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ホステル・ゲストハりス2026幎96軒バゞェット共同型の受け皿はどこに足りないか

投皿日 : 2026.08.01 曎新日 : 2026.09.02

新芏開業・䟛絊

ホステル・ゲストハりス2026幎96軒バゞェット共同型の受け皿はどこに足りないか

メトロ゚ンゞンリサヌチが把握する範囲䞻芁OTA掲茉・公開情報ベヌスで、2026幎に開業が確認された宿泊斜蚭は972軒。そのうちホステル49軒ずゲストハりス47軒を合わせた「バゞェット共同型」は96軒だった。党䜓の玄1割にずどたる䞀方、この垯域の需絊は䞻芁郜垂で最もタむトである。本皿では、96軒がどこに・どの芏暡で・いくらの䟡栌垯で入ったのかを集蚈し、需芁偎の公的統蚈ず突き合わせお「受け皿が足りおいない堎所」を特定する。

本蚘事における指暙の定矩

  • ADR平均客宀単䟡各斜蚭がOTA䞊で公開する最安プラン氎準2名1宀利甚時・1宀あたり料金・皎蟌に業態別の補正係数を適甚しお算出した掚定成玄単䟡皎抜盞圓。䞊堎ホテルREITが開瀺する物件別実瞟ずの照合91斜蚭・盎近3ヶ月間で誀差䞭倮倀は玄7%。掚定倀であり、各斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なりたす。゚リア単䜍のADRは察象斜蚭の䞭倮倀゚リアの暙準的な斜蚭の氎準。
  • 掲茉䟡栌OTA䞊に公開されおいる販売䟡栌そのもの。2名1宀利甚時の1宀あたり料金皎蟌。「党プラン平均」「最安プラン」の別を郜床明蚘したす。
  • OCC皌働率゚リア内の総客宀数に察する販売枈み客宀数の割合OTA販売圚庫に基づく掚定倀。郜道府県・垂区町村レベルの集蚈倀ずしおのみ䜿甚したす。
  • バゞェット共同型本蚘事では、ドミトリヌや共甚ラりンゞ・共甚氎回りを前提ずする䜎䟡栌垯の宿泊業態を指し、斜蚭分類䞊のホステル・ゲストハりスを集蚈察象ずしたす。需絊の代理指暙ずしおはカプセルホテル分類を䜵甚したす。
  • デヌタ出兞メトロ゚ンゞンリサヌチOTA掲茉確認ベヌス芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」日本政府芳光局JNTO
Key Takeaways
  • — 96軒9.9% — 2026幎に開業が確認された972軒のうちバゞェット共同型はホステル49軒・ゲストハりス47軒。総開業に占める比率は15.6%→13.9%→12.5%→9.9%ず3幎連続で䜎䞋した。
  • — 平均11.2宀・䞭倮倀5.5宀 — 96軒の客宀数合蚈は1,072宀。半数の48軒が5宀以䞋で、事業芏暡ずしおは極小オペレヌションが䞭心。
  • — 掚定OCC95〜99% — 需絊の代理指暙であるカプセル分類は2026幎6月に䞻芁郜垂で党カテゎリ最高。同じ県のビゞネス分類を3〜16ポむント䞊回る。
  • — 1名¥6,000〜8,000が最頻 — 新芏96軒の最安プランN=87軒は、カプセル垯¥3,000〜5,000ずビゞネスホテル1名利甚の䞭間に䜍眮する。
  • — 空癜は13県 — 掚定OCC88%以䞊で既存共同型ストック25軒以䞋。青森・秋田・宮城・茚城・埌玉など北東北〜北関東に集䞭し、うち7県は2026幎の新芏開業が0軒。

2026幎の共同型96軒 — 「軒数」は3幎連続で现り、「割合」も1割を切った

たず党䜓像から確認する。2026幎に開業が確認された972軒の内蚳は、貞別荘444軒が突出しお最倧で、ビゞネスホテル126軒、分類未蚭定83軒が続く。ホステル49軒・ゲストハりス47軒はこの次の局にあたり、䞡者を合わせた96軒が本皿の察象である。平均客宀数は31宀党972軒に察し、共同型96軒は平均11.2宀・䞭倮倀5.5宀ず、極端に小芏暡偎ぞ寄っおいる。

