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静雲堂が商業施設向けにインバウンド対応のQR決済サービス

投稿日 : 2018.12.06

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インバウンド

インバウンド関連サービスを手掛ける静雲堂は、店舗及び商業施設向けサービスとして、中国からの訪日を中心とした観光客に対応可能なQRコード決済サービスの代理店事業を開始した。

出典:静雲堂

静雲堂では、これまで中国関連企業と連携した訪日客向けのファッションイベントを手掛けており、インバウンド関連のサービス拡充を目的に新たにQRコード決済サービスの代理店事業を開始した。

現在、静雲堂が取り扱いするQRコード決済サービスでは、中国からの顧客の多くが利用している「Alipay」や「WeChatPay」に対応しており、国内の様々な店舗や商業施設向けに拡販する。年内には、PayPay株式会社が提供する「PayPay」や楽天株式会社が提供する「楽天ペイ」にも対応する予定。

当該サービスではクレジットカード決済と同じように販売額に応じた手数料が導入事業者に請求されるが、事業各社は顧客向けに利用額に応じたポイント付与や、キャンペーンなどを積極的に行っており、ポイント等は全てサービス提供事業者が負担してくれるため、店舗にプロモーションコストはかからない。

中国からの顧客の多くが利用しているサービスが豊富なQRコード決済手段を導入することで、ポイントを活用したい顧客を呼び込んだり、リピーターになってもらえる可能性がある。

2020年の東京オリンピックをはじめとするインバウンド需要へむけた訪日外国人対応へ向けた需要増加に加え、QRコード決済サービスへの新規参入が相次いでいるほか、政府がキャッシュレス決済を推進していることから、市場規模が急速に拡大する見込み。

国内のQRコード決済市場は、2023年度に8兆円に拡大するともいわれており、宿泊施設でも導入が急拡大している。

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