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にっぽんの温泉100選 第40回は10月末締切|上位10温泉地の客室と単価、草津は12月・下呂は11月が山

投稿日 : 2026.11.02

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エリア・施設分析

にっぽんの温泉100選 第40回は10月末締切|上位10温泉地の客室と単価、草津は12月・下呂は11月が山

観光経済新聞社の「にっぽんの温泉100選」が第40回(40周年)を迎え、一般の旅行者と温泉愛好家を対象とする2つの投票を10月末日まで受け付けている。前回の第39回では草津・下呂・道後が上位3位を占めた。本稿では、第39回の上位10温泉地について、宿の軒数・客室数と月別の推定成約ADRを温泉地ごとに整理する。草津町は2025年12月の¥21,300、下呂市は11月の¥21,700が直近12か月の山で、同じ「冬型」でも山の月がひと月ずれている。発表後に動く冬〜春の需要に向けて、どこに販売の余地があるかを読み解く。

本記事のデータについて
• ADR(平均客室単価)=各施設がOTA上で公開する最安プラン水準(2名1室利用時・1室あたり料金・税込)に業態別の補正係数を適用して算出した推定成約単価(税抜相当)。上場ホテルREITが開示する物件別実績との照合(91施設・直近3ヶ月間)で誤差中央値は約7%。推定値であり、各施設の実際の成約価格・会計数値とは異なります。
• エリア(都道府県・市区町村)単位のADRは、対象施設の推定成約単価の中央値(エリアの標準的な施設の水準)です。
• 掲載価格に言及する箇所は、2名1室利用時の1室あたり料金(税込)です。
• OCC(稼働率)=エリア内の総客室数に対する販売済み客室数の割合(OTA販売在庫に基づく推定値)。
• 出典:メトロエンジンリサーチ(国内約168,000施設のOTA公開価格を継続追跡、うち稼働確認済み約27,000施設)

本記事の客室ストックは、湯畑から半径1,000m圏内にある客室数10室以上の宿泊施設(レジャーホテルを除く)を対象とし、「稼働中」は直近3か月(2026年8月〜2026年10月)に主要予約サイトで販売価格が確認できた施設を指す(2026年10月27日時点、メトロエンジンリサーチ集計)。他の9温泉地も同じ条件で集計しており、中心点と半径は本文の表に記載した。ブッキングカーブ=チェックイン日に向けたOTA残室数の推移、LT(リードタイム)=チェックインまでの日数を指す。

Key Takeaways
  • — 第40回の投票は10月末日締切。「みんなで選ぶ」「温泉愛好家が選ぶ」の2投票を受付中で、前回の第39回は2025年12月15日号で発表され、1位草津・2位下呂・3位道後だった。
  • — 客室ストックは草津圏2,437室から黒川圏359室まで(稼働中・半径圏)。1軒平均は登別139室に対し黒川18室・城崎20室と、上位10温泉地でも宿の規模は大きく違う。
  • — 10か所中8か所で11〜1月が単価の山。推定成約ADRは草津町が2025年12月の¥21,300、下呂市が11月の¥21,700で直近12か月の最高値となり、山の月はひと月ずれる。
  • — 山÷谷は豊岡市(城崎温泉を含む)の1.90倍が最大で、あわら市1.77倍が続く。南小国町(黒川温泉を含む)は1.29倍と、通年で高い単価帯を保つ。
  • — 2〜3月は冬の山より約17〜23%低い水準(草津町17〜18%、下呂市2月23%)。12月中旬発表なら2〜3月在庫の大半は販売中で、値付けとプラン設計に伸びしろがある。

にっぽんの温泉100選とは — 第40回は2つの投票を10月末日まで受付

「にっぽんの温泉100選」は観光経済新聞社が年1回まとめる温泉地ランキングで、全国の旅行会社などに勤める「旅のプロ」の投票をもとに順位を決めている。同社の100選特設ページによると、投票ははがきとウェブで受け付け、1票につき5つまでの温泉地を挙げられる。結果は観光関連の8団体による審査委員会の認定を経て発表される。

