単䟡を皌いでいお、改修・建替え・甚途転換のどれに向かうのかを数字で瀺す。

本蚘事における指暙の定矩

  • ADR平均客宀単䟡各斜蚭が公開する最安プラン氎準2名1宀利甚時・1宀あたり料金・皎蟌に業態別の補正係数を適甚しお算出した掚定成玄単䟡皎抜盞圓。䞊堎ホテルREITが開瀺する物件別実瞟ずの照合で誀差䞭倮倀は6.6%䞡OTAのアンサンブル掚定。掚定倀であり、各斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なりたす。゚リア・区分単䜍のADRは察象斜蚭の䞭倮倀暙準的な斜蚭の氎準。
  • 旧耐震期開業開業幎月が1981幎5月31日以前の斜蚭。建物の竣工幎ではなく開業幎に基づくスクリヌニング指暙であり、開業埌に建替え・党面改築を行った斜蚭も含たれたす。逆に、旧耐震期の建物を近幎ホテルぞ転甚した斜蚭は新耐震偎に蚈䞊されたす。実際の耐震性胜を瀺すものではありたせん埌述「この指暙で蚀えるこず・蚀えないこず」参照。
  • OCC皌働率゚リア内の総客宀数に察する販売枈み客宀数の割合OTA販売圚庫に基づく掚定倀。なお本皿の投資詊算で甚いるOCC75%78%は実枬倀ではなく詊算䞊の想定倀です。
  • 集蚈母集団メトロ゚ンゞンリサヌチが远跡する囜内玄168,000斜蚭のうち、皌働が確認できる27,249斜蚭・1,266,977宀。うち開業幎月が刀明する24,720斜蚭・1,233,409宀を分析察象ずしたした。
  • デヌタ出兞メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング開業幎ベヌス囜土亀通省「建築動態統蚈調査」
旧耐震期開業の客宀
23.6䞇宀
4,744斜蚭・1981幎5月以前開業
党客宀に占める比率
19.1%
開業幎刀明123.3䞇宀ベヌス
100宀以䞊ぞの集䞭
588棟
旧耐震客宀の50.7%を保有
旅通の旧耐震比率
49.6%
ビゞネスホテルは9.7%
宿泊業甚 建築費
2.80倍
2011幎→2024幎・坪単䟡
Key Takeaways
  • — 23.6䞇宀・19.1% — 皌働が確認でき開業幎月が刀明する123.3䞇宀のうち、1981幎5月以前に開業した客宀は235,730宀。玄5宀に1宀が旧耐震期の開業にあたる。
  • — 588棟に半分が集䞭 — 100宀以䞊の旧耐震期開業斜蚭は588棟にずどたるが、そこに119,467宀旧耐震客宀の50.7%が入る。意思決定の察象はこの母集団に集玄される。
  • — 単䟡の䞖代差は業態で逆転 — 掚定成玄ADR䞭倮倀はシティホテルで−22.4%旧¥11,700新¥15,100だが、旅通は+8.1%、リゟヌトは+7.3%ず旧耐震期の偎が高い。
  • — 建替え単䟡は13幎で2.80倍 — 宿泊業甚の着工単䟡は2011幎の坪69.9䞇円から2024幎は坪195.5䞇円ぞ。同䞀甚途の増分収益では回収に43幎を芁し、建替えの根拠は建物ではなく土地に移る。
  • — 䞭䜍解は「耐震改修客宀改装」 — 単独では回収䞍胜な耐震補匷も、客宀改装ず束ねれば1宀900䞇円・19.2幎で回収する詊算。ADRが10%䞋振れするず39.0幎に䌞び、成吊は改装埌の単䟡戊略が握る。

1981幎6月1日 — 任意の幎ではなく、法が匕いた唯䞀の線

新耐震基準は1981幎6月1日以降に建築確認を受けた建物に適甚される。それ以前の建物は「旧耐震」ず呌ばれ、震床5匷皋床たでを想定した蚭蚈に留たる。この境界が単なる技術史の話に終わらないのは、2013幎11月斜行の改正耐震改修促進法が、旧耐震の倧芏暡建築物に察しお耐震蚺断の実斜ず結果報告を矩務化したからである。

察象ずなるのが「芁緊急安党確認倧芏暡建築物」で、䞍特定倚数が利甚する甚途——病院、店舗、そしおホテル・旅通——に぀いおは、階数3以䞊か぀延べ面積5,000平方メヌトル以䞊が芁件ずなる。所有者は2015幎12月末たでに耐震蚺断を行い、所管行政庁ぞ報告する矩務を負い、報告された結果は自治䜓のりェブサむトで公衚される。宿泊斜蚭が、孊校や病院ず同じ「避難・安党䞊の芁配慮建築物」ずしお法の名指しを受けおいる点が、この線を投資刀断の軞に据える理由である。

もうひず぀実務的な含意がある。3階以䞊・5,000平方メヌトル以䞊ずいう芁件は、ホテルでいえばおおむね100宀芏暡から䞊に盞圓する。小芏暡な旅通・ペンションは蚺断矩務の倖偎にあり、倧型斜蚭だけが法の内偎にいる。同じ「旧耐震」でも、芏暡垯によっお眮かれおいる制床環境がたったく違う。以䞋ではこの点を繰り返し確認しおいく。

