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クリスマス2026の宿泊単価、東京は平常金曜比+29.5% — 12/24〜27の日別と業態差

投稿日 : 2026.09.11

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季節・イベント

クリスマス2026の宿泊単価、東京は平常金曜比+29.5% — 12/24〜27の日別と業態差

2026年のクリスマスは、12月24日が木曜、25日が金曜、26日が土曜、27日が日曜という配列になる。イブから3日連続で週末に接続する並びは、過去3年のクリスマスにはなかった形だ。メトロエンジンリサーチが集計した6大都市1,359施設の12月日別掲載価格を見ると、この曜日配列は都市ごと・業態ごとにまったく違う値動きとして現れている。東京23区のシティ・デラックス帯では12月25日(金)が同じ12月の平常金曜より+29.5%高い水準で並んでいる一方、同じ日の東京23区ビジネス帯は+3.0%にとどまる。本稿では12月24日〜27日の4日間に絞って、日別・都市別・業態別のフォワード価格の構造を確認し、運営側の設計余地を整理する。

本記事における指標の定義

  • 掲載価格:各施設が公開している販売価格の全プラン平均(素泊まり〜食事付きを含む)。2名1室利用時の1室あたり料金(税込)。本記事の日別分析(12月1日〜31日の日次系列)はすべてこの掲載価格ベースであり、都市ごとに施設別の日次平均を求めたうえでその中央値を採用している。
  • ADR(平均客室単価)=各施設が公開する最安プラン水準(2名1室利用時・1室あたり料金・税込)に業態別の補正係数を適用して算出した推定成約単価(税抜相当)。上場ホテルREITが開示する物件別実績との照合(91施設・直近3ヶ月間)で誤差中央値は約7%。推定値であり、各施設の実際の成約価格・会計数値とは異なります。エリア単位のADRは対象施設の中央値(エリアの標準的な施設の水準)。本記事では月次の水準を示す場面でのみ用い、日別の分析には用いていない。
  • OCC(稼働率)=エリア内の総客室数に対する販売済み客室数の割合(OTA販売在庫に基づく推定値、REIT月次公表値との整合性検証で概ね数pt 程度の精度を確認済)。
  • 同曜日平常比:対象日の掲載価格中央値を、同じ12月の同一曜日でクリスマス週・年末年始を除く日(12月1日〜23日のうち該当曜日)の中央値と比較した比率。
  • データ出典:メトロエンジンリサーチ
Key Takeaways
  • 12/25(金)は平常金曜比+29.5% — 東京23区のシティ・デラックス帯(N=94施設)。イブの24日も平常木曜比+25.3%で、木曜・金曜が土曜並みの水準まで持ち上がる。
  • 26日(土)の上乗せは+14.3%にとどまる — 絶対額は4日間で最高(¥81,100)だが、土曜プレミアムは平常土曜の水準に織り込み済み。2026年は土曜を新たに取りに行く年ではない。
  • ビジネス帯の東京23区は同じ12/25で+3.0% — 年末に向けた法人需要の減少とレジャー需要の増加がほぼ相殺され、シティ帯とは一桁違う動きになる。
  • 札幌市は業態を問わず+30%超、京都市は−10.6% — 札幌はイルミネーションとスキーシーズンが重なる12月固有の需要構造。京都は紅葉と年末の谷間にあたる。
  • 25〜27日の3泊合計は東京23区で+20.1% — 27日(日)が総額を押し上げる。27日は年末レンジへの入口にあたり、売り切らない在庫設計が価格の階段と整合する。

2026年のクリスマスは「木・金・土・日」— 過去3年で最も週末に寄った配列

まず曜日配列を確認しておきたい。クリスマスの宿泊需要は、24日・25日が何曜日に当たるかで形がまったく変わる。2024年は24日が火曜・25日が水曜、2025年は24日が水曜・25日が木曜と、いずれも週の中盤に落ちていた。2026年はイブが木曜、当日が金曜、翌26日が土曜、27日が日曜となり、24日から27日まで4日連続で需要が積み上がる並びになる。

