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韓国からの訪日客は12〜2月が山、2025年は年間の29.5%|福岡・大分の韓国語口コミと冬の単価の重なり

投稿日 : 2026.11.06

福岡県

大分県

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熊本県

韓国

インバウンド

韓国からの訪日客は12〜2月が山、2025年は年間の29.5%|福岡・大分の韓国語口コミと冬の単価の重なり

日本政府観光局(JNTO)が公表する国籍・月別の訪日外客数で韓国市場の3年分を並べると、山は12月から2月にかけてあり、谷は8月にある。2025年は12〜2月の3か月で年間946万人の29.5%を集め、2026年1月には1,176,089人と全市場で初めて単月110万人を超えた。全体の訪日客が4月・10月に厚くなるのとは逆向きの季節性で、九州の宿にとっては冬の受け皿がどこにあるかを示す数字でもある。本稿ではJNTOの月別推移を一次資料で確認したうえで、韓国語で投稿された福岡・大分の宿泊者口コミに何が書かれているかを読み、冬の推定成約ADRの山が韓国の山と重なる県を九州5県で見ていく。

本記事のデータについて
• ADR(平均客室単価)=各施設がOTA上で公開する最安プラン水準(2名1室利用時・1室あたり料金・税込)に業態別の補正係数を適用して算出した推定成約単価(税抜相当)。上場ホテルREITが開示する物件別実績との照合(91施設・直近3ヶ月間)で誤差中央値は約7%。推定値であり、各施設の実際の成約価格・会計数値とは異なります。
• エリア(都道府県・市区町村)単位のADRは、対象施設の推定成約単価の中央値(エリアの標準的な施設の水準)です。
• 掲載価格に言及する箇所は、2名1室利用時の1室あたり料金(税込)です。
• OCC(稼働率)=エリア内の総客室数に対する販売済み客室数の割合(OTA販売在庫に基づく推定値)。
• 出典:メトロエンジンリサーチ(国内約168,000施設のOTA公開価格を継続追跡、うち稼働確認済み約27,000施設)
本稿の補足定義
• 訪日外客数=JNTO「国籍/月別 訪日外客数(2026年9月16日更新版)」の値。2026年7〜9月は推計値、2026年1〜6月は暫定値、2025年は確定値で、各月の報道発表時の推計値(例:2025年12月 974,200人)とは下1〜2桁が異なる場合がある。
• 口コミの言語別構成比=分母は日本語・韓国語・英語・繁体字中国語の4言語に限った合計であり、全口コミに対する比率ではない。言語は投稿言語であり国籍を示すものではない。各タグの%は「その言語の口コミのうち当該テーマに言及した割合」で、評価点ではない。
Key Takeaways
  • — 12〜2月が山・8月が谷。2025年の韓国からの訪日客9,459,711人のうち、1・2・12月の3か月で29.5%(2024年は28.8%)を占める
  • — 2026年1月は1,176,089人で全市場初の単月110万人超。2025年12月〜2026年2月の冬3か月計3,236,709人は前年同期比+20.7%
  • — 全訪日客に占める韓国の比率は2025年12月26.9%・2月26.0%で、4月18.5%・8月19.3%と7〜8ポイントの開きがある
  • — 大分の推定成約ADRは2025年12月¥17,297・2026年1月¥17,261が年間の山で、冬3か月÷夏4か月は+19.3%と九州5県で最大。福岡は11月が山だが2026年1月は前年同月比+25.7%
  • — 4言語計に占める韓国語口コミは福岡14.0%(首位テーマは駅近23.4%)、大分6.8%(首位は温泉22.9%、日本語は12.9%)

韓国の訪日は12〜2月が山、8月が谷 — 2025年は冬3か月で年間の29.5%

まずはJNTOの月別推移を確認する。2024年の韓国からの訪日客は年間8,817,765人で、12月の867,377人が最多、8月の612,172人が最少だった。2025年は年間9,459,711人(前年比+7.3%)に増え、12月の974,239人が年間の山、8月の660,917人が谷という形は変わっていない。1月・2月・12月の3か月を合計すると2024年は2,542,978人で年間の28.8%、2025年は2,788,697人で29.5%に当たり、月割りで均等なら25%になる水準を4ポイント前後(3.8〜4.5ポイント)上回る。一方で6〜8月の3か月は2024年23.5%、2025年21.9%と、冬との差は年を追って広がっている。

