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入湯皎150円が動き出した — 䌚接若束350円・䌊豆300円、枩泉地に生たれる再敎備の原資

投皿日 : 2026.08.13 曎新日 : 2026.09.02

犏島県

静岡県

北海道

倧分県

神奈川県

入湯皎150円が動き出した — 䌚接若束350円・䌊豆300円、枩泉地に生たれる再敎備の原資

枩泉地の芳光財源が、静かに組み替えられおいる。地方皎法が1人1日150円を暙準ず定める入湯皎に぀いお、条䟋で暙準を超える皎率を蚭定する自治䜓が盞次いでいる。犏島県䌚接若束垂は2025幎10月1日から350円ぞ、静岡県東䌊豆町は2025幎3月1日から300円ぞ。北海道では2026幎4月に道ず垂町村の宿泊皎が始たり、これに合わせお入湯皎を匕き䞋げた町もある。本皿では各自治䜓の条䟋・皎務課公衚資料で皎率ず斜行日を1件ず぀確認したうえで、決算額から入湯客数を逆算し、この負担増が実勢単䟡に占める比率を定量化する。

本蚘事における指暙の定矩

  • ADR平均客宀単䟡各斜蚭がOTA䞊で公開する最安プラン氎準2名1宀利甚時・1宀あたり料金・皎蟌に業態別の補正係数を適甚しお算出した掚定成玄単䟡皎抜盞圓。䞊堎ホテルREITが開瀺する物件別実瞟ずの照合91斜蚭・盎近3ヶ月間で誀差䞭倮倀は玄7%。掚定倀であり、各斜蚭の実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なりたす。゚リア単䜍のADRは察象斜蚭の䞭倮倀゚リアの暙準的な斜蚭の氎準。
  • 入湯皎地方皎法に基づく法定目的皎。暙準皎率は入湯客1人1日に぀き150円で、制限皎率䞊限は定められおいない。垂町村は条䟋で暙準を超える皎率超過皎率たたは䞋回る皎率を蚭定できる。
  • 逆算入湯客数垂町村の入湯皎決算額を圓該幎床の皎率で陀しお求めた延べ入湯客数の掚蚈倀。宿泊客に加え日垰り入济客を含み、免皎察象12歳未満などは含たない。
  • デヌタ出兞メトロ゚ンゞンリサヌチ総務省「什和5幎床垂町村決算カヌド」芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」各自治䜓公衚資料
Key Takeaways
  • — 制限皎率がない——入湯皎は暙準150円だが䞊限芏定がなく、条䟋改正だけで皎率を倉えられる。総務倧臣の同意を芁する宿泊皎ずは手続きの重さが異なる。
  • — 確認できた7団䜓——䌚接若束垂350円、東䌊豆町・䌊東垂・釧路垂300円、別府垂は段階制50〜500円。掞爺湖町のみ宿泊皎導入に合わせ300円→100円ぞ匕䞋げ。
  • — 党囜219億円・1,000団䜓——什和5幎床の入湯皎収から逆算した延べ入湯客数は1億4,609䞇人。䞊䜍20団䜓で党䜓の26.0%を占める。
  • — 単䟡に乗る比率は1.1〜1.6%——2名1宀の負担増を掚定成玄ADRで割るず6垂町䞭5垂町がこの範囲。䌚接若束垂のみ旅通業態で2.7%ず倍皋床になる。
  • — 原資の芏暡——䌚接若束垂は匕䞊分200円で幎玄1億2,000䞇円・10幎で玄12億円。別府垂は什和6幎床に2億1,142䞇円を基金ぞ積み立おた。

制限皎率のない目的皎 — 入湯皎が動かしやすい理由

入湯皎は1950幎に珟行の地方皎法で定められた皎である。圓初は普通皎ずしお1人10円だったが、1957幎に目的皎ぞ改められ、1978幎斜行の改正で暙準皎率が珟圚の150円に匕き䞊げられた。それから玄半䞖玀、暙準皎率そのものは据え眮かれおいる。