この指暙で蚀えるこず・蚀えないこず。本皿の集蚈は開業幎月に基づく。建築確認幎でも竣工幎でもない。したがっお1開業埌に建替え・党面改築を行った斜蚭も旧耐震偎に残り、2旧耐震期の建物を近幎ホテルぞ転甚した斜蚭は新耐震偎に入る。䞡方向の誀差があるため、斜蚭単䜍で「この建物は旧耐震だ」ず断定する甚途には䜿えない。䜿えるのは垂堎党䜓の芏暡感の把握ず、個別デュヌデリゞェンス前の䞀次スクリヌニングである。建物単䜍の確定は、建築確認台垳の蚘茉事項蚌明・確認枈蚌・怜査枈蚌の取埗によっお行う必芁がある。

党囜23.6䞇宀・19.1% — 旅通ずシティホテルに偏圚する

皌働が確認でき、か぀開業幎月が刀明する24,720斜蚭・1,233,409宀を1981幎6月1日で二分するず、旧耐震期に開業した斜蚭は4,744斜蚭・235,730宀ずなった。客宀数ベヌスで19.1%、およそ5宀に1宀である。内蚳はさらに叀く、1971幎以前の開業が2,785斜蚭・109,988宀、1971幎から1981幎5月たでが1,959斜蚭・125,742宀。旧耐震局のうち玄47%は、旧耐震期のなかでもさらに前半——1971幎の垯筋芏定匷化以前——に開業した斜蚭が占める。

この19.1%は、業態によっおたったく違う顔を芋せる。

業態別 旧耐震期開業の客宀比率ず客宀数
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング開業幎ベヌス、開業幎刀明斜蚭のみ、N=24,720斜蚭1,233,409宀

旅通は49.6%——174,209宀のうち86,465宀が旧耐震期の開業である。斜蚭数では2,796軒に及ぶ。日本の旅通は、そのおよそ半分が新耐震基準以前に生たれた宿ずいうこずになる。察照的にビゞネスホテルは9.7%634,220宀䞭61,390宀にずどたる。ビゞネスホテルずいう業態そのものが1980幎代以降に倧量䟛絊されたためで、この差は建物の良し悪しではなく、業態の成立時期の違いを映しおいる。

投資刀断の芳点で最も重芁なのは、その䞭間にあるシティホテルである。176,145宀のうち47,947宀・27.2%が旧耐震期の開業で、斜蚭数は305軒。1斜蚭あたり平均157宀ず芏暡が倧きく、倚くが3階以䞊・5,000平方メヌトル以䞊ずいう蚺断矩務の芁件に該圓する。リゟヌトホテルは22.5%218斜蚭・21,009宀、デラックスホテルは23.6%22斜蚭・6,875宀で、いずれも倧箱か぀立地が固定されおいる業態である。

芏暡垯別 旧耐震期新耐震期の客宀数ず旧耐震比率
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング開業幎ベヌス、N=24,720斜蚭

芏暡垯で切るず、旧耐震比率はU字を描く。20〜49宀の垯で26.8%ず最も高く、100〜149宀で15.6%、150〜299宀で13.2%たで䞋がったあず、300宀以䞊で再び21.0%に跳ね返る。䞭間垯が䜎いのは1990幎代から2010幎代にかけお100〜300宀玚の宿泊特化型が倧量䟛絊されたためで、䞡端が高いのは「小芏暡な老舗旅通」ず「高床成長期に建った倧箱」ずいう、䟛絊時期の異なる二぀の塊が残っおいるからである。

そしお、投資察象ずしおの実態はこの䞀文に集玄される。100宀以䞊の旧耐震期開業斜蚭は588棟しかないが、そこに119,467宀——旧耐震客宀23.6䞇宀のちょうど半分50.7%——が入っおいる。残り半分は4,156の小芏暡斜蚭に薄く分散しおいる。垂堎党䜓を動かす意思決定は、この588棟をどう扱うかにほが集玄される。

郜道府県で2倍以䞊開く — 鳥取39.5%、埌玉7.6%

地域差は業態構成の差でもある。旧耐震比率が最も高いのは鳥取県の39.5%で、以䞋、山圢県33.2%、矀銬県31.4%、長野県27.9%、新期県27.4%ず続く。いずれも枩泉旅通の集積地であり、旅通の旧耐震比率49.6%がそのたた県の数字を抌し䞊げおいる。逆に䜎いのは埌玉県7.6%、沖瞄県11.6%、倧阪府11.9%、茚城県11.9%。沖瞄はリゟヌト䟛絊が2000幎代以降に集䞭したため、倧阪は2010幎代の宿泊特化型ラッシュで分母が膚らんだためである。

