眠っていたデータから新たな付加価値を
広島県
レベニューマネジメント
季節・イベント
広島県の10月三連休(10月10日〜12日)は、3日間が同じ顔をしていない。初日10/10(土)のビジネスホテルは宿泊23日前(2026年9月17日観測)時点で推定OCC 84.4%・完売施設率 51.6%と、コホートの半数で掲載在庫が確認できない状態にある。一方、最終日10/12(月・祝)は同25日前(同じく2026年9月17日観測)時点で推定OCC 58.7%・完売施設率 1.1%。稼働で25...
東京都
客層・セグメント分析
「長期滞在型ホテル」は、ひとつの業態を指す言葉ではない。マンスリー・ウィークリープランを用意した通常のホテル、キッチンと洗濯乾燥機を備えたアパートメントホテル、30泊以上の滞在を前提に設計されたサービスアパートメント——この3つは、客室の見た目以上に、契約の形と課金の単位、そして価格の動かし方が異なる。本稿では3業態の線引きを整理したうえで、各社が公表しているブランド情報を並列に並べ、東京13施設...
指定なし
新規開業・供給
新しく生まれる宿泊施設は、以前より駅に近づいたのか、それとも遠ざかったのか。価格の話ではなく、供給そのものの「置かれる場所」が動いたかどうかを検証した。2019年から2026年にかけて開業(または開業予定として掲載が確認された)16,036施設の緯度経度に最寄駅を突き合わせ、距離帯別の分布がどう変化したかを集計している。
愛知県
岐阜県
三重県
第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)が2026年9月19日(土)に開幕した。本稿は開幕前に公開した「アジア大会2026の選手村は船 — 1,500室×22日のホテルシップ、名古屋の客室28,986室との距離」の続報である。前稿は「選手村を建てず、1,500室のクルーズ船で賄う」という供給設計を扱った。開幕から2日が経ち、宿泊市場側に何が起きたかを実測値で追える段階になった。 結論を先に...
北海道
青森県
宮城県
山形県
茨城県
千葉県
静岡県
石川県
京都府
鳥取県
香川県
山口県
福岡県
長崎県
宮崎県
鹿児島県
投資・開発
防衛省は自衛隊施設について、駐屯地・基地等の全体を283地区に区分し、20,000棟以上にのぼる施設の集約・建替え等に向けた「マスタープラン」の作成を進めている。令和8年度予算では「施設の強靱化」に約8,862億円(契約ベース)を計上し、令和5年度の4,740億円から3年でおよそ1.9倍に積み上がった。建替え工事は2〜3年に及ぶ複数年度契約が中心で、施工者・設計者・監理者が同じ街に平日滞在し続ける...
宿泊特化型ホテルの新築計画で、客室の標準仕様を決める段になると必ず出てくる論点がある。浴室を3点ユニット(浴槽・洗面・便器を一体化したユニットバス)にするか、バス・トイレ別にするか。前者なら1室の面積を抑えられ、同じ延床でより多くの客室が取れる。後者は単価を上げられる可能性があるが、1室あたり数㎡と設備差額を先に払う必要がある。 本稿はこの一点に絞り、需要側(宿泊者の口コミにどれだけ現れるか、単価...
エリア・施設分析
千葉県のホテルで、同一ホテル内の素泊まりプランと朝食付プランの差額を突き合わせると、2026年9月宿泊分の朝食プレミアムは県全体で+10.3%(差額 約¥2,400・N=122施設)だった。セグメント別ではシティホテル+11.9%(N=35施設)、ビジネスホテル+11.0%(N=53施設)、リゾートホテル+8.8%(N=17施設)。さらに朝食付から2食付(朝夕)への段差はシティホテル+32.0%(...
長野県
大分県
神奈川県
リゾート地の物件取得で「この町にはもう大きな宿は建たない」と言われることがある。建築基準法や都市計画法の上に、自治体が独自の要綱や条例で開発の手続きと基準を上乗せしている町の話だ。本稿では、長野県軽井沢町の「自然保護対策要綱」と大分県由布市の「潤いのある町づくり条例」を取り上げ、2つの数字を並べる。ひとつは供給の止まり方(開業件数・客室純増・新規1施設あたりの規模)、もうひとつはその市場にある既存...
神奈川県のホテル市場は、県単位で見るとほとんど何も見えない。推定成約ADRは直近12ヶ月平均で¥14,100(前年同期比+6.0%)という穏当な数字に落ち着くが、この平均値の内側では、隣り合う区どうしで2.67倍の単価差が開いている。本稿が分析単位に置くのは「神奈川県」でも「横浜市」でもなく、政令指定都市3市の行政区――横浜市18区・川崎市7区・相模原市3区の計28区である。首都圏で出店エリアを選...
熊本県
令和8年熊本地震の発生から、本稿の集計時点(2026年9月12日)で46日が経過した。熊本県が公表した宿泊キャンセルは約19万人泊・約27億円(暫定値)にのぼる。重要なのは「いくら減ったか」ではなく、そこから何日で、どこが戻ったのかである。本稿では宿泊在庫の日次データを使い、九州の対照4県との差で季節要因を差し引いたうえで、熊本県内の地域ごとの回復カーブを測定する。