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  • 訪日客が多い県ほど平日の谷は浅いのか — 47都道府県の相関は−0.13、上位5県は全て5.6pt以下

    指定なし

    インバウンド

    投稿 : 2026.08.18

    「訪日客が多い県は平日も埋まっている」——現場感覚としてよく語られる仮説だが、47都道府県のデータで確かめた例は多くない。本稿では、観光庁「宿泊旅行統計調査」の都道府県別・外国人延べ宿泊者数から算出した外国人シェアと、2026年6〜7月の曜日別の推定稼働率を突き合わせ、「平日の谷」の深さが訪日需要の厚さで説明できるのかを検証する。結論から言えば、全国47県を通した相関はきわめて弱い。ただし片側だけ...

  • 宿の値付けは「大台」で止まっているか — 掲載価格2,924万件で読む端数の癖

    ホテルの掲載価格を大量に並べると、値付けには明確な「癖」が現れる。¥9,800、¥14,800、¥19,800——きりの良い数字の一歩手前に価格が置かれる現象は、小売の世界では端数価格(charm pricing)としてよく知られている。では宿泊業ではどうか。メトロエンジンリサーチが把握する掲載価格を用い、2026年5月14日〜8月11日にチェックインする90日分・9商圏・1,472施設・2,92...

  • タイ発デュシットが洞爺湖に日本初上陸 — アジア系ラグジュアリー8ブランドの参入ルート

    北海道

    投資・開発

    投稿 : 2026.08.18

    2026年7月1日、北海道虻田郡洞爺湖町の「WE Hotel Toya」が「WE Hotel Toya - Dusit Collection」としてリブランド開業した。タイのデュシット・インターナショナルが展開するラグジュアリーブランド「Dusit Collection」の日本第1号であり、同社にとっては京都の2施設に続く国内3施設目にあたる。注目すべきは参入の「形」だ。アジア系ラグジュアリーブラ...

  • 友人グループ旅で選ばれる宿 全国TOP30 — 口コミが語る「仲間と泊まる」条件

    ひとり旅、子連れ旅、女子旅——旅の同行者ごとに宿の選ばれ方は変わる。では「友人・仲間との旅」ではどうか。宿泊者が自ら書き残した口コミのなかで「友人と」「仲間と」「気の合う面々で」といった文脈が最も濃く現れる宿を、全国から抽出した。対象は直近24か月の口コミで、友人・グループ旅の文脈が肯定的に語られた回数が上位の30施設である。浮かび上がったのは、部屋の質でも料理の格でもない、もっと素朴な条件だった...

  • 仙台七夕2026、8/8(土)は45日前80.8%から+11.7pt — 平常土曜より低く始まり最も速く積む宮城のブッキングカーブ

    仙台七夕まつり2026の最終日にあたる8月8日(土)、宮城県のビジネスホテルの推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は、宿泊日の45日前時点で80.8%だった。同じ8月の平常土曜である8月22日(土)の88.0%を7.2pt下回る水準である。ところが45日前から30日前までの上積み幅を見ると、8月8日は+6.7ptと今回比較した9つの宿泊日のなかで最大で、8月22日の+4.2pt、8月29日の+2.5...

  • 文化の日が火曜の2026年、需要は「祝日前夜」に立つ — 紅葉7エリアの日別価格検証

    2026年の文化の日は11月3日の火曜日である。前日の11月2日は平日の月曜、その前は10月31日(土)から11月1日(日)にかけての普通の週末。3連休にはならない、いわゆる飛び石の配置だ。2025年は11月3日が月曜で、11月1日(土)から3日(月)までがきれいな3連休だった。祝日が1日ずれるだけで、宿泊需要が集まる夜はどこに移るのか。紅葉需要が明確な7エリアについて、1施設ごとの日別掲載価格を...

  • 広島県2026年開業1,003室の中身 — 大型ビジネス系に偏る供給と、6月に反転した推定成約ADRのYoY

    広島県で2026年に開業した宿泊施設は、名寄せ後で28施設・1,003室。このうち100室以上の4施設だけで635室(全体の63.3%)を占め、投入時期も4〜7月の4か月に886室(88.3%)が集中した。一方、推定成約ADRの確定月前年同月比は、ビジネスホテルが1〜7月平均で+4.0%(2025年 ¥7,272 → 2026年 ¥7,563、N=184〜189施設)と底堅いのに対し、シティホテル...

  • 宮城のお盆8/15、旅館は45日前68.6%→最終92.2% — 20.6ptの業態差は直前1週間で逆転

    宮城県の旅館は、お盆の2026年8月15日(土)を宿泊日の45日前時点で推定OCC 68.6%(2026年8月時点・観測81施設)までしか埋めていなかった。同じ宿泊日のビジネスホテルは89.2%(観測114施設)で、その差は20.6pt。ところが最終観測(宿泊日前日の8月14日)では旅館92.2%(観測103施設)に対しビジネスホテル90.8%(観測124施設)と、20.6ptの差は消えるどころか...

  • 山口県の推定成約ADR、2026年上期はビジネス+3.4%・シティ−6.4% — 業態で割れた前年同月比

    山口県の推定成約ADR(OTA等の販売データから推定される成約価格水準・税抜相当)を、確定月同士の前年同月比で並べ直すと、業態によって方向がはっきり分かれていた。2026年1〜6月の平均で、ビジネスホテルは前年同期比+3.4%(¥6,040→¥6,243、N=97〜100施設)と6か月すべてで前年を上回った一方、シティホテルは−6.4%(¥7,469→¥6,989、N=10施設)と6か月連続で前年...

  • 10万円超の客室は最後まで残るのか — 価格帯5層で違う「埋まり方」の実測

    「10万円を超える客室は、最後まで売れ残るのか」——これは高価格帯を扱う宿の現場で繰り返し出てくる問いである。単価が高いぶん需要の母数は小さく、直前まで在庫が残るという実感を持つ運営者は少なくない。一方で、ピーク日には最初に消えるのも高価格帯だ、という声もある。本稿では、東京都・大阪府・京都府・北海道・沖縄県の5エリアについて、価格帯・業態で分けた5つのカテゴリの在庫消化を、チェックイン90日前か...