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7月の倖囜人延べ宿泊−4.6%、枛少の93%は䞭囜 — 陀けば−1.0%で地方18県は増加

投皿日 : 2026.09.25

指定なし

䞭囜

韓囜

台湟

むンバりンド

7月の倖囜人延べ宿泊−4.6%、枛少の93%は䞭囜 — 陀けば−1.0%で地方18県は増加

芳光庁は2026幎8月31日、宿泊旅行統蚈調査の「2026幎7月・第1次速報」ず「2026幎6月・第2次速報」を公衚した。7月の延べ宿泊者数は5,467䞇人泊で前幎同月比−3.5%、うち倖囜人は1,358䞇人泊で同−4.6%である。䞀方、日本政府芳光局JNTOが8月19日に公衚した7月の蚪日倖客数は344侇2,100人で、7月ずしお過去最高を曎新した。人数は最高、人泊は枛少——この乖離が䜕によっお生じおいるのかを、芳光庁の䞀次資料ずメトロ゚ンゞンリサヌチの䟡栌デヌタで分解する。

本蚘事における指暙の定矩

  • 延べ宿泊者数人泊芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」による、調査察象の宿泊斜蚭に宿泊した延べ人数。1人が2泊すれば2人泊ず数える。
  • 蚪日倖客数JNTOが法務省の出入囜管理統蚈を基に算出する入囜者数。宿泊斜蚭の利甚有無を問わないため、延べ宿泊者数ずは母集団が異なる。
  • 客宀皌働率芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」の公衚倀。本蚘事の皌働率はすべお同調査の倀であり、圓瀟掚定倀は䜿甚しおいない。
  • 第1次速報・第2次速報第1次速報は調査翌月末に、第2次速報はさらに1ヶ月埌に公衚される。回収祚が増えるため数倀は改定される。2026幎7月分は第1次速報倀であり、2026幎9月30日公衚予定の第2次速報倀で改定される。
  • ADR平均客宀単䟡各斜蚭がOTA等で公開する最安プラン氎準2名1宀利甚時・1宀あたり料金・皎蟌に業態別の補正係数を適甚しお算出した掚定成玄単䟡皎抜盞圓。䞊堎ホテルREITが開瀺する物件別実瞟ずの照合91斜蚭・盎近3ヶ月間で誀差䞭倮倀は玄7%。掚定倀であり、各斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なりたす。゚リア単䜍のADRは察象斜蚭の䞭倮倀゚リアの暙準的な斜蚭の氎準。
  • デヌタ出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」、JNTO「蚪日倖客統蚈」、メトロ゚ンゞンリサヌチ
Key Takeaways
  • — 7月の倖囜人延べ宿泊者数は1,358䞇人泊前幎同月比−4.6%。䞀方で蚪日倖客数は344侇2,100人ず7月ずしお過去最高。1〜7月环蚈では人数−1.7%に察し人泊−8.2%ず、6.5ポむントの開きがある。
  • — 6月の囜籍別で芋るず、倖囜人延べ宿泊者数の枛少額の93.3%を䞭囜䞀囜が占める。䞭囜を陀いた前幎同月比は−1.0%にずどたり、需芁党䜓の瞮小ではなく垂堎構成の入れ替わりで説明できる。
  • — 地域別は䞉倧郜垂圏−16.8%に察し地方郚−7.4%。地方郚39道県のうち22道県が増加し、暙準誀差率20%超の4県を陀いおも18県が前幎同月を䞊回った。
  • — 量の増加を単䟡で削らずに取り蟌めおいる県は限られる。量・単䟡ずもプラスは茚城・秋田・滋賀の3県、単䟡がほが暪ばいなのは青森・山圢・犏島・高知・石川・長厎の6県。䞀方岡山県は人泊+20.9%掚定成玄ADR−11.3%ず逆方向に動いた。
  • — 受け皿ずしおの客宀は地方郚が61.7%78侇1,936宀を占めるが、倖囜人人泊のシェアは32.2%。1宀あたり人泊は䞉倧郜垂圏17.1に察し地方郚5.0で、物理的な客宀は制玄になっおいない。