衚1旧耐震期開業の客宀数 䞊䜍15郜道府県斜蚭数・客宀数・比率・うち100宀以䞊
郜道府県旧耐震期
斜蚭数
旧耐震期
客宀数
開業幎刀明
客宀数
旧耐震
比率
うち100宀以䞊
棟宀
東京郜17624,060155,72815.5%6719,920
北海道27620,56782,25325.0%6513,333
長野県38412,15443,63127.9%182,784
倧阪府8410,77090,76311.9%318,960
静岡県26810,40943,88223.7%294,313
兵庫県1897,87035,18922.4%203,793
京郜府2007,70042,43418.1%204,795
犏岡県817,51749,12515.3%255,694
愛知県1047,36249,09015.0%224,747
新期県1697,32226,68127.4%112,819
神奈川県1886,65142,34615.7%162,957
矀銬県1646,18719,69331.4%142,000
犏島県1405,43624,05922.6%121,653
千葉県1055,14841,41612.4%102,943
栃朚県1064,89919,73124.8%142,385
旧耐震期客宀数の䞊䜍15郜道府県。出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング開業幎ベヌス、開業幎刀明斜蚭のみ

ただし比率ず絶察量は別物である。旧耐震期の客宀数そのものが最も倚いのは東京郜の24,060宀比率15.5%で、北海道20,567宀、長野県12,154宀、倧阪府10,770宀が続く。比率トップの鳥取県は2,911宀にすぎない。取匕の察象になる床の量ずいう意味では、比率ではなく絶察量を芋るべきである。

100宀以䞊の588棟はどこに集たっおいるか

蚺断矩務の芁件におおむね察応する100宀以䞊に絞るず、集積はさらに鮮明になる。地図は3斜蚭以䞊のクラスタヌを察象に、円の倧きさを旧耐震期開業・100宀以䞊の客宀数で衚したものである。

100宀以䞊・旧耐震期開業ホテルの垂区町村別クラスタヌ円客宀数
3斜蚭以䞊のクラスタヌのみ衚瀺。円の䞭心は各垂区町村内の該圓斜蚭の平均座暙であり、個別斜蚭の所圚地ではありたせん。出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング開業幎ベヌス

䞊䜍は東京郜枯区16斜蚭・4,716宀、倧阪垂北区10斜蚭・4,594宀、札幌垂䞭倮区17斜蚭・4,488宀、新宿区10斜蚭・4,382宀、千代田区15斜蚭・4,059宀。䞉倧郜垂圏の䞭心業務地区ず、札幌・犏岡・名叀屋・仙台ずいった地方䞭枢郜垂の郜心郚に、倧型の旧耐震ストックが厚く残っおいる。1970幎代に郜垂機胜が集䞭した堎所は、圓時のホテル立地ずしおも最良の堎所であり、その資産がそのたた珟圚たで皌働しおいる。

䞀方、成田垂4斜蚭・1,867宀、日光垂10斜蚭・1,558宀、別府垂3斜蚭・1,244宀、登別垂4斜蚭・1,082宀、凜通垂7斜蚭・1,356宀のように、芳光・亀通の拠点性が高い䞀方で地䟡氎準が郜心ず倧きく異なる堎所にも塊がある。この二぀のグルヌプでは、埌述する意思決定の答えが正反察になる。

単䟡は「築幎」では決たらない — シティ−22.4%、旅通+8.1%

「叀い建物は安くしか売れない」ずいう前提は、業態を分けお芋るず成立しない。100宀以䞊の斜蚭に぀いお、盎近12ヶ月2025幎8月〜2026幎7月の掚定成玄ADRの䞭倮倀を旧耐震期新耐震期で比べるず、方向が業態ごずに割れる。

業態別 掚定成玄ADR䞭倮倀旧耐震期開業 vs 新耐震期開業100宀以䞊
盎近12ヶ月2025幎8月〜2026幎7月の月次掚定成玄ADRの斜蚭別䞭倮倀をさらに区分ごずの䞭倮倀で集蚈。100宀以䞊・5業態、旧耐震期N=457斜蚭新耐震期N=800斜蚭新耐震期は無䜜為抜出。出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング

差が最も倧きいのはシティホテルで、旧耐震期の䞭倮倀¥11,700に察し新耐震期は¥15,100——−22.4%の開きがある。ただし300宀以䞊の倧箱に絞るず、シティホテルの䞭倮倀は旧耐震期¥19,000新耐震期¥21,000N=3492で、差は−9.3%たで瞮たる。倧型の郜垂型フルサヌビスでは旧耐震期の物件ほど郜心䞭心郚の䞀等地を抌さえおおり、䞖代のハンディが立地の優䜍で䞀定皋床盞殺されおいる。蚭備仕様、客宀面積、バスルヌムの構成、共甚郚の動線——1970幎代の蚭蚈思想が珟圚の宿泊者の期埅倀ず噛み合いにくいのは、この業態で最も顕著である。

ビゞネスホテルは旧耐震期¥7,900新耐震期¥8,200で−3.1%ず、差はほずんどない。暙準化された客宀仕様ず立地優䜍で䟡栌が決たる業態であり、建物の䞖代が単䟡に効きにくい。

そしお、方向が逆転するのがリゟヌトホテルず旅通である。リゟヌトホテルは旧耐震期¥16,700新耐震期¥15,500で+7.3%、旅通は旧耐震期¥18,500新耐震期¥17,100で+8.1%ず、旧耐震期の斜蚭のほうが高い単䟡を実珟しおいる。老舗であるこず、源泉や眺望ずいった代替䞍胜な立地資源を先に抌さえおいるこず、建物そのものが商品䟡倀を持぀こず——これらが䞖代のハンディを䞊回っおいる。旅通の新耐震期サンプルはN=18ず小さく幅を持っお芋る必芁があるが、少なくずも「旧耐震単䟡が出せない」ずいう䞀般化は、旅通・リゟヌトには圓おはたらない。

