10月6日に開かれた県議会にて、青森県内で実施している宿泊割引キャンペーン20万泊分のうち、15万泊分を全国民対象に拡大することが決定された。
新型コロナウイルス感染症の影響により打撃を受けた県内の観光業者を支援するため、青森県では、20万泊分の予算を組み、宿泊料金から1人当たり5,500円を割り引くキャンペーンの実施が10月より予定されている。
青森で10月から大規模宿泊割引キャンペーン 秋田・岩手も対象で20万泊分
当初は対象を北東北の3県(青森・岩手・秋田)に限ると発表されていたが、10月6日に開かれた県議会の「商工労働観光エネルギー委員会」で、キャンペーン20万泊分のうち15万泊分を全国民対象に拡大することが発表された。
東京追加が決定した政府主導の「GoToトラベルキャンペーン」と連動し、国内誘客活動を促進していこうという狙いだ。
具体的な開始時期についてはまだ発表されておらず、全国の感染状況を踏まえながら慎重に判断する方針だという。
全国実施に先駆け、まずは北東北を対象とした5万泊分が販売される。
コロナのため今年のねぶた祭が中止になっており、県内の観光業者は集客に頭を悩ませている。ホテルや観光施設からは今回の発表に対し期待の声をあげ、コロナ対策を万全にしたうえで県内外の利用客を出迎えたいとコメントしていた。