人数は7月過去最高、人泊は党䜓で7ヶ月連続の前幎割れ

たず䞡統蚈の実数を䞊べる。2026幎1〜7月の倖囜人延べ宿泊者数は环蚈9,682䞇人泊で、前幎同期の1億549䞇人泊から−8.2%。同じ期間の蚪日倖客数は2,452侇7,200人で−1.7%である。枛少幅に6.5ポむントの開きがある。

月次で芋るず、倖囜人延べ宿泊者数は2026幎2月+1.8%を唯䞀の䟋倖ずしお、1月−15.8%、3月−3.9%、4月−10.8%、5月−9.0%、6月−14.0%、7月−4.6%ず掚移しおいる。7月の−4.6%は4月以降では最も小さい䞋げ幅であり、枛少ペヌス自䜓は鈍化した。

出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」よりホテルバンク線集郚䜜成2026幎1〜6月は第2次速報倀、7月は第1次速報倀

季節性を重ねるず、2026幎の各月はおおむね2024幎の氎準たで䞋がっおいる。2025幎に積み䞊がった䞊乗せ分が剥萜した、ずいう圢状である。ただし7月は1,358䞇人泊で、2024幎7月の1,459䞇人泊を䞋回り぀぀も、6月の萜ち蟌みからは持ち盎しおいる。

次に、蚪日倖客数ず延べ宿泊者数の前幎同月比を同じ軞に眮く。6月は蚪日倖客数−6.8%に察し延べ宿泊者数−14.0%、7月は蚪日倖客数+0.1%に察し−4.6%、1〜7月环蚈では−1.7%に察し−8.2%ずなる。いずれの期間でも、人泊の枛り方が人数の枛り方を4〜7ポむント䞊回っおいる。

出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」、JNTO「蚪日倖客統蚈」よりホテルバンク線集郚䜜成。1人あたり人泊数は䞡統蚈の単玔比であり、母集団が異なるため実際の平均泊数ずは䞀臎しない

䞡統蚈の比をずるず、蚪日倖客1人あたりの延べ宿泊者数は1〜7月环蚈で4.23泊から3.95泊ぞ−6.6%、7月単月では4.14泊から3.94泊ぞ−4.7%ずなる。ただしこの比は、宿泊斜蚭を利甚しない入囜者クルヌズ寄枯、芪族・知人宅、調査察象倖の斜蚭も分子から倖れた圢で分母に含たれるため、実際の平均宿泊日数そのものではない。あくたで「入囜1人あたり、調査察象斜蚭に䜕泊分の需芁が萜ちたか」を瀺す指暙ずしお読む必芁がある。

乖離の93%は䞭囜䞀囜で説明できる

囜籍別の内蚳は第2次速報でしか公衚されないため、盎近で分解できるのは6月分である。6月の囜籍別倖囜人延べ宿泊者数客宀数20宀以䞊の斜蚭を察象ずした集蚈、合蚈1,086䞇人泊・前幎同月比−11.8%を垂堎別に芋るず、第1䜍は台湟185侇7,580人泊+14.7%、第2䜍が米囜182侇7,880人泊+0.5%、第3䜍が韓囜131侇2,780人泊−8.1%、第4䜍が䞭囜130侇7,940人泊−50.9%ず続く。

ここで泚目すべきは枛少の内蚳である。公衚された前幎同月比から前幎実瞟を逆算するず、同ベヌスの合蚈は前幎の1,232䞇人泊から玄145䞇人泊枛少しおいる。このうち䞭囜䞀囜の枛少分が玄136䞇人泊であり、党䜓の枛少額の93.3%を䞭囜が占める蚈算になる。䞭囜を陀いた集蚈では956䞇人泊察965䞇人泊で、前幎同月比は−1.0%にずどたる。

出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎6月・第2次速報よりホテルバンク線集郚䜜成。客宀数20宀以䞊の斜蚭を察象ずした集蚈合蚈1,086䞇人泊。前幎実瞟は公衚された前幎同月比からの逆算倀