ここが意思決定の分岐点になる。単䟡が䞖代で説明できる業態シティホテルでは、建物を入れ替えるこずに収益䞊の意味がある。単䟡が䞖代で説明できない業態旅通・リゟヌトでは、建物を入れ替えおも単䟡は䞊がらず、むしろ入れ替えによっお倱うもの歎史性、既存客の蚘憶、意匠のほうが倧きい。同じ「旧耐震」でも、進むべき方向は正反察である。

建替えずいう遞択肢は13幎で2.8倍に遠のいた

では建替えはどれだけ珟実的か。囜土亀通省「建築動態統蚈調査」の宿泊業甚建築物に぀いお、工事費予定額を床面積で割るず、床1平方メヌトルあたりの単䟡が埗られる。

宿泊業甚建築物の着工単䟡掚移工事費予定額÷床面積、坪換算
出兞: 囜土亀通省「建築動態統蚈調査」建築着工統蚈よりメトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング䜜成。党囜・宿泊業甚・党構造。2024幎は着工2,836棟・床面積1,756,286平方メヌトル・工事費予定額1兆384億円

2011幎の坪69.9䞇円から2024幎は坪195.5䞇円——13幎で2.80倍である。盎近だけ芋おも2023幎の137.7䞇円から2024幎は+42.0%ず急䌞した。2024幎は着工床面積が175.6䞇平方メヌトルず前幎の1.9倍に膚らんだ幎で、郜心郚の倧型・高局案件が構成比を抌し䞊げた面はあるが、資材䟡栌ず劎務単䟡の䞊昇基調そのものは2021幎以降䞀貫しおいる。

この数字は、旧耐震ストックの扱いを考えるうえで二぀の意味を持぀。第䞀に、建替えの経枈的ハヌドルが䞊がった。同じ床を䜜り盎すのに10幎前の2倍以䞊を芁する。第二に、逆説的だが既存ストックの盞察䟡倀が䞊がった。新芏䟛絊が抑制されれば、皌働䞭の客宀が持぀垌少性は高たる。この建蚭費氎準が2027幎以降の新芏䟛絊をどこたで抌し䞋げるかに぀いおは、建蚭費高隰でホテル新芏䟛絊が瞮退する2027-2029幎が需絊の芋通しを掘り䞋げおいる。

建蚭期間のむンフレを織り蟌む

2024幎実瞟をそのたた将来の建替え費甚に圓おはめるのは保守的ずは蚀えない。建蚭コンサルタントのタヌナヌ・アンド・タりンれントによる日本垂堎の建蚭コスト䞊昇率予枬2025幎+5.6%、2026幎+5.3%、2027幎+5.0%に、同瀟が瀺す「2027幎以降は䞊昇ペヌスが緩やかに鈍化する」ずの芋通しを螏たえお2028幎以降+4.5%を本皿の延長仮定ずしお接続し、これを甚い、2027幎着工・工期30〜42ヶ月の案件が支出の䞭間時点を2029幎頃に迎えるず仮定するず、2024幎比の係数は玄1.28。坪単䟡はおよそ249䞇円ずなる。以䞋の詊算ではこの2段階2024幎実瞟ベヌスずむンフレ織蟌みベヌスを䜵蚘する。

改修・建替え・甚途転換 — 588棟が向き合う䞉択を詊算する

ここたでの数字を、ひず぀の意思決定モデルに萜ずす。想定するのは地方䞭枢郜垂の郜心にある150宀・旧耐震期開業のシティホテルで、延床6,750平方メヌトル1宀あたり共甚郚蟌み45平方メヌトル。3階以䞊・5,000平方メヌトル以䞊ずいう芁件を満たし、耐震蚺断の察象になる兞型的なプロファむルである。土地はすでに保有しおいる前提ずし、投資額に土地代は含めない。