40周年にあたる第40回では、従来の投票とは別に2つの投票が設けられた。一般の旅行好きが投票する「みんなで選ぶ『にっぽんの温泉100選』」は旅行比較サイトの運営会社が全面協力し、温泉愛好家が投票する「温泉愛好家が選ぶ『にっぽんの温泉100選』」は温泉ソムリエ協会をはじめとする愛好家・研究者の協力で実施している。観光経済新聞(2026年10月12日)によれば、どちらもウェブフォームで受け付け、締め切りは10月末日である。第40回の発表日は現時点で公表されていないが、前回の第39回は同紙2025年12月15日号で発表された。

第39回の上位10温泉地 — 草津・下呂・道後が上位3位

第39回(2025年度)の総合ランキングは次のとおりである。観光経済新聞社が公表した順位をそのまま引用しており、当社で並べ替えや再集計はしていない。

第39回「にっぽんの温泉100選」総合ランキング 上位10温泉地
順位都道府県温泉地
1位群馬県草津温泉
2位岐阜県下呂温泉
3位愛媛県道後温泉
4位大分県別府八湯温泉
5位北海道登別温泉
6位兵庫県有馬温泉
7位福井県あわら温泉
8位鹿児島県指宿温泉
9位兵庫県城崎温泉
10位熊本県黒川温泉

出典:観光経済新聞社「第39回 プロが選ぶ にっぽんの温泉100選」総合ランキング(2025年12月15日号発表)

上位10温泉地は北海道から鹿児島県まで9道県に分かれ、兵庫県からは有馬と城崎の2か所が入った。顔ぶれを見ると、草津・下呂・登別のように大型旅館が集まる温泉地と、黒川・城崎のように小規模な宿が軒を連ねる温泉地が混在している。以下では、まずこの規模の違いを客室ストックで確認する。

上位10温泉地の客室ストック — 草津圏2,437室から黒川圏359室まで

各温泉地の中心点(源泉や外湯、温泉街の最寄り駅)から半径1kmの宿泊施設を数えると、草津温泉は掲載98軒・3,051室で、うち直近3か月に販売が確認できた稼働中の施設は71軒・2,437室だった。下呂温泉は稼働中33軒・1,588室、道後温泉は33軒・1,572室で、上位3温泉地はいずれも1km圏に1,500室を超える客室を抱えている。

一方で、1軒あたりの規模には大きな差がある。登別温泉は1km圏の14軒すべてが稼働中で計1,945室、1軒平均139室と大型旅館が中心の温泉地といえる。対照的に黒川温泉は稼働中20軒で359室、1軒平均18室である。城崎温泉は45軒・907室で、1軒平均20室の小規模な旅館が外湯を囲む構成だ。外湯を囲む温泉街の宿の構成は、外湯温泉街の宿の軒数と秋冬ADRでも比較している。別府八湯は温泉が市内に点在し、指宿は宿が海岸沿いに分散しているため、この2か所は半径3kmで集計した。別府駅3km圏の稼働中4,901室は表の中で最も多いが、旅館の割合は17.3%にとどまり、ビジネスホテルやリゾートホテルが客室の多くを担っている。

上位10温泉地の客室ストック(温泉地中心点からの半径圏、2026年10月時点)
温泉地中心点半径掲載ストック稼働中稼働中客室に占める旅館の割合
草津温泉湯畑1km98軒/3,051室71軒/2,437室65.6%
下呂温泉下呂駅1km46軒/1,966室33軒/1,588室81.4%
道後温泉道後温泉本館1km43軒/2,072室33軒/1,572室78.4%
別府八湯温泉別府駅3km85軒/5,968室62軒/4,901室17.3%
登別温泉登別温泉街1km14軒/1,945室14軒/1,945室94.0%
有馬温泉有馬温泉 金の湯1km42軒/2,158室31軒/1,570室55.0%
あわら温泉あわら湯のまち駅1km24軒/1,189室19軒/1,092室88.7%
指宿温泉指宿駅3km21軒/1,458室12軒/884室47.4%
城崎温泉城崎温泉 一の湯1km54軒/1,038室45軒/907室97.0%
黒川温泉黒川温泉街1km21軒/382室20軒/359室100.0%

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(2026年10月時点)。客室数10室以上・レジャーホテル除く。稼働中=直近3か月(2026年8〜10月)に主要予約サイトで販売価格が確認できた施設