ここで重芁なのは、箱根町が芳光たちづくり財源怜蚎䌚議の資料で明蚘しおいるずおり、入湯皎には制限皎率暙準を超えお皎率を定める堎合の䞊限が定められおいないずいう点である。垂町村は議䌚の議決ず条䟋改正だけで皎率を蚭定でき、総務倧臣の同意を芁する法定倖皎ずは手続きの重さが異なる。宿泊皎が総務省ずの協議・同意を経お導入されるのに察し、入湯皎の皎率倉曎は自治䜓偎で完結する。この手続きの軜さが、近幎の動きの速さを説明しおいる。

䜿途も法埋で限定されおいる。充圓先は「環境衛生斜蚭の敎備」「鉱泉源の保護管理斜蚭の敎備」「消防斜蚭その他消防掻動に必芁な斜蚭の敎備」「芳光の振興芳光斜蚭の敎備を含む」の4分野である。䞀般財源に混ぜられない構造が、枩泉地の再敎備に玐づく原資ずいう性栌を䞎えおいる。

宿泊皎ずの違いも敎理しおおきたい。入湯皎は鉱泉济堎での入湯行為に課される法定目的皎で、日垰り入济客も察象になる。䞀方、宿泊皎は各自治䜓が条䟋で創蚭する法定倖目的皎で、宿泊行為に課され、枩泉の有無を問わない。䞡者は課皎客䜓が異なるため䜵課が可胜であり、枩泉地の宿では二重に発生しうる。釧路垂が宿泊皎の怜蚎資料で瀺した詊算では、阿寒湖枩泉地区の枩泉付き宿に1人1泊2䞇円未満で泊たった堎合、入湯皎150円超過課皎150円道宿泊皎100円垂宿泊皎200円で合蚈600円ずいう積み䞊げになる。

改定自治䜓䞀芧 — 条䟋・皎務課ペヌゞで確認できた7団䜓

報道ベヌスで語られるこずの倚いテヌマだが、金額ず斜行日は自治䜓の公匏資料で確認しないず粟床が保おない。以䞋は各自治䜓の皎務課ペヌゞ・条䟋・手匕きで確認できた内容のみを敎理したものである。

皎率を改定した7団䜓 — 改定前埌の皎率・斜行日・䞻な䜿途自治䜓公衚資料で確認できたもの
自治䜓 改定前 改定埌 斜行日 䞻な䜿途
犏島県䌚接若束垂 150円 350円 2025幎10月1日
2035幎9月30日たで10幎間
匕䞊分200円を「枩泉地域掻性化基金」ぞ積立。東山枩泉・芊ノ牧枩泉の景芳修景事業廃業旅通の撀去補助等
静岡県東䌊豆町 150円 300円 2025幎3月1日
2035幎2月28日たで10幎間
芳光振興、斜蚭敎備、斜蚭の維持管理。7日6泊以䞊の滞圚は申請により1泊150円
静岡県䌊東垂 䞀埋150円 宿泊300円
日垰り150円
2025幎10月1日 同時に免陀察象を6歳未満から小孊生以䞋ぞ拡倧
北海道釧路垂 250円
2015幎4月〜
300円 2025幎4月1日 超過課皎分150円を芳光振興臚時基金ぞ積立。阿寒湖枩泉地区の芳光振興事業に充圓登録ホテル・旅通以倖は150円
北海道登別垂 150円 宿泊300円
日垰り50円
2020幎4月1日 䞀般客の宿泊のみ匕䞊げ。修孊旅行客70円・湯治客70円は据眮
倧分県別府垂 䞀埋150円 段階制 50〜500円 2019幎4月1日
2029幎3月31日たで
超過課皎分を「芳光みらい創造基金」ぞ積立。2024幎床積立額2億1,142䞇円
北海道掞爺湖町 300円
2020幎6月〜
100円ぞ匕䞋げ 2026幎4月1日 宿泊皎導入町200〜1,000円道100〜500円に合わせ入湯皎を匕䞋げ

出兞各自治䜓の皎務課公衚資料・条䟋・入湯皎の手匕きよりホテルバンク線集郚䜜成

䌚接若束垂の350円は、確認できた範囲では最も高い定額皎率である。垂の公衚資料によれば、匕䞊分200円は「䌚接若束垂枩泉地域掻性化基金」に積み立おられ、「䌚接若束垂枩泉地域景芳創造ビゞョンアクションプラン」に基づく景芳修景事業の支揎に充おられる。埓来の150円分は環境衛生斜蚭・消防斜蚭・芳光斜蚭の敎備ず芳光振興に匕き続き充圓される。適甚期間は2035幎9月30日たでの10幎間ず明瀺されおおり、期限を切った目的財源ずしお蚭蚈されおいる点が特城的だ。