時系列で芋るず、共同型の新芏開業は瞮小が続いおいる。2023幎312軒ホステル107ゲストハりス205、2024幎273軒93180、2025幎211軒96115、そしお2026幎は珟時点の芳枬で96軒4947。幎間の総開業軒数に占める比率も15.6%→13.9%→12.5%→9.9%ず、3幎連続で䜎䞋した。テヌマずしお語られがちな「共同型の再拡倧」は、少なくずも新芏䟛絊の軒数ベヌスでは起きおいない。

出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングOTA掲茉確認ベヌス、2026幎は芳枬途䞭

デヌタの読み方重芁開業デヌタはOTA掲茉が確認できた時点を起点ずする芳枬倀である。掲茉は開業の数ヶ月前から出るものもあれば、開業埌しばらく経っおから出るものもあるため、盎近月・圓幎埌半は構造的に過少カりントになる。実際、2026幎の月別内蚳は1月12軒・2月17軒・3月33軒に察し、6月6軒・7月2軒ず急枛しおいるが、これは䟛絊が消えたのではなく芳枬が远い぀いおいないだけである。2026幎の96軒ずいう数字は今埌の掲茉远加で増加する。幎次比范は「同じ芳枬基準で芋た䞋限倀どうしの比范」ずしお読たれたい。

もっずも、比率の䜎䞋そのものは芳枬遅れだけでは説明しにくい。共同型は小芏暡斜蚭が䞭心で、倧型ホテルよりも事前のOTA掲茉リヌドタむムが短い傟向がある。そのぶん圓幎分の取りこがしは倧きく出やすいが、2023幎から2025幎ずいう完党に芳枬が萜ち着いた3幎間だけを取っおも312→273→211ず䞀貫しお枛っおいる。少なくずも「増勢にある業態」ではない、ずいう方向性は動かない。

96軒はどこに入ったか — 東京20軒に集䞭、29郜道府県にずどたる

96軒の所圚地は29郜道府県。最倚は東京郜20軒ホステル17ゲストハりス3で党䜓の21%を占め、以䞋、北海道9軒、沖瞄県6軒、広島県6軒、京郜府5軒、犏岡県5軒ず続く。䞊䜍6郜道府県だけで51軒、党䜓の53%が集たっおいる。裏を返せば、18の県では2026幎に共同型の新芏開業が1軒も芳枬されおいない。

出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングOTA掲茉確認ベヌス、N=96軒

芏暡面はさらに極端だ。96軒の客宀数合蚈は1,072宀、1軒あたり平均11.2宀。内蚳は1〜5宀が48軒50%、6〜10宀が19軒、11〜20宀が13軒、21〜50宀が12軒、51宀以䞊はわずか4軒である。共同型はドミトリヌを含むため「宀数」がそのたた受入人数を意味しないものの、事業芏暡ずしおは半数が5宀以䞋の極小オペレヌションずいう構図になる。客宀数の合蚈で芋れば東京379宀・北海道177宀・沖瞄96宀・倧阪85宀・犏岡74宀ず、䞊䜍に集䞭する床合いは軒数以䞊に匷い。

出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングOTA掲茉確認ベヌス、N=96軒

分類に぀いおの泚蚘ホステル・ゲストハりス分類には、共甚郚を備えたドミトリヌ型のほか、アパヌトメント型・レゞデンス型の小芏暡斜蚭も含たれる。近幎の新芏開業には既存建物のコンバヌゞョンやリブランドによるものも盞圓数含たれるずみられ、開業圢態新築転甚ブランド倉曎たでは公開情報のみでは䞀埋に刀別できない。本皿は個別斜蚭名を挙げず、集蚈倀ずしおの傟向のみを扱う。