2026年に入ると冬の山はさらに高くなった。1月は1,176,089人(前年同月比+21.6%)、2月は1,086,381人(+28.2%)と2か月続けて100万人を超え、2025年12月から2026年2月までの冬3か月の合計は3,236,709人と、前年の同じ3か月(2,681,835人)から+20.7%伸びている。JNTOは1月の報道発表で「全市場で初めて単月110万人を超えた」とし、その背景を「継続する訪日旅行人気に加え、釜山〜福岡間の増便をはじめとした航空座席数の増加、スクールホリデーの影響等」と説明した。12月の発表でも「金浦〜関西間、仁川〜関西間の増便をはじめとした航空座席数の増加、大学生による訪日需要の高まり」を挙げており、冬の山は休暇期と座席供給が同時に重なってできていると読める。1月に韓国客が泊まった都道府県の分布と、受け皿となる県の1月ADRの動きは、韓国の訪日は1月117.6万人で全市場初の110万人超 — 冬の宿は4都道府県で67%、受け皿県の1月ADRで詳しく分析している。

出典:日本政府観光局(JNTO)「国籍/月別 訪日外客数」よりホテルバンク編集部作成(2026年7〜9月は推計値)

月ごとの数字を表で並べると、2026年は1〜9月のすべての月で前年同月を上回り、伸び率は6月の+7.8%を除いて二桁が続いている。9月は842,300人(+25.6%)で、JNTOは9月の発表で「韓国、メキシコ、中東地域など7市場で9月として過去最高を記録した」としている。1〜9月の累計は8,262,700人(+21.6%)で、年間を通じて最大の市場であることに加え、2026年は夏の谷も前年より浅くなっている。

韓国からの訪日外客数(月別、2024〜2026年)
月2024年2025年25年 前年比2026年26年 前年比
1月857,039967,100+12.8%1,176,089+21.6%
2月818,562847,358+3.5%1,086,381+28.2%
3月663,102691,725+4.3%795,612+15.0%
4月661,259721,672+9.1%878,579+21.7%
5月738,872825,883+11.8%951,328+15.2%
6月703,277729,860+3.8%787,151+7.8%
7月757,679678,566-10.4%894,700+31.9%
8月612,172660,917+8.0%850,500+28.7%
9月656,753670,563+2.1%842,300+25.6%
10月732,167867,261+18.5%——
11月749,506824,567+10.0%——
12月867,377974,239+12.3%——
年計8,817,7659,459,711+7.3%8,262,700
(1〜9月累計)
+21.6%

出典:日本政府観光局(JNTO)「国籍/月別 訪日外客数」(2026年9月16日更新版)、2026年9月はJNTO報道発表(2026年10月21日)の推計値

全体の訪日客に占める韓国の比率も冬に高まる — 12月26.9%・2月26.0%

韓国の季節性が全体と逆向きであることは、全訪日客に占める韓国の比率を月別に見ると分かりやすい。2025年の全市場の訪日外客数は4,268万人で、月別の構成比は1月8.9%、4月9.2%、10月9.1%と春と秋に厚く、12月は8.5%にとどまる。ところが韓国に限ると1月10.2%、12月10.3%、10月9.2%と冬に厚く、4月は7.6%、8月は7.0%と薄い。この結果、全訪日客のうち韓国が占める比率は12月に26.9%、2月に26.0%、1月に25.6%まで上がり、4月の18.5%、8月の19.3%とは7〜8ポイントの開きがある。年間を通した韓国の比率は22.2%なので、冬の4人に1人以上が韓国から、という構図になる。

2026年はこの比率がさらに上がった。1月は32.7%、2月は31.3%と3人に1人に迫り、1〜9月の累計でも26.9%に達している。全体の訪日客が中東情勢に伴う航空券価格の上昇や台風による欠航で前年を下回る月が続くなかで、韓国は近距離・短期滞在という性質から影響が小さく、結果として比率が押し上げられている。ただしここでは中国市場の動向には深入りせず、韓国の季節性そのものに焦点を絞る。

出典:日本政府観光局(JNTO)「国籍/月別 訪日外客数」よりホテルバンク編集部作成(2025年・確定値)

