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銀座のホテル計画16敷地・延べ10.7万㎡|地価5,250万円時代の必要ADRを試算

投稿日 : 2026.10.04

東京都

投資・開発

銀座のホテル計画16敷地・延べ10.7万㎡|地価5,250万円時代の必要ADRを試算

銀座で、ホテルを主用途とする建築計画が16敷地に積み上がっている。竣工予定は2026年12月から2030年3月まで、延べ床面積の合計は106,604㎡。そのうち93.0%にあたる99,094㎡が2028年下期以降に竣工する10敷地に集まる。同じ時期、2026年の都道府県地価調査では銀座二丁目の基準地が1㎡あたり5,250万円(前年比+11.9%)となった。本稿では、この計画群を敷地単位で整理したうえで、銀座の中でも10倍以上開く地価の幅を「1室あたりの土地コスト」に換算し、宿泊特化型とフルサービス型それぞれで必要となる客室単価(ADR)を逆算する。最後に、その必要水準を銀座に既にある39施設・6,902室の単価分布と重ね、どの地価帯にどの業態の投資機会があるかを読み解く。

本記事における指標の定義

  • ADR(平均客室単価):各施設がOTA上で公開する最安プラン水準(2名1室利用時・1室あたり料金・税込)に業態別の補正係数を適用して算出した推定成約単価(税抜相当)。上場ホテルREITが開示する物件別実績との照合(91施設・直近3ヶ月間)で誤差中央値は約7%。推定値であり、各施設の実際の成約価格・会計数値とは異なります。エリア単位のADRは対象施設の中央値(エリアの標準的な施設の水準)。
  • 必要ADR:土地と建物本体の1室あたり投資額に目標利回りを掛け、想定稼働率と客室売上に対するNOI比率で割り戻した、投資が目標利回りで成立する客室単価(税抜相当)。本稿の試算値であり、実際の事業収支を示すものではありません。前提は末尾の「■ 試算前提」に記載。
  • 延床倍率:建築計画の延べ床面積÷敷地面積。店舗・駐車場など容積率に算入されない床を含むため、指定容積率とは一致しません。
  • パイプライン:国土交通省「建築物動態統計調査」等に基づく建築計画概要(確認申請ベース)。開業日・運営事業者・ブランドを示すものではありません。
  • 客室稼働率:観光庁「宿泊旅行統計調査」の公表値(2025年確定値)。
  • データ出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング/国土交通省「建築物動態統計調査」/国土交通省 不動産情報ライブラリ(地価公示・都道府県地価調査)
銀座のホテル計画
16敷地
竣工予定 2026年12月〜2030年3月
延べ床面積 合計
106,604㎡
うち2028年下期以降 93.0%
基準地価(銀座二丁目)
5,250万円
1㎡あたり・前年比+11.9%
既存の供給
39施設
6,902室(銀座1〜8丁目)
宿泊特化型の必要ADR
¥22,200〜
地価545万円/㎡・利回り4.1%

出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング/国土交通省「建築物動態統計調査」/国土交通省「都道府県地価調査」(令和8年7月1日時点)

Key Takeaways
  • 銀座1〜8丁目のホテル建築計画は重複を除いて16敷地・延べ106,604㎡。2026〜2027年は1,000㎡前後の小規模敷地が6件、2028年下期以降は延べ9,000㎡超の大型敷地が7件と、二つの波に分かれる。
  • 銀座の商業地19地点の公的地価は1㎡あたり365万〜6,710万円と18倍の幅がある。2019年比の上昇率は高位地点の+16.6%に対し、500万円前後の低位地点は+43.5%と、価格帯の低い地点ほど伸びている。
  • 宿泊特化型(1室あたり延床40㎡)の必要ADRは、地価545万円/㎡の地点で¥22,200、1,010万円/㎡で¥29,700。銀座の既存32施設の推定成約ADR中央値¥30,400と比べると、低位〜中位の地価帯には既存の単価で届く投資機会がある。
  • 地価5,250万円/㎡の地点では、土地が1室あたり投資額の86%を占め、宿泊特化型の必要ADRは¥97,700になる。高位地点では、フルサービス型や店舗床との複合で土地コストを分け合う設計が前提になる。
  • 計画の延べ床の59.7%は7・8丁目に集まり、既存客室に占める両丁目の比率33.0%を上回る。必要ADRは稼働率よりNOI比率に敏感で(5ptで約12〜17%)、直販比率などの運営設計が成立する地価帯を広げる伸びしろになる。