バゞェット垯の需絊は党カテゎリで最もタむト — カプセル分類の掚定OCCは95〜99%

䟛絊が现る䞀方で、需絊はどうか。2026幎6月のチェックむン日を察象に、郜道府県×カテゎリ別の掚定OCCを集蚈した。東京郜では党斜蚭94.2%1,336斜蚭・181,869宀に察し、ビゞネスホテル93.7%861斜蚭、シティホテル92.9%100斜蚭、そしおカプセルホテル分類が97.8%26斜蚭・3,909宀で党カテゎリ䞭の最高倀ずなった。

同じ傟向は䞻芁郜垂に共通する。倧阪府98.5%、犏岡県98.3%、広島県98.9%、愛知県97.9%、北海道97.2%、京郜府95.3%、沖瞄県96.0%。いずれもその県のビゞネスホテル垯を3〜16ポむント䞊回る。カプセルは共同型ず同じ「1人あたり䜎単䟡・共甚前提」の需芁を吞収する業態であり、この垯域の圚庫が最も先に消えおいるこずを瀺しおいる。

出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング2026幎6月チェックむン日、掚定OCC

※カプセル分類は斜蚭数が少なく東京26斜蚭、倧阪5、京郜3、北海道3、沖瞄2、犏岡5、広島2、愛知3、県単䜍の氎準は少数斜蚭の動きに圱響を受けやすい。ビゞネスホテル分類東京861斜蚭ほかずの察比ずしお参照されたい。

公的統蚈ずの関係も敎理しおおきたい。芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎5月分第1次速報によれば、簡易宿所の客宀皌働率は28.9%前幎同月比▲0.8ポむントで、ビゞネスホテル74.1%、シティホテル72.6%を倧きく䞋回る。数字だけを芋るず本皿の掚定OCCず正反察に芋えるが、これは母集団の違いによるものだ。簡易宿所には営業実態がごく限られた斜蚭や、OTAに圚庫を出しおいない斜蚭が倚数含たれる。䞀方、本皿の掚定OCCはOTA䞊で実際に販売されおいる圚庫の消化状況である。「業態ずしお皌働が䜎い」のではなく、「販売しおいる斜蚭の圚庫は速く消えおいるが、販売しおいない斜蚭が分母に倚い」ず読むのが劥圓だろう。䜎䟡栌垯の成長䜙地に぀いおは簡易宿所29.6%が映す䜎䟡栌垯の成長䜙地2025幎確定倀ず䟛絊構造でも敎理しおいる。

新芏96軒が入った䟡栌垯 — 最安プランは1名換算で6,000〜8,000円が最頻

96軒のうち87軒は、2026幎7月チェックむン分でOTA䞊に販売䟡栌が確認できた。この87軒の最安プラン掲茉䟡栌2名1宀・1宀あたり・皎蟌は䞭倮倀¥15,100、第1四分䜍¥11,600、第3四分䜍¥27,100。1名あたりに機械的に換算するず䞭倮倀で玄¥7,500ずなる。分垃は6,000〜8,000円台が21軒で最も倚く、4,000〜6,000円台17軒、10,000〜15,000円台18軒、15,000円以䞊16軒ず、䜎䟡栌垯ず䞭䟡栌垯に二極化しおいる。

出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング2026幎7月チェックむン分、N=87軒96軒䞭

既存のバゞェット垯ず比べおみる。2026幎6月のカプセル分類の掚定ADRは東京郜¥5,100N=39斜蚭、北海道¥5,200N=4、犏岡県¥4,800N=6、京郜府¥4,200N=5、愛知県¥4,100N=4、倧阪府¥3,800N=10、沖瞄県¥3,500N=3、広島県¥2,800N=3。同じ月のビゞネスホテル分類は東京郜¥11,900N=915、犏岡県¥10,000N=340、京郜府¥9,600N=324、北海道¥9,500N=429、倧阪府¥7,900N=495である。

぀たり、新芏共同型96軒が眮かれた1名あたり¥6,000〜8,000ずいうレンゞは、カプセル垯¥3,000〜5,000の䞊、ビゞネスホテル1名利甚1宀¥8,000〜12,000の䞋ずいう䞭間地垯にあたる。「最も安い遞択肢」ではなく、「個宀ビゞネスホテルよりは安く、カプセルよりは居䜏性がある」ずいう䜍眮取りである。䞊䜍四分䜍の¥27,100超のグルヌプは、共甚郚を持ちながら個宀・スむヌト型客宀で単䟡を取りにいく蚭蚈ずみられ、同じ分類のなかで戊略が明確に分かれおいる。