九州5県の冬の単価 — 大分は12月1.73万円・1月1.73万円が年間の山、福岡は11月が山で12月が2番目

では、韓国の冬の山は九州の宿の単価にどう映るのか。メトロエンジンリサーチの都道府県別の推定成約ADR(検証済み履歴基準)で、福岡・大分・佐賀・長崎・熊本の5県について2025年1月から2026年2月までを並べた。メトロエンジンリサーチは国内約168,000施設を追跡し、うちOTA上で稼働が確認できる約27,000施設・約126万室を分析対象としており、本節の対象施設数は福岡451〜477施設、大分436〜470施設、佐賀142〜157施設、長崎246〜258施設、熊本366〜404施設である。

大分県の2025年の月別ADRは年平均で¥14,600だったが、12月は¥17,300と年間で最も高く、2026年1月も¥17,300でほぼ同じ水準を保った。12月は前年同月比+16.3%、1月は+19.9%と伸び率も大きい。2025年12月から2026年2月の冬3か月の平均(¥16,500)を、2025年6〜9月の夏4か月の平均(¥13,900)と比べると+19.3%で、5県のなかで冬の上乗せ幅が最も大きい。韓国語口コミで温泉への言及が首位に立つ県(後述)で、冬の単価の山と韓国の訪日の山がそろって12〜1月にあることになる。

福岡県は構図が少し異なる。2025年の山は11月の¥13,300で、12月の¥12,800が2番目だった。11月は博多・天神で大型のイベントや学会が重なりやすい月で、この山は韓国の冬の需要とは別の、国内のイベント・ビジネス需要によるものとみられる。それでも12月は前年同月比+15.0%、2026年1月は¥12,000で+25.7%と、冬の伸び率は年間で最も大きい。冬3か月の平均(¥12,300)は夏4か月(¥10,800)を+14.0%上回り、「山は秋、伸びは冬」という形といえる。釜山〜福岡間の増便をJNTOが1月の押し上げ要因に挙げていることと、福岡の1月ADRが+25.7%伸びたことは、同じ冬を別の角度から見た数字と読める。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(大分県・推定成約ADR・N=436〜470施設)

佐賀・長崎・熊本の3県は冬の上乗せ幅がより穏やかになる。佐賀県は2026年1月が¥14,200で直近14か月の最高値だが、12月は前年同月比−8.2%、2月は−9.5%と前年を下回る月もあり、冬3か月と夏4か月の差は+7.9%にとどまる。長崎県は冬3か月の平均が¥8,200で夏比+6.9%、熊本県は¥11,300で+9.7%と、いずれも冬が高いことは共通するが大分・福岡ほどの段差はない。5県を冬の上乗せ幅で並べると、大分+19.3%、福岡+14.0%、熊本+9.7%、佐賀+7.9%、長崎+6.9%の順になる(大分・佐賀を含む非雪国4県の冬の外国人宿泊構成比と業態別の稼働は、冬のインバウンド、非雪国で厚いのは鹿児島・大分・佐賀・山口を参照)。

九州5県の推定成約ADR — 冬の山と前年同月比
県2025年 月平均2025年の山2025年12月
前年同月比
2026年1月
前年同月比
2026年2月
前年同月比
冬3か月÷夏4か月対象施設数
福岡県¥11,14811月 13,305¥12,824
+15.0%
¥12,029
+25.7%
¥12,141
+8.7%
+14.0%451〜477
大分県¥14,63312月 17,297¥17,297
+16.3%
¥17,261
+19.9%
¥15,012
+5.4%
+19.3%436〜470
佐賀県¥12,6821月 13,728¥13,453
−8.2%
¥14,166
+3.2%
¥11,459
−9.5%
+7.9%142〜157
長崎県¥7,76011月 8,580¥7,964
+1.7%
¥8,259
+9.4%
¥8,290
+6.7%
+6.9%246〜258
熊本県¥10,68511月 11,867¥11,687
+5.3%
¥11,842
+8.3%
¥10,407
−0.2%
+9.7%366〜404

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成。推定成約ADR(税抜相当・検証済み履歴基準)。冬3か月=2025年12月〜2026年2月、夏4か月=2025年6〜9月の各平均。佐賀県は対象施設数が少ないため単月の振れが大きい