銀座の計画は16敷地・延べ106,604㎡ — 重複行を敷地単位にまとめる

国土交通省「建築物動態統計調査」等に基づく建築計画データのうち、所在地が中央区銀座で、竣工予定が2026年10月以降のホテル用途の計画を抽出した。同じ敷地が地番表記の違い(「銀座7-16-3」と「銀座7-205-1」など)や情報源の違いで2〜4行に重複して登録されているため、延べ床面積・階数・建築主・竣工予定が一致する行を1敷地にまとめた。その結果が次の16敷地である。行数ベースでは38行あったものが、敷地単位では16件になる。

客室数は、ほぼ全ての計画で建築計画上の記載がない。唯一の例外は銀座8丁目16番の計画で、アコーが「プルマン東京銀座」として12階建て・全145室、2027年末の開業予定を公表している(建築計画上の竣工予定は2028年10月)。延べ床9,990㎡を145室で割ると、1室あたり延床は68.9㎡になる。このほか、銀座8丁目15番2の計画は三菱商事都市開発が2025年4月に「2027年春着工・2029年秋以降開業」と公表している。それ以外の計画は客室数を推定せず、延べ床面積のまま扱う。

表1 銀座1〜8丁目のホテル建築計画(竣工予定2026年12月〜2030年3月、重複行を敷地単位で統合、N=16敷地)。No.7のホテル名・客室数はアコー公表資料による。No.8は登録行により竣工予定が2028年6月と12月に分かれる。No.9の敷地面積・階数・竣工予定は建築計画のお知らせ(2026年1月時点の掲示)による。延床倍率の「—」は敷地面積の記載なし。出典:国土交通省「建築物動態統計調査」よりメトロエンジンリサーチ&コンサルティング作成(2026年9月25日時点)
No.計画地・計画名建築主(計画上の記載)延べ床面積敷地面積延床倍率階数主用途竣工予定
1中央区銀座3-14-16
(仮称)銀座3丁目ホテル
東日本都市開発999.66㎡129.46㎡7.7倍11Fホテル2026年12月
2中央区銀座8-10
(仮称)銀座8丁目プロジェクト
クリアル757.47㎡95.87㎡7.9倍13Fホテル2027年1月
3中央区銀座7-18-15
(仮称)銀座7丁目ホテル計画
第一リアルター1,352.25㎡211.74㎡6.4倍10F旅館・ホテル2027年1月
4中央区銀座1-23
(仮称)銀座123PJ
アンコンサルティング1,352.17㎡——10Fホテル2027年3月
5中央区銀座1-19-16
(仮称)中央区銀座一丁目計画
大和ハウス工業2,445.00㎡244.00㎡10.0倍13Fホテル2027年8月
6中央区銀座2-14-8
(仮称)G.D.P.H Ginza
リード・リアルエステート603.70㎡98.82㎡6.1倍9F/B1ホテル・飲食店2027年10月
7中央区銀座8-16-10
(仮称)銀座8丁目ホテル(プルマン東京銀座)
銀座のホテル合同会社9,990.00㎡——12F/B1ホテル2028年10月
8中央区銀座7-13-8
(仮称)銀座7丁目昭和通り開発計画
ヒューリック14,495.40㎡1,174.24㎡12.3倍15F/B1ホテル・自動車車庫2028年6月〜12月
9中央区銀座8-3
(仮称)銀座ホテルプロジェクト
霞ヶ関キャピタル2,547.00㎡258.00㎡9.9倍12F/B1ホテル2029年3月
10中央区銀座8-2-8
(仮称)京都新聞銀座8丁目プロジェクト
京都新聞プロパティーズ3,774.18㎡325.77㎡11.6倍14F/B2ホテル・店舗・事務所2029年4月
11中央区銀座7-16-3
(仮称)木挽ビルホテル計画
日鉄興和不動産9,744.38㎡1,047.00㎡9.3倍12F/B1ホテル・飲食店・自動車車庫2029年4月
12中央区銀座2-5-6
(仮称)銀座二丁目プロジェクト
平成地所3,922.48㎡584.00㎡6.7倍7F/B2ホテル2029年7月
13中央区銀座7-2-22
(仮称)G7計画
住友商事11,400.20㎡1,123.78㎡10.1倍13F/B1ホテル2029年8月
14中央区銀座2-7-18
(仮称)銀座貿易ビル建替計画
銀座貿易20,200.00㎡1,539.58㎡13.1倍14F/B3ホテル・物販店舗2029年10月
15中央区銀座3-2-17
(仮称)銀座三丁目開発計画
東映13,420.60㎡1,100.98㎡12.2倍14F/B2ホテル・店舗・駐車場2029年10月
16中央区銀座8-15-2
(仮称)中央区銀座8丁目新築工事
三菱地所・三菱商事都市開発9,600.00㎡835.00㎡11.5倍14F/B1ホテル2030年3月
集計範囲について:本表は調査時点での確認申請ベースの計画であり、今後の申請追加により件数・延べ床面積は増加する見込みがある。現時点での確定パイプラインの下限値として参照されたい。また延べ床面積は建物全体の数値で、店舗・事務所・駐車場などホテル以外の床を含む(16敷地中6件が複合用途)。築地市場跡地の大規模再開発(築地5丁目、ホテル棟2棟を含む)は銀座の中小敷地とは事業の性格が異なるため集計から外した。なお築地1〜7丁目では、この跡地再開発とは別に7敷地・延べ10,149㎡のホテル計画が登録されており(竣工予定の記載がない1件を含む)、銀座の東側でも同じ規模感の敷地で計画が続いている。