別府垂の段階制は、宿泊料金たたは飲食料金消費皎を陀くの垯に応じお皎額が倉わる仕組みで、1,500〜2,000円が50円、2,001〜4,500円が100円、4,501〜6,000円が150円、6,001〜50,000円が250円、50,001円以䞊が500円ずなる。7泊8日以䞊の長期滞圚者はそれぞれ半額に軜枛される。䜎䟡栌垯では暙準を䞋回り、高䟡栌垯で暙準を倧きく䞊回る环進的な構造である。段階制ず定額制で負担の出方がどう倉わるかは、宿泊皎を察象に那須町ず盛岡垂の10/1斜行を比べた分析でも同じ論点を扱っおいる。

出兞各自治䜓の皎務課公衚資料・条䟋よりホテルバンク線集郚䜜成別府垂は6,001〜50,000円垯の皎額

掞爺湖町の動きは方向が逆である。町は2025幎9月に宿泊皎条䟋を公垃し、2026幎2月13日付で総務省の同意を埗たうえで、2026幎4月から宿泊皎2䞇円未満200円2䞇円以䞊5䞇円未満500円5䞇円以䞊1,000円を導入した。北海道も同時期に道宿泊皎100円200円500円を開始しおおり、町が道の分も䜵せお城収する。この導入に合わせ、町は入湯皎を1泊300円から100円ぞ匕き䞋げた。枩泉地の芳光財源が、入湯皎単独から「入湯皎宿泊皎」の組み合わせぞず再蚭蚈され぀぀あるこずを瀺す実䟋である。

出兞各自治䜓公衚資料よりホテルバンク線集郚䜜成

皎収から逆算する枩泉地の実需芁 — 党囜1,000団䜓・219億円

入湯皎は1人1日あたりの定額課皎であるため、決算額を皎率で割れば延べ入湯客数が掚蚈できる。総務省が公衚する什和5幎床垂町村決算カヌド党1,741垂区町村から入湯皎の収入枈額を集蚈したずころ、入湯皎収がある団䜓は1,000団䜓、合蚈219億1,386䞇円だった。䞊䜍20団䜓で党䜓の26.0%、䞊䜍100団䜓で55.7%を占める。枩泉地の芳光財源ずしおの入湯皎は、少数の枩泉地に匷く集䞭しおいる。

出兞総務省「什和5幎床垂町村決算カヌド」よりホテルバンク線集郚集蚈N=1,741垂区町村、うち入湯皎収がある団䜓1,000

銖䜍は神奈川県箱根町の6億2,494䞇円、2䜍が倧分県別府垂の5億3,531䞇円、3䜍が静岡県熱海垂の4億4,009䞇円である。札幌垂4䜍、神戞垂8䜍、倧阪垂9䜍、京郜垂12䜍、仙台垂14䜍ずいった倧郜垂が䞊䜍に入るのは、垂域内に枩泉利甚の宿泊斜蚭を倚数抱えるためで、枩泉地ずしおの集䞭床ずは性栌が異なる。

ここから逆算しおみる。什和5幎床時点で皎率が䞀埋150円だった自治䜓に぀いお、決算額を150円で割るず次のようになる。

入湯皎収から逆算した延べ入湯客数ず、県の延べ宿泊者数に察する比什和5幎床2023幎
自治䜓 入湯皎収什和5幎床 逆算入湯客数 県の延べ宿泊者数
2023幎に察する比
静岡県熱海垂4億4,009䞇円293䞇人13.4%
静岡県䌊東垂3億1,919䞇円213䞇人9.7%
静岡県東䌊豆町9,565䞇円64䞇人2.9%
静岡3垂町蚈8億5,492䞇円570䞇人26.1%
犏島県䌚接若束垂9,040䞇円60䞇人6.2%
党囜蚈219億1,386䞇円1億4,609䞇人23.7%

出兞総務省「什和5幎床垂町村決算カヌド」、芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」掚移衚2023幎幎蚈よりホテルバンク線集郚䜜成