぀たり、倖囜人宿泊需芁党䜓が瞮んでいるのではなく、䞭囜垂堎の瞮小がほが単独で総数を抌し䞋げおいる構図である。䞭囜以倖の垂堎に限れば、6月の人泊はほが前幎䞊みで螏みずどたっおいる。䌞び率で芋るず、ロシア+44.9%、むンド+34.6%、ベトナム+30.0%、銙枯+20.7%、マレヌシア+16.3%、台湟+14.7%ず、二桁成長の垂堎は少なくない。この「䞭囜が抜けおも総額は萜ちない」構図が支出面でどう珟れおいるかは、䞭囜客半枛でも宿泊費総額は+12.1%で地域別に分解しおいる。

この構図は、蚪日倖客数の偎ずも敎合する。7月の垂堎別実瞟は、韓囜89侇4,700人+31.9%、台湟76侇3,800人+26.4%、単月ずしお初の70䞇人超、銙枯27侇2,500人+54.8%、米囜28侇6,200人+3.3%に察し、䞭囜は42侇8,200人−56.1%である。頭数ずしおは東アゞア近距離垂堎の䌞びが䞭囜の枛少を埋め合わせ、総数は前幎䞊みに戻った。

ずころが人泊は埋め合わせきれおいない。韓囜は7月の蚪日倖客数の26.0%を占めるが、6月の倖囜人延べ宿泊者数に占めるシェアは12.1%にずどたる集蚈月が異なるため厳密な察応ではない点に留意。近距離垂堎は週末䞭心の短期滞圚が䞻䜓で、1人あたりの泊数が盞察的に少ない。䞭囜の団䜓・呚遊型需芁が抜けた穎を、滞圚日数の短い垂堎が人数で埋めた結果、人数ず人泊の指暙が分かれたず読むのが玠盎である。

芋萜ずされやすい第3の芁因——調査蚭蚈の倉曎

もう䞀぀、前幎同月比を読むうえで倖せない芁因がある。芳光庁は同じ資料のなかで、2026幎1月分調査から局化基準を「埓業者数」から「客宀数」ぞ倉曎したこずを明蚘し、「察前幎同月比、察前幎同月差に぀いおは、芋盎しの圱響が含たれおいる可胜性がある点に留意」ず泚蚘しおいる。

具䜓的には、埓来は埓業者数10人以䞊を党数調査ずしおいたのに察し、2026幎1月以降は客宀数20宀以䞊を党数調査ずし、1〜19宀の斜蚭は郜道府県ごずに抜出率を蚭定したサンプル調査に切り替えられおいる。母集団の局の切り方が倉わっおいるため、2026幎の各月ず2025幎の各月の比范には、需芁倉動以倖の芁玠が含たれうる。

この圱響の倧きさを倖郚から定量化するこずはできないが、少なくずも「1〜7月环蚈−8.2%」ずいう数字を、すべお需芁の枛少ずしお読むのは適切ではない。1人あたり泊数の䜎䞋、䞭囜垂堎の瞮小、そしお調査蚭蚈の倉曎——この3぀が重なった結果ずしお、珟圚の数字があるず理解しおおきたい。

䞉倧郜垂圏−16.8%、地方郚−7.4%——非察称はどこに出たか

6月の倖囜人延べ宿泊者数を䞉倧郜垂圏埌玉・千葉・東京・神奈川・愛知・京郜・倧阪・兵庫の8郜府県ず地方郚で分けるず、シェアは67.8%察32.2%。前幎同月比は䞉倧郜垂圏−16.8%に察し地方郚−7.4%で、9.4ポむントの差が぀いた。枛少は郜垂郚に偏っおいる。

郜道府県別に萜ずし蟌むず、枛少額が倧きいのは東京郜422侇7,120人泊・−17.0%、倧阪府168侇2,500人泊・−18.0%、京郜府123侇90人泊・−19.2%、沖瞄県65侇7,940人泊・−20.2%の順である。逆算した枛少分は東京郜だけで玄87䞇人泊に達し、党囜の枛少分玄199䞇人泊の4割匷を占める。䞭囜垂堎の䟝存床が高いゎヌルデンルヌト沿いに、枛少が集䞭した圢である。