16敷地のうち、延べ床面積が9,000㎡を超える大型の計画は7件で、合計88,851㎡と全体の83.3%を占める。建築主には総合商社、不動産会社、鉄鋼系デベロッパー、映画会社、新聞社系の不動産会社、銀座の地元企業が並び、既存ビルの建替えとしてホテルを選ぶ計画が目立つ(銀座貿易ビル建替計画など)。延床倍率は敷地面積の記載がある14件で6.1倍〜13.1倍、中央値は9.9倍である。以下の試算では、この中央値を丸めた10倍を「銀座の計画で敷地1㎡が生み出す延べ床」として使う。

竣工時期は二つの波 — 2027年の小規模敷地、2029年下期の大型敷地

竣工予定を半期ごとに並べると、計画群の構造がはっきりする。2026年下期〜2027年下期の6件は延べ床604〜2,445㎡の小規模敷地で、合計7,510㎡にとどまる。9〜13階建ての細長い建物が多く、宿泊特化型の典型的な規模といえる。これに対して2028年下期以降は、2028年下期に24,485㎡(2件)、2029年上期に16,066㎡(3件)、2029年下期に48,943㎡(4件)、2030年上期に9,600㎡(1件)と、延べ床の山が2029年下期に来る。

図1 銀座のホテル計画 竣工予定の半期別 延べ床面積と敷地数(N=16敷地・延べ106,604㎡)。No.8は後の日付(2028年12月)で計上。出典:国土交通省「建築物動態統計調査」よりメトロエンジンリサーチ&コンサルティング作成

着工予定を見ると、この山がまだ動く段階にあることもわかる。大型7件のうち、着工予定が2027年以降と記載されているものが4件ある(2027年1月・4月・6月・9月)。建設期間の長い大型案件は、着工時点の建設費と金利で最終的な事業判断が下されることが多い。竣工予定が半年〜1年動くことは珍しくなく、2029年下期の山は「現時点の計画上の山」として読むのが適切である。ホテル用地を検討する側から見れば、2028〜2030年に開業が重なる可能性がある一方、2027年から2028年上期にかけては新規の大型供給がほとんどない期間になる。

銀座の地価は18倍の幅 — 低位地点ほど上昇率が高い

国土交通省 不動産情報ライブラリで、銀座1〜8丁目の商業地の公的地価(地価公示の標準地と都道府県地価調査の基準地)を取得した。2026年の価格は19地点で1㎡あたり365万円から6,710万円まで分布する。全国最高価格として報じられた基準地「銀座二丁目2番19外」は5,250万円で、前年の4,690万円から+11.9%。地価公示(1月1日時点)で最も高い標準地「銀座4丁目2番4」は6,710万円(+10.9%)である。

表2 銀座1〜8丁目の商業地 公的地価(2026年、N=19地点、価格の高い順)。標準地は令和8年1月1日時点、基準地は令和8年7月1日時点。所在地は地番表記で、住居表示とは異なる。出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ(地価公示・都道府県地価調査)よりメトロエンジンリサーチ&コンサルティング作成
所在地(地番)区分・地点番号2026年 価格/㎡前年比2019年比指定容積率
銀座4丁目2番4標準地(地価公示・1月1日)
中央5-22
6,710万円+10.9%+17.3%800%
銀座5丁目103番16標準地(地価公示・1月1日)
中央5-41
5,700万円+10.3%+16.1%800%
銀座二丁目2番19外基準地(地価調査・7月1日)
中央5-13
5,250万円+11.9%+21.5%800%
銀座2丁目2番19外標準地(地価公示・1月1日)
中央5-29
4,960万円+11.7%+16.4%800%
銀座7丁目1番2外標準地(地価公示・1月1日)
中央5-23
4,760万円+10.4%+13.3%800%
銀座六丁目4番13外基準地(地価調査・7月1日)
中央5-14
3,700万円+12.1%+16.7%700%
銀座4丁目103番1外標準地(地価公示・1月1日)
中央5-18
3,560万円+10.9%+20.7%800%
銀座6丁目4番13外標準地(地価公示・1月1日)
中央5-2
3,500万円+13.6%+12.2%700%
銀座3丁目3番1標準地(地価公示・1月1日)
中央5-4
1,970万円+11.3%+16.6%700%
銀座8丁目109番7標準地(地価公示・1月1日)
中央5-53
1,520万円+6.3%-3.2%700%
銀座5丁目201番4外標準地(地価公示・1月1日)
中央5-44
1,170万円+11.4%+29.6%800%
銀座二丁目203番17基準地(地価調査・7月1日)
中央5-17
1,020万円+9.6%+30.8%800%
銀座七丁目5番2基準地(地価調査・7月1日)
中央5-5
1,010万円+14.1%+21.7%700%
銀座7丁目5番2標準地(地価公示・1月1日)
中央5-54
939万円+10.3%—700%
銀座七丁目102番19外基準地(地価調査・7月1日)
中央5-15
751万円+10.0%+4.7%800%
銀座2丁目103番6標準地(地価公示・1月1日)
中央5-27
710万円+10.1%+24.1%700%
銀座七丁目205番14基準地(地価調査・7月1日)
中央5-27
545万円+19.5%+75.8%700%
銀座2丁目213番14標準地(地価公示・1月1日)
中央5-1
477万円+18.4%+62.8%600%
銀座三丁目205番10基準地(地価調査・7月1日)
中央5-18
365万円+16.2%—600%