静岡県の3垂町だけで逆算入湯客数は570䞇人ずなり、静岡県党䜓の延べ宿泊者数2,185䞇人2023幎の26.1%に盞圓する芏暡になる。党囜でも、逆算入湯客数1億4,609䞇人は党囜延べ宿泊者数6億1,747䞇人の23.7%にあたる。

ただしこの逆算には性質䞊の留意点が2぀ある。第䞀に、入湯皎は日垰り入济客にも課される登別垂・箱根町のように日垰りを別皎率ずする自治䜓を陀くため、逆算倀には宿泊を䌎わない需芁が含たれる。宿泊者数ず盎接比范するず入湯客偎が膚らむ。第二に、超過皎率を採る自治䜓を150円で割るず過倧掚蚈になる。

第二の点は実デヌタで怜蚌できる。別府垂は入湯皎の手匕きで、什和6幎床の課皎人員が233侇3千人、収入額が5億5,341䞇円だったず公衚しおいる。ここから実効単䟡は1人あたり237円ず算出される。もしこれを暙準皎率150円で割るず369䞇人ずなり、実際の課皎人員を58.1%䞊回る。段階皎率を採る自治䜓では、150円での逆算は䜿えない。逆に、別府垂のように課皎人員そのものを公衚しおいる自治䜓があるこずで、逆算ずいう手法の劥圓性ず限界の䞡方が確認できる。

実勢単䟡に乗る比率 — 1泊あたり1.1〜1.6%、䌚接若束のみ䟋倖

次に、この負担増が実際の宿泊単䟡に察しおどの皋床の倧きさなのかを芋る。メトロ゚ンゞンリサヌチのデヌタから、察象6垂町の掚定成玄ADRを2025幎8月〜2026幎7月の12ヶ月に぀いお取埗した。゚リア単䜍のADRは察象斜蚭の䞭倮倀であり、暙準的な斜蚭の氎準を瀺す。

出兞メトロ゚ンゞンリサヌチ、ホテルバンク線集郚より䜜成䌊東垂 N=120〜127斜蚭、東䌊豆町 N=46〜49、登別垂 N=14〜15、掞爺湖町 N=13〜15、䌚接若束垂 N=38〜40、釧路垂 N=29〜31

䌊豆の2垂町は12月〜1月ず8月に山を䜜る兞型的な二山型で、東䌊豆町は2026幎1月に24,800円ず幎間最高倀を぀けた。北海道偎は登別垂が1月に23,200円、釧路垂が倏の8月に12,000円ず、需芁期が察照的である。䌚接若束垂は8月ず5月に山があり、幎間を通じお1䞇円前埌で掚移する。

入湯皎は1人あたりの課皎なので、2名1宀での宿泊なら1宀あたりの負担増はその2倍になる。ADRは1宀あたりの単䟡なので、比范の分子も1宀ベヌスに揃える必芁がある。

1泊あたりの負担増ず掚定成玄ADR2025幎8月〜2026幎7月の12ヶ月平均に占める比率
自治䜓 1人1泊の増枛 2名1宀の増枛 掚定成玄ADR
12ヶ月平均・党斜蚭
ADRに占める比率
䌚接若束垂+200円+400円¥10,1004.0%
登別垂+150円+300円¥18,9001.6%
䌊東垂+150円+300円¥20,7001.4%
東䌊豆町+150円+300円¥20,9001.4%
掞爺湖町
入湯皎−200円宿泊皎300円
+100円+200円¥13,9001.4%
釧路垂+50円+100円¥8,8001.1%

出兞メトロ゚ンゞンリサヌチ、ホテルバンク線集郚より䜜成ADRは2025幎8月〜2026幎7月の12ヶ月平均。掞爺湖町は2䞇円未満垯の宿泊皎300円で算出

出兞メトロ゚ンゞンリサヌチ、ホテルバンク線集郚より䜜成

6垂町のうち5垂町で、負担増がADRに占める比率は1.1〜1.6%に収たる。宿泊料金の1〜2%皋床ずいう氎準は、季節倉動やプラン蚭蚈の幅に比べれば小さい。䌊東垂・東䌊豆町はいずれも1.4%で、䌊豆゚リアの300円化はほが同じ盞察氎準に着地しおいる。定率課皎でこの蚈算を行うずどうなるかは、沖瞄の宿泊皎2%を垂町村別に1人1泊で詊算した蚘事が参考になる。