䞻芁7郜府県のバゞェット垯 — カプセル分類の掚定ADR・掚定OCCずビゞネス分類ずの察比2026幎6月
郜道府県 カプセル分類
掚定ADR
同 斜蚭数 カプセル分類
掚定OCC
ビゞネス分類
掚定ADR
同 斜蚭数 2026幎
共同型新芏
東京郜¥5,1003997.8%Â¥11,90091520軒
倧阪府¥3,8001098.5%Â¥7,9004953軒
京郜府¥4,200595.3%Â¥9,6003245軒
北海道¥5,200497.2%¥9,5004299軒
犏岡県¥4,800698.3%Â¥10,0003405軒
沖瞄県¥3,500396.0%Â¥11,200※1796軒
広島県¥2,800398.9%—1626軒

掚定ADR・掚定OCCずもに2026幎6月。※沖瞄県ビゞネス分類は掲茉䟡栌ベヌスの平均倀。出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング

需芁偎 — 総数は前幎割れでも、FIT比率の高い垂堎は6月ずしお過去最倚

需芁環境を公的統蚈で確認する。芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎5月分第1次速報では、延べ宿泊者数5,339䞇人泊前幎同月比▲4.8%、うち日本人3,957䞇人泊同▲1.4%、倖囜人1,382䞇人泊同▲13.4%。党䜓の客宀皌働率は60.6%同▲1.1ポむントだった。数字だけを芋れば枛速局面である。

ただし、内蚳を芋るず評䟡は倉わる。日本政府芳光局JNTOの掚蚈によれば、2026幎6月の蚪日倖客数は玄315䞇人で前幎同月比▲6.8%、3ヶ月連続の前幎割れずなった。この䞋抌しの䞻因は䞭囜垂堎で、34侇700人・前幎同月比▲57.3%ず半分以䞋に萜ち蟌んでいる。䞀方で韓囜78侇7,100人+7.8%、台湟67侇400人+14.6%、銙枯21侇4,300人+28.5%、米囜35侇4,500人+2.7%ず䞻芁垂堎は軒䞊み増加し、15垂堎が6月ずしお過去最倚を蚘録した。䞊半期环蚈は2,108䞇人前幎同期比▲2.0%である。

ここが共同型にずっお重芁な点だ。枛っおいるのは団䜓旅行の比率が盞察的に高い垂堎であり、䌞びおいるのは個人旅行FIT䞭心の垂堎である。ドミトリヌや共甚ラりンゞを軞ずする共同型は、倧人数の団䜓ではなく少人数・個人・長期滞圚の受け皿ずしお機胜する。銙枯垂堎の再浮䞊に぀いおは銙枯6月+28.5%の再浮䞊 — FIT個人客を受け止める6゚リアのADRず需絊で、韓囜・台湟の地方志向に぀いおは枩济文化は「韓囜・台湟」が支持で、それぞれ詳しく扱っおいる。総数の前幎割れをそのたた「バゞェット需芁の瞮小」ず読むず、方向を取り違えるこずになる。

受け皿の䌞びしろ — 需絊が締たっおいるのに共同型ストックがほが無い13県

最埌に、䟛絊ず需絊を突き合わせる。暪軞に各県の既存共同型ストックホステル・ゲストハりス・ドミトリヌ・ナヌスホステル分類の運営䞭斜蚭数、瞊軞に2026幎6月のビゞネスホテル分類掚定OCCバゞェット〜ミドル垯の逌迫床の代理指暙を取り、円の倧きさを2026幎の共同型新芏開業軒数ずした。

出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング掚定OCCは2026幎6月、既存ストックは運営䞭斜蚭ベヌス、察象はビゞネス分類30斜蚭以䞊の46郜道府県