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成。円の大きさ=稼働中客室数

旅館の割合が高い温泉地ほど、1泊2食付きの単価が価格の基準になりやすい。城崎(97.0%)や黒川(100.0%)では宿の大半が旅館であり、次に見る推定成約ADRの水準が高めに出る背景のひとつになっている。

月別の推定成約ADR — 草津は12月、下呂は11月に山が来る

市町村単位の推定成約ADRを2025年と2026年で重ねると、上位2温泉地はいずれも夏(8月)と冬に山を持つ。ただし、冬の山の月はひと月ずれている。草津町は2025年10月の¥17,100から11月¥19,700、12月¥21,300と段階的に上がり、12月が直近12か月(2025年10月〜2026年9月)の最高値だった(N=77〜94)。下呂市は10月¥18,100から11月に¥21,700まで上がって山を迎え、12月は¥19,600、2026年1月は¥20,100と高い水準が続いた(N=42〜49)。草津の12月ピークを観光客数とあわせて読み解いた分析は、温泉地16市町村の価格設計も参考になる。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(推定成約ADR、確定月のみ。草津町N=77〜96、下呂市N=42〜50)

谷はどちらも6月で、2026年6月は草津町¥14,600、下呂市¥12,900だった。山と谷の比は草津町が1.46倍、下呂市が1.68倍で、下呂のほうが季節による単価の振れ幅が大きい。前年同月との比較では、2025年12月の草津町が+28.8%(2024年12月¥16,500→¥21,300)、2026年1月の下呂市が+29.0%(2025年1月¥15,600→¥20,100)と、冬の伸びが目立った。夏は様子が異なり、2026年8月は草津町が−5.6%、下呂市が−11.5%と前年を下回っている。

道後温泉は松山市に含まれるため、市単位の値は温泉街の実像とは開きがある。松山市全体の推定成約ADRは2025年11月¥11,000、2026年1月¥11,100、6月¥8,300で(N=85〜90)、市内中心部のビジネスホテルを多く含む水準だ。道後温泉本館から1km圏の稼働中施設に絞って中央値を当社で集計すると、2025年12月が¥18,600、2026年6月が¥14,000で(N=26〜27)、温泉街としては12月に山が来る型が読み取れる。

10温泉地の山と谷 — 8か所で11〜1月に山

同じ見方を上位10温泉地に広げると、直近12か月で単価の山が11〜1月に来た温泉地は10か所中8か所だった。例外は、夏休みの8月に山がある松山市と、3月に山がある南小国町(黒川温泉を含む)の2か所である。山と谷の比は豊岡市(城崎温泉を含む)の1.90倍が最も大きい。豊岡市は2025年12月の¥32,800に対して2026年7月は¥17,200で、カニの季節に単価が大きく上がる日本海側の温泉地らしい形をしている。あわら市も1.77倍と振れ幅が大きく、12月の¥28,600が山だった。日本海側の旅館がカニ解禁直後にどう値を付けているかは、カニ解禁2026の旅館の値決めで詳しく分析している。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(2025年10月〜2026年9月の確定月。山÷谷=月別推定成約ADRの最高月÷最低月)

市町村別の推定成約ADRと山・谷(2025年10月〜2026年9月の確定月)
集計単位対応する温泉地N(施設)2025年12月2026年1月2026年6月2026年8月山の月山÷谷
草津町草津温泉77〜94¥21,261¥18,696¥14,599¥19,50012月1.46倍
下呂市下呂温泉42〜49¥19,632¥20,087¥12,888¥18,30611月1.68倍
松山市(市全体)道後温泉85〜90¥10,269¥11,072¥8,292¥11,1148月1.34倍
別府市別府八湯温泉113〜126¥18,941¥19,128¥12,143¥16,9981月1.58倍
登別市登別温泉14〜15¥20,754¥23,242¥17,092¥19,0961月1.37倍
神戸市北区(区全体)有馬温泉41〜42¥36,577¥37,628¥27,180¥27,9951月※1.51倍
あわら市あわら温泉21〜22¥28,567¥24,638¥17,379¥23,22412月1.77倍
指宿市指宿温泉18〜21¥14,950¥16,245¥14,990¥14,8551月1.30倍
豊岡市(市全体)城崎温泉93〜104¥32,776¥31,040¥17,421¥20,54212月※1.90倍
南小国町黒川温泉42〜47¥31,644¥31,535¥25,067¥29,0683月1.29倍

