トップ > 業界トレンド

業界トレンド

  • 宿泊税の実効税率、那須町1.05%・盛岡市3.65%|10月1日開始2自治体を実勢ADRで逆算

    栃木県

    岩手県

    投稿 : 2026.09.15

    2026年10月1日、栃木県那須町と岩手県盛岡市で宿泊税の徴収が始まる。いずれも県内で初めての導入だが、税率の設計思想は正反対である。那須町は宿泊料金に応じた6段階の定額制(1万円未満100円〜10万円以上3,000円)、盛岡市は年齢・料金を問わず一律200円。本稿は「導入自治体が増えた」という話ではなく、定額課税が単価帯によって実効税率(税額÷宿泊料金)を大きく変える構造を、両エリアの実勢価格デ...

  • ホテルブランド専用ChatGPTアプリ、構築・運用支援を開始 — メトロエンジンが発表

    メトロエンジン株式会社(東京都品川区)は、ホテルブランド・ホテルチェーン向けに、ChatGPTアプリの構築・運用を支援するサービスを開始すると発表した。ホテル名・チェーン名を冠したブランド専用アプリを構築し、ホテルが承認した施設情報と、宿泊者のクチコミをテーマごとに整理した分析結果を根拠に、旅行者の相談に応じてホテルの魅力を伝える。会話で候補を絞り込んだ旅行者を公式予約サイトへ案内する導線まで設計...

  • 観光庁予算、令和9年度概算要求は1,905億円 — 宿泊事業者が押さえる事業ラインと申請逆算

    指定なし

    投稿 : 2026.09.13

    観光庁は2026年8月28日、令和9年度(2027年度)予算の概算要求を公表した。要求総額は1,905億4,200万円で、2008年10月の観光庁発足以降で最大となる。増額の中心は国際観光旅客税を財源とする事業で、要求額は1,800億円(前年度予算額1,300億円の1.38倍)に積み上がった。本稿では公表資料の実数値をもとに、要求から予算成立までの流れ、宿泊事業者が実際に使う事業ラインの位置づけ、...

  • 帝国データバンク2026年7月調査|旅館・ホテル人手不足38.5%へ改善、上位10業種から外れる

    指定なし

    投稿 : 2026.09.12

    帝国データバンクが2026年8月17日に公表した「人手不足に対する企業の動向調査(2026年7月)」で、非正社員の不足を感じる企業の割合は28.8%となり、2025年4月以降16か月連続で3割を下回った。宿泊業に目を向けると、直近で業種別の数値が開示された2026年4月調査で「旅館・ホテル」の非正社員不足割合は38.5%。2022年2月以来、4年2か月ぶりの3割台である。2024年4月の63.8%...

  • リファンド方式は2026年11月1日から — 宿の売店に効く4つの変更点と9〜10月の準備

    指定なし

    投稿 : 2026.09.12

    消費税の免税制度が、2026年11月1日の販売分から「リファンド方式」に切り替わる。購入時にいったん税込で受け取り、旅行者が出国時に税関の確認を受けたあとで、販売した事業者が消費税相当額を返金する仕組みだ。免税店を運営していない宿にとっては縁遠い話に見えるかもしれない。ただし今回の改正では、一般物品と消耗品の区分が廃止され、5千円の下限判定が一本化される。これは客単価の小さい館内売店ほど効いてくる...

  • 九州ふっこう応援割の既存予約、熊本・佐賀・長崎・大分は対象外 — 付け替えキャンセルは何室戻るか

    九州ふっこう応援割の既存予約は、熊本・佐賀・長崎・大分の4県が県の公式ページで「割引の対象外」と明記している(2026年9月11日時点)。販売開始前に売れた10月の客室は、割引を受けたい宿泊者が取り直せばキャンセルとして一度戻ってくる。本稿では、各県の販売開始日を前にどれだけの在庫がすでに消化されているかを10月の土曜3日で実測し、付け替え率を5%・10%・20%と仮置きした場合に戻りうる室数の上...

  • 九州ふっこう応援割 佐賀は予約サイト9/24・旅行会社10/2 — 8日差を九州1,919施設の在庫配分率で読む

    九州ふっこう応援割(10月1日〜12月25日宿泊分)で、佐賀県は販売窓口ごとに開始日を分けた。予約サイト(OTA等)は9月24日(木)、旅行会社は10月2日(金)からで、その間の8日間は予約サイトだけが割引付きの商品を売ることになる。この8日間に宿が割引付きで出せる室数は、ふだん総客室の何割をOTA等に出しているか、つまり在庫配分率でほぼ決まる。本稿では九州7県1,919施設・総客室139,326...

  • 旅館・ホテル倒産、2026年上期35件・負債221億円 — 1件6.3億円が示す承継機会

    指定なし

    投稿 : 2026.09.10

    2026年上半期(1〜6月)のホテル・旅館経営業者の倒産は35件、負債総額は221億1,300万円だった。件数は前年同期から3件減って7.9%の減少となる一方、負債総額は72.3%増えている。件数が減りながら金額だけが膨らむとき、1件あたりの規模は必ず大きくなる。実際、1件あたり負債は前年同期の約3億3,800万円から約6億3,200万円へ、1年で約1.9倍になった。 この数字が意味するのは、退出...

  • 宿泊税200円、施行後の実勢単価を検証 — 熊本市・宮崎市は非課税市と同じ動き

    2026年7月1日、熊本市と宮崎市が同じ日に宿泊税を施行した。どちらも1人1泊200円の定額制で、免税点は置いていない。3か月後の10月1日には、盛岡市と那須町が続く。宿泊税は宿泊者が負担する税で、宿は特別徴収義務者として預かって納める立場にある。それでは、施行をまたいだ客室単価そのものは動いたのだろうか。本記事は「導入予定の一覧」ではなく、すでに走り出した制度の実勢単価を施行前後で突き合わせる検...

  • ホテルマネージメントジャパンとは|27ホテル9,051室、客室の96%を単一REITが保有・口コミ4.32

    指定なし

    投稿 : 2026.09.10

    ホテルマネージメントジャパン(HMJ)は、チェーンブランド「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」を掲げ、国内27ホテル・9,051室を運営する受託運営会社である。オーナー側から見たとき、この会社の輪郭はブランドサイトを眺めても掴みにくい。運営受託先の多くが自社ブランドではなく国際ブランドの看板を掲げているため、予約サイト上では別々のチェーンとして散らばって見えるからだ。本稿では、公式公表値と当社の保有...