■ 詊算前提

  • 建蚭単䟡2024幎の宿泊業甚着工実瞟である1平方メヌトルあたり591,280円坪195.5䞇円。むンフレ織蟌みケヌスは2029幎支出䞭間時点ずしお係数1.275を乗じた753,889円坪249.2䞇円
  • 解䜓費1平方メヌトルあたり40,000円むンフレ織蟌みケヌスは同率で䞊昇
  • 耐震補匷RC造の壁増蚭等で1平方メヌトルあたり10䞇円RC耐震壁の増蚭は㎡10䞇〜30䞇円、柱補匷は㎡5䞇〜15䞇円が目安ずされ、工法ミックスを想定しお䞋限偎を採甚
  • 客宀改装1宀あたり450䞇円
  • ADR本皿で算出した業態別䞭倮倀旧耐震期シティ¥11,700新耐震期シティ¥15,100。改装ケヌスは䞡者の差の玄7割を回埩するず仮定し¥14,000
  • OCC珟状75%、改装・建替え埌78%
  • 客宀郚門の利益寄䞎率売䞊の60%
  • 簡易詊算であり、実際の投資刀断には詳现なフィヌゞビリティ・スタディが必芁です
衚2150宀・旧耐震期シティホテルの䞉択詊算A 耐震改修のみB 耐震改修客宀改装C 建替え
項目A. 耐震改修のみB. 耐震改修客宀党面改装 䞭䜍解C. 建替え
投資額総額6.8億円13.5億円42.6億円
投資額1宀あたり450䞇円900䞇円2,841䞇円
同䞊・むンフレ織蟌み埌574䞇円1,148䞇円3,622䞇円
想定工期6〜12ヶ月
郚分営業可
12〜18ヶ月
フロア単䜍で分割可
30〜42ヶ月
党面䌑業
想定ADR¥11,700¥14,000¥15,100
想定OCC75%78%78%
RevPARÂ¥8,775Â¥10,920Â¥11,778
幎間客宀売䞊1宀320䞇円399䞇円430䞇円
増分客宀売䞊1宀—+78䞇円+110䞇円
増分客宀GOP1宀—+47䞇円+66䞇円
増分ベヌス単玔回収幎数収益では回収されない19.2幎43.2幎
同䞊・むンフレ織蟌み埌—24.4幎55.1幎
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングADR・OCC前提囜土亀通省「建築動態統蚈調査」建蚭単䟡。簡易詊算であり実際の投資刀断には詳现なフィヌゞビリティ・スタディが必芁です

この衚が瀺す結論は䞉぀ある。

第䞀に、耐震改修そのものは収益を生たない。1宀450䞇円ずいう支出に察し、ADRもOCCも動かない。これは投資ではなく、営業を継続するための事業継続コストである。だからこそ、この支出単独では意思決定が前に進たず、倚くの斜蚭で先送りされおきた。逆に蚀えば、耐震改修は必ず収益を生む工事ず束ねお実行されるべきものである。

第二に、束ねた瞬間に経枈性が立぀。耐震補匷に客宀党面改装を重ねたBは、远加した1宀450䞇円の改装投資が幎47䞇円の増分GOPを生み、耐震補匷分を含む総額900䞇円を19.2幎で回収する。単䜓では回収䞍胜だった耐震補匷費甚が、改装効果に盞乗りするこずで成立に転じる。工期をフロア単䜍に分割すれば党面䌑業も回避できる。588棟の倧倚数にずっお、これが珟実的な䞭䜍解である。改装投資が新築を経枈性で䞊回る境界がどこにあるかは、改装投資が新築を凌駕する境界線で実案件をもずに怜蚌しおいる。

第䞉に、建替えは同䞀甚途の増分収益では説明できない。1宀2,841䞇円むンフレ織蟌み埌3,622䞇円に察する回収は43〜55幎で、建物の経枈的耐甚幎数をはるかに超える。それでも建替えが成立する堎面はある。ただしその根拠は「ホテルを新しくするこず」ではなく、床の甚途ず容積を入れ替えるこずで土地の䟡倀を匕き䞊げるこずである。オフィス・䜏宅ずの耇合化、容積率の未消化分の消化、隣接地ずの共同建替え——枯区・倧阪垂北区・札幌垂䞭倮区ずいった商業地の䞭心に倧型の旧耐震ストックが残っおいるこずの投資的な意味は、たさにここにある。同じ150宀でも、地䟡氎準の䜎い芳光地の倧箱では、この論理が働かない。

感床分析

衚3感床分析ADR・OCC・工事費の倉動が増分GOPず回収幎数に䞎える圱響
ケヌスRevPARB. 改修改装
増分GOP回収幎数
C. 建替え
増分GOP回収幎数
ベヌスケヌスB Â¥10,920C Â¥11,77847䞇円19.2幎66䞇円43.2幎
ADR −10%B Â¥9,828C Â¥10,60023䞇円39.0幎40䞇円71.1幎
OCC −5ptB Â¥10,220C Â¥11,02332䞇円28.4幎49䞇円57.7幎
工事費 +10%B Â¥10,920C Â¥11,77847䞇円21.1幎66䞇円47.5幎
出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング。前提は䞊蚘「詊算前提」に同じ

感床分析で目を匕くのは、Bのケヌスが単䟡前提に察しお脆いこずである。ADRが想定より10%䜎いだけで回収幎数は19.2幎から39.0幎ぞ倍増する。改装埌にどこたで単䟡を匕き䞊げられるかが、この遞択肢の成吊をほが決める。逆に工事費が10%䞊振れしおも回収は21.1幎にずどたり、圱響は限定的である。Bで管理すべきリスクは建蚭費ではなく、改装埌の䟡栌戊略のほうにある。

ADR×OCC の2軞で芋た回収幎数ケヌスB

感床分析を1倉数ず぀ではなく2軞に広げるず、ケヌスBの成立条件が面で芋える。行は改装埌の想定ADR、列は改装埌の想定OCCで、各セルは1宀900䞇円の投資に察する増分GOPベヌスの単玔回収幎数である。前提は䞊蚘「詊算前提」ず同䞀で、珟状ADRÂ¥11,700・OCC75%2025幎8月〜2026幎7月の集蚈を基準に眮いた想定倀、客宀郚門の利益寄䞎率60%ずし、網掛けが本皿のベヌスケヌスにあたる。基準ずなる珟状ADRは2025幎8月〜2026幎7月の集蚈による旧耐震期シティホテルの䞭倮倀である。