同じ銀座の中でも、価格の高い地点と低い地点では18倍の差がある。価格帯で三つに分け、2019年から8年間の推移が揃う17地点を2019年=100で指数化すると、3,000万円以上の高位8地点は中央値で116.6、900万〜2,000万円の中位5地点は121.7、800万円未満の低位4地点は143.5になった。2021〜2022年の下落局面から戻る速度が、価格の低い地点ほど速い。2026年の前年比も、高位・中位の中央値+11.3%に対して低位は+14.2%で、「銀座七丁目205番14」の基準地は+19.5%と銀座の19地点で最も高い上昇率だった。

図2 銀座の公的地価 価格帯別の指数推移(2019年=100、各価格帯の中央値。高位N=8・中位N=5・低位N=4地点、8年分が揃う地点のみ)。出典:国土交通省 不動産情報ライブラリよりメトロエンジンリサーチ&コンサルティング作成

ホテル計画の立地と重ねると、16敷地の多くは高位地点の近くではなく、7丁目・8丁目や1〜3丁目の中低位の価格帯の地点に近い街区にある(最寄りの公的地価地点が1㎡あたり2,000万円未満の敷地は16件中13件)。低位地点で地価の上昇率が高い時期は、こうした街区でホテル計画が相次いでいる時期と重なる。ただし公的地価は地点ごとの鑑定評価であり、個々の計画地の取得価格を示すものではない。実際の取引価格が公示地価に対してどの程度の水準で決まっているかは、商業地の取引価格は公示地価の0.86倍、上位25%で1.19倍で10商圏394件を検証している。以下の試算では、特定の計画地の収支ではなく、「銀座のこの価格帯の土地でホテルを建てると、1室あたりいくらになるか」を示す目安として地価を用いる。

1室あたりの土地コスト — 545万円の地点で2,180万円、5,250万円の地点で2億1,000万円

1室あたりの土地コストは「地価×敷地面積÷客室数」で求められる。敷地面積÷客室数は「1室あたり延床÷延床倍率」と書き換えられるため、延床倍率を銀座の計画の中央値にあたる10倍と置けば、1室あたり土地コスト=地価×1室あたり延床÷10となる。1室あたり延床は、共用部を含めて宿泊特化型を40㎡、フルサービス型を70㎡とした。後者はプルマン東京銀座の公表値(延べ9,990㎡・145室=68.9㎡)に近い水準である。

建物本体の建設費は、国土交通省 建築着工統計に基づく2025年のS造(鉄骨造)平均240.5万円/坪を宿泊特化型に、ラグジュアリー帯を想定した本稿の仮定値330万円/坪をフルサービス型に用いた。さらに、竣工が2028〜2029年に集中することを踏まえ、施工期間の中間点を2028年と置いて、Turner & Townsendの建設費予測(2026年+5.3%、2027年+5.0%)に、2028年は伸びの鈍化を見込んだ本稿の仮定+4.5%を加えて複利で織り込んだ(2025年比+15.5%)。宿泊特化型の1室あたり建設費は2025年実績ベースで2,910万円、インフレ織込み後で3,362万円になる。

