眠っていたデータから新たな付加価値を
指定なし
投資・開発
不動産投資というひとつの資金プールのなかで、ホテルというアセットタイプにいくらが配られているのか。この「配分比率(アロケーション)」の視点でホテル投資を見ると、個別プレイヤーの動きやCap Rate水準を追うだけでは見えない構造が浮かび上がる。2026年第1四半期、J-REIT全体の物件取得額4,662億円のうち、実に1,260億円――27.0%が、たった1件のホテル取得だった。本稿では、外部の市...
茨城県
レベニューマネジメント
季節・イベント
2026年9月19日(土)から23日(水)までの5連休について、茨城県のビジネスホテルと旅館の予約進捗を同じ観測断面で並べたところ、2業態の需要形状が真逆に動いていることが確認できた。宿泊日の残り35日時点で、旅館の推定稼働率は連休中日の9月20日(日)に90.4%(観測70施設)に達する一方、同じ日のビジネスホテルは69.0%(観測156施設)。その差は21.4ポイントで、翌21日(月・敬老の日...
富山県
長野県
エリア・施設分析
立山黒部アルペンルートの紅葉は、標高2,450mの室堂平から順に色づき、3週間ほどかけて山を下りてくる。ルートの2026年度営業期間は4月15日から11月30日までで、そのうち紅葉の需要が最も厚くなるのは9月下旬から10月中旬の約4週間だ。ところがこの区間、山の玄関口である立山駅の近傍に泊まれる部屋はきわめて限られる。メトロエンジンリサーチが把握する範囲で立山駅から半径30km圏の宿泊施設を集計す...
神奈川県
東京都
神奈川県相模原市南区上鶴間本町、JR町田駅南口から徒歩5分ほどの場所にあった「ホテルラポール千寿閣」が営業を終えたのは2021年8月31日のことだった。あれから5年。跡地には収容305台の時間貸駐車場が広がり、48室あった客室は町田駅圏の宿泊在庫から静かに消えた。本稿では、閉館の経緯を改めて振り返るのではなく、その後の5年で町田駅周辺の宿泊市場に何が起きたのかを、公開価格データと公的統計で追う。閉...
ライフスタイル
サラリーマンがホテル暮らしをする場合、全国のビジネスホテルのOTA掲載価格(2026年8月時点)を基準にすると、30泊で約47.9万円が出発点になる。1泊あたり15,959円(1室2名利用・1室あたり・税込、N=7,792施設)の機械計算で、連泊割引や1名利用プランを組み合わせる前の「定価ベース」の目安だ。単身赴任の初動や就職直後の仮住まいなら2週間〜1ヶ月の利用が現実的で、割引の効かせ方しだいで...
ホテル暮らしは、①連泊・マンスリープランを予約する → ②期間と予算を決める → ③住所・郵便・住民票の置き場所を決める → ④荷物と洗濯の段取りを組む → ⑤快適に続ける工夫をする、の5ステップで始められる。賃貸のような審査・敷金・保証人は要らず、予約が取れた日から生活が始まる。本記事では、OTA公開データ(2026年8月時点)の掲載価格を根拠に、はじめてホテル暮らしをする人が迷いやすい順に手順...
栃木県
栃木県の宿泊マーケットは、いま「一枚岩ではない」状態にある。2026年1〜7月の確定月で推定成約ADRの前年同月比を積み上げると、ビジネスホテルは7ヶ月平均6,443円(2025年同期6,344円、+1.6%、N=137〜140施設)と小幅ながらプラス、対してシティホテルは7,203円(同7,513円、−4.1%、N=15施設)とマイナスで着地している。さらに日光・鬼怒川など観光地の在庫を多く含む...
ホテルを買うとき、売買契約書に書かれた金額は支払総額ではない。仲介手数料、不動産取得税、登録免許税、印紙税、司法書士報酬、デューデリジェンス費用、融資関連費用——価格の外側に積み上がるこれらの費目は、12億円の宿泊特化型ホテルで合計8,507万円、価格の7.09%に達する。この金額は初年度NOIの1.42年分にあたる。 本稿では、ホテル取得時にかかる費用を一次情報(国税庁・財務省・都道府県税条例・...
大阪府
大阪府のシティホテルとビジネスホテルの間には、2026年7月時点で 推定成約ADRにして約1.49倍(シティ¥12,582・N=97施設/ビジネス¥8,429・N=497施設)の開きがある。ところが宿泊者の口コミ評価を10カテゴリに分解して両業態を突き合わせると、差がはっきりつくのは「食事」(+0.279)と「朝食」(+0.170)の2カテゴリだけで、立地(+0.088)・客室(+0.085)・従...
山形県
山形県の宿泊市場で、同じ県内・同じ期間なのに、ビジネスホテルとシティホテルの価格が逆方向に動いている。2026年1〜7月の確定値で推定成約ADRを前年同月比で見ると、ビジネスホテルは3月−2.7%、4月−4.8%、5月−1.4%と春先が3か月連続でマイナス圏に沈んだ一方、シティホテルは2月+12.5%、3月+8.5%、4月+8.6%と同じ時期にプラス圏を走った。1〜7月の平均で見ると、ビジネスホテ...