クリスマス前後の曜日配列(2024年・2025年・2026年)と需要の形
12/2312/24(イブ)12/2512/2612/2712/28 需要の形
2024年平日単発。週末は28日以降に分離
2025年当日が木曜。週末は26〜27日にずれる
2026年イブ→当日→週末が連続。4日間が一体化

出典:ホテルバンク編集部作成

この違いは価格の上乗せ幅に直結している。過去2年と2026年について、12月25日の掲載価格中央値を「同じ12月の同一曜日でクリスマス週・年末年始を除く日」の中央値と比較すると、東京23区のシティ・デラックス帯では2024年(水曜)が+9.3%、2025年(木曜)が+7.6%だったのに対し、2026年(金曜)は+29.5%まで開いている。曜日が金曜に移動したことで、クリスマス需要と本来の週末需要が同じ日に重なった形だ。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

もっとも、上乗せ幅の水準そのものは都市によって大きく異なる。札幌市は3年とも+40%〜+68%と一貫して高く、これはクリスマス単体というより、さっぽろホワイトイルミネーションとミュンヘン・クリスマス市(2026年は11月20日〜12月25日開催予定)にスキーシーズンの立ち上がりが重なる12月固有の需要構造による。寒冷地の12月需要がイベント日程によってどう動くかは、Jリーグ秋春制、12月の試合は10→72に — 寒冷地7都市の客室ストックと冬単価でも扱っている。逆に京都市は3年とも±0%前後から2026年は−10.6%と、クリスマスに反応しにくい。京都の12月は紅葉シーズンの残り火である月初がもっとも高く、平常日の基準そのものが高い位置にあるためだ。紅葉期そのものの価格の積み上がり方については、欧米ロングホール紅葉需要の先取り価格2026 — 京都・高山・日光のフォワードADRで詳しく分析している。

6都市の12月日別掲載価格 — 12月25日から高原が始まり、そのまま年末に接続する

次に、12月1日から31日までの日別掲載価格中央値を都市別に見る。対象はメトロエンジンリサーチが把握する範囲で、東京23区・大阪市・名古屋市・福岡市・札幌市・京都市に所在するシティホテル/デラックスホテル251施設、ビジネスホテル1,108施設である(12月24日時点の集計対象数)。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(N=251施設・シティ/デラックス帯)

東京23区のシティ・デラックス帯は、12月1日〜23日のあいだ¥54,100〜¥73,000のレンジで土曜だけが跳ねる典型的な週次パターンを描いている。ところが12月23日(水)に¥68,700まで上がったあと、24日¥74,400、25日¥77,200、26日¥81,100、27日¥76,200と、4日間まるごと平常日の上限を超えた高原に移行する。そして28日以降は年末年始のレンジ(29日¥83,100、31日¥87,800)へ途切れずに接続していく。2026年12月の東京は、25日を境に「平常」と「ピーク」が入れ替わり、そのまま月末まで戻らない形になっている。

札幌市も同じ形だが、立ち上がりがより早い。12月18日(金)の時点ですでに¥41,100と、月初の平常水準(12月8日¥32,600)を上回っており、24日¥48,300、25日¥51,200、26日¥56,100とほぼ一本調子で上がっていく。イルミネーション期間とスキーシーズンが重なる12月後半が、そもそも札幌にとっての繁忙期であることを示している。

一方で京都市は逆の形を示す。12月1日〜5日が¥59,000〜¥63,000ともっとも高く、そこから中旬にかけて¥39,000台まで下がり、クリスマスの24日は¥37,200と月内の低い側に位置する。反転するのは26日(土)の¥51,700からで、そこから年末に向けて再上昇し、12月31日には¥70,800に達する。京都においてクリスマスは、紅葉と年末年始という2つの山の谷間にあたる。