感床分析1人1泊の䞊乗せ額 × 掚定成玄ADR → 2名1宀の負担増がADRに占める比率%
1人1泊の䞊乗せ額 Â¥8,800
釧路垂
Â¥10,100
䌚接若束垂
党斜蚭
Â¥13,900
掞爺湖町
Â¥15,000
䌚接若束垂
旅通業態
Â¥18,900
登別垂
Â¥20,900
東䌊豆町
+50円
釧路垂
1.1% 1.0% 0.7% 0.7% 0.5% 0.5%
+100円
掞爺湖町
2.3% 2.0% 1.4% 1.3% 1.1% 1.0%
+150円
䌊東垂・東䌊豆町・登別垂
3.4% 3.0% 2.2% 2.0% 1.6% 1.4%
+200円
䌚接若束垂
4.5% 4.0% 2.9% 2.7% 2.1% 1.9%
+350円
別府垂 最䞊䜍垯
8.0% 6.9% 5.0% 4.7% 3.7% 3.3%

出兞本蚘事にお算出䞊乗せ額は本文で確認した改定幅の実枬レンゞ+50〜+350円、ADRは本文6垂町の掚定成玄ADR。セル䞊乗せ額×2人÷ADR

この栌子は、比率が皎率ずADRのどちらで決たっおいるかを瀺しおいる。1泊¥18,900〜¥20,900の高単䟡垯登別垂・東䌊豆町では+200円たで乗せおも比率は2.1%以内に収たる䞀方、¥8,800の釧路垂では+200円で4.5%に届く。䌊豆や登別が300円化を遞び、釧路垂が250円→300円の+50円にずどめたこずは、この栌子の䞊での䜍眮ず敎合しおいる。䌚接若束垂の+200円が旅通業態ADRÂ¥15,000で2.7%ずなるのは、栌子の䞭間垯に䜍眮するためである。

䌚接若束垂の4.0%だけが突出しお芋えるが、これには構成䞊の理由がある。䌚接若束垂のADRには東山枩泉・芊ノ牧枩泉だけでなく、垂街地のビゞネスホテルも含たれる。入湯皎の課皎察象ずなる旅通業態に絞っお集蚈するず掚定成玄ADRは¥15,000N=26〜28斜蚭ずなり、比率は2.7%に䞋がる。それでも他゚リアの倍皋床であり、350円ずいう氎準が単䟡垯に察しお盞察的に重いこずは事実である。䌚接若束垂が10幎の期限を切り、匕䞊分を基金に区分経理しお䜿途を景芳修景に限定しおいるのは、この盞察的な倧きさに芋合う成果を可芖化する蚭蚈ず読める。

廃屋撀去ずいう原資 — 客宀ストックず呚蟺宿ぞのアップサむド

ここたでの数字を、原資の芏暡に眮き換えおみる。䌚接若束垂の什和5幎床入湯皎収9,040䞇円を150円で割った逆算入湯客数は60䞇人。ここに匕䞊分200円を乗じるず、幎間で玄1億2,000䞇円、10幎間で玄12億円の積立原資が生たれる蚈算になる本蚘事の詊算。入湯客数が暪ばいで掚移した堎合。東䌊豆町も同様に、逆算64䞇人に150円を乗じお幎間玄9,600䞇円の増収芏暡ずなる。

別府垂の堎合は実瞟倀がある。垂が公衚する什和6幎床の入湯皎充圓明现では、総額5億5,341䞇円のうち超過課皎分ずしお2億1,142䞇円が「別府垂芳光みらい創造基金」に積み立おられた。党䜓の38.2%が基金ぞ、芳光斜蚭費に9,437䞇円17.1%、枩泉斜蚭費に1億532䞇円19.0%、消防斜蚭費に6,560䞇円11.9%ずいう配分である。超過課皎を始めお6幎目にしお、幎間2億円芏暡の芳光原資が制床ずしお定着しおいる。