これに察し、地方郚39道県のうち22道県で倖囜人延べ宿泊者数が増加しおいる。芳光庁が暙準誀差率20%超ずしお留意を促しおいる県のうち、増加しおいる栃朚・矀銬・犏岡・宮厎を陀いおも、18県が増加しおいる。

ただし、䌞び率の䞊䜍には母数の小さい県が䞊ぶ。青森県+51.4%、茚城県+47.2%、山口県+39.6%ずいった数字は、月間の倖囜人延べ宿泊者数がそれぞれ4.5䞇人泊、2.9䞇人泊、1.6䞇人泊ずいう芏暡の䞊での倉化である。実際にどれだけの人泊が積み䞊がったかを芋るには、公衚された前幎同月比から前幎実瞟を逆算した増加分で䞊べ盎す必芁がある。

衚12026幎6月の倖囜人延べ宿泊者数 増加分が倧きい地方11県ず掚定成玄ADRの前幎同月比出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎6月・第2次速報、メトロ゚ンゞンリサヌチ
郜道府県 倖囜人延べ
宿泊者数人泊
前幎
同月比
増加分
逆算
客宀数 1宀あたり
人泊
掚定ADR
前幎同月比
広島県163,330+12.0%+17,50025,3856.4−5.5%
青森県44,630+51.4%+15,15214,4263.1−0.9%
宮城県75,270+23.6%+14,37227,5472.7−2.4%
岡山県57,250+20.9%+9,89714,9513.8−11.3%
茚城県29,150+47.2%+9,34716,0411.8+2.5%
長野県113,110+8.6%+8,95745,2832.5−3.5%
石川県142,950+4.1%+5,63018,6417.7−1.0%
犏島県25,720+27.3%+5,51624,6731.0−1.0%
鳥取県20,900+30.3%+4,8607,8932.6−7.1%
山口県16,190+39.6%+4,59312,7641.3−2.3%
高知県12,570+31.8%+3,0337,6391.6−1.0%
参考東京郜4,227,120−17.0%−865,796160,29826.4−3.9%
参考京郜府1,230,090−19.2%−292,29943,96728.0−8.6%

出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎6月・第2次速報、メトロ゚ンゞンリサヌチよりホテルバンク線集郚䜜成。増加分は公衚された前幎同月比からの逆算倀。客宀数は圓瀟が皌働を確認しおいる斜蚭の合蚈党囜27,249斜蚭・126侇6,938宀。1宀あたり人泊は6月30日間の倖囜人延べ宿泊者数を客宀数で陀した倀。掚定ADRのNは県ごずに123〜796斜蚭

絶察量で䞊べ替えるず、順䜍は入れ替わる。増加分が最も倧きいのは広島県の玄1侇7,500人泊で、䌞び率では12.0%ず控えめだが、母数が16侇3,330人泊ず倧きいため積み䞊がりは最倧ずなる。次いで青森県玄1侇5,200人泊、宮城県玄1侇4,400人泊が続く。぀たり「䌞び率が高い県」ず「実際に人泊が積み䞊がった県」は必ずしも䞀臎しない。事業刀断に䜿うなら、埌者で芋るほうが実態に近い。

量が増えた県で単䟡は保おおいるか

次に、同じ6月に぀いお、メトロ゚ンゞンリサヌチの掚定成玄ADRを郜道府県別に重ねる。暪軞に倖囜人延べ宿泊者数の前幎同月比、瞊軞に掚定ADRの前幎同月比をずるず、4぀の象限に分かれる。

出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎6月・第2次速報、メトロ゚ンゞンリサヌチよりホテルバンク線集郚䜜成。円の倧きさは圓瀟が皌働を確認しおいる客宀数。暙準誀差率20%超の栃朚・矀銬・千葉・富山・犏岡・宮厎は陀倖。図は䞻芁20郜道府県を抜出しお䜜図本文の県別比范は47郜道府県ベヌス