表3 宿泊特化型(1室あたり延床40㎡・延床倍率10倍・S造240.5万円/坪×1.155)の1室あたり投資額。土地と建物本体のみで、設計費・FF&E・開業費・金利は含まない。出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ、国土交通省 建築着工統計、Turner & Townsendの予測値よりメトロエンジンリサーチ&コンサルティング作成
地価(2026年・1㎡あたり)参照した地点1室あたり土地コスト建設費(インフレ後)1室あたり投資額土地の比率
545万円銀座七丁目205番14(基準地)2,180万円3,362万円5,542万円39.3%
1,010万円銀座七丁目5番2(基準地)4,040万円3,362万円7,402万円54.6%
1,970万円銀座3丁目3番1(標準地)7,880万円3,362万円1億1,242万円70.1%
5,250万円銀座二丁目2番19外(基準地)2億1,000万円3,362万円2億4,362万円86.2%

地価が545万円の地点では、土地は1室あたり投資額の39.3%にとどまり、建設費の方が大きい。これが1,010万円で54.6%、1,970万円で70.1%、5,250万円では86.2%まで上がる。高位地点では、建設費を多少抑えても1室あたり投資額はほとんど動かず、事業性は土地コストをどう吸収するかでほぼ決まる。逆に低位〜中位の地点では、建設費の上昇が収支に直接効くため、建設費の価格変動条項や発注方式の設計が重要な論点になる。工事費の上昇分を発注者と施工者のどちらが負担するかの整理は、改正建設業法の価格変動条項と必要ADRで詳しく分析している。

中央区の単価は12ヶ月平均¥19,100・前年比+9.5% — 銀座の既存施設は中央値¥30,400

必要ADRと比べる市場側の水準を確認する。メトロエンジンリサーチの推定成約ADRでは、中央区全体の2025年9月〜2026年8月の12ヶ月平均は¥19,100(対象148〜152施設)で、前年同期の¥17,400から+9.5%上昇した。業態別ではビジネスホテルが¥17,900(同127〜129施設、+9.8%)、シティホテルが¥40,700(同19〜20施設、+4.7%)である。比較として、千代田区は¥16,300、港区は¥17,700、台東区は¥14,400で、中央区はこの3区を上回る単価帯にある。

図3 中央区の推定成約ADR 月次推移(年別重ね表示、全業態の中央値、対象148〜152施設、2024年9月〜2026年8月の確定月)。出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング

月次で見ると、2026年4月の¥23,800が直近24ヶ月のピークで、秋(10〜11月)と春(3〜4月)に高く、夏に低い季節性がはっきりしている。一方、2026年6〜8月は前年同月をそれぞれ5.5%、6.8%、15.0%下回った。12ヶ月平均では前年を上回っているものの、夏場の単価は前年ほどは伸びておらず、開業が集中する2028〜2030年に向けては季節ごとの単価の振れも織り込んでおく必要がある。

銀座そのものの水準は、エリア全体よりかなり高い。銀座1〜8丁目で直近12ヶ月のうち10ヶ月以上販売が確認できた39施設・6,902室のうち、推定成約ADRを算出できる32施設(6,003室)の12ヶ月平均の中央値は¥30,400、下位4分の1が¥22,100、上位4分の1が¥39,400だった。前年同期との比較が揃う32施設の中央値は+4.2%で、24施設が前年を上回っている。なお、推定成約ADRの対象外である上位業態(デラックス等)の施設はこの分布に含まれていないため、銀座の単価分布の上側は実際にはさらに広がっている。

必要ADRの逆算 — 宿泊特化型は低位〜中位の地価帯に投資機会

1室あたり投資額に目標利回りを掛けると、1室あたりに必要な年間純収益(NOI)が出る。これを客室売上に対するNOI比率で割って年間客室売上に戻し、365日×稼働率で割ると必要ADRになる。目標利回りは日本不動産研究所「第54回 不動産投資家調査」(2026年4月現在)の東京の宿泊特化型ホテル期待利回り4.1%を基準に、±0.5ptの3ケースとした。稼働率は観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値の東京都ビジネスホテル81.5%を踏まえて80%、NOI比率は客室売上の35%と置いた。

表4 宿泊特化型の必要ADR(税抜相当)の感度。1室あたり延床40㎡、延床倍率10倍、建設費S造240.5万円/坪×1.155、稼働率80%(通年の試算前提。観光庁の2025年通年実績で東京都ビジネスホテル81.5%)、NOI=客室売上×35%。右端列は推定成約ADRの12ヶ月平均が各基準値以上の既存施設数(N=32)。出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(推定成約ADR・2025年9月〜2026年8月)/日本不動産研究所「第54回 不動産投資家調査」/観光庁「宿泊旅行統計調査」/国土交通省 建築着工統計
地価(1㎡あたり)利回り3.6%利回り4.1%(基準)利回り4.6%参考:2025年建設費のまま(4.1%)銀座既存32施設で基準値以上
545万円¥19,500¥22,200¥24,900¥20,40022施設
1,010万円¥26,100¥29,700¥33,300¥27,90017施設
1,970万円¥39,600¥45,100¥50,600¥43,3004施設
5,250万円¥85,800¥97,700¥109,700¥95,9000施設

