不動産会社の三春情報センター(ミック)は、宿泊事業に参入し、鎌倉・由比ガ浜に第1号となる簡易宿泊施設、「B&B Surf Rider(ビーアンドビー サーフ ライダー)」を2019年3月末にオープン予定。
インバウンド宿泊ニーズに応える遊休テナント活用施設
昨年、鎌倉店をオープンした同社では、地域の不動産会社として鎌倉エリアの空家・遊休地の相談や売主紹介など、様々な情報を有している。
同社はただ売却の手伝いをするだけではなく、そのエリアに合ったより良い活用方法を考え、顧客への提案や事業活動を行っているという。
鎌倉は、首都圏有数の観光地であるにも関わらず、宿泊する旅行者が少ない。
理由として首都圏から日帰りできることも一つだが、鎌倉は宿泊施設が限られており、泊まることができない現状もある。
最近の訪日外国人には観光や買い物だけではなく「体験型観光」といわれる、地域の産業や文化、地域の人々に触れ五感で体験できるような観光に人気が高まってきている。
歴史ある鎌倉に宿泊したい。鎌倉観光をじっくり楽しみたい。そんな旅行者の要望に応えつつ、インバウンドで多様化する宿泊ニーズや、外国人雇用など新たな事業サービスとして同社では宿泊事業をスタート。
今回オープンする“B&B Surf Rider”は、同社内プロジェクトの一つである民泊プロジェクトから生まれた第1号宿泊施設。
同施設があるのは、季節を問わず多くの観光客が訪れる、鎌倉駅前のメイン通り若宮大路沿いの由比ガ浜海水浴場側で、3階建ビルの2階1フロア全5部屋(2名1室×4部屋、4名1室×1部屋)となっており、最大12名の宿泊が可能。
神奈川県鎌倉市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、鎌倉市には宿泊施設が72展開しており、客室数にして968室が提供されている。
内、簡易宿所は44施設と多く提供されている。また、民泊物件も109室が提供されており、古民家再生の取り組みも進んでいる。
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