巊䞊の領域——掚定OCCが高いのに共同型ストックが薄い——に䜍眮するのが、北東北から北関東にかけおの各県である。青森県はビゞネス分類の掚定OCC94.8%2026幎6月時点・N=80斜蚭ず党囜最高氎準にありながら、既存の共同型はわずか4軒、2026幎の新芏開業は0軒。秋田県は掚定OCC90.5%で既存2軒・新芏0軒、山圢県は93.0%で既存3軒・新芏1軒、宮城県は90.5%で既存13軒・新芏0軒、犏島県は89.0%で既存6軒・新芏0軒だった。北関東・銖郜圏近郊でも茚城県が掚定OCC88.2%2026幎6月時点で既存2軒・新芏0軒、埌玉県が88.8%で既存7軒・新芏0軒ず同様の構図にある。このうち宮城県の䟡栌垯構造に぀いおは仙台空枯400䞇人時代の宮城県ホテル投資䜙地で3階局に分けお敎理しおおり、䜎単䟡レンゞの空癜が数字で远える。

需絊が締たっおいるのに共同型ストックが薄い13県掚定OCC88%以䞊 × 既存共同型25軒以䞋
郜道府県 ビゞネス分類
掚定OCC2026幎6月
同 斜蚭数N 既存共同型
ストック
2026幎
共同型新芏
青森県94.8%804軒0軒
山圢県93.0%563軒1軒
新期県90.6%10917軒1軒
秋田県90.5%532軒0軒
宮城県90.5%12613軒0軒
犏島県89.0%1276軒0軒
千葉県88.9%13422軒2軒
犏井県88.8%392軒2軒
埌玉県88.8%1287軒0軒
茚城県88.2%1522軒0軒
埳島県88.1%6214軒2軒
䜐賀県88.0%419軒0軒
岡山県88.0%8522軒2軒

出兞: メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングOTA掲茉確認ベヌス

察照的に、右偎に匵り出しおいるのが京郜府既存679軒、沖瞄県331軒、東京郜288軒、倧阪府255軒の4郜府県だ。この4郜府県だけで党囜の共同型ストックの過半を占める。そしお2026幎の新芏96軒のうち34軒がこの4郜府県に入った。京郜府のビゞネス分類掚定OCCは87.4%2026幎6月時点、倧阪府は82.9%ず党囜平均䞊みかそれ以䞋であり、䟛絊が厚い堎所にさらに䟛絊が向かい、薄い堎所には向かっおいないずいう埪環になっおいる。同じ「分散型の䜎単䟡䟛絊」が実際にどの䟡栌垯・客局を吞収しおいるかは、民泊シェア10%時代、分散䟛絊はどの䟡栌垯・客局を吞収するかが京郜・沖瞄・東京を察象に怜蚌しおいる。

もっずも、この偏りは合理的な面もある。共同型は皌働の絶察量よりも「䞀定量のFIT・倖囜人個人客が通幎で流れおいるか」に匷く䟝存する業態だ。ゲヌトりェむ郜垂ず有名芳光地に集䞭するのは、集客の確実性を優先した結果である。逆に蚀えば、地方郜垂で共同型が成立する条件は、通幎の業務需芁ずむベント需芁、そしお地方分散が進むむンバりンドの3぀を重ねられるかにかかる。地方䞭栞郜垂の吞収䜙地に぀いおは地方䞭栞郜垂の新芏䟛絊吞収䜙地、既存ストック転甚の経枈性に぀いおは簡易宿所×空き家掻甚2026を参照されたい。

受け皿レンゞの感応床 — 1名単䟡×皌働率を恒等匏で展開する

本皿が瀺した2぀のレンゞ——新芏96軒の1名換算¥6,000〜8,000、および空癜13県のビゞネス分類掚定OCC 88.0〜94.8%2026幎6月時点——を、1ベッド圓たり幎間販売額1名単䟡 × 皌働率 × 365日ずいう恒等匏に圓おはめるず、受け皿を眮いたずきの売䞊芏暡の振れ幅が確認できる。新しい実枬倀や収益予枬ではなく、本文に蚘茉枈みの数倀だけを展開したものである。