図4 地価帯別の必要ADR(宿泊特化型・フルサービス型、利回り4.1%)と市場の単価水準。フルサービス型は1室あたり延床70㎡・建設費330万円/坪×1.155・稼働率77%(通年の試算前提。2025年通年実績で東京都シティホテル77.2%)・NOI=客室売上×30%。出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング

地価545万円の地点での必要ADR¥22,200は、中央区全体の¥19,100を上回るが、銀座の既存施設の中央値¥30,400を下回り、推定成約ADRを算出できる既存32施設のうち22施設が既にこの水準以上で販売している。1,010万円の地点の¥29,700も、既存施設の中央値とほぼ同じ水準である。つまり、銀座の中低位の地価帯では、宿泊特化型であっても銀座の既存の単価帯に乗れば目標利回りに届く計算になり、ここに投資機会が集まっていると読める。2026〜2027年竣工の小規模敷地の計画群は、ちょうどこの領域に位置している。

一方、地価1,970万円の地点では必要ADRが¥45,100となり、既存32施設のうち届いているのは4施設にとどまる。5,250万円の地点では¥97,700で、宿泊特化型の構成では成立させにくい。高位地点では、1室あたりの単価をより高く取れるフルサービス型やラグジュアリー型の業態、あるいは低層部を店舗に充てて賃料収入で土地コストを分け合う複合用途が前提になる。既存の商業床をホテルへ転用する場合の必要ADRの水準は、百貨店跡地のホテル転用は14件中6件でも試算している。大型7件のうち4件が店舗・飲食店・駐車場を併設する計画であることは、この構造と整合的である。

フルサービス型(1室あたり延床70㎡)では、低位の545万円の地点でも必要ADRは¥57,800、1,010万円で¥73,600になる。中央区のシティホテルの中央値¥40,700を大きく上回るため、フルサービス型の成立は、既存のシティホテルの単価帯ではなく、訪日客の高単価需要を取り込む上位業態としての単価設定が前提になる。三菱商事都市開発が銀座8丁目の計画でアップスケール〜ラグジュアリークラスのホテル開発を掲げていることも、この逆算と符合する。

表5 宿泊特化型の必要ADRの感度(利回り4.1%で固定し、稼働率またはNOI比率のどちらか一方だけを動かした場合)。出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング
感度の軸545万円1,010万円1,970万円5,250万円
稼働率75%(通年)¥23,700¥31,700¥48,100¥104,300
稼働率80%(通年・基準)¥22,200¥29,700¥45,100¥97,700
稼働率85%(通年)¥20,900¥27,900¥42,400¥92,000
NOI比率30%¥25,900¥34,600¥52,600¥114,000
NOI比率40%¥19,500¥26,000¥39,500¥85,500

稼働率を5pt動かすと必要ADRは約6〜7%動き、NOI比率を5pt動かすと約12〜17%動く。後者の感度が大きいのは、NOI比率が運営の収益性(人件費・販売手数料・賃料構造)をまとめて表すためである。銀座のように地価の比重が大きい立地では、単価の設定だけでなく、直販比率を高めて販売手数料を抑えるなど、NOI比率を引き上げる運営面の工夫が、成立する地価帯を一段広げる伸びしろになる。

表5は一方の前提だけを動かしているが、実際の事業では稼働率とNOI比率は同時に動く。銀座の既存施設の中央値に近い地価1,010万円の地点について、両方を同時に動かした組合せを表6に示す。稼働率85%(通年)・NOI比率40%の組合せでは必要ADRは¥24,500まで下がり、既存32施設のうち21施設がこの水準以上で販売している。逆に稼働率75%(通年)・NOI比率30%では¥37,000となり、届いている既存施設は9施設にとどまる。同じ地価でも、運営の前提によって「既存の単価帯の上半分」から「上位3割」まで必要水準が動くことになる。

表6 地価1,010万円/㎡の地点における宿泊特化型の必要ADR(税抜相当)の2軸感度(稼働率×NOI比率、利回り4.1%で固定。1室あたり投資額7,402万円)。括弧内は推定成約ADRの12ヶ月平均(2025年9月〜2026年8月)が各値以上の銀座の既存施設数(N=32)。出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング
稼働率(通年)\NOI比率30%35%(基準)40%
75%¥37,000(9施設)¥31,700(11施設)¥27,700(18施設)
80%(基準)¥34,600(10施設)¥29,700(17施設)¥26,000(19施設)
85%¥32,600(11施設)¥27,900(18施設)¥24,500(21施設)