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成。※神戸市北区・豊岡市は2025年11月が集計対象外のため、11月を除く11か月で山を判定。松山市・神戸市北区・豊岡市は温泉地を含む市区全体の値で、温泉街だけを切り出した値ではない

振れ幅が小さい温泉地にも特徴がある。南小国町(1.29倍)は通年で¥25,000〜32,000の高い単価帯を保っており、季節を問わず指名で選ばれる温泉地の姿が見える。南小国町の直近の単価の戻り方は、黒川温泉と南小国町の回復の型で詳しく見ている。指宿市(1.30倍)は冬の山が穏やかで、温暖な気候を生かした通年型の需要がうかがえる。順位と単価のあいだに因果関係があるとはいえないが、上位10温泉地の多くでは冬の山の時期が発表時期(12月中旬)と重なっている。

口コミ評価 — 黒川・城崎は総合4.43、登別は風呂・温泉4.51

補助線として、各温泉地の稼働中施設の口コミ評価を直近24か月(2024年11月〜2026年10月)で集計した。口コミ件数で重み付けした総合評価は、10温泉地すべてで5点満点の4.0を上回っている。黒川温泉と城崎温泉はともに4.43で、城崎は夕食(4.63)とサービス(4.51)の評価が特に高い。

温泉地ごとの強みは項目に表れている。「風呂・温泉」では黒川(4.59)と登別(4.51)が4.5を超えた。道後はサービス(4.43)と夕食(4.49)の評価が総合を押し上げており、あわらは夕食が4.53と食の満足度が高い。草津と下呂は「風呂・温泉」がどちらも4.39で、湯そのものへの評価が総合(4.09・4.11)を上回る。湯を目的に訪れる宿泊客が多いことの表れと読めるだろう。

上位10温泉地の口コミ評価(2024年11月〜2026年10月、口コミ件数で加重平均)
温泉地対象施設口コミ件数総合風呂・温泉夕食サービス
草津温泉6835,4964.094.394.354.23
下呂温泉3323,1624.114.394.344.21
道後温泉3319,0704.334.344.494.43
別府八湯温泉5949,9684.154.234.234.24
登別温泉1420,9564.174.514.364.26
有馬温泉3118,8294.244.474.454.42
あわら温泉1810,6784.234.444.534.38
指宿温泉115,9084.164.324.454.28
城崎温泉4213,7094.434.424.634.51
黒川温泉208,8684.434.594.574.50

出典:ホテルバンク編集部調べ(宿泊者口コミ、2024年11月〜2026年10月。各温泉地の稼働中施設のうち口コミ10件以上の施設を対象とし、口コミ件数で加重平均)

発表後の冬〜春 — 45日以内の予約が2割強を占める市場

発表後の需要を考えるうえで手がかりになるのが、予約が入るタイミングである。2026年9月の宿泊日について、月平均のブッキングカーブをLT45からLT1まで描くと、草津町はLT45時点の稼働率(推定)62.3%が前日(LT1)には85.2%まで上がった(対象67施設/客室2,022室、主要予約サイト掲載ベース)。下呂市は63.6%から89.0%(対象36施設/客室1,507室)、松山市は56.2%から86.2%(対象73施設/客室4,696室)で、いずれも宿泊日の45日前から前日までに客室全体の2割強から3割が埋まっている。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(2026年9月宿泊日の月平均。草津町67施設/2,022室、下呂市36施設/1,507室、松山市73施設/4,696室、主要予約サイト掲載ベース。OTA上で販売される在庫の消化状況に基づく推定値であり、施設全体の実稼働率とは異なる)

この型をあてはめると、12月中旬に発表がある場合、1月下旬以降の宿泊日はまだ45日以上先にあたる。発表が話題になる時期に、2月・3月の在庫は大半が販売中ということになる。2026年2月・3月の推定成約ADRは草津町が¥17,600・¥17,500、下呂市が¥16,700・¥18,200で、それぞれの山(草津町は12月、下呂市は11月)と比べて草津町は約17〜18%、下呂市は2月で約23%低い水準にあった。山と谷の間にあるこの差は、温泉地の話題性が高まる時期の値付けや、連泊・平日向けプランの設計で生かせる伸びしろといえる。