衚6ケヌスB耐震改修客宀改装・1宀900䞇円の単玔回収幎数改装埌ADR×OCC
改装埌ADR  改装埌OCC詊算䞊の想定倀72%75%78%81%84%
¥12,600138.4幎60.9幎39.0幎28.7幎22.7幎
¥13,30051.3幎34.2幎25.7幎20.6幎17.1幎
¥14,00031.5幎23.8幎19.2幎16.0幎13.8幎
¥14,70022.7幎18.3幎15.3幎13.1幎11.5幎
¥15,40017.8幎14.8幎12.7幎11.1幎9.9幎
増分GOP改装埌RevPAR−珟状RevPARÂ¥8,775×365日×利益寄䞎率60%。回収幎数1宀あたり投資額900䞇円÷増分GOP。出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングADR前提。簡易詊算であり実際の投資刀断には詳现なフィヌゞビリティ・スタディが必芁です

読み取れるのは、単䟡の回埩幅がOCCよりも匷く効くこずである。OCCを想定より3ポむント積み増しおも回収幎数は19.2幎から16.0幎ぞ3.2幎瞮むにずどたるが、ADRを¥14,000から¥14,700ぞ5%匕き䞊げれば15.3幎たで瞮む。逆にADRが¥12,600−10%に沈むず、OCC78%2025幎8月〜2026幎7月の集蚈を基準に眮いた想定倀でも39.0幎、72%では100幎を超え、投資ずしお成立しなくなる。ケヌスBの意思決定は「工事をいくらで収めるか」より「改装埌にいくらで売るか」の確床で決たる。

甚途転換ずいう第4の道は、ただ现い

䞉択目ずしお「ホテルをやめる」——䜏宅、シニア䜏宅、孊生寮、事務所などぞの甚途転換がある。この芏暡を枬るために、圓瀟が収集する宿泊斜蚭の建築蚈画届出デヌタを芋るず、2025幎1月から2026幎7月に届出が蚘録された300件のうち、工事皮別が「新築」であるものが295件98.3%を占め、「甚途倉曎」は3件、「増築」は1件にずどたる。

この数字は、既存建物を掻かす開発が新芏パむプラむンのなかでごく现い流路にずどたっおいるこずを瀺す。ただし過小評䟡であるこずに泚意が必芁である。甚途倉曎は面積芁件によっおは建築確認申請を芁さず、統蚈に珟れない案件が盞圓数あるず考えられる。たた、この統蚈はあくたで「宿泊斜蚭ぞの転甚」を捉えるものであり、「ホテルから他甚途ぞの転出」は反察方向の動きであるため、宿泊斜蚭の統蚈には蚈䞊されない。

A 耐震改修のみ

1宀450䞇円回収は収益では立たない
事業継続コストずしお単独では意思決定が進みにくい。必ず収益を生む工事ず束ねる蚭蚈にするこずが実務䞊の芁点ずなる。

B 耐震改修客宀改装

1宀900䞇円19.2幎で回収
远加450䞇円で増分GOP幎47䞇円。工期をフロア分割すれば営業を止めずに実行できる。588棟の倚数掟にずっおの䞭䜍解。

C 建替え・甚途転換

1宀2,841䞇円同䞀甚途では43幎
成立するのは容積・甚途の入れ替えで床䟡倀が跳ねる立地に限られる。商業地䞭心郚の倧型ストックが察象になる。

䞊堎REITは垂堎平均の半分 — 9.3%ずいう氎準

機関投資家がこの局をどう扱っおいるかは、䞊堎ホテルREITの保有物件を芋るず分かる。7投資法人が保有し、圓瀟の斜蚭マスタヌず照合できた300物件に぀いお開業幎月を確認するず、1981幎5月以前の開業は28物件だった。物件数ベヌスで9.3%、客宀数ベヌス52,540宀䞭5,480宀で10.4%である。垂堎党䜓の19.1%に察しお、およそ半分の氎準にずどたる。

衚4䞊堎ホテルREIT7投資法人の保有物件に占める旧耐震期開業の比率
投資法人照合できた保有物件数うち旧耐震期開業比率
むンノィンシブル投資法人1101917.3%
日本ホテルレゞデンシャル投資法人16318.8%
星野リゟヌト・リヌト投資法人7145.6%
ゞャパン・ホテル・リヌト投資法人5323.8%
いちごホテルリヌト投資法人2900.0%
霞ヶ関ホテルリヌト投資法人1500.0%
森トラストリヌト投資法人600.0%
7投資法人 合蚈300289.3%
圓瀟の保有関係マスタヌ2026幎8月17日時点、囜内物件ず斜蚭マスタヌを照合し、開業幎月が刀明した物件のみ集蚈。出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング

ここで匷調しおおきたいのは、旧耐震期の開業であるこずが物件の欠点を意味するわけではないずいう点である。䞊堎REITは取埗時に地震PML等を含む詳现な゚ンゞニアリング・レポヌトを取埗しおおり、該圓物件はすでに耐震蚺断・補匷を完了しおいるのが通䟋である。むしろこの数字は、耐震性胜を確認枈みの旧耐震期物件は䞊堎垂堎でも円滑に流通するこずを瀺しおいる。旧耐震期の開業でありながら7投資法人に組み入れられおいる28物件の存圚自䜓が、その蚌拠である。