上乗せは「金曜」に集中 — 12/25は平常金曜比+29.5%、12/26は平常土曜比+14.3%

ここからが本題である。曜日配列が変わっただけなのか、それともクリスマスそのものに上乗せがあるのかを切り分けるため、各日を「同じ曜日の平常日」と比較する。

2026年12月24〜26日の掲載価格中央値と同曜日平常比 — 6都市・シティ/デラックス帯(N=249施設)
都市(シティ/デラックス帯) 12/24(木)平常木曜比 12/25(金)平常金曜比 12/26(土)平常土曜比 N
東京23区¥74,351+25.3%¥77,246+29.5%¥81,145+14.3%94
大阪市¥27,225+1.0%¥27,657±0.0%¥40,150+9.0%67
名古屋市¥35,660+14.7%¥36,544+17.9%¥49,162−2.2%14
福岡市¥36,664+3.0%¥42,781+10.3%¥56,989+6.9%21
札幌市¥48,258+46.3%¥51,155+39.5%¥56,062+17.2%25
京都市¥37,168−15.1%¥39,844−10.6%¥51,693+3.6%28

掲載価格(全プラン平均・2名1室・税込)の都市別中央値。Nは12/25時点の集計施設数。名古屋市はN=14と少数のため参考値。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

読み取れることは3点ある。第一に、上乗せがもっとも大きいのは12月25日(金)であり、その次が24日(木)である。東京23区は25日が+29.5%、24日が+25.3%。名古屋市も+17.9%/+14.7%と同じ順序になる。イブ偏重ではなく、当日が金曜であることの効果が乗っている。

第二に、12月26日(土)の上乗せは相対的に小さい。東京23区で+14.3%、大阪市で+9.0%、名古屋市に至っては−2.2%である。絶対額では26日がもっとも高い(東京¥81,100)が、これは「土曜だから高い」部分がすでに平常土曜の水準に織り込まれているためで、クリスマスによる追加分は限定的ということになる。つまり2026年は、土曜のプレミアムを新たに取りに行く日ではなく、木曜・金曜という本来は単価の落ちる曜日を土曜並みに引き上げられる年である。

第三に、12月27日(日)の上乗せ(東京+31.2%、大阪+52.0%、名古屋+40.9%)は、クリスマスだけの効果として読むべきではない。27日は年末年始の移動が始まる日曜であり、翌28日(月)以降の帰省・年末旅行の立ち上がりと重なっている。実際、東京23区の12月28日は¥78,100とさらに高い。27日を「クリスマス4日目」と見るか「年末の初日」と見るかで打ち手が変わるため、この日は分けて設計したい。年末年始(12月29日〜1月3日)そのものの価格構造は年末年始2026-27の宿泊価格はもう見えている — 12月フォワードADR前年実績比検証で別途扱っている。

ビジネス帯は同じ日に真逆の動き — 法人需要の抜けをどう織り込むか

同じ4日間を、業態を変えて見ると景色が反転する。ビジネスホテル帯(N=1,108施設)では、東京23区の12月25日(金)は平常金曜比+3.0%、24日(木)は+1.7%にとどまる。シティ・デラックス帯の+29.5%/+25.3%とは一桁違う。

2026年12月24〜26日の掲載価格中央値と同曜日平常比 — 6都市・ビジネス帯(N=1,104施設)
都市(ビジネス帯) 12/24(木)平常木曜比 12/25(金)平常金曜比 12/26(土)平常土曜比 N
東京23区¥24,568+1.7%¥25,671+3.0%¥32,147−2.9%485
大阪市¥14,134−0.1%¥15,802+7.7%¥21,340−0.1%212
名古屋市¥13,757−5.1%¥15,576−0.3%¥31,240+2.2%83
福岡市¥17,991−8.2%¥21,968−0.3%¥33,882−2.4%149
札幌市¥23,552+41.7%¥26,486+30.9%¥27,152+4.9%77
京都市¥17,194−16.5%¥18,844−8.4%¥27,372+2.9%98

掲載価格(全プラン平均・2名1室・税込)の都市別中央値。Nは12/25時点の集計施設数。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

なぜ差が開くのか。ビジネス帯の12月木曜・金曜の平常水準は、そもそも出張・法人利用によって高く保たれている。東京23区の平常木曜は¥24,200、平常金曜は¥24,900で、日曜(¥19,300)より2割以上高い。クリスマス当日は多くの企業で通常営業日ではあるものの、年末に向けて出張が細り始める時期でもあり、法人需要の減少分とレジャー需要の増加分が相殺される。結果として、シティ帯が大きく上げる同じ日に、ビジネス帯はほぼ横ばいで通過することになる。福岡市の12月24日が−8.2%、京都市が−16.5%と平常木曜を下回るのは、この置き換わりが完全には起きていないことを示している。

