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エリア・施設分析

  • 外湯温泉街の宿は何軒か — 城崎52・野沢55・渋30・鉄輪22軒、秋冬ADRは最大2.3倍差

    外湯(そとゆ)めぐりを核にした温泉街では、宿は「自前の大浴場で完結する箱」ではなく「街の湯に歩いて出ていく拠点」として設計される。この構造は客室ストックの形にも表れる。本稿では城崎・野沢・渋・鉄輪の4温泉街について、外湯群の重心から半径800mおよび1.5km圏内の宿泊施設数・総客室数・1施設あたり規模を集計し、あわせて2026年秋冬の単価階層を比較した。

  • 「ホテル暮らし 北九州」の実勢は30泊24.6万円 — 小倉・黒崎のビジネスホテル連泊プラン18施設を集計

    福岡県

    エリア・施設分析

    投稿 : 2026.08.31

    「ホテル暮らし」を北九州で成立させようとしたとき、実際にいくらかかるのか。北九州市内でビジネスホテルを運営する施設のうち、連泊を対象とした宿泊プランを現在販売している18施設を集計すると、1名1室・1泊あたりの最安掲載価格の中央値は¥8,200、30泊分に換算すると¥246,000だった。同じ条件で集計した福岡市博多区(¥372,900)より34%、東京都新宿区(¥513,000)より52%低い水...

  • 推定OCCと完売率は何が違うのか — 東京都3業態のブッキングカーブで読む「広く薄く」と「先に完売」の見分け方

    同じ宿泊日を見ているのに、指標を変えると市場の姿が反転する。2026年9月19日(土)の45日前断面で、東京都のビジネスホテルの推定OCCは77.7%(N=848施設)と3業態で最も低い。ところが同じ断面の完売率は30.7%で、3業態で最も高い。逆にカプセルホテルは推定OCC 93.8%(N=27施設)と最も高いのに、完売率は18.5%で最も低い。「稼働が高い=売れている」と読むと、この2つは矛盾...

  • 町家宿1,537施設の88%が京都に集中 — 第2極は金沢、全国の町家ストック分布

    京都のオーバーツーリズム論の中で語られることの多い「町家宿」だが、では全国にどれだけあり、どこに、どのような形で存在しているのかを数えた資料は多くない。メトロエンジンリサーチが把握する国内106,232施設の宿泊施設マスターから宿泊カテゴリ「町家」に分類される施設を抽出すると、全国1,537施設・2,751室、27都府県に分布していた。うち京都府が1,352施設と88.0%を占め、第2極は石川県の...

  • 国際会議491件・世界6位 — 会議が増えた地方5都市、秋の客室は足りるか

    ICCA(国際会議協会)の2025年統計で、日本国内で開催された国際会議は491件となり、初めて世界第6位に入った。2024年の428件から15%増、アジア太平洋では4年連続の首位である。注目したいのは内訳で、東京・大阪・横浜といった大都市圏だけでなく、松江・奈良・鹿児島・熊本・高松といった地方都市でも開催件数が増えたとJNTOは公表している。学会・国際会議のピークは秋。では、会議が来るようになっ...

  • 静岡シティホテルのADR前年比は−2.5%〜+16.6% — ビジネスの2.6倍振れる正体は「30施設の中央値」

    静岡県のシティホテル(N=30施設)の推定成約ADRは、2026年1月が前年同月比+16.6%、5月が+16.1%。一方で3月は−2.5%、7月は−0.7%と前年割れだった。確定月同士で比べた2026年1〜7月の前年同月比は−2.5%〜+16.6%、幅にして19.1ポイントで振れている。同じ静岡県のビジネスホテル(N=219〜222施設)は−1.1%〜+6.2%の7.3ポイント幅にとどまり、シティ...

  • スキー場3km圏の客室は4.0万室、上位3か所で39% — 主要30スキー場の宿泊供給と今冬価格

    スキーやスノーボードの目的地を語るとき、指標になるのはコース数や標高差である。しかし宿泊事業の側から見ると、より本質的な問いは別にある。そのスキー場のふもとに、宿は何室あるのか。索道の輸送力に対して客室ストックが厚いのか薄いのかで、そのエリアが「滞在型リゾート」なのか「日帰り圏の集客装置」なのかが決まり、投資や新規開発の余地もそこから逆算できる。 本稿では、2026-27シーズンに索道の営業が確認...

  • 熊野古道の宿は3km圏89軒2,958室、四国遍路は15軒382室 — 歩く秋の受け皿を実測

    秋は「歩く観光」の季節である。熊野古道も四国遍路も、移動手段は徒歩であり、1日に進める距離はおおむね15〜25kmに収まる。つまりこの2本の巡礼路にとって宿泊施設は観光資源の付属物ではなく、行程そのものを成立させるインフラである。では、その受け皿は実際にどれだけあるのか。メトロエンジンリサーチが把握するOTA掲載施設をもとに、熊野古道10拠点・四国遍路9札所の周囲3km・5km・10kmで施設数と...

  • 札幌東武ホテルは今「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」— リブランド6年の実績

    北海道

    エリア・施設分析

    投稿 : 2026.08.30

    「札幌東武ホテル」を検索してたどり着いた読者に、まず結論から答える。この施設は2020年4月26日に「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」へリブランドオープンし、名称としての札幌東武ホテルは存在しない。建物・所有者は変わっておらず、東武鉄道が保有したまま、東武緑地が運営を続けている。マリオット・インターナショナルの「フェアフィールド・バイ・マリオット」ブランドが日本に初上陸した第一号店が、この...

  • 千葉県のシティ/ビジネスホテル 推定成約ADRの確定月YoY分析 ― 年初+19.6%から7月−8.2%へ反転したシティと、振れ幅が小さいビジネス

    千葉県のシティホテル(N=53施設)の2026年7月の推定成約ADRは¥10,105で、確定値同士で比べた前年同月の¥11,006(N=51施設)を8.2%下回った。同じ月のビジネスホテル(N=163施設)は¥7,739で、前年同月¥7,900(N=161施設)に対し−2.0%にとどまる。半年前の2026年1月にはシティが¥12,020(N=51...