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

福岡の韓国語口コミは4言語計の14.0% — 書かれているのは「駅近」「立地」「清潔」

次に、冬に厚い韓国からの宿泊者が宿の何を見ているかを口コミから読む。ホテルバンク編集部が直近24か月(2024年11月〜2026年10月)の宿泊者口コミを言語別に集計すると、福岡県では日本語222,424件、韓国語43,857件、英語26,701件、繁体字中国語19,483件の計312,465件があり、韓国語は4言語合計の14.0%を占める。英語の8.5%、繁体字の6.2%を上回り、外国語のなかで最も厚い。

韓国語の口コミで言及が多いテーマは、駅近・交通アクセスが23.4%、立地の良さ(全般)が18.9%、客室の清潔感が17.5%で、以下に親切なスタッフ12.7%、客室の広さ12.3%、コストパフォーマンス10.9%が続く。日本語の口コミと比べると、駅近(日本語20.3%)と清潔感(17.0%)はほぼ同じ比率で語られているのに対し、立地全般(11.2%)、親切なスタッフ(6.9%)、コストパフォーマンス(7.7%)は韓国語のほうが1.4〜1.8倍の頻度で言及される。中心街への近さ(9.0%)や買い物の便(5.4%)も韓国語の上位に入っており、福岡は「空港・港から近く、街歩きの拠点として使いやすい都市」として評価されていることが口コミから読める。

福岡県の口コミ言及テーマ(韓国語と日本語、直近24か月)
言及テーマ(福岡県)韓国語 口コミ
N=43,857
日本語 口コミ
N=222,424
駅近・交通アクセス23.4%20.3%
立地の良さ(全般)18.9%11.2%
客室の清潔感17.5%17.0%
親切なスタッフ12.7%6.9%
客室の広さ12.3%9.8%
コストパフォーマンス10.9%7.7%
料理(全般)9.8%15.8%
丁寧な接客9.6%5.5%
中心街への近さ9.0%—
買い物の便5.4%—

出典:ホテルバンク編集部調べ(宿泊者口コミのNLP解析、直近24か月、言及頻度=各言語の口コミのうち当該テーマに触れた割合)。「—」は上位15テーマに入らず

大分の韓国語口コミは「温泉」が首位22.9% — 日本語の12.9%を10ポイント上回る

大分県は構成が変わる。同じ24か月で日本語112,827件、韓国語9,230件、英語8,808件、繁体字中国語4,817件の計135,682件があり、韓国語は6.8%で英語の6.5%とほぼ並ぶ。件数こそ福岡の5分の1だが、書かれている中身は福岡と大きく異なる。韓国語の口コミで最も多く言及されるのは温泉で22.9%、次いで料理が22.3%、親切なスタッフ16.6%、丁寧な接客14.4%、客室の清潔感12.0%と続く。福岡で首位だった駅近は11.0%で6位に下がり、露天風呂9.2%、貸切風呂6.3%と入浴にかかわるテーマが上位に複数入る。

日本語の口コミと並べると違いがはっきりする。日本語では料理が26.8%で首位、温泉は12.9%で4位にとどまるが、韓国語では温泉が22.9%で首位に立ち、日本語を10ポイント上回る。繁体字中国語も温泉22.2%が首位で、英語は浴場全般20.3%・温泉15.2%と、外国語の口コミでは共通して入浴体験が最前面に出る。親切なスタッフへの言及も韓国語16.6%・英語16.4%に対し日本語は8.9%で、接客の印象が記憶に残る度合いは外国語のほうが高い。別府・由布院を抱える大分の宿にとって、温泉と接客が韓国語話者の評価軸の中心にあることは、冬に単価の山が来る県としての受け皿の広さを示している。温浴体験への言及が韓国語・繁体字中国語の口コミで高く出る構図は全国でも共通しており、温浴文化は「韓国・台湾」が支持——JNTO 5月データと口コミで読む地方温泉の受け皿が地方温泉地の受け皿を掘り下げている。

出典:ホテルバンク編集部調べ(大分県・宿泊者口コミのNLP解析、直近24か月。日本語N=112,827、韓国語N=9,230、英語N=8,808、繁体字中国語N=4,817)

