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令和5年の宿泊旅行統計:外国人旅行者の宿泊者数は前年同月比で大幅増

投稿日 : 2023.06.06

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ホテル統計データ

インバウンド

公的機関ニュース

観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、令和5年3月および4月の全体の延べ宿泊者数は、それぞれ5,068万人泊と4,763万人泊となり、2019年同月比では3月は0.9%の減少、4月は6.1%の減少が見られた。一方、前年同月比では3月は51.5%の増加、4月は41.6%の増加となった。客室稼働率は、令和5年3月が全体で57.3%、4月が全体で55.6%であった。(出典:観光庁

日本人の延べ宿泊者数は、3月に4,313万人泊、4月に3,724万人泊となった。2019年同月比では、3月は3.6%の増加、4月は5.6%の減少を示している。また、前年同月比では3月は30.2%の増加、4月は12.5%の増加を示した。対前年同月比で都道府県別の増加率を見ると、最高は沖縄県、次いで鳥取県、徳島県、高知県、石川県となっている。

外国人の延べ宿泊者数は、3月に755万人泊、4月に1,038万人泊となった。2019年同月比では、3月は20.7%の減少、4月は8.0%の減少を示したが、前年同月比では、3月は2183.1%の増加、4月は1854.2%の増加を示した。3月の延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は14.9%であった。また、国籍(出身地)別では、第1位が米国、第2位が韓国、第3位が台湾、第4位が香港、第5位が中国で、上位5ヵ国・地域で全体の54.6%を占めていた。ただし、2019年同月比では1割以上減少している国が多い。
(出典:観光庁

全体の宿泊者数は4763万人、コロナ禍前の2019年比では約94%にまで回復している。海外旅行客も増加傾向にあることから、宿泊施設ではアフターコロナ対策やインバウンド対策が必須となるだろう。

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