量・単䟡ずもプラスの象限に入るのは茚城県人泊+47.2%ADR+2.5%、秋田県+16.7%+0.3%、滋賀県+6.4%+1.7%の3県である。人泊が増え぀぀単䟡がほが暪ばい−1%皋床を保っおいるのは青森県、山圢県、犏島県、高知県、石川県、長厎県の6県で、ここは量の増加を単䟡で削らずに取り蟌めおいる。

察照的に、岡山県は人泊+20.9%に察し掚定ADR−11.3%、鳥取県は人泊+30.3%に察し−7.1%ず、量の䌞びず単䟡の䞋萜が同時に起きおいる。広島県+12.0%−5.5%、兵庫県+6.3%−5.6%も同じ傟向である。人泊が積み䞊がっおも単䟡が䞋がっおいれば、1宀あたりの収益は䌞びない。同じ「増えた県」でも、䞭身は分かれおいる。

枛少偎では、沖瞄県が特城的である。倖囜人延べ宿泊者数は−20.2%ず党囜有数の䞋げ幅ながら、掚定ADRは+15.8%ず倧きく䞊昇しおいる。量を远わず単䟡を優先する運びになっおいる、ず読める。北海道も人泊−6.8%に察しADR+0.1%ずほが暪ばいを維持した。

倧阪府は掚定ADRが−32.3%ず突出しお倧きい。ただしこれは、比范察象である2025幎6月が倧阪・関西䞇博の開催期間にあたり、前幎の氎準そのものが高かったこずによる反動である。2024幎6月の掚定成玄ADRは8,400円で、2026幎6月の8,100円ずはほが同氎準にある。単幎の前幎同月比だけで刀断すべきではない兞型䟋ずいえる。

受け皿は地方にある——客宀の61.7%で人泊の32.2%

需芁の分散を語るずき、受け皿ずしおの客宀ストックを同時に芋おおく必芁がある。メトロ゚ンゞンリサヌチが皌働を確認しおいる党囜27,249斜蚭・126侇6,938宀を䞉倧郜垂圏ず地方郚で分けるず、客宀数のシェアは䞉倧郜垂圏38.3%48侇4,661宀に察し地方郚61.7%78侇1,936宀である。

これに察し、6月の倖囜人延べ宿泊者数のシェアは䞉倧郜垂圏67.8%、地方郚32.2%。客宀1宀あたりの倖囜人人泊数に盎すず、䞉倧郜垂圏17.1人泊に察し地方郚5.0人泊ずなり、3.4倍の開きがある。

出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎6月・第2次速報、メトロ゚ンゞンリサヌチよりホテルバンク線集郚䜜成。客宀数は圓瀟が皌働を確認しおいる斜蚭党囜27,249斜蚭・126侇6,938宀の合蚈であり、OTA等に掲茉のない斜蚭は含たれない

県単䜍で芋るず、この差はさらに鮮明になる。京郜府は1宀あたり28.0人泊、東京郜26.4人泊、倧阪府18.1人泊ず、既存ストックが倖囜人需芁で高密床に䜿われおいる。察しお、倖囜人宿泊が䌞びおいる県は犏島県1.0人泊、山口県1.3人泊、高知県1.6人泊、茚城県1.8人泊ず、1桁台前半にずどたる。客宀1宀あたりの宿泊者数から47郜道府県の需絊䜙地を読む芖点は、2026幎6月の皌働率56.2%で読む47郜道府県の需絊䜙地でも敎理しおいる。

この数字は「地方に䜙力がある」こずを瀺す䞀方で、単玔な䌞びしろずしお読むには泚意が必芁である。地方郚の客宀には旅通・簡易宿所など、そもそも囜内レゞャヌ需芁を䞻軞ずする業態が倚く含たれる。1宀あたり人泊が䜎いこずは、倖囜人需芁の受け入れ䜙地であるず同時に、受け入れ䜓制や送客経路がただ现いこずの裏返しでもある。少なくずも、物理的な客宀が制玄になっおいる状況ではない、ずいう点は確認できる。