冬の受け皿としての九州 — 温泉の訴求と「12〜2月」の設計

ここまでを整理すると、三つの数字が同じ季節を指している。第一に、韓国からの訪日は12〜2月が山で、2025年は年間の29.5%、2026年冬は前年比+20.7%と山がさらに高くなった。第二に、大分の推定成約ADRは12月・1月に年間の山を迎え、福岡は11月が山ながら12月・1月の伸び率が年間最大である。第三に、韓国語の口コミは福岡では駅近と立地、大分では温泉と接客を最も多く語っている。冬の韓国需要が九州の単価の山を支え、その評価軸が県ごとに違う、という構図が見えてくる。

運営の側から見れば、12〜2月は韓国からの来訪が最も厚い時期であると同時に、大分では単価が年間で最も高い時期でもある。温泉への言及が韓国語口コミの首位にあることを踏まえると、冬の露天風呂や貸切風呂、湯上がりの滞在体験を韓国語で伝えるプラン設計には伸びしろがある。福岡では、駅近・中心街への近さ・買い物の便が韓国語で語られているので、宿泊そのものより「街の拠点としての使いやすさ」を前に出す訴求が口コミの評価軸と合う。親切なスタッフと丁寧な接客への言及が日本語の倍近い頻度で現れていることも、現場の接客が韓国語話者に届いている証左であり、冬の繁忙期に向けた強みとして位置づけたい。

一方で、佐賀・長崎・熊本の冬の上乗せ幅は+7〜10%と大分・福岡より穏やかである。これは冬の需要が薄いというより、単価の山がまだ秋や夏と並ぶ水準にあることを意味しており、韓国の冬の山を単価に映す余地が残っているとも読める。2026年は韓国からの訪日が1〜9月累計で+21.6%と高い伸びを続けているだけに、来る12〜2月の予約の入り方は九州各県で注視したい。

よくある質問

Q. 韓国からの訪日客はなぜ冬に多いのですか。

JNTOは2025年12月と2026年1月の報道発表で、継続する訪日旅行人気に加え、金浦〜関西・仁川〜関西・釜山〜福岡などの増便による航空座席数の増加、大学生の需要やスクールホリデーの影響を挙げています。韓国の学校の冬休みは12月下旬から2月にかけて長く、近距離で短期の旅行先として日本が選ばれやすい時期と座席供給が重なっています。

Q. 口コミの「韓国語43,857件=14.0%」は福岡の全口コミに対する比率ですか。

いいえ。分母は日本語・韓国語・英語・繁体字中国語の4言語に限った合計(312,465件)であり、他言語を含む全口コミに対する比率ではありません。また言語は投稿言語であり、投稿者の国籍を直接示すものではありません。

Q. 本稿のADRは実際の販売価格ですか。

推定値です。各施設がOTA上で公開する最安プラン水準に業態別の補正係数を適用した推定成約単価(税抜相当)で、上場ホテルREITの物件別実績との照合で誤差中央値は約7%です。県単位の値は対象施設の中央値で、個々の施設の実績とは異なります。

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参考資料・出典一覧

■ データソース

訪日外客数は日本政府観光局(JNTO)「国籍/月別 訪日外客数」(2026年9月16日更新版)と各月の報道発表。単価はメトロエンジンリサーチの都道府県別推定成約ADR(検証済み履歴基準・税抜相当、対象施設数は県・月により142〜477施設)。口コミはホテルバンク編集部による宿泊者口コミの言語別NLP解析(日本語・韓国語・英語・繁体字中国語、直近24か月=2024年11月〜2026年10月)。

■ 試算前提

韓国の冬の比率は1・2・12月の合計を同年の年計で割った値。冬3か月÷夏4か月は2025年12月〜2026年2月の月別ADRの平均を2025年6〜9月の平均で割った比。全訪日客に占める韓国の比率は各月の韓国の人数を全市場の人数で割った値。口コミの言語構成比は4言語の合計を分母とし、テーマの%はその言語の口コミのうち当該テーマに触れた割合。

■ 限界・留意点

2026年7〜9月の訪日外客数は推計値、2026年1〜6月は暫定値で、確定値の公表時に改訂されることがある(2025年は確定値)。推定成約ADRは各施設の実際の成約価格・会計数値とは異なる推定値で、佐賀県は対象施設数が少なく単月の振れが大きい。口コミの言語は投稿言語であり国籍を示さない。韓国の訪日の山と単価の山の重なりは時期の一致を示すもので、因果関係を示すものではない。

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