宿泊前日時点の稼働率(OTA掲載在庫ベース・推定、2026年6〜9月の月平均)
市町村2026年6月※7月8月9月対象施設/客室(日別の範囲)
草津町80.5%77.2%88.4%85.2%37〜76軒/1,270〜2,169室
下呂市82.3%83.3%92.0%89.0%25〜39軒/1,161〜1,548室
松山市82.3%84.8%88.1%86.2%54〜80軒/4,155〜5,121室

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(稼働率(OTA掲載在庫ベース・推定)、宿泊前日時点の月平均。※6月は6月10日以降の21日間。対象施設は総客室の30%以上をOTAに掲載する施設)

夏の稼働率は3市町とも8月が最も高く、下呂市は92.0%に達した。6〜7月は77〜85%にとどまり、平日を中心に販売の余地が残る月である。現時点の掲載価格に基づく見込み値(今後変動する)では、草津町は2026年12月が¥17,800(N=85)、2027年1月が¥19,200(N=67)、2月が¥20,300(N=55)と、確定した昨シーズンとは逆に年明けのほうが高い。下呂市は2026年11月が¥22,000(N=47)で、10月〜翌3月のうち最も高い水準にある。これらはまだ確定していない月の値で、確定月とそのまま比べることはできない。

まとめ

第39回「にっぽんの温泉100選」の上位10温泉地は、客室の規模も宿の業態もさまざまである。登別のように大型旅館が集まる温泉地もあれば、黒川・城崎のように小さな宿が街並みを形づくる温泉地もある。それでも単価の動きには共通点があり、10か所中8か所で11〜1月に山が来ていた。同じ冬型でも、草津は12月、下呂は11月と山の月が異なり、豊岡(城崎)やあわらのように山と谷の差が2倍近くに開く温泉地もある。

第40回の投票は10月末日に締め切られる。前回と同じ12月中旬に発表されるとすれば、その時点で2〜3月の在庫は大半がまだ販売中にあたる。冬の山と2〜3月の水準の差(草津町で約17〜18%、下呂市の2月で約23%)は、発表後の話題を受け止める値付けとプラン設計で生かせる余地である。口コミで評価の高い「湯」「食」「おもてなし」の強みを、冬〜春の販売の訴求軸に据える方法が考えられる。

⚠ 将来日程のADRに関する注意:2026年10月以降の推定成約ADRは、調査時点でOTAに公開されている販売価格の水準に基づく見込み値であり、チェックイン日に近づくにつれて変動します。新規プランの追加や直前の価格調整により上下する可能性がある点にご留意ください。

よくある質問

Q. 第40回「にっぽんの温泉100選」の投票締め切りはいつですか。
A. 一般の旅行者向けの「みんなで選ぶ」と、温泉愛好家向けの「温泉愛好家が選ぶ」の2つの投票は、いずれも10月末日が締め切りです(観光経済新聞 2026年10月12日)。

Q. 結果はいつ発表されますか。
A. 第40回の発表日は公表されていません。前回の第39回は観光経済新聞2025年12月15日号で発表されました。

Q. 第39回の上位3位はどこですか。
A. 1位が草津温泉(群馬県)、2位が下呂温泉(岐阜県)、3位が道後温泉(愛媛県)です。

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参考資料・出典一覧

■ データソース

メトロエンジンリサーチが継続追跡するOTA公開価格・在庫データ(推定成約ADR=市町村単位の施設中央値、客室ストック=温泉地中心点からの半径圏集計、稼働率=OTA掲載在庫の消化状況に基づく推定)、宿泊者口コミの集計値、および観光経済新聞社が公表した第39回総合ランキング。

■ 試算前提

半径圏は温泉地中心点から1km(宿が分散する別府・指宿は3km)、客室数10室以上・レジャーホテル除外、稼働中=直近3か月(2026年8〜10月)に主要予約サイトで販売価格が確認できた施設。山・谷は2025年10月〜2026年9月の確定月で判定し、2026年10月以降の値は掲載価格に基づく見込み値として確定月とは比較していない。

■ 限界・留意点

松山市・神戸市北区・豊岡市の値は温泉街を含む市区全体の水準で、温泉街だけを切り出した値ではない。推定成約ADR・稼働率は推定値であり、各施設の実際の成約価格・稼働率とは異なる。100選の順位と単価の間の因果関係は示していない。

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