3シナリオ — 1名単䟡ず皌働率の組み合わせ別 1ベッド圓たり幎間販売額恒等匏による展開
シナリオ1名単䟡皌働率1ベッド幎間販売額レンゞの根拠本文蚘茉倀
悲芳¥5,00088.0%玄¥161䞇空癜13県の掚定OCC䞋限岡山県・䜐賀県88.0%ず、たずめで瀺した単䟡䞋限¥5,000
䞭䜍¥6,00091.4%玄¥200䞇新芏96軒の最頻垯䞋限¥6,000ず、空癜13県の掚定OCC䞭䜍
楜芳¥7,00094.8%玄¥242䞇たずめで瀺した単䟡䞊限¥7,000ず、掚定OCC䞊限青森県94.8%

䞋限ず䞊限の差は玄1.5倍にずどたる。単䟡の振れ幅¥5,000〜7,0001.40倍に察し皌働率の振れ幅88.0〜94.81.08倍が小さいためで、この垯域の売䞊芏暡はほが単䟡で決たる。皌働率が党囜最高氎準の県であっおも、単䟡を¥1,000䞋げれば皌働率を7ポむント䞊げおも取り戻せない蚈算になる。

2軞感応床 — 1名単䟡瞊× 皌働率暪別 1ベッド圓たり幎間販売額䞇円
1名単䟡皌働率88.0%89.7%91.4%93.1%94.8%
Â¥5,000161164167170173
Â¥5,500177180183187190
Â¥6,000193196200204208
Â¥6,500209213217221225
Â¥7,000225229234238242

網掛けは䞭䜍ケヌス1名¥6,000 × 皌働率91.4%。単䟡・皌働率はいずれも本文蚘茉のレンゞ内。

この衚の限界本衚は本文に蚘茉した単䟡レンゞず掚定OCCレンゞのみを甚いた算術展開であり、運営費・投資額・皌働の季節倉動ずいった前提は䞀切眮いおいない。したがっお利回りや投資刀断の根拠には䜿えない。たたドミトリヌのベッド皌働率は、本皿の掚定OCC客宀単䜍・ビゞネス分類ずは定矩が異なるため、氎準の目安ずしお読たれたい。

たずめ — 「増えおいる業態」ではなく「足りおいない業態」ずしお読む

本皿の集蚈を敎理するず、次のようになる。第䞀に、2026幎のバゞェット共同型の新芏開業は珟時点の芳枬で96軒ホステル49・ゲストハりス47、総開業に占める比率は9.9%ず3幎連続で䜎䞋した。軒数ベヌスでの「再拡倧」は確認できない。第二に、この垯域の需絊は最もタむトで、カプセル分類の掚定OCCは䞻芁郜垂で95〜99%ずすべおのカテゎリを䞊回る。第䞉に、新芏96軒が入った䟡栌垯は1名あたり¥6,000〜8,000が最頻で、カプセル垯ずビゞネスホテル1名利甚の䞭間に䜍眮する。

第四に、需芁偎は蚪日総数こそ3ヶ月連続の前幎割れだが、その䞻因は䞭囜垂堎の萜ち蟌みであり、FIT比率の高い韓囜・台湟・銙枯・米囜は6月ずしお過去最倚を蚘録しおいる。共同型が受け止める需芁局はむしろ厚みを増しおいる。そしお第五に、䟛絊は既存集積地に集䞭し、青森・秋田・山圢・宮城・犏島・茚城・埌玉ずいった需絊の締たった県には向かっおいない。

この5点を重ねるず、バゞェット共同型は「勢いのある成長業態」ずいうより「需芁に察しお受け皿が远い぀いおいない業態」ずしお読むのが実態に近い。小芏暡ゆえに1軒あたりのむンパクトは限られるが、平均11宀ずいう機動性は、既存建物の転甚や段階的な展開ず盞性がよい。ずりわけ北東北・北関東の各県は、業務需芁でベヌス皌働が確保されおいる䞀方で䜎単䟡の遞択肢がほずんど存圚しない。ここに1名¥5,000〜7,000のレンゞで共甚型の受け皿を眮ければ、既存ホテルず客局を奪い合わずに新しい需芁を掘り起こせる䜙地がある。今埌の掲茉远加で2026幎の実数がどこたで積み䞊がるかは、この䌞びしろがどれだけ拟われたかを枬る指暙になるだろう。

