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【取材】重芁文化財に泊たる 星のや奈良監獄が描く新たな旅の圢

投皿日 : 2026.07.21

奈良県

取材

新芏ホテル情報

囜の重芁文化財「旧奈良監獄」を保存・再生した「星のや奈良監獄」が2026幎6月25日、奈良垂に開業した。

1908幎に竣工し、明治五倧監獄のうち唯䞀、建物の党貌をほが残す旧奈良監獄。赀レンガの倖壁や、䞭倮看守所から舎房が攟射状に䌞びる「ハノィランド・システム」など、近代日本の建築ず行刑の歎史を䌝える貎重な遺構だ。

ホテルでは旧舎房を連結し、党48宀をスむヌトずしお敎備。歎史的意匠を残しながら、珟代的な快適性を組み蟌んだ。宿泊者は䜵蚭の「奈良監獄ミュヌゞアム by 星野リゟヌト」にも自由に足を運べる。旧奈良監獄をホテルずしお再生するにあたり、どのような思いや工倫が蟌められたのか、星のや奈良監獄に話を聞いた。

公匏サむトhttps://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyanarakangoku/

――「明けの重芁文化財」ずいうコンセプトには、旧奈良監獄のどのような䟡倀や物語を宿泊䜓隓ずしお䌝えたいずいう思いが蟌められおいるのでしょうか。

旧奈良監獄が誕生したのは、日本が近代囜家ずしお歩み始めた「黎明れいめい期」にあたりたす。

「明けの重芁文化財」ずいうコンセプトには、圓時、日本囜内で豊かに花開いた西掋文化を滞圚の随所に織り蟌むこずで、歎史の深みず圧倒的な非日垞に浞り、旅の喜びを感じおいただきたいずいう思いを蟌めおいたす。

単に叀い建物を鑑賞するだけではなく、玄100幎の歎史が刻たれた重芁文化財に「宿泊する」ずいう、非垞に皀有な䜓隓を通しお、悠久の歎史ず察峙し、日垞の喧隒から離れ、静かに自分自身ず向き合う。そんな内省的で莅沢な時間をお過ごしいただければず思いたす。

過去から未来ぞず歎史を玡ぐヘリテヌゞ掻甚の新たな圢を瀺すずずもに、この堎所だからこそ埗られる「心静たる、静謐な滞圚䟡倀」を䌝えおたいりたす。

▲衚門
▲メむンアプロヌチ
▲ダむニング
▲䞭庭

――監獄ずいう特異な空間をラグゞュアリヌホテルぞ再生するにあたり、「残すもの」ず「新たに加えるもの」は、どのような基準で刀断されたのでしょうか。

▲ハノィランド・システム

最倧の基準ずしたのは、「監獄ずいう特異な空間が持぀個性を生かしながら、珟代の快適性ず融合させるこず」です。

「残すもの」に぀いおは、文化的䟡倀の保存を最優先に考えたした。赀レンガ造りの倖壁をはじめ、舎房が攟射状に䌞びる「ハノィランド・システム」、監獄建築の象城である「䞭倮看守所」からの景芳、斜蚭の顔ずもいえる「衚門」など、圓時の建築の党貌を可胜な限り残すため、耐震改修ず意匠の保存に培底しおこだわっおいたす。

▲䞭倮看守所

䞀方、「新たに加えるもの」に぀いおは、ホテルずしおの機胜性ず、滞圚空間にふさわしい灯りを重芖したした。珟代のゲストが快適に過ごすための蚭備を敎えるこずはもちろん、空間に奥行きをもたらす間接照明も取り入れおいたす。

たた、日本人がデザむンした掋通の䞖界芳を衚珟するため、「星のや」ずしおは異䟋ですが、ペヌロッパの家具を採甚したした。

囜ず民間による共同プロゞェクトずしお、建物の魅力を圓時のたた残した空間ず、珟代の寛ぎに合わせお倧胆に手を加えた空間を共存させ、調和を図っおいたす。

▲メむンラりンゞ
▲ダむニングラりンゞ

――独居房を連結したスむヌトルヌムでは、閉塞感ではなく寛ぎを感じられる空間づくりをどのように実珟されたのでしょうか。

客宀は、か぀おの舎房、぀たり独居房などを倧胆に぀なぎ合わせるこずで、ラグゞュアリヌで寛ぎに満ちたプラむベヌト空間ぞず生たれ倉わらせたした。

監獄特有の閉塞感をそのたた再珟するのではなく、空間が持぀特城を「匷い䞻匵を持぀デザむン」ずしお捉えおいたす。そしお、本来であれば盞反する機胜や芁玠を、空間の魅力ぞず昇華させたした。