既存の供給にどう重なるか — 計画の6割が7・8丁目に集まる

銀座1〜8丁目で稼働が確認できる既存の39施設・6,902室を丁目別に集計し、計画16敷地の延べ床面積と並べた。既存の客室は6丁目(7施設・1,298室)、7丁目(6施設・1,161室)、8丁目(6施設・1,118室)に多く、1丁目と5丁目がそれぞれ約900室で続く。計画側は7丁目(4敷地・36,992㎡)と8丁目(5敷地・26,669㎡)の合計が63,661㎡と、延べ床の59.7%を占める。既存の客室に占める7・8丁目の比率は33.0%なので、新規の床は既存以上に南側(新橋寄り)へ寄っていることになる。

図5 銀座の丁目別 既存客室数(稼働確認39施設・6,902室)と計画の延べ床面積(16敷地・106,604㎡)。4〜6丁目は計画なし。出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング(OTA掲載確認ベース、N=39施設)/国土交通省「建築物動態統計調査」

2丁目も特徴的で、既存は4施設・506室(全体の7.3%)と少ないのに対し、計画は3敷地・24,726㎡(同23.2%)ある。このうち2件は延べ2万㎡級(銀座貿易ビル建替計画)と4千㎡級の計画で、銀座の北側に新たな集積が生まれる可能性がある。一方、既存の供給が厚い4〜6丁目には、今回の集計範囲では新規の計画が見当たらない。既に施設が集まる街区に新たな床が重なるのではなく、供給の薄い街区に床が広がる配置である点は、既存施設と新規施設が同じ顧客を奪い合う構図になりにくいという意味で、市場全体の吸収力を考えるうえで前向きな材料といえる。

図6 銀座のホテル計画16敷地(青の番号=表1のNo.)、既存の稼働施設39施設(灰色・円の大きさ=客室数)、公的地価の19地点(紺の小円・数値は1㎡あたり万円)。出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング/国土交通省 不動産情報ライブラリ

既存施設の開業時期を見ると、39施設のうち29施設・5,217室(客室の75.6%)が2014年以降の開業またはブランド変更後の再開業である。銀座は2010年代後半に宿泊特化型を中心とした供給の波を一度経験しており、その多くが現在の単価帯(中央値¥30,400)で販売を続けている。2028年下期からの大型敷地の波は、前回の波とは規模と業態が異なり、より上位の単価帯を取りに行く構成になる可能性が高い。

図7 銀座の既存稼働施設の開業時期別 客室数(N=39施設・6,902室、開業日はブランド変更後の再開業日を含む。開業日不明の1施設・14室は除く)。出典:メトロエンジンリサーチ&コンサルティング

まとめ — 銀座の用地判断は「地価帯×業態」の組合せで決まる

銀座のホテル計画は16敷地・延べ106,604㎡で、2027年の小規模敷地の波と、2029年下期に山が来る大型敷地の波に分かれる。1㎡あたり365万〜6,710万円と18倍の幅がある地価を1室あたりの土地コストに換算すると、宿泊特化型の必要ADRは545万円の地点で¥22,200、1,010万円で¥29,700となり、銀座の既存施設の中央値¥30,400の範囲に収まる。中低位の地価帯は、既存の単価帯で成立しうる投資機会として、2010年代後半と同じように宿泊特化型の受け皿になっている。

対して1,970万円を超える地価帯では、宿泊特化型の必要ADRは¥45,100以上となり、フルサービス型・上位業態や店舗床との複合によって土地コストを分け合う設計が前提になる。大型7件のうち4件が複合用途であること、そしてこの価格帯の低位地点ほど地価の上昇率が高いことを踏まえると、銀座のホテル用地の検討では、地価水準そのものよりも「その地価帯でどの業態を組み合わせれば必要ADRが既存の単価分布に収まるか」を先に確かめることが、事業性を見極める近道になる。

試算に関する注意:本稿の必要ADRは、公的地価と業界平均的な前提から逆算した簡易試算であり、実際の投資判断には詳細なフィージビリティ・スタディが必要です。公的地価は個別の計画地の取得価格を示すものではなく、実際の取引価格とは異なります。推定成約ADRは推定値であり、各施設の実際の成約価格・会計数値とは異なります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 銀座で計画されているホテルは何件ありますか?
国土交通省「建築物動態統計調査」等に基づく建築計画データでは、中央区銀座1〜8丁目で竣工予定が2026年12月〜2030年3月のホテル用途の計画が16敷地(重複行を統合後)、延べ床面積の合計106,604㎡です。確認申請ベースの下限値で、今後の申請追加で増える可能性があります。