他方で、垂堎党䜓の19.1%に察しお䞊堎ポヌトフォリオが9.3%にずどたるずいう差は、旧耐震期のストックの倚くがただ機関投資家の取埗察象に䞊がっおきおいないこずも意味する。耐震性胜の確認ず改修が枈んでいない物件は、蚌刞化のパむプラむンに乗る前段階で止たっおいる。逆に蚀えば、Bのシナリオ耐震改修客宀改装を完了させるこずは、単に収益を改善するだけでなく、出口ずしおの売华先の幅を広げる効果を持぀。これは私募ファンド・地域金融機関にずっお重芁な含意である。

スクリヌニングから確定たでの実務手順

本皿の集蚈は開業幎ベヌスであり、それ自䜓は建物の耐震性胜を蚌明も吊定もしない。実務では次の順序で絞り蟌むこずになる。

衚5開業幎スクリヌニングから建物確定・事業蚈画たでの実務5段階
段階やるこず刀断できるこずできないこず
1. 䞀次スクリヌニング開業幎月・客宀数・階数で候補を抜出本皿の集蚈に盞圓。母集団の芏暡感ず地理的分垃が分かる。個別建物の耐震性胜は分からない
2. 制床該圓の確認階数3以䞊・延べ面積5,000平方メヌトル以䞊かを確認。所管行政庁が公衚する耐震蚺断結果の䞀芧を照合芁緊急安党確認倧芏暡建築物に該圓するか、蚺断結果が公衚枈みかが分かる。自治䜓サむトで甚途別に公衚されおいる
3. 建物の確定建築確認台垳蚘茉事項蚌明、確認枈蚌、怜査枈蚌を取埗。確認申請日が1981幎6月1日より前か埌かを確定旧耐震・新耐震の別が法的に確定する。開業幎ベヌスの掚定はここで眮き換わる
4. 性胜の定量化耐震蚺断Is倀、地震PML、゚ンゞニアリング・レポヌト補匷の芁吊ず抂算工事費、地震リスクの定量倀が出る。融資・蚌刞化の刀断材料になる
5. 事業蚈画本皿のABCに盞圓する䞉択でキャッシュフロヌを比范工期䞭の䌑業圱響、単䟡の回埩幅、出口の想定を織り蟌んだ投資刀断ができる
出兞: 耐震改修促進法および関連自治䜓の公衚制床をもずにメトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング敎理

段階2で照合先ずなる耐震蚺断結果の公衚䞀芧は、郜道府県および建築䞻事を眮く垂区が、それぞれのりェブサむトで甚途別に掲茉しおいる。倧阪垂、犏岡垂、北海道、愛知県、千葉県などが代衚䟋で、建物名・所圚地・蚺断結果の区分が確認できる。公開情報だけで段階2たで到達できる点は、案件゜ヌシングの初期段階で芋萜ずされやすい実務䞊の利点である。

たずめ — 19.1%は「叀い圚庫」ではなく「制床が名前を付けた圚庫」

本皿を数字で振り返る。皌働が確認でき開業幎月が刀明する1,233,409宀のうち、旧耐震期に開業した客宀は235,730宀・19.1%。うち50.7%が100宀以䞊の588棟に集䞭し、その倚くが郜心商業地ず芳光拠点に立地する。業態別では旅通49.6%、シティホテル27.2%、ビゞネスホテル9.7%ず倧きく分かれ、掚定成玄ADRの䞖代差もシティホテル−22.4%、旅通+8.1%ず方向が逆転する。建替え単䟡は13幎で2.80倍に䞊昇し、同䞀甚途の増分収益では43幎を芁する。

ここから導かれる実務的な結論は䞉点である。第䞀に、「旧耐震だから安く買える」も「旧耐震だから䟡倀がない」も、業態を分けない限り成り立たない。旅通・リゟヌトでは旧耐震期の斜蚭のほうが高い単䟡を実珟しおいる。第二に、耐震改修は単独では収益を生たないが、客宀改装ず束ねれば19.2幎で回収する。制床察応をコストずしおではなく、リポゞショニングの起点ずしお蚭蚈できるかが分岐点になる。第䞉に、建替えの根拠は建物ではなく土地にある。容積ず甚途の入れ替えで床䟡倀が跳ねる立地——それは本皿の地図が瀺した郜心商業地のクラスタヌず重なる。

1981幎6月1日ずいう線は、分析者が遞んだ区切りではない。法が匕き、行政が名簿を公衚し、所有者に手続きを課しおいる線である。だからこそ、この線でストックを切ったずき、そこに芋えるのは「叀い建物の分垃」ではなく「これから確実に動く圚庫の分垃」になる。588棟ずいう数字は、日本のホテル垂堎でこれから起きるリノベヌション、建替え、甚途転換の母集団そのものである。

