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業界トレンド

  • 宿泊業の1人あたり付加価値は644万円、労働分配率50.7% — 時給+100円の原資は1泊445円

    指定なし

    投稿 : 2026.09.24

    賃上げの話は、たいてい「いくら払うか」から始まる。だが払う側の原資は、売上ではなく付加価値から出る。財務省「法人企業統計調査」によれば、宿泊業の従業者1人あたり付加価値は2025年度に644万円。そのうち人件費に配分されたのは326万円で、付加価値に占める割合(労働分配率)は50.7%だった。本稿ではこの644万円を実額で分解し、メトロエンジンリサーチの全国ADRと接続して、時給を100円上げるに...

  • 秋の水産卸値が4割上がっても2食付きは+1,100円 — 10道県の必要プレミアム換算表

    秋は、宿の夕食がもっとも強い商品になる季節である。サンマ、秋鮭、イクラ、ホタテ、スルメイカ — 献立の主役が入れ替わり、同じ客室でも「2食付き」の価値が跳ね上がる。その一方で、主役になる魚種の卸値は年ごとに大きく動く。本稿は、東京都中央卸売市場の水産物卸値の推移と、同一ホテル内で素泊まり/朝食付き/2食付きを比べた食事プレミアムの実測値を突き合わせ、「卸値が何%上がったら、2食付きプレミアムを何ポ...

  • 車中泊プランの相場は1台3,300円 — 宿の駐車場を売る99軒とRVパーク686件【2026年秋】

    指定なし

    投稿 : 2026.09.23

    秋のドライブシーズンに入り、車で移動する旅行者の受け皿が全国で増えている。日本RV協会が認定する車中泊施設「RVパーク」は2026年8月末時点で全国686件(2026年9月4日発表)、国土交通省が登録する「道の駅」は令和8年9月4日現在で1,234駅にのぼる。この数字は通常、宿泊施設にとって「客室の外に流れていく需要」として語られてきた。 だが、見方を変えれば別の読み方ができる。車中泊の旅行者が対...

  • 長期滞在型ホテルの主要ブランドと30泊価格帯|東京・大阪・福岡3都市を実測(2026年)

    ホテルを「泊まる場所」ではなく「一定期間住まう場所」として売る業態が、国内でも供給側の選択肢として定着しつつある。2026年に入ってからだけでも、三菱地所ホテルズ&リゾーツが新ブランド「WAYPOINT」の1号物件を東京・築地に開業し、アパートメントホテル「MIMARU」は28施設目の開業で総客室数1,500室に到達した。一方で、この領域は「長期滞在型ホテル」「アパートメントホテル」「サー...

  • クマ出没5万801件の秋、温泉地の備え|出没上位8県の宿泊ストックを地図化

    クマの出没は9〜11月に年間のピークを迎える。環境省の集計では、2025年度(令和7年度)の全国の出没情報は5万801件と直近5年で最多となり、うち9〜11月の3か月で3万1,102件、年間の61.2%が集中した。人身被害も216件・238人(うち死亡13人)にのぼる。山間の温泉地は出没エリアと地理的に重なるため、紅葉・登山・温泉と需要が重なる秋の集客期に、受入体制の備えが問われる。本稿では環境省...

  • 宿泊税、鎌倉300円・岡山/倉敷200円が9月議会へ — 実効負担率と全国65自治体一覧

    2026年8月24日に鎌倉市長が、翌25日に岡山市長が、それぞれ宿泊税条例案を9月定例議会へ提出する方針を表明した。倉敷市も1人1泊200円の条例素案について7月にパブリックコメントを実施済みで、箱根町議会も8月末に開会した9月定例会で宿泊税条例を審議している。地方の観光財源をめぐる制度整備が、2026年秋にひとつの山を迎えた格好である。 本稿では、この「9月議会」に条例案が集まった3市(鎌倉市・...

  • 長期滞在型ホテル ブランド市場地図2026|3系統の整理と30泊料金を実測

    キッチン付きのアパートメントホテル、外資系のサービスアパートメント、そして中長期滞在プランを備えた宿泊特化型ホテル——「長期滞在型ホテル」と一括りにされるカテゴリーの中身は、実際にはかなり異なる3つの系統に分かれている。本稿では日本国内で展開する主要ブランドを系統別に整理し、各社が公表する施設数を出典付きで並べたうえで、東京・京都・大阪の代表施設について1泊あたりの掲載価格水準をメトロエンジンリサ...

  • 帝国ホテルの長期滞在は2024年6月終了、ニューオータニは30泊204万円〜|ホテル暮らしの現在

    東京都

    投稿 : 2026.09.21

    帝国ホテル 東京が2021年に始めた「ホテルに住まう」サービスアパートメントは、2024年6月30日のタワー館営業終了とともに一区切りを迎えた。一方、2022年4月に「ホーム・イン・ホテル」として始まったホテルニューオータニ(東京)のサービスアパートメントは、2026年9月時点も販売が続いている。本稿では、両館が公式に公表してきた料金表を一次資料として整理し、30泊料金を1泊あたり・1㎡あたりに換...

  • 長期滞在ホテルのビジネスモデル|連泊プラン6,733本で見る単価と運営コスト

    指定なし

    投稿 : 2026.09.20

    人手の確保が難しくなり物価上昇も続くなか、1泊単位で客室を回転させる従来型の運営に加えて、滞在日数そのものを商品設計の軸に置く「長期滞在型」の事業モデルが国内でも動き始めている。本稿では、メトロエンジンリサーチが把握する連泊条件付きプランの掲載データを用いて、長期滞在型ホテル事業の収益構造を、単価・稼働・運営コスト・契約形態の4側面から定量的に整理する。読者として想定しているのは、長期滞在プランの...

  • ホテル採用単価は1人61〜102万円 — 100室モデルで1泊101円、ADR1%の値決め余地

    指定なし

    投稿 : 2026.09.19

    宿泊業の採用を語るとき、議論は「賃金をいくら上げるか」「シフトをどう組むか」に向かいがちである。しかし損益計算書に最初に現れるのは、賃金より前の段階、つまり1人を採用席に座らせるまでにかかる費用だ。厚生労働省の公表データを組み合わせると、人材紹介経由の採用単価は職種ごとに約61万円から約102万円という幅で観測できる。本稿では、職業別の有効求人倍率、採用チャネル別の1人あたり単価、そして100室ビ...