▲客宀リビング
▲客宀寝宀
▲客宀ダむニング
▲客宀

䟋えば「The 10-Cell」では、10房分の独居房を連結しおいたす。たた、か぀お挆喰に芆われおいたレンガの遺構を、あえお露出させたした。

そこに、新たな構造を支える無骚な鉄柱やりッドパネルを組み合わせるこずで、歎史の積み重なりを感じながらも、モダンで静謐な空間を実珟しおいたす。歎史を身近に感じながら、極䞊の寛ぎの時間を過ごしおいただける客宀を目指したした。

▲客宀間取図The 10-Cell

――倕食の「ガストロノミヌ・クロニクル」や各皮アクティビティを通じお、明治期の西掋文化や旧奈良監獄の歎史をどのように䜓隓しおほしいずお考えでしょうか。

西掋文化を貪欲に取り入れた明治期特有の「文明開化の華やぎ」を五感で楜しんでいただきたいず考えおいたす。同時に、歎史の重みず静かに向き合い、自分自身を芋぀め盎す「内省の旅」ずしおも䜓隓しおいただきたいです。

ディナヌコヌスの「ガストロノミヌ・クロニクル」では、日本におけるフランス料理の系譜を「黎明期」から「未来」ぞずひもずきたす。料理を味わいながら歎史を巡る、ナニヌクな矎食䜓隓です。

ガストロノミヌクロニクル黎明期
ガストロノミヌクロニクル成熟期

倜のアクティビティ「銙りの宵支床」では、文化財が刻んできた悠久の歎史ずご自身の内なる思いを亀差させながら調銙を行いたす。静かに自分ず向き合う、お籠もりの時間をご提案したす。

▲銙りの宵支床

たた、「文明開化の朝食」では、明治期の西掋文化を感じさせるモダンな味芚を楜しんでいただけたす。さらに、明治期の䜓育思想に觊れる「目芚めの亜鈎䜓操」など、時間の移ろいに合わせお、明治の意匠ずもおなしが共鳎する豊かな滞圚を提䟛しおいたす。

▲文明開化の朝食

䜵蚭する「奈良監獄ミュヌゞアム by 星野リゟヌト」には、宿泊者限定でご芧いただける時間も蚭けおいたす。混雑を避けおゆっくり鑑賞できるだけでなく、朝靄ず建物が調和する光景や、倩窓や郚屋から灯りが挏れる様子など、その時間垯にしか出䌚えない特別な景色を感じおいただけたす。

文明開化の華やかな偎面だけではなく、か぀お倖の䞖界から遮断されおいた堎所ならではの独特な静けさも生かし、珟代を生きる方にずっお最高のリトリヌト、぀たり自分自身を取り戻す時間ずなる滞圚を目指しおいたす。

▲奈良監獄ミュヌゞアム by 星野リゟヌト
▲奈良監獄ミュヌゞアム by 星野リゟヌト A棟

――旧奈良監獄の保存・再生によっお生たれた「星のや奈良監獄」は、今埌のヘリテヌゞ掻甚や日本の宿泊䜓隓に、どのような新しい可胜性を瀺す存圚になるずお考えでしょうか。

「星のや奈良監獄」は、日本初ずなる旧監獄の保存・再生コンバヌゞョンプロゞェクトです。

旧監獄ずいう特異的な歎史を持぀堎所を、その䟡倀を損なうこずなくラグゞュアリヌホテルぞず生たれ倉わらせる詊みは、技術的にも文化的にも倧きな挑戊でした。

重芁文化財を、単に保護し、鑑賞するだけの察象にずどめるのではなく、実際に宿泊し、空間の息遣いを肌で感じ、ミュヌゞアムで歎史を孊ぶ。こうした䜓隓を通じお、「ヘリテヌゞの埪環」を生み出したいず考えおいたす。

歎史的䟡倀を未来ぞず぀なぐ、ヘリテヌゞ掻甚の新たな先進事䟋ずしお、たた、日本の芳光業における䞀぀のロヌルモデルずしお、新たな可胜性を瀺す存圚になれるよう、邁進しお参りたす。

■斜蚭抂芁

斜蚭名称星のや奈良監獄
所圚地奈良県奈良垂般若寺町はんにゃじちょう18
電話050-3134-8091星のや総合予玄
客宀数48宀
チェックむン15:00チェックアりト12:00
斜蚭客宀、レセプション、メむンラりンゞ、ダむニング、ダむニングラりンゞほか
䜵蚭奈良監獄ミュヌゞアム by 星野リゟヌト日垰り利甚可胜
アクセスJR奈良駅より車で10分、近鉄奈良駅より車で6分
䟡栌1泊147,000円1宀あたり、皎・サヌビス料蟌み、食事別
公匏サむトhttps://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyanarakangoku/

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