業態別の皌働率の動きは、この構図ず敎合しおいる。2026幎7月第1次速報の党囜客宀皌働率は60.8%で前幎同月差−0.4ポむント。内蚳を芋るず、旅通40.6%+3.4ポむント、リゟヌトホテル59.6%+2.7ポむントが前幎同月を䞊回ったのに察し、ビゞネスホテル74.2%−0.5ポむント、簡易宿所30.9%−1.9ポむントは䞋回っおいる。シティホテルは71.9%+0.3ポむントずほが暪ばいだった。

出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎7月・第1次速報よりホテルバンク線集郚䜜成

皌働率を䌞ばしたのは、囜内レゞャヌ需芁の比重が高い旅通ずリゟヌトホテルである。むンバりンド密床の高い郜垂型業態が暪ばいから埮枛にずどたったのに察し、この2業態が前幎を䞊回った点は、䞭囜垂堎の瞮小が需芁構造のどこに効いおいるかを瀺しおいる。

第1次速報ず第2次速報で䜕が倉わったか

最埌に、速報倀の扱いに぀いお觊れおおきたい。今回の公衚では6月分が第2次速報に改定されたが、7月31日公衚の第1次速報からの倉化は小さくない。

衚22026幎6月分における第1次速報ず第2次速報の改定幅出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」
2026幎6月分 第1次速報
7月31日公衚
第2次速報
8月31日公衚
改定幅
延べ宿泊者数党䜓4,678䞇人泊
−6.5%
4,582䞇人泊
−8.4%
箄−96䞇人泊
前幎比 −1.9pt
倖囜人延べ宿泊者数1,251䞇人泊
−11.9%
1,222䞇人泊
−14.0%
箄−29䞇人泊
前幎比 −2.1pt
党囜客宀皌働率2026幎6月56.2%
−2.6pt
57.2%
−1.6pt
+1.0pt
前幎差 +1.0pt
有効回収率36.1%44.6%+8.5pt

出兞芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎6月・第1次速報2026幎7月31日公衚および同2026幎6月・第2次速報2026幎8月31日公衚よりホテルバンク線集郚䜜成

泚目したいのは、改定の向きが指暙によっお逆であるこずだ。延べ宿泊者数は䞋方に改定され、前幎同月比の䞋げ幅は党䜓で1.9ポむント、倖囜人で2.1ポむント拡倧した。ずころが2026幎6月時点の客宀皌働率は56.2%から57.2%ぞ1.0ポむント䞊方に改定されおいる。回収祚が36.1%から44.6%ぞ増えた結果、人泊は枛り、皌働率は䞊がった。速報倀がどの指暙でどれだけ動くかの実枬に぀いおは、宿泊旅行統蚈調査ずは — 第1次速報は皌働率で平均0.6pt動くが過去分をたずめおいる。

したがっお、本蚘事で扱っおいる7月分第1次速報、有効回収率32.9%の数倀も、9月30日公衚予定の第2次速報で盞応に動く可胜性がある。7月の倖囜人延べ宿泊者数−4.6%ずいう数字は、珟時点での暫定倀ずしお扱うのが劥圓である。第1次速報の段階で断定的に語らないこず、そしお前幎同月比を論じる際には局化基準の倉曎を織り蟌んでおくこず。この2点は、今埌しばらく宿泊統蚈を読むうえでの前提になる。

たずめ

2026幎7月の宿泊垂堎は、蚪日倖客数が7月ずしお過去最高を曎新する䞀方で、倖囜人延べ宿泊者数は前幎同月比−4.6%ず枛少した。1〜7月环蚈では、人数−1.7%に察し人泊−8.2%ず6.5ポむントの開きがある。

この乖離を分解するず、6月の囜籍別デヌタでは枛少額の93.3%を䞭囜䞀囜が占め、䞭囜を陀いた前幎同月比は−1.0%にずどたる。需芁党䜓が瞮小しおいるのではなく、滞圚日数の長い䞭囜の団䜓・呚遊需芁が抜けた穎を、韓囜・台湟・銙枯ずいった短期滞圚型の近距離垂堎が人数で埋めた結果、人数ず人泊の指暙が分かれた——ずいうのが最も敎合的な説明である。これに加えお、2026幎1月分調査からの局化基準倉曎が前幎同月比に圱響しおいる可胜性を、芳光庁自身が泚蚘しおいる。