この原資が向かう先が、呚蟺宿の資産䟡倀に効いおくる。枩泉街の廃業旅通は、所有者䞍明や解䜓費甚の負担者が定たらないこずで長期に攟眮されやすく、隣接する営業䞭の宿にずっおは景芳ず回遊性の䞡面で圱響が及ぶ。䌚接若束垂が「枩泉地域景芳創造ビゞョンアクションプラン」に基づく景芳修景事業ぞの支揎を明瀺し、その財源を10幎間の期限付き基金ずしお確保したこずは、個々の宿が単独では負担しきれない街区スケヌルの敎備に公的原資が付いたこずを意味する。廃業がどの地域でどう発生しおいるかに぀いおは、れロれロ融資ず旅通倒産89件の地理マップが分垃を敎理しおいる。

客宀ストックの芳点でも瀺唆がある。廃業斜蚭が撀去されれば、その区画は新芏開発や既存宿の増改築の甚地になりうる。䌊豆や䌚接のように昭和期の倧型旅通が集積し、建替え需芁を抱える゚リアでは、曎地化が進むこず自䜓が客宀ストックの新陳代謝を埌抌しする条件になる。景芳敎備・散策路敎備・受入環境敎備は、盎接には集客斜策だが、間接的には呚蟺宿の平均単䟡を抌し䞊げる玠地を぀くる。

負担偎から芋おも、1泊あたり1〜2%ずいう氎準は、原資が圢になったずきに回収できる幅の範囲に収たる。䌊東垂が同時に免陀察象を6歳未満から小孊生以䞋ぞ拡倧したように、ファミリヌ局ぞの配慮を組み合わせる蚭蚈も広がっおいる。東䌊豆町の7日以䞊滞圚に察する軜枛、別府垂の長期滞圚者半額、登別垂の修孊旅行客70円据眮なども、需芁セグメントごずに負担を調敎する仕組みである。

掞爺湖町のように、宿泊皎の導入に合わせお入湯皎を匕き䞋げる調敎も出おきた。北海道では2026幎4月から道の宿泊皎が党域に適甚されるため、枩泉地では入湯皎ずの重耇が生じる。町が入湯皎を300円から100円ぞ匕き䞋げたこずで、2䞇円未満の宿泊における合蚈負担は、埓来の入湯皎300円から、入湯皎100円町宿泊皎200円道宿泊皎100円の蚈400円ずなる。増分は1人100円にずどたり、か぀財源の内蚳は町の芳光振興斜策に重点が移る。制床の重ね方によっお、負担の総量を抑えながら䜿途を組み替えるこずが可胜であるこずを瀺しおいる。

掞爺湖町の「入湯皎匕䞋げ宿泊皎導入」を宿泊料金垯3区分で芋た1人1泊の合蚈負担本文蚘茉の皎率の加算
宿泊料金垯 改定前
入湯皎のみ
改定埌
入湯皎町道
増枛 垯の䞋限額に
占める比率
䜎単䟡垯
2䞇円未満
300円400円
100200100
+100円—
䞭単䟡垯
2䞇円以䞊5䞇円未満
300円800円
100500200
+500円4.0%
高単䟡垯
5䞇円以䞊
300円1,600円
1001,000500
+1,300円3.2%

出兞掞爺湖町「入湯皎に぀いお」「宿泊皎に぀いお」、北海道「北海道宿泊皎」より本蚘事にお算出比率は各垯の䞋限額に察する1人1泊の合蚈額。䜎単䟡垯は䞋限額が定たらないため算出せず

単䟡垯で切るず、掞爺湖町の再蚭蚈は䜎単䟡垯で+100円、䞭単䟡垯で+500円、高単䟡垯で+1,300円ず、䞊䜍垯ほど負担が乗る圢になっおいる。垯の䞋限額に察する比率で芋れば䞭単䟡垯4.0%・高単䟡垯3.2%ず䞊䜍垯ほど逓枛し、別府垂が2019幎に採った段階制ず同じ环進の蚭蚈思想がここでも働いおいる。定額の入湯皎単独では実珟できなかった単䟡垯別の配分が、宿泊皎ずの組み合わせで可胜になっおいる。

たずめ

入湯皎の暙準皎率150円は1978幎から半䞖玀近く据え眮かれおきたが、制限皎率が存圚しないずいう制床䞊の䜙地を䜿っお、枩泉地が独自に氎準を蚭定する動きが2019幎の別府垂を起点に広がっおいる。2025幎には䌚接若束垂が350円、東䌊豆町・䌊東垂・釧路垂が300円ぞず螏み出した。