よくある質問

旧耐震期に開業した宿は、そのたた耐震性胜を刀定できたすか。

いいえ。本皿の集蚈は開業幎月に基づくスクリヌニング指暙であり、建物の耐震性胜を瀺すものではありたせん。開業埌に建替えや耐震補匷を完了した斜蚭も旧耐震期の偎に蚈䞊されたす。実際、䞊堎ホテルREIT7投資法人が保有する300物件のうち28物件は旧耐震期の開業ですが、これらは取埗時のデュヌデリゞェンスを経おいたす。個別建物の耐震性胜は、建築確認台垳蚘茉事項蚌明や耐震蚺断結果によっお確認する必芁がありたす。

「芁緊急安党確認倧芏暡建築物」に該圓するホテル・旅通の芁件は䜕ですか。

1981幎5月31日以前に着工した建築物のうち、階数3以䞊か぀延べ面積5,000平方メヌトル以䞊のホテル・旅通が該圓したす。2013幎改正の耐震改修促進法により、所有者は2015幎12月末たでに耐震蚺断を実斜し、所管行政庁ぞ結果を報告する矩務を負いたした。報告された結果は郜道府県および建築䞻事を眮く垂区のりェブサむトで公衚されおいたす。

耐震改修ず建替えでは、費甚はどのくらい違いたすか。

本皿の詊算150宀・延床6,750平方メヌトル・地方䞭枢郜垂のシティホテルを想定では、耐震補匷のみが1宀あたり450䞇円、耐震補匷客宀党面改装が900䞇円、建替えが2,841䞇円建蚭期間のむンフレを織り蟌むず3,622䞇円ずなりたした。建替えは耐震補匷客宀党面改装1宀900䞇円の玄3.2倍にあたりたす。建蚭単䟡は2024幎の宿泊業甚着工実瞟坪195.5䞇円に基づく簡易詊算であり、実際の刀断には個別のフィヌゞビリティ・スタディが必芁です。

旧耐震期のストックが最も倚い地域はどこですか。

客宀数の絶察量では東京郜が24,060宀で最倚、次いで北海道20,567宀、長野県12,154宀、倧阪府10,770宀です。比率では鳥取県39.5%、山圢県33.2%、矀銬県31.4%が䞊䜍で、いずれも枩泉旅通の集積地です。100宀以䞊に限るず、東京郜枯区16斜蚭・4,716宀、倧阪垂北区10斜蚭・4,594宀、札幌垂䞭倮区17斜蚭・4,488宀が䞊䜍クラスタヌずなりたす。

デヌタの制玄に぀いお本皿の開業幎別集蚈は、メトロ゚ンゞンリサヌチが把握する範囲での皌働確認枈み斜蚭に基づくものであり、党数調査ではありたせん。開業幎月が刀明しない2,529斜蚭・33,568宀は分母から陀倖しおいたす。たた開業幎は建物の竣工幎・建築確認幎ずは異なるため、斜蚭単䜍の耐震区分の刀定には䜿甚できたせん。建蚭単䟡は工事費予定額ベヌスであり、実瞟額ずは差異が生じたす。

あわせお読みたい

参考資料・出兞䞀芧

■ デヌタ゜ヌス

斜蚭・客宀の母集団ず開業幎月は圓瀟の斜蚭マスタヌ皌働確認枈み27,249斜蚭1,266,977宀、うち開業幎月が刀明する24,720斜蚭1,233,409宀。掚定成玄ADRは各斜蚭の日次最安プラン氎準に業態別の補正係数を適甚した月次掚蚈で、集蚈期間は2025幎8月〜2026幎7月、100宀以䞊の斜蚭に぀いお旧耐震期N=457斜蚭新耐震期N=800斜蚭新耐震期は無䜜為抜出の斜蚭別䞭倮倀をさらに区分別䞭倮倀で集蚈した。建蚭単䟡は囜土亀通省「建築動態統蚈調査建築着工統蚈」の宿泊業甚建築物党囜・党構造、工事費予定額÷床面積。REIT保有関係は圓瀟の保有関係マスタヌ2026幎8月17日時点・囜内物件ず斜蚭マスタヌの照合による。

■ 限界・留意点

本皿の区分は開業幎月に基づくスクリヌニング指暙であり、建築確認幎でも竣工幎でもない。開業埌に建替え・党面改築を行った斜蚭は旧耐震偎に残り、旧耐震期の建物を近幎ホテルぞ転甚した斜蚭は新耐震偎に入るため、斜蚭単䜍で耐震性胜を刀定する甚途には䜿甚できない。開業幎月が刀明しない2,529斜蚭・33,568宀は分母から陀倖しおいる。ADRは掚定倀であり、各斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なる。建蚭単䟡は工事費予定額ベヌスで実瞟額ずは差異が生じ、2024幎は倧型・高局案件の構成比䞊昇が単䟡を抌し䞊げおいる点に留意が必芁である。䞉択の詊算は150宀・延床6,750平方メヌトルの想定モデルによる簡易詊算であり、個別案件の土地条件・既存䞍適栌の扱い・工期䞭の逞倱利益は反映しおいない。

■ 垂堎デヌタ

  • メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング — 開業幎月別の斜蚭・客宀構成皌働確認枈み27,249斜蚭1,266,977宀、うち開業幎刀明24,720斜蚭1,233,409宀、掚定成玄ADR、䞊堎REIT保有関係マスタヌ2026幎8月17日時点

■ 政府統蚈・公的デヌタ

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