Q2. 銀座の新しいホテル計画で客室数がわかるものはありますか?
建築計画上はほぼ全件で客室数の記載がありません。銀座8丁目16番の計画はアコーが「プルマン東京銀座」として全145室・2027年末開業予定と公表しています。それ以外は延べ床面積で把握するのが適切です。

Q3. 銀座の地価はホテル1室あたりいくらの土地コストになりますか?
1室あたり延床40㎡・延床倍率10倍と置くと、1室あたり土地コスト=地価×4です。2026年の公的地価で見ると、545万円/㎡の地点で2,180万円、1,010万円/㎡で4,040万円、5,250万円/㎡の地点では2億1,000万円になります。

Q4. 銀座で宿泊特化型ホテルを建てるには、どのくらいの客室単価が必要ですか?
建設費の上昇を織り込み、利回り4.1%・稼働率80%(通年)・NOI比率35%と置いた本稿の試算では、地価545万円/㎡の地点で¥22,200、1,010万円/㎡で¥29,700(いずれも税抜相当)です。銀座の既存32施設の推定成約ADR中央値は¥30,400で、中低位の地価帯であれば既存の単価帯で届く水準です。

Q5. 築地市場跡地の再開発は含まれていますか?
含めていません。築地5丁目の市場跡地再開発はホテル棟2棟を含む大規模な一体開発で、銀座の中小敷地の計画群とは事業の性格が異なるためです。築地1〜7丁目ではこれとは別に7敷地・延べ10,149㎡のホテル計画が登録されています。

■ 試算前提

① 1室あたり土地コスト=公的地価(2026年)×1室あたり延床÷延床倍率。延床倍率は銀座の計画14件(敷地面積の記載あり)の中央値9.9倍を丸めた10倍。② 1室あたり延床は宿泊特化型40㎡、フルサービス型70㎡(プルマン東京銀座の公表値68.9㎡を参照)。③ 建設費は宿泊特化型が国土交通省 建築着工統計に基づく2025年S造240.5万円/坪、フルサービス型がラグジュアリー帯を想定した本稿の仮定値330万円/坪。施工期間の中間点を2028年とし、Turner & Townsendの予測(2026年+5.3%、2027年+5.0%)と2028年の本稿仮定+4.5%で複利補正(×1.155)。④ 目標利回り(NOI利回り)は日本不動産研究所「第54回 不動産投資家調査」(2026年4月現在)の東京・宿泊特化型ホテル期待利回り4.1%を基準に3.6%・4.6%の3ケース。⑤ 稼働率は宿泊特化型80%、フルサービス型77%(観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値の東京都ビジネスホテル81.5%・シティホテル77.2%を参照)。⑥ NOI=年間客室売上×宿泊特化型35%、フルサービス型30%。飲食・宴会・店舗賃料は計上しない。⑦ 設計費・FF&E・開業費・金利・公租公課の立上り等は含まないため、必要ADRは下限に近い目安である。⑧ 既存施設との比較は、推定成約ADRの12ヶ月平均(2025年9月〜2026年8月、10ヶ月以上算出できた施設)。

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参考資料・出典一覧

■ データソース

建築計画は国土交通省「建築物動態統計調査」等に基づく確認申請ベースの計画(2026年9月25日時点、中央区銀座で竣工予定2026年10月以降・ホテル用途の38行を16敷地に統合)。公的地価は国土交通省 不動産情報ライブラリの地価公示・都道府県地価調査(2019〜2026年、銀座1〜8丁目の商業地19地点)。推定成約ADRはメトロエンジンリサーチ&コンサルティングの月次推計(中央区148〜152施設、銀座の既存32施設、2024年9月〜2026年8月の確定月)。既存供給は直近12ヶ月のうち10ヶ月以上販売が確認できた銀座1〜8丁目の39施設・6,902室(OTA掲載確認ベース)。稼働率は観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値(第8表・年計)、期待利回りは日本不動産研究所「第54回 不動産投資家調査」。

■ 限界・留意点

建築計画の大半は客室数の記載がないため、延べ床面積のまま扱い、1室あたりの試算は延床40㎡・70㎡の仮定に依存する。延床倍率10倍は14敷地の中央値(6.1〜13.1倍)を丸めた値で、個々の敷地では土地コストが上下する。公的地価は地点ごとの鑑定評価で、計画地の取得価格ではない。建設費の2028年+4.5%とフルサービス型の330万円/坪は本稿の仮定値。推定成約ADRはREIT開示実績との照合で誤差中央値約7%の推定値で、デラックス等の上位業態は既存施設の分布に含まれない。竣工予定は着工時点の建設費・金利で変わりうるため、2029年下期の山は計画時点のものとして読む必要がある。

■ 市場データ

■ 政府統計・公的データ

■ 業界レポート

■ ニュース・プレスリリース

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