眠っていたデータから新たな付加価値を
埼玉県
エリア・施設分析
埼玉県の宿泊単価は、県内のどこに立地するかで大きく変わる。メトロエンジンリサーチのデータで2026年9月の県内35市区町村を並べると、掲載価格(全プラン平均)の最上位は長瀞町の約¥53,600、最下位は深谷市の約¥11,300で、その差は4.8倍に達する。ただし同じ35エリアを推定成約ADRで並べ替えると、開きは2.5倍まで縮む。本記事では、この「掲載価格で見た階層」と「成約水準で見た階層」のズレ...
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投資・開発
「客室ストックはコロナ前を超えたのか」——ホテル投資の入口で必ず問われるこの問いに、全国主要20商圏の15年分の供給曲線から答えを出す。結論から言えば、20商圏のうち19商圏が2019年の客室ストックを回復・超過している。ただし回復の中身は商圏ごとにまったく異なり、施設数だけが増えて客室数が戻らない商圏、逆に建築計画が集中して今後さらに積み上がる商圏へと、供給の地図は明確に分かれつつある。
福岡県
沖縄県
2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震は、宿泊事業者にとって「立地とは何か」を改めて問い直す出来事となった。被災地の需給動向については別稿で扱っているため本稿では踏み込まないが、そこから引き出せる論点はより広い。すなわち、ホテル用地の取得や既存ホテルの買収を検討するとき、災害リスクをどこまで数字で扱えているかという問いである。9月1日の防災の日を前に、本稿では全国8つの主要商圏について、国...
業界トレンド
2026年10月、短時間労働者が社会保険に加入するかどうかの判定から「所定内賃金 月額8.8万円以上」という金額基準が外れる見込みだ。判定軸が金額から労働時間へ一本化されることで、宿泊業の現場では「時給を上げると本人が働く時間を削ってしまう」という長年の制約が解け、繁忙期に人を組みやすくなる余地が生まれる。本稿では制度の中身を一次情報で確認したうえで、宿泊業のパート依存度、週20時間という線の位置...
レベニューマネジメント
季節・イベント
鹿児島県の2026年8月15日(土)泊について、宿泊日の45日前フェーズにおける推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は、リゾートホテルが75.7%(観測38〜43施設)だったのに対し、ビジネスホテルは52.5%(同126〜139施設)。同じ宿泊日でも、業態によって「45日前時点でどこまで形が決まっているか」が23.2ポイント違う。そして14日前フェーズまでの上積み幅は、リゾートホテル+3.6pt、シ...
沖縄県のリゾートホテル176施設について、2026年8月12日〜8月25日の宿泊分の在庫消化を1施設ずつ分解した。宿泊日の30日前という同じ物差しで揃えると、この期間の推定稼働率(OTA掲載在庫ベース)は平均84.2%。これに対し8月26日〜9月8日の宿泊分は81.2%で、3.0ptの段差がある。施設単位では、14日間のうち一度も掲載在庫が尽きなかった施設が34.9%を占める一方、8日以上で在庫が...
指定なし
調査
宿泊者の口コミには、朝食や大浴場のような「主役」の裏で、繰り返し登場する小さな主題がある。館内で提供されるコーヒーだ。ホテルバンク編集部が宿泊者口コミ3,640万件をNLP解析した結果、直近24ヶ月に投稿されたレビューのうち17,385件が館内のコーヒー・紅茶・ジュースといったノンアルコールドリンクに触れていた。本稿では、この言及データを業態別・価格帯別・エリア別に分解し、館内ドリンクがどの宿でど...
2026年10月18日(日)から24日(土)まで、愛知県で第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)が開催される。日本で初めて開かれるアジアパラ競技大会であり、44か国・地域から選手約2,700名が集まり、18競技が県内19会場で行われる。宿泊市場から見たとき、この7日間は「週末が混む」という通常のパターンとは異なる需要のかたちを持つ。本稿では愛知県の10月の在庫消化と価格を同一リードタイ...
長崎県
インバウンド
国土交通省港湾局が2026年2月20日に公表した「訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2025年速報値)」によると、2025年に日本の港湾へ寄港したクルーズ船は3,117回。2018年に記録した2,930回を上回り、過去最多を更新した。一方で訪日クルーズ旅客数は176.7万人と、2017年のピーク252.9万人の約70%にとどまる。船は戻ったが、人はまだ戻りきっていない——この差は、港町の...
大分県
群馬県
宿泊者の口コミは、いま日本語だけで書かれているわけではない。ホテルバンク編集部が国内の宿泊者口コミを自然言語処理で分類した結果、直近24か月の8言語合計は345万8,480件にのぼり、そのうち日本語は71.4%、残る28.6%は英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語で書かれていた。そして興味深いことに、同じ宿に泊まった人でも、記述言語が違えば「何について書くか」が大きく変わる。本稿...