株式会社ベンチャーリパブリックと LINE 株式会社で共同運営する国内最大級の総合旅行情報メディア「LINEトラベルjp」が、『GoToトラベル』キャンペーンに関連するデータ分析を実施した。２回目の実施となる。
新型コロナウイルスにより経営面で打撃を受けている観光・旅行業者をサポートしようと７月より開始された、Go To キャンペーン。来年１月３１日までとされている期限を延長しようという意見も与党から聞こえている。
今回 LINEトラベルjp が行った「Go To トラベル」に関する調査では、１０月より東京発着の旅行が追加されたことに伴い、LINEトラベルjp のユーザー動向が例年と大きく異なっていると言う。
今回実施された分析によると、Go To トラベルに東京発着の旅行が追加されて以降、LINEトラベルjp における宿泊を伴う東京発東京行きツアーの予約数（掲載旅行会社サイトへの誘導数）が９月度で前年比約 １２０％ 超、１０月度で前年比約 ４００％ 超まで伸びていることが分かった。（２０２０年１０月２８日現在、１０月度は見込み）
秋の行楽シーズンにおける東京発東京行きツアーというと、例年都内の名所を巡る定期観光バスツアーなどの日帰りツアーが定番だったが、ことしは宿泊付きツアーの予約数（掲載旅行会社サイトへの誘導数）が急増しており、なかでも、船中泊型のツアーや、星空観察付のツアーなど、非日常を味わうことのできるツアーに人気が集まっているという。
マイクロツーリズムや３密回避といったコロナ対策はもとより、東京から他県への移動に対する自重の意識も重なりつつも、長く続く自粛生活疲れやリモートワークからのリフレッシュを求める傾向が見えてくる結果となった。
また、調査によると、東京発東京行きツアーの人気行先 TOP３は、１位大島、２位八丈島、３位クルーズ（東京湾・隅田川）だという。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、東京各地の観光地が受けている打撃も小さくはない。Go To トラベルキャンペーンを利用できることで、多くの東京都民が自分の知らない東京を発見するいい機会となっているようだ。