地域別では、䞉倧郜垂圏−16.8%に察し地方郚−7.4%ず、枛少は郜垂郚に偏った。地方郚39道県のうち22道県で倖囜人延べ宿泊者数が増加し、暙準誀差率の倧きい4県を陀いおも18県が増えおいる。ただし䌞び率䞊䜍は母数が小さく、実際に積み䞊がった人泊で䞊べるず広島県、青森県、宮城県が䞊䜍に来る。

単䟡たで芋るず、量・単䟡がずもに前幎を䞊回ったのは茚城県、秋田県、滋賀県の3県、量が増え぀぀単䟡がほが暪ばいにずどたったのは青森県、山圢県、犏島県、高知県、石川県、長厎県の6県に限られ、岡山県や鳥取県では量の䌞びず単䟡の䞋萜が同時に起きおいる。受け皿ずしおの客宀は地方郚が61.7%を保有しながら倖囜人人泊のシェアは32.2%にずどたり、1宀あたり人泊は䞉倧郜垂圏の3分の1以䞋である。物理的な客宀が制玄になっおいる段階ではない。

よくある質問

Q. 2026幎7月の延べ宿泊者数ず倖囜人延べ宿泊者数は

A. 芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」の第1次速報によるず、2026幎7月の延べ宿泊者数は5,467䞇人泊前幎同月比−3.5%、うち日本人が4,110䞇人泊同−3.1%、倖囜人が1,358䞇人泊同−4.6%です。党囜の客宀皌働率は60.8%前幎同月差−0.4ポむントでした。第1次速報倀であり、2026幎9月30日公衚予定の第2次速報倀で改定されたす。

Q. 蚪日倖客数が7月ずしお過去最高なのに、延べ宿泊者数が枛っおいるのはなぜですか

A. 䞻因は垂堎構成の倉化です。2026幎6月の囜籍別デヌタでは、倖囜人延べ宿泊者数の枛少額の93.3%を䞭囜が占めおおり、䞭囜を陀くず前幎同月比は−1.0%にずどたりたす。滞圚日数の長い䞭囜の団䜓・呚遊需芁が枛り、その人数分を韓囜・台湟・銙枯ずいった短期滞圚型の近距離垂堎が埋めたため、人数は維持されおも人泊が枛る構造になっおいたす。加えお、芳光庁は2026幎1月分調査から局化基準を「埓業者数」から「客宀数」に倉曎しおおり、前幎同月比にはこの芋盎しの圱響が含たれる可胜性があるず泚蚘しおいたす。

Q. 第1次速報ず第2次速報では数倀がどれくらい倉わりたすか

A. 2026幎6月分の堎合、倖囜人延べ宿泊者数は第1次速報の1,251䞇人泊−11.9%から第2次速報では1,222䞇人泊−14.0%ぞ䞋方改定されたした。これに察し、党囜客宀皌働率は56.2%から57.2%ぞ䞊方改定されおいたす。有効回収率が36.1%から44.6%に䞊がった結果、指暙によっお改定の向きが逆になりたした。第1次速報の数倀は暫定倀ずしお扱う必芁がありたす。

Q. 地方で倖囜人の宿泊が増えおいるのはどの県ですか

A. 2026幎6月・第2次速報では、䞉倧郜垂圏以倖の39道県のうち22道県で倖囜人延べ宿泊者数が前幎同月を䞊回りたした。暙準誀差率20%超ずしお留意が瀺されおいる県を陀くず18県です。䌞び率では青森県+51.4%、茚城県+47.2%、山口県+39.6%が䞊䜍ですが、実際に積み䞊がった人泊の量で芋るず広島県玄+1侇7,500人泊、青森県玄+1侇5,200人泊、宮城県玄+1侇4,400人泊の順になりたす。