札幌市はここでも例外的で、ビジネス帯でも24日+41.7%、25日+30.9%と大きく上げている。都市のレジャー需要が業態を問わず全帯域を押し上げるタイプの市場であり、宿泊特化型でもクリスマス期にレジャー価格を設計する余地が広いといえる。

市場全体の方向感も添えておきたい。月次の推定成約ADRで見ると、2026年12月は東京都¥17,500(前年同月比+10.5%、N=1,004施設)、北海道¥12,700(同+34.6%、N=756施設)、愛知県¥11,500(同+27.4%、N=422施設)、福岡県¥14,200(同+10.7%、N=423施設)となる一方、大阪府¥11,100(同−0.2%、N=591施設)、京都府¥17,200(同−3.8%、N=512施設)と分かれている。クリスマス期の設計は、この月次のベースラインの向きと合わせて考えたい。

運営者向けの読み方①:4日連続だからこそ生まれる連泊の設計余地

2026年の配列で最も実務的な含意は、12月25日(金)・26日(土)・27日(日)が連続していることだ。1泊単価ではなく滞在総額で見ると、この3日間の位置づけが変わる。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部作成

シティ・デラックス帯で12月25日〜27日の3泊合計を平常週末(12月18日〜20日)の3泊合計と比べると、東京23区は¥234,600対¥195,400で+20.1%、札幌市は¥161,700対¥131,100で+23.3%、大阪市は¥106,800対¥88,900で+20.2%となる。一方、25日・26日の2泊合計では大阪市+6.7%、名古屋市+3.7%、京都市+3.7%と差が小さい。3泊目にあたる27日(日)が総額の押し上げに効いている構図だ。

ここに設計余地がある。平常週の日曜は単価が落ちる曜日だが、2026年の12月27日は年末の立ち上がりと重なるため、通常の「週末2泊」ではなく「クリスマス〜年末の3泊」としてパッケージする組み立てが成立しやすい。ビジネス帯でも、京都市は3泊合計で+24.1%、札幌市は+18.4%と、2泊比較(それぞれ+11.1%、+9.8%)より明確に伸びる。1泊単価の引き上げ余地が限られる業態でも、滞在日数を伸ばす方向でのアップサイドは残っている。

逆に、12月24日(木)を起点にした2泊(24日・25日)は、平日発の連泊として設計する価値がある。東京23区のシティ・デラックス帯では24日・25日ともに平常同曜日比+25%以上で、木曜と金曜が同水準まで持ち上がっている。木曜・金曜という本来は単価差のある2日が同じ高さに並ぶ年は、連泊の割引設計を薄くしても成立しやすい。

運営者向けの読み方②:館内飲食との抱き合わせは単価差が大きい

クリスマス期は、館内レストランやディナーとの組み合わせで滞在単価を設計できる数少ない時期でもある。同一施設内で「朝食付きプラン」と「2食付きプラン」の両方を販売している施設だけを抽出したペアード比較(2026年9月時点)では、夕食を加えることによる上乗せ額は次のようになる。

同一施設内で朝食付き・2食付きの両方を販売する施設のみを対象としたペアード比較。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部作成

京都府が+¥16,200(+36.5%、N=50施設)と最も大きく、東京都が+¥11,500(+23.9%、N=85施設)、北海道が+¥8,500(+26.6%、N=163施設)と続く。素泊まりに対する2食付きの差(フルボード・プレミアム)では、京都府+54.2%、大阪府+52.8%、東京都+44.4%に達する。朝食のみの上乗せが東京都+13.3%(N=466施設)にとどまることを踏まえると、夕食を含む設計は客室単価とは別の軸として大きい。

2026年のクリスマスは24日(木)と25日(金)が同水準まで持ち上がるため、ディナー枠を2日に分散させても客室側の価格が崩れにくい。イブに需要が一極集中する年(2024年・2025年型)と比べ、レストランのキャパシティ制約を理由に取りこぼしていた層を、翌日に振り替えて拾える余地がある。館内飲食を持たない宿泊特化型でも、近隣飲食との提携チケットや、朝食のグレードアップ販売といった形で同じ発想を適用できる。

