眠っていたデータから新たな付加価値を
宮崎県
エリア・施設分析
レベニューマネジメント
宮崎県のホテルが同じ館内で売っている食事プランを、素泊まり・朝食付・2食付のペアで突き合わせると、業態ごとにはっきりした「段差」が見えてくる。2026年9月時点で、ビジネスホテルの朝食付は素泊まり比+12.5%(N=34施設)、2食付は朝食付比+24.2%(N=21施設)。シティホテルは朝食付が素泊まり比+19.2%(N=11施設)、リゾートホテルは2食付が朝食付比+37.3%(N=7施設)と、上...
東京都
大阪府
京都府
福岡県
業界トレンド
「長期滞在型ホテル」は、日本の宿泊市場で最も定義が曖昧なセグメントのひとつである。キッチンと洗濯機を備えたアパートメント型、家具付きのサービスアパートメント、そして通常のホテルが連泊向けに料金を組み替えたマンスリー対応プラン——運営モデルも収益構造もまったく違うものが、同じ言葉でひとくくりにされている。本稿では、まずこのセグメントを事業者視点で切り分け、日本で展開する主要ブランドを並列に整理したう...
北海道
投資・開発
ホテル開発の投資委員会で最も見落とされやすいのは、用地を取得してから開業までの「無収益期間」に土地が食べ続けるコストである。土地は減価償却されず、稼働もせず、しかし固定資産税・都市計画税と資金コストだけは毎年きっちり発生する。本稿はこの開業前の用地保有コスト(キャリー)を、東京・大阪・福岡・札幌の商業地標準地243地点の実データで年率何%に相当するかまで分解し、「地価が年何%上がればキャリーが相殺...
指定なし
インバウンド
国土交通省 観光庁「宿泊旅行統計調査」の2025年(令和7年)年間確定値によれば、外国人延べ宿泊者数は1億7,992万人泊、前年比+9.4%だった。総量は広く報じられたが、その人泊がどの施設タイプに落ちたかはあまり分解されていない。本稿では、旅館・リゾートホテル・ビジネスホテル・シティホテル・簡易宿所・会社団体宿泊所の6区分で外国人延べ宿泊者数を分解し、施設タイプごとの外国人比率と、その伸びしろが...
ホテルのNOIを引き上げる経路は、ADRを上げるか稼働を上げるか、あるいは運営費を絞るかに集約されがちである。ただし建物には、客室として売っていない床が必ず残っている。屋上、壁面、昼間に空く駐車マス、ロビー脇の数坪——これらを第三者に貸すと、客室の分母を一切増やさずにNOIの分子だけが増える。本稿では、その「まだ貸していない床」がいくらの収入になり、利回りに何pt効くのかを、施設マスターと商圏デー...
神奈川県
愛知県
兵庫県
静岡県
鳥取県
ホテル用地を検討するとき、まず開くのは用途地域図である。商業地域か、近隣商業か、住居系か。容積率は何%か。その物差しで初期スクリーニングをかけるのが実務の常道だが、ウォーターフロントにはその物差しがそもそも適用されない土地がある。港湾法にもとづく臨港地区のうち、分区が指定された区域である。分区内では建築基準法第48条(用途地域等における建築制限)と第49条(特別用途地区)の規定が適用されず(港湾法...
海外投資家による日本のホテル投資は、2025年から2026年上期にかけて役割が入れ替わった。総取引額では過去最高圏にありながら、ホテルセクターに限れば海外勢の「取得側」としての存在感は縮み、代わりに2023年前後に仕込んだ物件を国内の受け皿へ渡す「売却側」としての動きが目立つ。本稿では個別プレーヤーの深掘りではなく、市場横断のセンサス(棚卸し)に徹して、この転換を数字で確認する。
同じ200室のビジネスホテルを、同じ事業計画書で、東京と山梨に建てるとする。建築費も、想定ADRも、GOP率の前提も、投資家が最初に埋める欄はほとんど変わらない。それでも開業初年度に差がつく変数がひとつある。必要な人員をその土地で何人集められるかだ。本稿はこの「労働供給の量と地理」を、賃金単価ではなく人数の分布として47都道府県に並べ、事業計画のどこに織り込むべきかを整理する。
群馬県
群馬県は草津・伊香保・水上・四万・万座と、全国でも屈指の温泉地の層を持つ。ところが県都・前橋市や高崎市の宿泊単価は、全国のビジネスホテル帯とほぼ同じ水準にとどまる。同じ県内でありながら、市町村をまたぐと単価はどれだけ開くのか。メトロエンジンリサーチの市町村別データ12ヶ月分(2025年9月〜2026年8月)を集計すると、最上位のみなかみ町と最下位の伊勢崎市のあいだには約3.5倍の階層差が存在してい...
福島県
季節・イベント
福島県の宿泊需要を宿泊日ベースで追いかけると、10月の週末は「同じ土曜日」でもまったく別の商品になっていることがわかる。宿泊日の45日前という同じ物差しで揃えたとき、三連休初日にあたる10月10日(土)の旅館の推定稼働率(OTA掲載在庫ベース)は82.2%。同じ45日前時点の10月3日(土)は67.1%で、その差は15.1pt。30日前に揃え直しても88.9%対75.0%で13.9ptの開きが残っ...