観光庁は、全国を対象とした需要喚起策「全国旅行支援」について、6月中の感染状況を見極めた上で、7月前半より実施すると発表した。
県民割は7月14日宿泊分まで延長
「全国旅行支援」は、従来の県民割を全国に拡大するというものではなく、全国を対象とした新たな需要喚起策。6月中の感染状況を見極めた上で、感染状況の改善が確認できれば、7月前半より開始し、当面は8月末までの実施予定だ。ただし、お盆期間などの最繁忙期は除外される。
実施の際には、都道府県と協議を行い、実施を希望しない申し出があれば、当該都道府県を支援対象から除外可能。都道府県が事業運用を判断できることで、感染状況の悪化などに対して、柔軟に対応できるようになっている。
旅行代金の割引率は40％。宿泊旅行の割引上限額は1泊あたり5,000円だが、鉄道やバス、航空機などの交通付旅行商品の場合は1泊あたり8,000円となる。
さらに、飲食店や土産物店などで利用できるクーポン券については、平日は3,000円、休日は1,000円の配布。1人1泊あたりの支援合計額は、平日が最大11,000円、休日が6,000円となる。交通付旅行商品や平日の支援額を多くすることで、旅行需要の分散や地方観光を促すのが狙いだ。
また、6月末が期限となっている「県民割」については、7月14日宿泊分まで延長することが、あわせて発表された。
■「全国旅行支援」概要
【開始時期】7月前半～8月末（最繁忙期は除外）
【割引率】40％
【割引上限額】
◯交通付旅行商品：1人1泊あたり8,000円
◯上記以外：5,000円
【クーポン券】
◯平日：3,000円
◯休日：1,000円
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