あわせお読みたい

参考資料・出兞䞀芧

■ デヌタ゜ヌス

本皿の斜蚭数・客宀数・䟡栌・掚定OCCは、メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティングが䞻芁OTAの掲茉・圚庫情報から集蚈した公開情報ベヌスのデヌタによる。新芏開業は2026幎通幎芳枬時点2026幎7月のOTA掲茉確認ベヌスでN=972軒、うちホステル49軒・ゲストハりス47軒の蚈96軒を察象ずした。掚定OCC・掚定ADRは2026幎6月チェックむン日の郜道府県×カテゎリ別集蚈、掲茉䟡栌は2026幎7月チェックむン分共同型96è»’äž­87軒で確認。需芁偎は芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」2026幎5月分第1次速報および日本政府芳光局JNTO「蚪日倖客数」2026幎6月掚蚈倀を参照した。

■ 詊算前提

幎次比范は各幎の同䞀集蚈基準OTA掲茉確認ベヌスによる䞋限倀どうしの比范ずしお扱う。共同型の需絊代理指暙にはカプセルホテル分類を、地域単䜍の逌迫床にはビゞネスホテル分類の掚定OCCを甚いた。「受け皿が薄い県」の抜出条件は、ビゞネス分類掚定OCC 88%以䞊 か぀ 既存共同型ストック25軒以䞋、察象はビゞネス分類30斜蚭以䞊の46郜道府県。1名換算の䟡栌は2名1宀の掲茉䟡栌を機械的に2で陀した参考倀。感応床衚の1ベッド圓たり幎間販売額は「1名単䟡 × 皌働率 × 365日」の恒等匏のみで算出しおおり、運営費・投資額・季節倉動の前提は眮いおいない。

■ 限界・留意点

開業デヌタはOTA掲茉が確認できた時点を起点ずする芳枬倀のため、盎近月・圓幎埌半は構造的に過少蚈䞊ずなり、2026幎の96軒は今埌の掲茉远加で増加する。掚定OCCはOTA䞊で販売されおいる圚庫の消化状況に基づく掚定倀で、斜蚭党䜓の実皌働率ずも、芳光庁統蚈の簡易宿所皌働率ずも母集団が異なる。たたチェックむン月が過去であっおも芳枬の積み䞊がりに䌎い数倀は埮増を続けるため、本皿の掚定OCCは蚘事䜜成時点2026幎7月26日のスナップショットである。カプセル分類は県あたり2〜39斜蚭ず母数が小さく、少数斜蚭の動きに氎準が巊右される。ホステル・ゲストハりス分類にはアパヌトメント型・レゞデンス型の小芏暡斜蚭も含たれ、新築転甚ブランド倉曎の別は公開情報のみでは刀別できない。個別斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀は本皿の掚定倀ず異なる。

■ 垂堎デヌタ

  • メトロ゚ンゞンリサヌチコンサルティング — 新芏開業デヌタOTA掲茉確認ベヌス、2026幎 N=972軒うち共同型 N=96軒、掚定OCC2026幎6月チェックむン日、郜道府県×カテゎリ別、掚定ADR・掲茉䟡栌2026幎6〜7月、既存斜蚭ストック運営䞭斜蚭ベヌス

■ 政府統蚈・公的デヌタ

■ ニュヌス・報道

本蚘事のデヌタ範囲に぀いお本蚘事の新芏開業・斜蚭数・䟡栌・掚定OCCは、メトロ゚ンゞンリサヌチが把握する範囲䞻芁OTA掲茉・公開情報ベヌスの集蚈であり、党数調査ではありたせん。OTAに掲茉されおいない斜蚭は含たれたせん。掚定OCCはOTA䞊で販売される圚庫の消化状況に基づく掚定倀であり、斜蚭党䜓の実皌働率ずは異なりたす。たた、開業デヌタはOTA掲茉確認を起点ずするため、盎近月ほど過少に出る性質がありたす。

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