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  • 秋祭りが埋めるのは何泊か — 川越1泊・京都1泊・佐賀7泊、2026年10月の在庫比較

    秋祭りの宿泊需要を語るとき、まず持ち出されるのは動員数である。「◯◯万人が訪れる祭だから宿が埋まる」という説明は直感的で、実際に多くの観光振興資料がその順序で書かれている。ところが2026年10月の在庫データを並べると、動員規模と宿泊需要の大きさは、必ずしも同じ方向を向いていない。効いているのは別の変数——その祭が、都心から日帰りできる場所にあるかどうかである。 本稿では、開催時期が近く性格の異な...

  • 宿泊料CPI 2025年基準改定で前年比が最大1.6pt下振れ — 自館ADRとの併用法

    指定なし

    投稿 : 2026.08.26

    総務省が2026年8月21日に公表した「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)7月分」から、消費者物価指数(CPI)の基準年が2020年から2025年へ切り替わった。5年に一度の基準改定だが、宿泊業にとっては他人事ではない。総務省統計局自身が「新旧基準で寄与度に差がある主な品目」として名指しした4品目のうち、ひとつが宿泊料だからである。2026年6月の宿泊料の前年同月比は、旧...

  • ホテル投資の資金配分2026 — J-REIT四半期取得の27%が1案件、実取得9,419億円の年次分解

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.08.26

    不動産投資というひとつの資金プールのなかで、ホテルというアセットタイプにいくらが配られているのか。この「配分比率(アロケーション)」の視点でホテル投資を見ると、個別プレイヤーの動きやCap Rate水準を追うだけでは見えない構造が浮かび上がる。2026年第1四半期、J-REIT全体の物件取得額4,662億円のうち、実に1,260億円――27.0%が、たった1件のホテル取得だった。本稿では、外部の市...

  • 茨城県の9月シルバーウィーク、旅館とビジネスホテルで稼働が最大21.9pt乖離 — 5連休後半2日は45日前から動かず

    2026年9月19日(土)から23日(水)までの5連休について、茨城県のビジネスホテルと旅館の予約進捗を同じ観測断面で並べたところ、2業態の需要形状が真逆に動いていることが確認できた。宿泊日の残り35日時点で、旅館の推定稼働率は連休中日の9月20日(日)に90.4%(観測70施設)に達する一方、同じ日のビジネスホテルは69.0%(観測156施設)。その差は21.4ポイントで、翌21日(月・敬老の日...

  • 立山黒部の紅葉期2026、宿の受け皿は富山市街8,519室 — 立山駅10km圏は542室

    立山黒部アルペンルートの紅葉は、標高2,450mの室堂平から順に色づき、3週間ほどかけて山を下りてくる。ルートの2026年度営業期間は4月15日から11月30日までで、そのうち紅葉の需要が最も厚くなるのは9月下旬から10月中旬の約4週間だ。ところがこの区間、山の玄関口である立山駅の近傍に泊まれる部屋はきわめて限られる。メトロエンジンリサーチが把握する範囲で立山駅から半径30km圏の宿泊施設を集計す...

  • ホテルラポール千寿閣 跡地は305台の駐車場に — 閉館5年後の町田駅前ホテル市場

    神奈川県相模原市南区上鶴間本町、JR町田駅南口から徒歩5分ほどの場所にあった「ホテルラポール千寿閣」が営業を終えたのは2021年8月31日のことだった。あれから5年。跡地には収容305台の時間貸駐車場が広がり、48室あった客室は町田駅圏の宿泊在庫から静かに消えた。本稿では、閉館の経緯を改めて振り返るのではなく、その後の5年で町田駅周辺の宿泊市場に何が起きたのかを、公開価格データと公的統計で追う。閉...

  • サラリーマンのホテル暮らしは月47.9万円が目安──単身赴任・就職直後の仮住まいに使う条件と割引の効かせ方

    指定なし

    ライフスタイル

    投稿 : 2026.08.26

    サラリーマンがホテル暮らしをする場合、全国のビジネスホテルのOTA掲載価格(2026年8月時点)を基準にすると、30泊で約47.9万円が出発点になる。1泊あたり15,959円(1室2名利用・1室あたり・税込、N=7,792施設)の機械計算で、連泊割引や1名利用プランを組み合わせる前の「定価ベース」の目安だ。単身赴任の初動や就職直後の仮住まいなら2週間〜1ヶ月の利用が現実的で、割引の効かせ方しだいで...

  • ホテル暮らしの方法・始め方5ステップ|予約・予算・住民票・荷物・続けるコツ【2026年8月】

    指定なし

    ライフスタイル

    投稿 : 2026.08.26

    ホテル暮らしは、①連泊・マンスリープランを予約する → ②期間と予算を決める → ③住所・郵便・住民票の置き場所を決める → ④荷物と洗濯の段取りを組む → ⑤快適に続ける工夫をする、の5ステップで始められる。賃貸のような審査・敷金・保証人は要らず、予約が取れた日から生活が始まる。本記事では、OTA公開データ(2026年8月時点)の掲載価格を根拠に、はじめてホテル暮らしをする人が迷いやすい順に手順...

  • 栃木県のADRは一枚岩ではない — ビジネス+1.6%・シティ−4.1%・旅館+6.8%(2026年1〜7月確定)

    栃木県の宿泊マーケットは、いま「一枚岩ではない」状態にある。2026年1〜7月の確定月で推定成約ADRの前年同月比を積み上げると、ビジネスホテルは7ヶ月平均6,443円(2025年同期6,344円、+1.6%、N=137〜140施設)と小幅ながらプラス、対してシティホテルは7,203円(同7,513円、−4.1%、N=15施設)とマイナスで着地している。さらに日光・鬼怒川など観光地の在庫を多く含む...

  • ホテル取得の諸費用は価格の7.1% — 表面利回り6.5%が実質4.65%になる積み上げ試算

    指定なし

    投資・開発

    投稿 : 2026.08.25

    ホテルを買うとき、売買契約書に書かれた金額は支払総額ではない。仲介手数料、不動産取得税、登録免許税、印紙税、司法書士報酬、デューデリジェンス費用、融資関連費用——価格の外側に積み上がるこれらの費目は、12億円の宿泊特化型ホテルで合計8,507万円、価格の7.09%に達する。この金額は初年度NOIの1.42年分にあたる。 本稿では、ホテル取得時にかかる費用を一次情報(国税庁・財務省・都道府県税条例・...