運営者向けの読み方③:12月27日を「クリスマスの最終日」にしない

3点目は在庫の残し方である。本稿の分析時点で12月25日まで100日以上あり、在庫消化の進捗を読むにはまだ早い段階にある。したがってここでは在庫量そのものではなく、日次の価格構造から導ける設計の話に限定したい。

東京23区のシティ・デラックス帯の日次系列を見ると、12月27日(日)¥76,200の翌日、28日(月)は¥78,100とさらに上がり、29日(火)¥83,100、31日(木)¥87,800へ続いていく。つまり27日は下り坂の途中ではなく、次の上り坂の入口にある。大阪市でも27日¥39,000から28日¥34,300へいったん下げたあと、29日¥37,300、31日¥43,900と再上昇する。京都市はさらに極端で、27日¥47,000から31日¥70,800まで一貫して上がる。

この形を踏まえると、27日を「クリスマス連泊の最終日」として在庫を吐き出しきる設計より、27日以降を年末レンジへの移行区間として扱い、直前まで一定の在庫を残しておく組み立てのほうが、価格の階段と整合する。特に京都市のように年末に向けて単価が上がり続ける市場では、クリスマス期の売り切りを急がないことがそのままアップサイドにつながる。

また、業態によって在庫の残し方の意味も変わる。ビジネス帯は12月28日(月)以降、法人需要が完全に抜けるため、東京23区でも28日¥27,600と27日(¥26,700)からの伸びが緩やかになる。ビジネス帯ではクリスマス期に無理に高い価格を置くより、24日〜27日を確実に埋めて28日以降のレジャー転換に備えるほうが自然な設計といえる。一方でシティ・デラックス帯は年末まで価格が上がり続けるため、クリスマス期の在庫を全部売り切る必要はない。

まとめ

2026年のクリスマスは、24日(木)・25日(金)・26日(土)・27日(日)と4日連続で需要が積み上がる、過去3年でもっとも週末寄りの配列になる。メトロエンジンリサーチの集計では、東京23区のシティ・デラックス帯(N=94施設)で12月25日が平常金曜比+29.5%、24日が平常木曜比+25.3%と、当日・イブの両方が土曜並みの水準まで持ち上がっている。一方で26日(土)の上乗せは+14.3%と相対的に小さく、2026年は「土曜のプレミアムを取る年」ではなく「木曜・金曜を土曜並みに引き上げられる年」である。

業態別では、ビジネス帯の東京23区が12月25日+3.0%、24日+1.7%と、法人需要の減少がレジャー需要の増加とほぼ相殺される形になっている。都市別では札幌市がイルミネーションとスキーシーズンの重なりで業態を問わず+30%超、京都市は紅葉の残り火と年末の谷間にあたるため平常日を下回る。同じ「クリスマス」でも、市場ごとに設計の前提が異なる。

運営側の打ち手としては、①25〜27日の3泊パッケージ(東京+20.1%、札幌+23.3%)と24〜25日の平日発2泊という2種類の連泊設計、②イブと当日にディナー枠を分散させる館内飲食との組み合わせ(2食付きの上乗せは東京+¥11,500、京都+¥16,200)、③27日以降が年末レンジへの入口である点を踏まえた在庫の残し方、の3つが軸になる。

⚠ 将来日程の価格に関する注意:本記事の2026年12月の数値は、調査時点で公開されている販売価格に基づく集計であり、チェックイン日に近づくにつれて新規プランの追加や価格調整によって変動します。現時点の水準がそのまま実現するとは限らず、また掲載価格は成約価格とは異なります。断定的な将来予測としてではなく、現時点で市場が織り込んでいる価格の形として参照してください。

あわせて読みたい

参考資料・出典一覧

■ 市場データ

  • メトロエンジンリサーチ — 6都市1,359施設の2024年12月・2025年12月・2026年12月の日別掲載価格(2名1室・税込・全プラン平均)、都道府県別月次ADR、食事タイプ別ペアード比較

■ 政府統計・公的データ

■ イベント・地域情報

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