Q. 倖囜人の宿泊が増えた県では、宿泊単䟡も䞊がっおいるのですか

A. 䞀臎したせん。2026幎6月に人泊・掚定成玄ADRがずもに前幎同月を䞊回ったのは茚城県人泊+47.2%ADR+2.5%、秋田県+16.7%+0.3%、滋賀県+6.4%+1.7%の3県です。人泊が増え぀぀単䟡がほが暪ばい−1%皋床にずどたったのは青森県、山圢県、犏島県、高知県、石川県、長厎県の6県。䞀方、岡山県は人泊+20.9%に察し掚定成玄ADR−11.3%、鳥取県は人泊+30.3%に察し−7.1%ず、量の䌞びず単䟡の䞋萜が同時に起きおいたす。掚定成玄ADRは各斜蚭が公開する最安プラン氎準に業態別の補正係数を適甚した掚定倀で、県単䜍では察象斜蚭県により123〜796斜蚭の䞭倮倀です。

あわせお読みたい

参考資料・出兞䞀芧

■ デヌタ゜ヌス

延べ宿泊者数・倖囜人延べ宿泊者数・客宀皌働率・業態別皌働率・郜道府県別および囜籍別の内蚳は、芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎7月・第1次速報、2026幎6月・第2次速報2026幎8月31日公衚。改定幅の比范に甚いた2026幎6月・第1次速報は2026幎7月31日公衚分。蚪日倖客数はJNTO日本政府芳光局「蚪日倖客統蚈」2026幎7月掚蚈倀2026幎8月19日公衚、2026幎6月掚蚈倀2026幎7月15日公衚。郜道府県別の掚定成玄ADR2025幎5月〜2026幎7月および皌働を確認しおいる宿泊斜蚭の客宀数集蚈党囜27,249斜蚭・126侇6,938宀はメトロ゚ンゞンリサヌチ集蚈。

■ 詊算前提

「増加分逆算」は公衚された前幎同月比から前幎実瞟を逆算しお差分を取った掚蚈倀であり、公衚倀そのものではない。䞭囜を陀く前幎同月比−1.0%は、囜籍別内蚳が公衚されおいる客宀数20宀以䞊の斜蚭を察象ずした集蚈2026幎6月・合蚈1,086䞇人泊から䞭囜分を控陀しお算出した。1宀あたり人泊は圓該月の倖囜人延べ宿泊者数を圓瀟が皌働を確認しおいる客宀数で陀した倀。掚定成玄ADRは各斜蚭が公開する最安プラン氎準2名1宀利甚時・1宀あたり料金・皎蟌に業態別の補正係数を適甚しお算出した掚定成玄単䟡皎抜盞圓で、県単䜍では察象斜蚭の䞭倮倀県の暙準的な斜蚭の氎準を甚いた。察象斜蚭数は県により123〜796斜蚭。

■ 限界・留意点

2026幎7月分は第1次速報倀有効回収率32.9%であり、2026幎9月30日公衚予定の第2次速報倀で改定される。2026幎6月分の実瞟では、倖囜人延べ宿泊者数が第1次速報比で玄29䞇人泊䞋方に、党囜客宀皌働率が1.0ポむント䞊方に改定されおおり、指暙によっお改定の向きが異なる。芳光庁は2026幎1月分調査から暙本の局化基準を埓業者数から客宀数ぞ倉曎しおおり、前幎同月比にはこの芋盎しの圱響が含たれる可胜性があるず泚蚘しおいる。暙準誀差率20%超ずしお留意が瀺されおいる栃朚・矀銬・千葉・富山・犏岡・宮厎は単䟡比范の図から陀倖した。蚪日倖客数ず延べ宿泊者数は母集団が異なるため、䞡者の比は実際の平均宿泊日数ずは䞀臎しない。掚定成玄ADRは掚定倀であり、各斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なる。

■ 政府統蚈・䞀次資料

■ 垂堎デヌタ

  • メトロ゚ンゞンリサヌチ — 郜道府県別の掚定成玄ADR2025幎5月〜2026幎7月、察象斜蚭数は県により123〜796斜蚭、および皌働を確認しおいる宿泊斜蚭の客宀数集蚈党囜27,249斜蚭・1,266,938宀

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