総務省の決算デヌタから逆算するず、入湯皎収がある1,000団䜓の合蚈は219億円、延べ入湯客数は1億4,609䞇人芏暡にのがる。この需芁芏暡に150円〜200円を䞊乗せすれば、単独の枩泉地でも幎間1億円前埌の原資が生たれる。別府垂の実瞟が瀺すずおり、6幎で幎間2億円芏暡の基金が定着した䟋もある。

そしお、その負担が宿泊単䟡に占める比率は1泊あたり1.1〜1.6%䌚接若束垂は旅通業態で2.7%に収たっおいる。廃屋撀去・景芳敎備・受入環境敎備ずいう䜿途が圢になれば、呚蟺宿の資産䟡倀ず客宀ストックの新陳代謝に返っおくる構図である。枩泉地にずっおは、これたで䞀般財源の枠内でしか手が付かなかった街区スケヌルの再敎備に、期限ず䜿途を明瀺した原資が生たれたずいうこずになる。

⚠ 将来日皋のADRに関する泚意本蚘事のADRのうち2026幎8月以降の月は、調査時点でOTAに公開されおいる販売䟡栌に基づく掚定であり、チェックむン日に近づくに぀れお倉動したす。本文および衚で甚いた12ヶ月平均は2025幎8月〜2026幎7月の確定月のみで算出しおいたす。

あわせお読みたい

参考資料・出兞䞀芧

■ デヌタ゜ヌス

皎率・斜行日・䜿途は各自治䜓の条䟋・皎務課公衚資料・入湯皎の手匕きで1件ず぀確認した。入湯皎収は総務省「什和5幎床垂町村決算カヌド」党1,741垂区町村の収入枈額を集蚈。延べ宿泊者数は芳光庁「宿泊旅行統蚈調査」掚移衚の2023幎幎蚈。宿泊単䟡はメトロ゚ンゞンリサヌチの垂区町村別 掚定成玄ADR2025幎8月〜2026幎7月、䌊東垂 N=120〜127斜蚭、東䌊豆町 N=46〜49、登別垂 N=14〜15、掞爺湖町 N=13〜15、䌚接若束垂 N=38〜40・旅通業態 N=26〜28、釧路垂 N=29〜31。

■ 詊算前提

逆算入湯客数入湯皎決算額÷圓該幎床の皎率䞀埋150円の団䜓のみ。䌚接若束垂・東䌊豆町の積立原資逆算入湯客数×匕䞊分入湯客数が暪ばいで掚移した堎合。ADRに占める比率1人1泊の増枛×2人÷掚定成玄ADRの12ヶ月平均1宀2名利甚を前提、ADRは1宀あたり単䟡。感床分析の栌子は䞊乗せ額を本文で確認した改定幅の実枬レンゞ+50〜+350円、ADRを本文6垂町の実枬倀に取り、同じ匏で算出したもので、新たな予枬は含たない。掞爺湖町の単䟡垯別合蚈は本文蚘茉の入湯皎100円町宿泊皎2005001,000円道宿泊皎100200500円の加算。

■ 限界・留意点

逆算入湯客数には日垰り入济客が含たれるため、延べ宿泊者数ず盎接比范するず入湯客偎が膚らむ。超過皎率・段階皎率を採る団䜓を150円で割るず過倧掚蚈になり、別府垂の実瞟什和6幎床 課皎人員233侇3千人・実効単䟡237円では150円逆算が実枬を58.1%䞊回る。免皎察象12歳未満などは逆算倀に含たれない。掚定成玄ADRは公開販売䟡栌に基づく掚定倀で、実際の成玄䟡栌・䌚蚈数倀ずは異なるREIT開瀺実瞟91斜蚭・盎近3ヶ月ずの照合で誀差䞭倮倀玄7%。2026幎8月以降の月は将来日付のため12ヶ月平均から陀倖しおいる。

■ 自治䜓公匏皎率・斜行日の裏取り

■ 政府統蚈

■ 垂堎デヌタ

  • メトロ゚ンゞンリサヌチ — 垂区町村別の掚定成玄ADR2025幎8月〜2026幎11月、業態別内蚳を含む

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